ボスバトル ◆2lsK9hNTNE
当たり前のことだが砲撃は距離を詰めるほどに精度が上がっていった。最初は何発かあった無駄玉は完全に鳴りを潜め、それどころか付近の建造物や地面を撃って足を止めようとしてきたり、こちらを動きを読んたのかのように撃ってくることもある。
(手練ですね。間違いなく)
未だ姿の見えぬ相手だがそう評価するに疑問はない。単に狙いが正確という話ではなくこの砲撃手は戦いというものに慣れている。
前方の建造物が砲撃を受けて瓦礫が降り注ぐ。沖田は速度を緩めることもなく隙間を縫うようにかわした。後ろを振り返ると炭治郎と真司も各々やり方で瓦礫の雨を抜けようで、傷一つ無く後をついてきている。
前方の建造物が砲撃を受けて瓦礫が降り注ぐ。沖田は速度を緩めることもなく隙間を縫うようにかわした。後ろを振り返ると炭治郎と真司も各々やり方で瓦礫の雨を抜けようで、傷一つ無く後をついてきている。
(なかなかどうして。様になってますね)
こうやって人数と伴って駆けていると京の町にいたころを思い出す。あの頃は新選組隊士と共に町を駆けるのが当たり前だった。しかし病床に伏せている間に徳川幕府は倒され、沖田は新選組に戻ること無く過去に飛ばされた。愛する人はできたが同胞と呼べるものは菊一文字のみ。こうして誰かと肩を並べるのは久方振りだった。タイマンはって鎬の削るのも好きだが、同じ意志の持つ仲間と殴り込みをかけるのもまた別の高揚がある。
一番隊組長をやっていたころは隊士を鼓舞することも多かった。ここは一つ景気のいい言葉でもかけるかと思ったところで沖田は気づいた。
右。民家の裏からだった。人影が飛び出し刀が振り下ろされていた。
避けられない。沖田は右手を前方、刀を鍔へと伸ばす。根本の刃が中指と人差し指の間を通り、手の平の中心辺りまでめり込んだところで沖田の五指が鍔を躙りしめた。
一番隊組長をやっていたころは隊士を鼓舞することも多かった。ここは一つ景気のいい言葉でもかけるかと思ったところで沖田は気づいた。
右。民家の裏からだった。人影が飛び出し刀が振り下ろされていた。
避けられない。沖田は右手を前方、刀を鍔へと伸ばす。根本の刃が中指と人差し指の間を通り、手の平の中心辺りまでめり込んだところで沖田の五指が鍔を躙りしめた。
「へえ、凄い止め方するんだね」
刀を持つ張本人が他人事のように関心する。帽子を被った初老の男だった。
左手で逆手に菊一文字を抜いて薙ぐ。帽子の男は刀を離して後ろに倒れるほど身を反らす。菊一文字をかわしながら右手の刀の柄を蹴って飛ばしそのままバク転。宙を舞った刀が男の右手に収まった。
沖田は筋肉で無理やり右手の出血を止め、両手で菊一文字を持ち中段に構える。刀を盾とする守りの構え。
左手で逆手に菊一文字を抜いて薙ぐ。帽子の男は刀を離して後ろに倒れるほど身を反らす。菊一文字をかわしながら右手の刀の柄を蹴って飛ばしそのままバク転。宙を舞った刀が男の右手に収まった。
沖田は筋肉で無理やり右手の出血を止め、両手で菊一文字を持ち中段に構える。刀を盾とする守りの構え。
(恥ずかしい! 直前まで殺気に気づけなかった)
まさか砲撃に晒されてる場所に待ち伏せしている者がいるとは。間違いなく砲撃手とグルだろうが、い一歩間違えれば自分が爆殺されてもおかしくない位置である。恐るべき胆力だ。
沖田は言った。
沖田は言った。
「こいつは砲撃手と組んでます。お二人は向こうへ」
「わかりました! 沖田さんも頑張ってください!」
「わかりました! 沖田さんも頑張ってください!」
