FILE02「海面観測!巨大な人影」 ◆7WJp/yel/Y
『鬼』の語源は『隠』である。
すなわち、この世から隠れた不可思議な存在を指す。
ふと、背中がぞわぞわして振り返ってみるが、そこにはなにもない。
確かな不快感だけが残されるその空間は、すなわち鬼が通った後なのだ。
そこにあるはずのないのに、そこにあるもの。
此方と彼方の狭間に隠れている異形、それこそが鬼。
光の中では見つめることが出来ない存在だ。
実際に、漢字の本家本元である中国では、現代でも『鬼』を直訳するならば、『幽霊』というニュアンスに近くなる。
ゴーストタウンのことを中国で『鬼城』と呼ぶことを考えると、イメージしやすいだろう。
ふと、背中がぞわぞわして振り返ってみるが、そこにはなにもない。
確かな不快感だけが残されるその空間は、すなわち鬼が通った後なのだ。
そこにあるはずのないのに、そこにあるもの。
此方と彼方の狭間に隠れている異形、それこそが鬼。
光の中では見つめることが出来ない存在だ。
実際に、漢字の本家本元である中国では、現代でも『鬼』を直訳するならば、『幽霊』というニュアンスに近くなる。
ゴーストタウンのことを中国で『鬼城』と呼ぶことを考えると、イメージしやすいだろう。
さて、そんな『鬼』がなぜ人を喰う凶悪で残忍な怪物、北欧で伝承される『オーガ』とよく近いイメージへと変換したのだろうか。
答えは簡単だ。
答えは簡単だ。
――――鬼は、実際に存在したからだ。
幽霊でもない。
勘違いでもない。
人を喰らい、嘲笑い、踏みにじる恐ろしく憎むべき鬼が実際に存在したからだ。
それは、かの英傑である四道将軍の一、日の本一の兵、飛鳥の世の軍神、吉備津彦命の時代よりも、後のこと。
かの軍神の時代においても鬼とは、現在のオーガによく似たニュアンスを持つ言葉ではなかった。
恐るべき悪鬼、その真実の根幹。
それは平安の世のこと、ある一人の男が『鬼』として新生したからだ。
遡るのだ。
まるでその男とその派生のような恐るべき鬼の悪行が、それ以前の悪しき存在に『鬼』と呼ばれるようになったのだ。
そう、時間とは不可逆的なものではない。
海に巣立った鮭が、やがて川を昇るように。
未来とは、時間とは遡って過去に影響を与えるのだ。
勘違いでもない。
人を喰らい、嘲笑い、踏みにじる恐ろしく憎むべき鬼が実際に存在したからだ。
それは、かの英傑である四道将軍の一、日の本一の兵、飛鳥の世の軍神、吉備津彦命の時代よりも、後のこと。
かの軍神の時代においても鬼とは、現在のオーガによく似たニュアンスを持つ言葉ではなかった。
恐るべき悪鬼、その真実の根幹。
それは平安の世のこと、ある一人の男が『鬼』として新生したからだ。
遡るのだ。
まるでその男とその派生のような恐るべき鬼の悪行が、それ以前の悪しき存在に『鬼』と呼ばれるようになったのだ。
そう、時間とは不可逆的なものではない。
海に巣立った鮭が、やがて川を昇るように。
未来とは、時間とは遡って過去に影響を与えるのだ。
鬼舞辻無惨。
人を犯す病原体。
歴史を犯す蹂躙者。
闇を犯す寄生虫。
闇の奥に鬼がいるのではない、陽の陰に鬼がいるのだ。
人を安らぎの眠りに誘っていた闇を、鬼舞辻無惨は犯したのだ。
その男の誕生から、闇とは人を包み込むものではなく、呑み込むものへと変貌したのだ。
歴史を犯す蹂躙者。
闇を犯す寄生虫。
闇の奥に鬼がいるのではない、陽の陰に鬼がいるのだ。
人を安らぎの眠りに誘っていた闇を、鬼舞辻無惨は犯したのだ。
その男の誕生から、闇とは人を包み込むものではなく、呑み込むものへと変貌したのだ。
