県内には場所が離れた「飛び地」のある市町村がある。
どんな経緯で飛び地になったのか。地域の人達は現状で納得しているのかそれとも飛び地解消を目指していくのか各地の事情を追った。
直進し2番目の三差路を右へさらに道なりで三差路直進後横道が見えたら右へ道なり(けもの道の可能性)に進むと弥彦神社に次ぐもう一つの辰野町飛び地に辿りつく。
富士吉田市新倉
福岡県大牟田市に熊本県荒尾市飛び地がある これは同時に熊本県飛び地が福岡県内になるような状態だ 一つん本井手と地名残りは不明ど
鉄道路線においても、ある事業者の経営する一部路線が別の同一事業者の路線に対して接続しておらず、飛び離れて存在する場合に“飛地路線”と言った使い方がなされる。同義語として“孤立路線”と言った表現もなされる(名鉄瀬戸線などの項目を参照すべし)。いずれにしても考え方としては行政区画における飛地の場合と同一である。
飛地路線が出来る要因としては、ある事業者が別の事業者を合併・買収等をした場合、もしくは別の事業者の一部路線を譲渡された場合に、された側の事業者の路線が元の事業者の路線と繋がっていないために飛地路線が発生する。
東武東上線は、元々東武鉄道の路線ではなく、東上鉄道という別の事業者の路線であったが、程なくして東武鉄道と合併したため、このような飛地路線が発生した。名鉄瀬戸線も、元々は瀬戸電気鉄道を前身としているほか、西武多摩川線も多摩鉄道という別の事業者を合併したために飛地路線が発生した。
逆に、東日本旅客鉄道の大湊線は、元々東北本線が接続しており、飛地路線ではなかったが、東北新幹線開業後、並行在来線であった東北本線が経営分離されて、青い森鉄道の路線となったことにより発生した飛地路線である。そのため、飛地となったこの大湊線及び八戸線を救済するために青春18きっぷで特例が設けられた(詳細は当該項目参照)
また、北陸新幹線部分開業後の並行在来線の枝線となる大糸線、城端線、氷見線などについて、当初は経営分離の方向で話が進みつつあったが、先ほどの大湊線の前例を受けてか2011年7月1日に西日本旅客鉄道金沢支社次長が富山県議会新幹線・総合交通対策特別委員会で枝線の分離は行わないと発言している。この場合も、どこまで北陸本線が経営分離されるかにもよるが、幾つかの路線がJR西日本の飛地路線となる可能性がある(詳細は北陸新幹線の項目を参照)ただし、JR西日本金沢支社によると『新幹線を弊社で管理すると並行在来線を分離せざるおえないが新幹線を金沢まで東日本旅客鉄道が一概に管理するのであれば分離はしない』としているため2013年中には最終調整に入る予定。
京阪大津線も、元々は京阪本線と三条駅でつながっており、飛地路線ではなかったものの、1997年に京都市営地下鉄東西線に乗り入れるために、御陵駅以西が廃止となったため、発生したものである。
また、第三セクター方式の鉄道会社の中には、はじめから飛地路線が出来るような予定になっている場合もあり、三陸鉄道や土佐くろしお鉄道は初めから路線が飛び離れていた。
行政区画の飛地と同様に、鉄道における飛地においてもその事業者にとっては不便になることもあり、例えば東武東上線は、本線系統との列車を回送させるために秩父鉄道を経由している他、飛地路線解消のための路線を敷設していたが、未成線となった(大師線の項目を参照)。また、西武鉄道の飛地路線となっている西武多摩川線においても、乗務員などは上石神井駅から出張することになっている。
理論上では、上記の行政区画と併せて、その都道府県もしくは市町村の代表駅に他の行政区画を経由しないと鉄道で行くことができない“飛地駅”という概念を考えることも極めて当然のことであるが可能である。
飛地駅の場所は必ずしも行政区画上の飛地には該当しない場合もあり(一例としては町田駅は東京都町田市に属し、町田市は飛地ではないが、町田駅から横浜線、小田急小田原線のいずれを利用しても、東京駅などの駅に到着するためには神奈川県を通らなければならないため飛地駅と考えることが可能となる)、また数も非常に多い。