炭治郎が走りながら言った。真司は炭治郎と沖田を交互に見て迷いを見せている。
「向こうにいるのはあんたの分野でしょう。行かないでどうするんです!」
沖田の叱責に真司はハッとした。
「……わかった。あんたも死ぬなよ!」
そう言って炭治郎の後の追う。帽子の男が言った。
「いいのかい? こっちは君一人で」
「一人で行かせて抑えきれず横槍入れられてもたまりませんから。それに……」
「一人で行かせて抑えきれず横槍入れられてもたまりませんから。それに……」
菊一文字の剣先を相手に向けながら身体の横で構える。より速く強い突きを出すための攻めの構え。
「よりにもよって刀で来るもんだから、しのぎを削りたい気持ちが熱くなっちゃたんですよ」
◆
屋上から砲撃をしていた時、佐藤はふと思った。
「そういえば支給品の中に日本刀があったな」
最初に亜人の能力のテストに使って以来埃を被せていた代物だ。
向かってくる三人の内二人はサムライのような衣装を着て腰に刀まで差している。戦闘経験豊富な佐藤だが流石にサムライと戦ったことはない。まして刀同士でぶつかり合う剣戟アクションなど完全に未知の領域だ。
向かってくる三人の内二人はサムライのような衣装を着て腰に刀まで差している。戦闘経験豊富な佐藤だが流石にサムライと戦ったことはない。まして刀同士でぶつかり合う剣戟アクションなど完全に未知の領域だ。
「これはちょっとこのままシューティングゲームに興じるのはもったいないかな?」
思い立ったが吉。佐藤はIBMを生み出し変身を解除。カードデッキをIBMに渡した。ミラーワールドに入るために用意しておいた鏡にかざさせると佐藤がやった時と同じようにIBMの腰にベルトが現れた。
【変身】
ポーズをとってデッキをバックルに入れるとIBMの全身が光に包まれ、ゾルダの装甲が出現した。
「試してなかったけどやれるみたいだね」
佐藤は満足げに頷いた。
刀だけ取り出してリュックサックをIBMに渡し、自身はPENTAGONの外で死んでいた青年のリュックサックを背負った。
民家の影に身を隠し、砲撃でこちらに誘導する。一番近くに来た一人を狙って斬りかかった。
互いの刀と刀がぶつかり火花を散らす。サムライの突きが佐藤の顔の真横を通り抜ける。佐藤の刃をサムライの刀がいなす。銃を撃ち合うのとは違う互いの殺意をより直接的にぶつけ合う感覚。新鮮な体験だった。やはり剣戟アクションを選んで正解だった。
それにしても凄いサムライである。
佐藤は身体にはいま常以上の力が漲っている。変身したIBMの影響だろう。
IBMはただ自由に動かせるだけでなく様々なものを伝えてくる。音、景色、触感。時に他の亜人の記憶を流してくることすらある。物理現象を超えたライダーの力ならIBMから本体に流れてきてもおかしくはない。
にも関わらずこのサムライは互角に渡り合ってくるのだからとんでもない実力である。最初の不意打ちが無ければもう何回か殺されていたかもしれない。
IBMの方では少年とライダーの二人がPENTAGONの中に入っていくのが見えた。モンスターを使って飛んできたら撃ち落とそうと思っていたが、中から来るなら待ち構える必要もない。こちらも中で隠れてステルスゲームといこう。
と、中に戻ろうと佐藤が振り返ると、何かが床を突き破って屋上に現れた。赤い竜。その胴体にはライダーと少年がしがみついていた。
刀だけ取り出してリュックサックをIBMに渡し、自身はPENTAGONの外で死んでいた青年のリュックサックを背負った。