「鬼ってのはなぁ、そら、昔から日本のそこら中にいるんだよ」
そんな鬼舞辻無惨の悍ましい影響が、三人の道中にも大きく影響していた。
工藤仁。
前園甲士。
姐切ななせ。
背格好も社会的地位もまるで交わらない三人が、なんの因果か道を共にしていた。
工藤の言葉が続く。
工藤仁。
前園甲士。
姐切ななせ。
背格好も社会的地位もまるで交わらない三人が、なんの因果か道を共にしていた。
工藤の言葉が続く。
「桃太郎にだって鬼が出てくるし、平安時代だって鬼退治のエピソードがいっぱいだ。
江戸時代にゃ人を喰う『鬼』が怪談として溢れかえってた」
「今だって鬼が溢れてますね。子供を殺す鬼、部下を殺す鬼、老いた親を殺す鬼……人の所業は恐ろしいというべきですかね」
「おいおい、前園さんよぉ……そういう『鬼』を混ぜるんじゃねえよ!」
江戸時代にゃ人を喰う『鬼』が怪談として溢れかえってた」
「今だって鬼が溢れてますね。子供を殺す鬼、部下を殺す鬼、老いた親を殺す鬼……人の所業は恐ろしいというべきですかね」
「おいおい、前園さんよぉ……そういう『鬼』を混ぜるんじゃねえよ!」
前園の、ニュースに溢れかえる悲惨で恐ろしい人間の事件を『鬼』と例えた言葉に、工藤は鋭い言葉で否定する。
そういう意図ではないのだ。
それは比喩表現としての鬼だ。
工藤が言いたいのは、そういうことではない。
そういう意図ではないのだ。
それは比喩表現としての鬼だ。
工藤が言いたいのは、そういうことではない。
「俺たちコワすぎスタッフが『鬼』って言ったらなぁ、マジモンの『鬼』なんだよ!
そこに『たとえ話の鬼』を混ぜたら視聴者が混乱するんだ!」
「はぁ……」
「アンタ、信じてねえなぁ!?」
そこに『たとえ話の鬼』を混ぜたら視聴者が混乱するんだ!」
「はぁ……」
「アンタ、信じてねえなぁ!?」
前園のあっけに取られたような顔に対して、工藤はさらにヒートアップする。
世間にはドッキリとかギャグみたいな心霊番組があるが、と前置きをして、言葉が続いた。
世間にはドッキリとかギャグみたいな心霊番組があるが、と前置きをして、言葉が続いた。
「俺たち、『戦慄怪奇ファイル・コワすぎ』の映像だけはなぁ、『ガチ』なんだよ!
『ガチ』の映像を売ってんだ!
嘘だけはつかねえ、それがポリシーだ!
『ガチ』の映像だから、視聴者は俺達の作品を買ってくれ……って、おい!」
『ガチ』の映像を売ってんだ!
嘘だけはつかねえ、それがポリシーだ!
『ガチ』の映像だから、視聴者は俺達の作品を買ってくれ……って、おい!」
そんななか、工藤はふと視界に映った姐切へと声を投げかける。
正確には、ステルスドローンを手持ち無沙汰に、しかし、焦ったように軽く小突いている姐切を。
正確には、ステルスドローンを手持ち無沙汰に、しかし、焦ったように軽く小突いている姐切を。
「おら、姐切! カメラ回してんだぞ!」
「うるさいねぇ! 回してたらなんか問題あんのかよ!」
「んだとぉ!? てめえ、今の状況がわかってんのか!」
「うるさいねぇ! 回してたらなんか問題あんのかよ!」
「んだとぉ!? てめえ、今の状況がわかってんのか!」
売り言葉に買い言葉というのだろうか。
ただでさえ、愛月しのの生死がはっきりとしない中で、なんとか『理屈』によって押し留めている『感情』が刺激されたのだ。
その言葉に、工藤はまた声を荒げる。
ただでさえ、愛月しのの生死がはっきりとしない中で、なんとか『理屈』によって押し留めている『感情』が刺激されたのだ。
その言葉に、工藤はまた声を荒げる。
「謎の女に強制される殺し合いで、そこに現れた『鬼』!
