打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? ◆OLR6O6xahk
教会での戦闘後、一度死亡し血を拭った後、再びゾルダに変身した佐藤はIBMと共に会場を歩いていた。
(やっぱり変身してる時に出す黒い幽霊はいつものより量も濃さも違うねぇ)
身体能力が大幅に強化された自分にもぴったりとついてくる、黒い幽鬼を確認して佐藤は確信めいた思いを抱く。
彼が黒い幽霊と呼ぶ物質――IBMは通常一日に二体ほど、それも十分余りしか出すことができない。
しかし、佐藤がこの会場に来てからIBMを出すのはこれで三度を数え、既に出現から12分が経過している。
彼が黒い幽霊と呼ぶ物質――IBMは通常一日に二体ほど、それも十分余りしか出すことができない。
しかし、佐藤がこの会場に来てからIBMを出すのはこれで三度を数え、既に出現から12分が経過している。
一度目は教会での戦闘、二度目と三度目はこの数時間のうちに実験的に出現させた。
先の戦いを受け、佐藤はライダーに変身しているときはIBMも強化の恩恵を受けられるのでは、という仮説を立てたためだ。
そして実験の結果、仮説は見事に証明された。
先の戦いを受け、佐藤はライダーに変身しているときはIBMも強化の恩恵を受けられるのでは、という仮説を立てたためだ。
そして実験の結果、仮説は見事に証明された。
変身中に出現したIBMの粒子は濃度も量も圧倒的に違う。
一時的とはいえその上昇ぶりは亜人の中でも例外とされ、一日に十体近くのIBMの出現が可能な永井圭に迫るほどだ。
もしかすれば、フラッド現象とかいう現象が変身時には起きているのかもしれない。
亜人に関わる要人を暗殺していた頃に目にした資料の一文を思い出しながら(と言っても内容は殆ど覚えていないが)佐藤は一人で勝手に納得する。
一時的とはいえその上昇ぶりは亜人の中でも例外とされ、一日に十体近くのIBMの出現が可能な永井圭に迫るほどだ。
もしかすれば、フラッド現象とかいう現象が変身時には起きているのかもしれない。
亜人に関わる要人を暗殺していた頃に目にした資料の一文を思い出しながら(と言っても内容は殆ど覚えていないが)佐藤は一人で勝手に納得する。
結果的に成功したが、もしこの仮説が外れていれば切り札を空手で失う所だったのにも関わらず佐藤に躊躇はなかった。
彼にとってIBMがたとえ使えなくなっても多少ゲーム難易度が上がるだけ。
それほどまでに佐藤の戦闘力は亜人の中でも群を抜いているのだから。
温和な見た目に隠された狡猾さ、戦闘の経験値、殺戮に対する躊躇のなさ、どれをとっても佐藤に並ぶ亜人は存在しない。
彼にとってIBMがたとえ使えなくなっても多少ゲーム難易度が上がるだけ。
それほどまでに佐藤の戦闘力は亜人の中でも群を抜いているのだから。
温和な見た目に隠された狡猾さ、戦闘の経験値、殺戮に対する躊躇のなさ、どれをとっても佐藤に並ぶ亜人は存在しない。
「ここには亜人以外にも人間離れした人がいるみたいだし…暫くは退屈を忘れられそうだね」
佐藤は自他ともに認める冷めやすい性格だ。
だからきっと、この場にいるのが唯の人間だけならばデッキを捨てていただろう。
余りにも実力差が付きすぎて、ゲームからただの作業に変わってしまうためだ。
それはスリルを求める佐藤にとって一番つまらない事態だった。
だからきっと、この場にいるのが唯の人間だけならばデッキを捨てていただろう。
余りにも実力差が付きすぎて、ゲームからただの作業に変わってしまうためだ。
それはスリルを求める佐藤にとって一番つまらない事態だった。
だが、ここには亜人以外にも人を超越した存在がいる。
あのバレリーナの少女も、全身に入れ墨をした男も、IBMすら遥かに超える能力を有していた。
あの二人だけではなくきっとまだ他にも彼らの様な強者がいるのだろう。
そうでなくてはつまらない。
あのバレリーナの少女も、全身に入れ墨をした男も、IBMすら遥かに超える能力を有していた。
あの二人だけではなくきっとまだ他にも彼らの様な強者がいるのだろう。
そうでなくてはつまらない。
「おっ…ははぁ、あれが地図に載ってるPENTAGONかな?