民家の影に身を隠し、砲撃でこちらに誘導する。一番近くに来た一人を狙って斬りかかった。
互いの刀と刀がぶつかり火花を散らす。サムライの突きが佐藤の顔の真横を通り抜ける。佐藤の刃をサムライの刀がいなす。銃を撃ち合うのとは違う互いの殺意をより直接的にぶつけ合う感覚。新鮮な体験だった。やはり剣戟アクションを選んで正解だった。
それにしても凄いサムライである。
佐藤は身体にはいま常以上の力が漲っている。変身したIBMの影響だろう。
IBMはただ自由に動かせるだけでなく様々なものを伝えてくる。音、景色、触感。時に他の亜人の記憶を流してくることすらある。物理現象を超えたライダーの力ならIBMから本体に流れてきてもおかしくはない。
にも関わらずこのサムライは互角に渡り合ってくるのだからとんでもない実力である。最初の不意打ちが無ければもう何回か殺されていたかもしれない。
IBMの方では少年とライダーの二人がPENTAGONの中に入っていくのが見えた。モンスターを使って飛んできたら撃ち落とそうと思っていたが、中から来るなら待ち構える必要もない。こちらも中で隠れてステルスゲームといこう。
と、中に戻ろうと佐藤が振り返ると、何かが床を突き破って屋上に現れた。赤い竜。その胴体にはライダーと少年がしがみついていた。
(なるほどね)
確かに外を飛ぶよりもこっちの方が安全だ。ライダーと少年が飛び降りる。
―――SWARD VENT―――
ライダーが剣を握り、少年は鞘から折れた刀を抜いた。
IBMはギガランチャーを消して仮面ライダーゾルダの基本装備である銃を右手に持つ。銃身の下にあるレバーを引いて、普通なら弾を入れるそこにカードを装填する。
IBMはギガランチャーを消して仮面ライダーゾルダの基本装備である銃を右手に持つ。銃身の下にあるレバーを引いて、普通なら弾を入れるそこにカードを装填する。
―――GUARD VENT―――
IBMの左手に盾が出現する。
(任せたぜ相棒)
佐藤は頭の中でつぶやいた。IBMから流れてくる情報を意識の隅に追いやる。
IBMには本体が完全にコントロールしている状態とIBM自身の判断で勝手に動く状態がある。目の前のサムライとPENTAGON屋上のライダーと少年、どちらも両方に思考を割きながら戦えるような相手ではなさそうだ。
IBMには本体が完全にコントロールしている状態とIBM自身の判断で勝手に動く状態がある。目の前のサムライとPENTAGON屋上のライダーと少年、どちらも両方に思考を割きながら戦えるような相手ではなさそうだ。
◆
目の前の男は強敵である。それを感じているのは沖田も同じだった。
最初の殺気の消し方といい、その後の対応といい間違いなく一流の戦士だ。
最初の殺気の消し方といい、その後の対応といい間違いなく一流の戦士だ。
(けど一流の剣士じゃあない)
剣の扱いも一見長けているに見えるが抜群の戦闘技術で誤魔化しているだけだ。この男は剣士の呼吸をしていない。そして剣士と戦う呼吸もわかっていない。
沖田は少しずつ男の呼吸を崩す。刀を受ける際の菊一文字の僅かな傾き、攻撃を話す際の時の僅かなタイミングずれ。微細な動作を積み重ねて相手の呼吸を本人すらもわからないほど、少しずつ、少しずつ、崩していく。
崩れが最大限に高まった瞬間、男の姿勢が乱れた。並の戦士なら何が起きたか理解すらできないだろうが男は自分に起きたことをわかったようだった。流石である。だがそれだけだ。菊一文字が男の首を貫いた。
引き抜くと首から血を吹き出しながら男が後ろに倒れる。