馬鹿みたいで作り物みたいな話だけどなぁ、今はマジの現実だ!
俺はこいつを撮ると決めた!
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!SPECIAL FILE:恐怖・人食い鬼の恐怖!(仮)』だ!」
「恐怖が二重になってますね」
「作品名は後から考えるから仮だ、仮!」
馬鹿みたいで作り物みたいな話だけどなぁ、今はマジの現実だ!
俺はこいつを撮ると決めた!
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!SPECIAL FILE:恐怖・人食い鬼の恐怖!(仮)』だ!」
「恐怖が二重になってますね」
「作品名は後から考えるから仮だ、仮!」
こいつは売れるぞぉ、と口元を歪める。
その姿を見た姐切は、カッ、と頭に血が昇った。
妙に性能の良いステルスドローンは、強烈な反応を見せた姐切へとカメラを向ける。
ドローンが姐切の顔にカメラを映した瞬間、姐切は工藤へと殴りかかった。
その姿を見た姐切は、カッ、と頭に血が昇った。
妙に性能の良いステルスドローンは、強烈な反応を見せた姐切へとカメラを向ける。
ドローンが姐切の顔にカメラを映した瞬間、姐切は工藤へと殴りかかった。
「おい、おっさん、ふざけてんじゃないよ!」
「んだ、クソガキぃ!」
「人が死んでんだぞ! おまけに、こっちは友達が今にも死んじまうかもしれない状況なんだ!
それを言うにことかいて、『売れる』だぁ?」
「んだ、クソガキぃ!」
「人が死んでんだぞ! おまけに、こっちは友達が今にも死んじまうかもしれない状況なんだ!
それを言うにことかいて、『売れる』だぁ?」
プルプルと拳を震わせる。
怒りが姐切を支配していた。
怒りが姐切を支配していた。
「ああ、アタイが教えてやるよ!
テメエみたいなやつをなぁ、『鬼』っていうんだよ!
このクソ野郎が!
テメエも鬼なら、さっさとそこのメガネの言う鬼と殺し合ってきやがれ!」
テメエみたいなやつをなぁ、『鬼』っていうんだよ!
このクソ野郎が!
テメエも鬼なら、さっさとそこのメガネの言う鬼と殺し合ってきやがれ!」
激情のままだった。
強く拳を握りしめたまま、工藤と向き合っている姐切。
工藤もまた怒りに顔を染めていたが、その言葉に、すっと視線を落とした。
強く拳を握りしめたまま、工藤と向き合っている姐切。
工藤もまた怒りに顔を染めていたが、その言葉に、すっと視線を落とした。
「ちっ……うっせえ、ちょっと言い方が悪かっただけだ」
「そんな言葉で済まされると――――!」
「『映像』ってのはなぁ!」
「そんな言葉で済まされると――――!」
「『映像』ってのはなぁ!」
今度は、工藤が激情を示す番だった。
工藤の中にある強い何かが、姐切に誤解されることを我慢出来なかったのだ。
工藤の中にある強い何かが、姐切に誤解されることを我慢出来なかったのだ。
「『映像』ってのはなぁ、『証拠』なんだよ!
その光景がそこにあったっていう『証拠』なんだ!
俺たちはガチだ、合成なんてしねえ!
だから、俺が関わったカメラに映る『光景』は、全部が『本物』なんだ!
それが『証拠』になる時が来る、何かの『証拠』になるんだ!
俺は……そりゃ売りたい! 生活だってあるし、誰もが金を払ってでも見たい映像ってのを作りたい!
それでもな、こんなことがあったんだっていう『証拠』になるんだ!
知らなかったことを知るための『証拠』なんだ!」
その光景がそこにあったっていう『証拠』なんだ!
俺たちはガチだ、合成なんてしねえ!
だから、俺が関わったカメラに映る『光景』は、全部が『本物』なんだ!
