政策討論について[TRIC-006-03]
新国家公務員試験の政策討論について。
全ての資料は試験終了時に回収されるため、覚えている範囲で内容を書き留めておく。
試験概要
試験の概要は以下の通り。
ある「お題」に対して、自分のスタンスをはっきりさせた上で考えを紙(A4用紙1枚程度)にまとめる。(25分)
紙は一度回収される。
5~6人程度で1グループになる。
グループ単位で、先程回収された紙が人数分コピーされ配布される。
グループ単位で討議開始。
まず、1人ずつ自分のスタンスとそう考えた理由を述べる。(1人あたり3分)
次にグループ内で自由にディスカッションを行う。
最後にもう一度、1人ずつ自分の考えを述べる(1人あたり2分)
討論中は互いを番号で呼び合い、名前や大学名などは名乗らないようにする。
試験内容
試験のお題は「外国で主流となっている秋入学を日本の大学教育でも取り入れるべきか」というもの。
判断材料として3つほど資料が提示される。この内容をもとに議論できているかも見られるっぽいので、しっかり読んでおく。
ちなみに同日に他の場所で試験を受けた人も同じお題だった。少なくとも同じ日には同じお題で討論をするようだ。
選択肢は以下の2つ。
A. 秋入学を原則とする
B. 春入学を原則とし、秋入学も可能とする
正直この2つだとBの選択肢しか無いと思うのだが・・・
自分以外の受験者も皆Bのスタンスだったため、ほとんど議論にはならなかったような気がする。
取り敢えず自分の主張の切り口として、
- 秋入学を導入することによるメリットは外国の学生を取り込んで大学の質を向上させたり、生徒を国際化社会に対応できるような教育の場を作ることである。
- 秋入学を導入することによるデメリットは高校卒業~大学入学までに空白期間が存在する点。これにより大学教育に対するハードルが上がり教育の場が平等に提供されなくなる恐れがある。
- 秋入学を導入することによって本当に外国の学生は取り込めるのか?資料を見る限りそのようには判断できない。
さらに補助的な切り口として、
- 仮に外国の大学が4月入学になったからと言って、自分たちは外国の大学に積極的に行きたいと思うか?
- 入学時期が大切なのではなく、大学の知名度によって人は集まるものであり、そのためには学会などで注目される成果を大学が示すことが大切。
と言った内容で議論を進めた。
もともと全員同じ結論からスタートしたので、特に議論の前後で考え方が大きく変わる人はおらず、普通に終了した。
最終更新:2012年07月18日 22:56