沖田は少しずつ男の呼吸を崩す。刀を受ける際の菊一文字の僅かな傾き、攻撃を話す際の時の僅かなタイミングずれ。微細な動作を積み重ねて相手の呼吸を本人すらもわからないほど、少しずつ、少しずつ、崩していく。
崩れが最大限に高まった瞬間、男の姿勢が乱れた。並の戦士なら何が起きたか理解すらできないだろうが男は自分に起きたことをわかったようだった。流石である。だがそれだけだ。菊一文字が男の首を貫いた。
引き抜くと首から血を吹き出しながら男が後ろに倒れる。
「それじゃあ私もあっちへ行きますか」
菊一文字を振るって血を払い落しながら呟く。死体に背を向けてPENTAGONに向か――おうとして咄嗟に前に転がった。
さっきまで沖田の足があった場所を刃が通り過ぎていった。
さっきまで沖田の足があった場所を刃が通り過ぎていった。
「はは、流石にそんな簡単には当たらないか」
笑いながら男は立ち上がる。確かに貫いたはずの首には傷一つ残っていなかった。
鬼。その一文字が沖田の脳裏に浮かんだ。
鬼。その一文字が沖田の脳裏に浮かんだ。
◆
北岡が変身していた仮面ライダーゾルダは遠距離戦を主体するライダーだ。火力には恐ろしいものがあるが接近戦なら真司の龍騎の方が上、フィールドの限られた屋上なら一対一でもこちらが有利、そう考えていたのだが。
炭治郎の刀をゾルダが盾で受け止める。銃のグリップで頭を殴り、倒れたところに追い打ちの銃弾。炭治郎は転がってかわし、後ろに飛び退く。
真司の剣をバックステップで避け、追撃の斬撃も盾で防ぐとそのまま剣ごと真司を突き飛ばした。
スピードもパワーも北岡が使っていた時よりも明らかに増していた。ライダーの性能は誰が使っても同じはずだ。だとすると装着者の身体能力がよっぽど高いということだろうか。並大抵の上がりかたではない。
真司も炭治郎も千翼との戦いのダメージがもまだ残っていた。炭治郎なんて刀まで折れている。向こうにはダメージを与えられずこちらだけが一方的に与えられていた。
それでも二人は休むこと無く攻め続けた。真司が攻撃を食らったら炭治郎が攻め炭治郎が食らえば真司が攻める。負けてはいてもニ対一。攻め続ければ余裕がないのは相手の方だった。
二人はゾルダを屋上の端にまで追い詰め、炭治郎が渾身力を込めた一撃を放つ。もし盾で受ければ勢いに押され落下する威力。しかしゾルダは的確にそれを見抜いて身を反らし、逆に膝で蹴り飛ばして炭治郎を落とそうとした。ぎりぎりのところで刀を床に刺して堪え、炭治郎は叫んだ。
炭治郎の刀をゾルダが盾で受け止める。銃のグリップで頭を殴り、倒れたところに追い打ちの銃弾。炭治郎は転がってかわし、後ろに飛び退く。
真司の剣をバックステップで避け、追撃の斬撃も盾で防ぐとそのまま剣ごと真司を突き飛ばした。
スピードもパワーも北岡が使っていた時よりも明らかに増していた。ライダーの性能は誰が使っても同じはずだ。だとすると装着者の身体能力がよっぽど高いということだろうか。並大抵の上がりかたではない。
真司も炭治郎も千翼との戦いのダメージがもまだ残っていた。炭治郎なんて刀まで折れている。向こうにはダメージを与えられずこちらだけが一方的に与えられていた。
それでも二人は休むこと無く攻め続けた。真司が攻撃を食らったら炭治郎が攻め炭治郎が食らえば真司が攻める。負けてはいてもニ対一。攻め続ければ余裕がないのは相手の方だった。