それが『証拠』になる時が来る、何かの『証拠』になるんだ!
俺は……そりゃ売りたい! 生活だってあるし、誰もが金を払ってでも見たい映像ってのを作りたい!
それでもな、こんなことがあったんだっていう『証拠』になるんだ!
知らなかったことを知るための『証拠』なんだ!」
だから、撮る。
工藤はそう言った。
その映像に映ったものが、誰かのためになるときがあるかもしれない、と。
姐切は怒りが収まったわけではないが、この最低の人間にはそれでも人間性というものがあることを知った。
不承不承、姐切は握りしめた拳を開く。
カメラが動き、今度は工藤の顔へと向けられる。
そこには頬が腫れている工藤が映っていた。
工藤はそう言った。
その映像に映ったものが、誰かのためになるときがあるかもしれない、と。
姐切は怒りが収まったわけではないが、この最低の人間にはそれでも人間性というものがあることを知った。
不承不承、姐切は握りしめた拳を開く。
カメラが動き、今度は工藤の顔へと向けられる。
そこには頬が腫れている工藤が映っていた。
「でも、一発は一発だ」
「ってぇ!?」
「ってぇ!?」
工藤の拳骨が姐切の頭頂部に降ろされる。
姐切は再び怒りに顔を染めるが、しかし、今度は強く睨むだけで終わった。
姐切は再び怒りに顔を染めるが、しかし、今度は強く睨むだけで終わった。
(……くだらない)
その光景を間近で見ていた前園は、心の中でため息をついた。
前園の中での二人の評価は、『騒がしいだけの中年とガキ』に過ぎない。
前園の中での二人の評価は、『騒がしいだけの中年とガキ』に過ぎない。
――――存在しないものは存在しない。
当然の理論だ。
そこに対して情熱を向けるのは非常に馬鹿らしく無駄の極み。
そして、確かにこの映像は非常に衝撃的だ。
金儲けに結びつけるのはそれほどおかしなことではない。
人が死亡する映像に嫌悪感があるのは理解できるが、それでも考えてもおかしくはないことだと、少なくとも前園は思う。
そこに対して強い不快感と怒りをぶつけるのは、なんともまあお上品なことでと言ったところか。
しかし、利用価値はある。
そこに対して情熱を向けるのは非常に馬鹿らしく無駄の極み。
そして、確かにこの映像は非常に衝撃的だ。
金儲けに結びつけるのはそれほどおかしなことではない。
人が死亡する映像に嫌悪感があるのは理解できるが、それでも考えてもおかしくはないことだと、少なくとも前園は思う。
そこに対して強い不快感と怒りをぶつけるのは、なんともまあお上品なことでと言ったところか。
しかし、利用価値はある。
「ただ歩いているだけではあまり成果を得られそうではないですね」
「まあ……誰にも会えてないからな」
「まあ……誰にも会えてないからな」
そう、ゆっくりとではあるが歩き続けてみても、それらしい『超人』は愚か人っ子一人見当たらない状況だ。
何をするにしても、何のきっかけもないため、何も出来ない。
何をするにしても、何のきっかけもないため、何も出来ない。
「おい、姐切、変なの見かけたらすぐに言えよ」
「変なやつもなにも、人が居ないんじゃ話にならないよ」
「変な『モノ』でもいいから見つけろ。
変なものはネタになるんだよ。
一年中彼岸花が咲く島ってのを知ってるか?」
「はぁ?」
「その島は一年中彼岸花が咲く島なんだよ。年がら年中、あの花が咲いてんだ」
「彼岸花が一年中咲くわけがないだろ」
「変なやつもなにも、人が居ないんじゃ話にならないよ」
「変な『モノ』でもいいから見つけろ。
変なものはネタになるんだよ。
一年中彼岸花が咲く島ってのを知ってるか?」
「はぁ?」
「その島は一年中彼岸花が咲く島なんだよ。年がら年中、あの花が咲いてんだ」
「彼岸花が一年中咲くわけがないだろ」
頭にお花畑が咲いてんのかい?
