冒険者

 探索者、ハンターとも呼ばれる。
 このゲームにおけるPCの立場である。
 彼ら冒険者は生まれながらに、その身に精霊『マナフ』を宿しており、常人よりも優れた戦闘能力を保有している。何よりも、デジタル・ウィルスに対する抗体を持ち、唯一バグ化しない存在である。
 ゆえに彼等は人々から英雄視される。

 精霊マナフを宿す者には、刻印と呼ばれる物をその身に刻まれる。力が大きいほど画数が多く、力を消費するごとに一つずつ画数を失う。回復する、増やす事も可能である。
 この画数の事を印数とも呼ぶ。

 どの国であれ、国からの支援を受けており、何がしかの依頼で動く場合において超法規的に様々な権限を一時的に与えられ、自由に動くことが出来るようにされている。
 様々な事態、依頼に対応するため、3~6人ほどのパーティを組み行動する。このパーティが複数寄り集まってギルドを形成する。
 国によっては専門の養成学校なども存在する。

能力

・優れた身体能力、知力、技能
 精霊『マナフ』を宿した人間は、常人の数倍と言われる身体能力、知力、技能を持っており、優れた戦闘能力以外にも様々な方面でその才能を発揮する。
 ゆえに冒険者以外では、主に国や教会の要職についている。

・精霊の加護
 それ以外にも、加護、または恩恵と呼ばれるものがある。
 これはいわゆる強運、運を引き寄せる力であり、危機であるほど発揮されると言われている。
 厳密には、この世の根源たる『数』に干渉する力であると言われている。

・精霊アシャの召喚
 刻印を消費することで精霊アシャを召喚することが出来る。
 これによって土地の正常化を行うのである。

・その他
 その他にも、常人のかかるような通常の病と無縁であったり、優れた環境適応能力、寿命の延長、老化の遅延などが存在する。

主な活動

・モンスター討伐
 人々の生存圏である北東部にもモンスターが出没することは多い。
 軍や警邏が対処する場合も多いが、都市部から離れた村に現れた場合や、都市部でも警邏では対処できぬ強力なモンスターなどの場合、冒険者に依頼される。
 冒険者の中ではモンスター討伐を専門とするものもおり、そんな者達がハンターと呼ばれる。

・外なる土地の探索
 現在もっとも多い、国からの依頼。
 どの国も新たなる土地、利権を求めており、冒険者に外なる土地の探索を依頼する。
 通常の依頼と異なり、国家からの法外な報酬が約束されているため、多くの冒険者がこの依頼を受けて外なる土地へと旅立っている。
 国の土地の奪い合いでもあるため、他の冒険者との戦闘になることも多い。

・土地の正常化
 外なる土地の探索、その延長線上にあるのがこれである。
 探索を行い、土地の把握、魔物の討伐を行っても、その土地の正常化を行い人の住める土地にしなければ意味がない。
 精霊『アシャ』を召喚し、バグを修正、除去しても、その大元であるデジタル・ウィルスを討伐しなければ、またすぐにバグが生み出されるためだ。
 いわば最後の大仕上げである。
最終更新:2014年10月19日 16:48