二人はゾルダを屋上の端にまで追い詰め、炭治郎が渾身力を込めた一撃を放つ。もし盾で受ければ勢いに押され落下する威力。しかしゾルダは的確にそれを見抜いて身を反らし、逆に膝で蹴り飛ばして炭治郎を落とそうとした。ぎりぎりのところで刀を床に刺して堪え、炭治郎は叫んだ。
「真司さん!」
炭治郎の声に答えて真司は駆ける。しかしこの時、炭治郎と真司の意識には違いがあった。
炭治郎はゾルダの中身を人間と思いながらも本気で殺すつもりで戦っていた。炭治郎だって人間を殺したくはない。だが炭治郎は鬼に情を寄せながらもその首を切ってきた男だ。いざ戦いとなれば加減をする気は一切無い。
一方で真司は過酷なライダーバトルを人を死なせないために戦い続けてきたこと男だ。浅倉のような絶対悪や他のライダーたちの願いの重さに揺れることもあったが、最後には戦いを止めることを願いに選んだ。目の前にいるゾルダも真司にとっては死なせたくない人間だった。
炭治郎にとっては好機である屋上の端も真司にとっては攻撃を躊躇う位置。そしてゾルダはその隙を見逃すような相手ではなかった。
不用意に前に出た真司の足にゾルダの足が引っ掛けられる。体制を崩したところに盾が叩き込まれて、後ろに倒れた。
胸板の上を踏みつけられる。顔に銃が突きつけられた。炭治郎が真司を助けるべく跳び、それを読んでいたかのように銃口が炭治郎の方を向いた。
射出。炭治郎は顔に向かってくる銃弾を防ごうと刀を縦に構える。しかし、真司の目に入ったのは――頭から血を流して屋上から落ちていく炭治郎の姿だった。
炭治郎はゾルダの中身を人間と思いながらも本気で殺すつもりで戦っていた。炭治郎だって人間を殺したくはない。だが炭治郎は鬼に情を寄せながらもその首を切ってきた男だ。いざ戦いとなれば加減をする気は一切無い。
一方で真司は過酷なライダーバトルを人を死なせないために戦い続けてきたこと男だ。浅倉のような絶対悪や他のライダーたちの願いの重さに揺れることもあったが、最後には戦いを止めることを願いに選んだ。目の前にいるゾルダも真司にとっては死なせたくない人間だった。
炭治郎にとっては好機である屋上の端も真司にとっては攻撃を躊躇う位置。そしてゾルダはその隙を見逃すような相手ではなかった。
不用意に前に出た真司の足にゾルダの足が引っ掛けられる。体制を崩したところに盾が叩き込まれて、後ろに倒れた。
胸板の上を踏みつけられる。顔に銃が突きつけられた。炭治郎が真司を助けるべく跳び、それを読んでいたかのように銃口が炭治郎の方を向いた。
射出。炭治郎は顔に向かってくる銃弾を防ごうと刀を縦に構える。しかし、真司の目に入ったのは――頭から血を流して屋上から落ちていく炭治郎の姿だった。
◆
菊一文字が帽子の男を肩から腰へと切り捨てた。男は倒れ、沖田の身体が大量の返り値に濡れる。さらに菊一文字を翻し、刀を持った男の右手を狙う。しかし右手が斬り落されるよりも一瞬速く男は起き上がって、下から掬い上げるように刀を振るった。沖田は滑るように後ろにさがる。顎先から僅かに血が滴った。
「少し剣の戦いが上手くなってきましたね」
「ありがとう」
「ありがとう」
沖田の言葉に相手は素直に礼を言った。
三回。これまでに三回沖田は男に致命傷を与え、その度に男は傷を綺麗サッパリ直して起き上がってくる。
段々と殺しづらくなってきていた。格上の敵との殺し合いは時に人を大きく成長させる。大抵の場合は成長したところで敵わず死ぬのが落ちだが、この男は死んでも生き返るのだから全くもって卑怯である。おまけに体力まで回復しているようで本当にうんざりする。こっちはいい加減右腕は限界になってきたというのに。