明らかに馬鹿にしたような言葉を口にする姐切だが、工藤の目は真剣そのものだ。
明らかに馬鹿にしたような言葉を口にする姐切だが、工藤の目は真剣そのものだ。
「おかしなことってのはどっかにあるんだよ。
それが人為的なものかどうか、あるいは、怪異かどうか。
そんなのは後からわかる、俺たちに大事なのはなぁ、見逃せねえことだよ!」
それが人為的なものかどうか、あるいは、怪異かどうか。
そんなのは後からわかる、俺たちに大事なのはなぁ、見逃せねえことだよ!」
彼岸花とは秋の彼岸、すなわち秋分の日の時期に短く咲き誇る花。
古くは中国より渡ってきた、水田などのあぜ道に植え付けてネズミなどの害獣、害虫を殺すための有毒性の強い花だ。
また、その咲き誇る姿の妖しさから、『あの世』と『この世』の彼岸に咲く花とも称される。
古くは中国より渡ってきた、水田などのあぜ道に植え付けてネズミなどの害獣、害虫を殺すための有毒性の強い花だ。
また、その咲き誇る姿の妖しさから、『あの世』と『この世』の彼岸に咲く花とも称される。
(……なるほど、いかにもオカルトマニアの好きそうなネタだ)
すなわち、一年中彼岸花の咲く島は、さながらこの世に顕現してしまった地獄。
あの世と繋がってしまった場所のことなのだろう。
あの世と繋がってしまった場所のことなのだろう。
(しかし、火のないところに煙は立たない……)
公安である前園には理解できた。
彼岸花はなにかの副産物。
そこで妖しい実験をしていたものがある。
あやふやでふわふわした憶測だが、そういうこともあると考える。
すなわち、『人の手が加わっていた異常』が、オカルトとして捉えられたという結論だ。
彼岸花はなにかの副産物。
そこで妖しい実験をしていたものがある。
あやふやでふわふわした憶測だが、そういうこともあると考える。
すなわち、『人の手が加わっていた異常』が、オカルトとして捉えられたという結論だ。
「……ん?」
前園は、ふと気になった。
海に面した民家の並びから、その奥に見えるもの。
闇の中でよく見えなかったが、うっすらと、本当にうっすらとだが。
なにか、人の姿のようなものが見えた。
海に面した民家の並びから、その奥に見えるもの。
闇の中でよく見えなかったが、うっすらと、本当にうっすらとだが。
なにか、人の姿のようなものが見えた。
いや、それは見間違いだろう。
だって、もしもそれが人影だとしたら。
いくら、周りに対象となるものがなくとも。
だって、もしもそれが人影だとしたら。
いくら、周りに対象となるものがなくとも。
それは、『おおよそ数十メートルを超える巨人』の影となる。
だから、見間違いに決まっている。
だが、前園はこうも考えていた。
存在しないものは、存在しない。
じゃあ、もしも。
存在しないものを、認識してしまったのなら。
だが、前園はこうも考えていた。
存在しないものは、存在しない。
じゃあ、もしも。
存在しないものを、認識してしまったのなら。
『鬼』がいる。
明確と存在する『鬼』に隠れた、『隠』がそこにいる。
少なくとも、巨人の人影を認識してしまった前園がいる。
それは、『世界の隙間』になる。
ここに存在しないものが介入しえる隙間になってしまうのだ。
明確と存在する『鬼』に隠れた、『隠』がそこにいる。
少なくとも、巨人の人影を認識してしまった前園がいる。
それは、『世界の隙間』になる。
ここに存在しないものが介入しえる隙間になってしまうのだ。
『鬼神兵』。
それは窓。
それは扉。
ここではないどこにつながる、人の形をした門。
それに関わっていた工藤がいる。
工藤は、覚えているだろうか。
震える幽霊。
『先生』と呼ばれる謎の怪人物と関わっていた、真野夕子という女のことを。
旧陸軍が、国に強さをもたらすために彼岸島の雅を生み出したように。
この世のものではないものを呼び出すための恐るべき霊的侵略兵器。
それは扉。
ここではないどこにつながる、人の形をした門。
それに関わっていた工藤がいる。
工藤は、覚えているだろうか。
震える幽霊。
『先生』と呼ばれる謎の怪人物と関わっていた、真野夕子という女のことを。
旧陸軍が、国に強さをもたらすために彼岸島の雅を生み出したように。