成程、名前負けしない立派なマンションだ」
成程、名前負けしない立派なマンションだ」
地図と彼方に聳え立つマンションを見比べて、得心が言ったように佐藤は頷く。
同時に、浮かんでくるのは一つの考え。
自分の持つ打ち上げ花火を、あのマンションに向けて撃てばどうなるだろうか。
教会を破壊しつくし瓦礫の山へと変えた異能の火力は果たしてあのマンションに通じるのか。
ビルを破壊すること事態はグラント製薬の本社ビルで経験済みだし、自身の計画する日本政府転覆の最終フェーズは更にスケールの大きい物だが、この殺し合いでもやってみようと思い立った。
同時に、浮かんでくるのは一つの考え。
自分の持つ打ち上げ花火を、あのマンションに向けて撃てばどうなるだろうか。
教会を破壊しつくし瓦礫の山へと変えた異能の火力は果たしてあのマンションに通じるのか。
ビルを破壊すること事態はグラント製薬の本社ビルで経験済みだし、自身の計画する日本政府転覆の最終フェーズは更にスケールの大きい物だが、この殺し合いでもやってみようと思い立った。
「うん、いいね。あれだけ目立つ建物に向けて撃てばきっと大勢人がやってくるだろう
それならさっき聞こえてきた声の場所に行くより面白くなりそうだ」
それならさっき聞こえてきた声の場所に行くより面白くなりそうだ」
想起するのはしばし前、実験のためライダーに変身しIBMを再び出現させていた頃に聞こえてきた何某かの人物の叫び声だ。
拡声器でも使ったのだろう、そうでなければいくらライダーの聴覚強化といえど山向こうから人の声が聞こえてくるはずがない。
一度は声に釣られて集まってくるであろう者たちと戦うために其方へ向かおうかと思った佐藤だが、結局は山一つ隔てた距離の前に断念した。
拡声器でも使ったのだろう、そうでなければいくらライダーの聴覚強化といえど山向こうから人の声が聞こえてくるはずがない。
一度は声に釣られて集まってくるであろう者たちと戦うために其方へ向かおうかと思った佐藤だが、結局は山一つ隔てた距離の前に断念した。
予想される声の発生した地点と彼の位置は前述の通り山一つ隔てており、向かうには登山するか長い距離を迂回するしかない。
整備されていない山道ではライダーの身体能力の補助を加味しても進軍速度は落ちるため、着いた時には何もかも終わっている可能性すらあった。
故に地図上でペンタゴンという一見しただけでは何の施設かわからない場所に興味を惹かれ目指したのだが、その選択は正しかったらしい。
整備されていない山道ではライダーの身体能力の補助を加味しても進軍速度は落ちるため、着いた時には何もかも終わっている可能性すらあった。
故に地図上でペンタゴンという一見しただけでは何の施設かわからない場所に興味を惹かれ目指したのだが、その選択は正しかったらしい。
「お祭りに乗るよりお祭りを起こす方が性に合ってるからねぇ……ん?」
そうして撃ち込むならどの地点がいいかと微笑みながらペンタゴンを見上げていると、その方角から何かが飛んで来るのが見えた。
ライダーの視力補助と丁度PENTAGONを注視していた偶然がなければ気が付かなかっただろう。
ライダーの視力補助と丁度PENTAGONを注視していた偶然がなければ気が付かなかっただろう。
(あれは…彼もライダー…なのかな?)
仮面の下の目を凝らし、こちらの方角へ飛んで来る飛行物体を検分する。
蝙蝠の様な輪郭を持った怪物に掴まれて飛行する自分と似た赤の鎧は夜の空にもよく見てとれた。
そのライダーと思わしき人物のみならず、他にも何人かいるようだ。
そこまで把握したところで蝙蝠の怪物は急速に降下していき、佐藤の視界から消える。
おおまかな降下地点までの距離は丸々1エリア分といった所か。
変身を解除しながら、少し一考する。
蝙蝠の様な輪郭を持った怪物に掴まれて飛行する自分と似た赤の鎧は夜の空にもよく見てとれた。
そのライダーと思わしき人物のみならず、他にも何人かいるようだ。
そこまで把握したところで蝙蝠の怪物は急速に降下していき、佐藤の視界から消える。
おおまかな降下地点までの距離は丸々1エリア分といった所か。
変身を解除しながら、少し一考する。
「…もう一度打ち上げ花火のデリバリーをしてからいくのも悪くないかな。まぁのんびり行こう」
仕事前にふと見つけた喫茶店に寄ろうとするサラリーマンの様な気まぐれを胸に抱きながら、再び不死身の怪物は歩き出す。
新たな戦乱、新たな闘争への期待に胸を膨らませて。
まだまだこの世界は、彼を飽きさせることはない。
新たな戦乱、新たな闘争への期待に胸を膨らませて。
まだまだこの世界は、彼を飽きさせることはない。
(…そういえば、あれだけ立派なマンションなら住んでる人も此処にいるかもしれないね)
いればいいな、と独り言ちる。
誰かにとっての日常の象徴を、是非自分の持つ花火で明るく彩ってあげよう。
世界の終わりの名を冠した、紅蓮の花火で。
誰かにとっての日常の象徴を、是非自分の持つ花火で明るく彩ってあげよう。
世界の終わりの名を冠した、紅蓮の花火で。
佐藤は背後で追従する黒い幽霊を一瞥し、言葉を駆ける。
それに呼応して、消えながら幽霊も言葉を返した。
それに呼応して、消えながら幽霊も言葉を返した。
「いくぜ、タブス」
「ああ、ソニー」
「ああ、ソニー」
「PENTAGON爆破セレモニーだ」
【E-5/1日目・黎明】
【佐藤@亜人】
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品一式、日本刀@現実
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.PENTAGONが勝つか、花火が勝つか、実験だよ実験。
2. 飛んでいたライダーに興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品一式、日本刀@現実
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.PENTAGONが勝つか、花火が勝つか、実験だよ実験。
2. 飛んでいたライダーに興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
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