しかし得るものもあった。奇妙な言い方になるが、この男、殺せば死んでいる。生きかえりはするものの死んでいるのだ。炭治郎が語った鬼のように死ぬこと無く傷が治っているのではなくむしろ死ぬことによって傷が治っている。
今回はそのことに確信が持てず攻めきれなかったが、もう一度殺せたならば蘇生した瞬間に動く暇を与えず四肢を切断する自信が沖田にはある。
先の放送ではここの一つ上のエリアが一時間後に立入禁止になると言っていた。すでの放送から一時間はとっくに経っている。どれだけ不死身だろうと首謀者の仕掛けた首輪の爆弾なら殺せるはずだ。
あと一回だけ殺せば勝てる。というかあと一回くらいで勝てないとそろそろキツい。
菊一文字を身体の横に構え、切っ先を相手に向ける。突きの構え。沖田の得意技。やはり決めるならこれだろう。
対する男は中段の構え。こちらが勝負を決めに来ているのをわかって迎え撃つつもりだ。
間合いが遠い。足を擦らせて少しずつ距離を詰めていく。男に突きが届くところまであと一歩――不意に沖田は右手一本で突きを放った。
三回。これまでに三回沖田は男に致命傷を与え、その度に男は傷を綺麗サッパリ直して起き上がってくる。
段々と殺しづらくなってきていた。格上の敵との殺し合いは時に人を大きく成長させる。大抵の場合は成長したところで敵わず死ぬのが落ちだが、この男は死んでも生き返るのだから全くもって卑怯である。おまけに体力まで回復しているようで本当にうんざりする。こっちはいい加減右腕は限界になってきたというのに。
しかし得るものもあった。奇妙な言い方になるが、この男、殺せば死んでいる。生きかえりはするものの死んでいるのだ。炭治郎が語った鬼のように死ぬこと無く傷が治っているのではなくむしろ死ぬことによって傷が治っている。
今回はそのことに確信が持てず攻めきれなかったが、もう一度殺せたならば蘇生した瞬間に動く暇を与えず四肢を切断する自信が沖田にはある。
先の放送ではここの一つ上のエリアが一時間後に立入禁止になると言っていた。すでの放送から一時間はとっくに経っている。どれだけ不死身だろうと首謀者の仕掛けた首輪の爆弾なら殺せるはずだ。
あと一回だけ殺せば勝てる。というかあと一回くらいで勝てないとそろそろキツい。
菊一文字を身体の横に構え、切っ先を相手に向ける。突きの構え。沖田の得意技。やはり決めるならこれだろう。
対する男は中段の構え。こちらが勝負を決めに来ているのをわかって迎え撃つつもりだ。
間合いが遠い。足を擦らせて少しずつ距離を詰めていく。男に突きが届くところまであと一歩――不意に沖田は右手一本で突きを放った。
「!」
男は瞬時に意図を見抜き刀を退かそうとするが、遅い。菊一文字が男の刀と正面からぶつかり、貫いた。
男の傷がどれだけ治ろうと刀の傷はそうではない。これまでの戦いで刀のダメージがすでに限界まで近づいていることを沖田は見抜いていた。
一歩。沖田は前に出る。右手が菊一文字から離れ、後ろから勢いを乗せて繰り出された左手によって突きが続行される。男は首の前で両腕を交差。菊一文字が貫通するが首にまでは届かない。が。
男の傷がどれだけ治ろうと刀の傷はそうではない。これまでの戦いで刀のダメージがすでに限界まで近づいていることを沖田は見抜いていた。
一歩。沖田は前に出る。右手が菊一文字から離れ、後ろから勢いを乗せて繰り出された左手によって突きが続行される。男は首の前で両腕を交差。菊一文字が貫通するが首にまでは届かない。が。
(行ける!)