この世のものではないものを呼び出すための恐るべき霊的侵略兵器。
その事件の前に関わった、今、まさに工藤が持つ髪の束の元の主のことを。
口裂け女。
怪談として、ギリシャ神話における怪物ゴルゴーン三姉妹と酷似した逸話を持つ現代の妖怪。
その女は何者だっただろうか。
はっきりしていることは、いくつかある。
呪術師である犬井の弟と深い仲であったこと。
その弟が不審死を遂げたこと。
口裂け女もまた、鬼神兵と同じく異界に通じる存在であったこと。
すなわち、この世界ではないどこかに通じるものであること。
関わってはいけないものが、関わってはいけないものと、関わっていること。
怪談として、ギリシャ神話における怪物ゴルゴーン三姉妹と酷似した逸話を持つ現代の妖怪。
その女は何者だっただろうか。
はっきりしていることは、いくつかある。
呪術師である犬井の弟と深い仲であったこと。
その弟が不審死を遂げたこと。
口裂け女もまた、鬼神兵と同じく異界に通じる存在であったこと。
すなわち、この世界ではないどこかに通じるものであること。
関わってはいけないものが、関わってはいけないものと、関わっていること。
――――そして、我々が知っていることが正しいとは、限らないこと。
それだけが、はっきりとしている。
【D-1・民家/1日目・早朝】
【工藤仁@戦慄怪奇ファイル コワすぎ!】
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、ステルスドローン@ナノハザード、口裂け女の髪(強化後)@戦慄怪奇ファイル コワすぎ!
[思考・状況]
基本方針:脱出はするが、「コワすぎ」も撮るに決まってんだろ
1:化け物(禰豆子)にマッチアップする別の化け物を探す
2:ステルスドローンを回して撮影する
[備考]
※参戦時期は「コワすぎ! 史上最恐の劇場版」開始前。タタリ村へ乗り込む準備中
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、ステルスドローン@ナノハザード、口裂け女の髪(強化後)@戦慄怪奇ファイル コワすぎ!
[思考・状況]
基本方針:脱出はするが、「コワすぎ」も撮るに決まってんだろ
1:化け物(禰豆子)にマッチアップする別の化け物を探す
2:ステルスドローンを回して撮影する
[備考]
※参戦時期は「コワすぎ! 史上最恐の劇場版」開始前。タタリ村へ乗り込む準備中
【前園甲士@ナノハザード】
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~4、ベレッタM92F@現実、青酸カリ@現実、
人肉ハンバーグ@仮面ライダーアマゾンズ、藤の花の毒付きの苦無@鬼滅の刃
[思考・状況]
基本方針:人を殺してでも生き残る。
1:人間よりも強い『超人』を利用して禰豆子と殺し合わせる。
2:工藤・姐切を利用する
[備考]
※参戦時期、未定。後続に任せます。
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~4、ベレッタM92F@現実、青酸カリ@現実、
人肉ハンバーグ@仮面ライダーアマゾンズ、藤の花の毒付きの苦無@鬼滅の刃
[思考・状況]
基本方針:人を殺してでも生き残る。
1:人間よりも強い『超人』を利用して禰豆子と殺し合わせる。
2:工藤・姐切を利用する
[備考]
※参戦時期、未定。後続に任せます。
【姐切ななせ@ラブデスター】
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:脱出する
1:とりあえずは工藤・前園と行動する
[備考]
※参戦時期は少なくともキスデスター編より後
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:脱出する
1:とりあえずは工藤・前園と行動する
[備考]
※参戦時期は少なくともキスデスター編より後
| 前話 | お名前 | 次話 |
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| 前園甲士 | ||
| 姐切ななせ |