両手で柄を持って押し込み、男は貫かれた腕で対抗する。剣先が首の皮に辺り血が流れる感覚が伝わってきた。このまま力押しで刺せる。
――その時、空気が揺れた。
――その時、空気が揺れた。
◆
「炭治郎おおおおおおおおおお!」
真司の叫びが虚しく響き渡る。
いくら炭治郎がライダーのような身体能力を持っていたとしても頭を撃ち抜かれて生きている人間はいない。もし万が一生き残れたしてもこの高さから落ちたら同じことだ。竈門炭治郎は死んだ。間違いなく今ここで。
いくら炭治郎がライダーのような身体能力を持っていたとしても頭を撃ち抜かれて生きている人間はいない。もし万が一生き残れたしてもこの高さから落ちたら同じことだ。竈門炭治郎は死んだ。間違いなく今ここで。
(俺のせいだ。俺が、俺があの時……)
ゾルダを屋上から落とすのを躊躇ったから。
「うおおおおおおおおおおお」
真司は吠えた。
剣を手放しゾルダの足を両手で掴む。上半身を捻り。ゾルダの身体を床に叩きつけた。ゾルダよりも先に立ち上がりこちらに向いた銃を蹴り飛ばす。銃が床が転がった。
反対の足で踏みつけようとしたがゾルダは体操選手のように両手で身体を持ち上げて回避。その姿勢から勢いをつけてドロップキック。今度は真司が屋上を転がされる。。
ゾルダが銃に向かって走り、遅れて真司も走る。左腕についたバイザーに二枚のカードを入れる。
剣を手放しゾルダの足を両手で掴む。上半身を捻り。ゾルダの身体を床に叩きつけた。ゾルダよりも先に立ち上がりこちらに向いた銃を蹴り飛ばす。銃が床が転がった。
反対の足で踏みつけようとしたがゾルダは体操選手のように両手で身体を持ち上げて回避。その姿勢から勢いをつけてドロップキック。今度は真司が屋上を転がされる。。
ゾルダが銃に向かって走り、遅れて真司も走る。左腕についたバイザーに二枚のカードを入れる。
―――STRIKE VENT―――
―――GUARD VENT―――
―――GUARD VENT―――
右手には赤い竜の牙を模した手甲、左手には胴体を模した盾が現れる。
銃を拾おうとゾルダのスピードが僅かに落ちた瞬間後ろから飛びかかる。右手の牙をゾルダが盾で防ぐ。ゾルダの拳を左手の盾で防いだ。牙と盾、盾と盾、盾と拳が何度もぶつかり合う。
踏み出した右足が何かを踏んだ。銃だ。戦いの最中ゾルダは足で銃を真司が踏む位置に動かしていたのだ。バランスを崩した真司の腹にゾルダの拳が食い込んだ。
何メートルも吹っ飛び転がって、落ちるギリギリのところで体制を立て直す。ゾルダが銃をこちらに向けていた。龍騎の装甲なら一発や二発くらったところで致命傷にはならない。だがここは屋上の端。僅かな衝撃でも食らえば落ちる位置。無論この相手が躊躇うわけもない。
その時、屋上の出入り口から炭治郎が飛び出した。
勢いを落とさない突進によって開けられたドアが根本から千切れて飛んでいく。ゾルダの顔が炭治郎の方を向いて、銃もそちらに向ける。引き金が引かれるよりも速く――炭治郎はゾルダの懐へと入りこんでいた。
銃を拾おうとゾルダのスピードが僅かに落ちた瞬間後ろから飛びかかる。右手の牙をゾルダが盾で防ぐ。ゾルダの拳を左手の盾で防いだ。牙と盾、盾と盾、盾と拳が何度もぶつかり合う。
踏み出した右足が何かを踏んだ。銃だ。戦いの最中ゾルダは足で銃を真司が踏む位置に動かしていたのだ。バランスを崩した真司の腹にゾルダの拳が食い込んだ。
何メートルも吹っ飛び転がって、落ちるギリギリのところで体制を立て直す。ゾルダが銃をこちらに向けていた。龍騎の装甲なら一発や二発くらったところで致命傷にはならない。だがここは屋上の端。僅かな衝撃でも食らえば落ちる位置。無論この相手が躊躇うわけもない。
その時、屋上の出入り口から炭治郎が飛び出した。
勢いを落とさない突進によって開けられたドアが根本から千切れて飛んでいく。ゾルダの顔が炭治郎の方を向いて、銃もそちらに向ける。引き金が引かれるよりも速く――炭治郎はゾルダの懐へと入りこんでいた。
――円舞一閃
真司は炭治郎の刃に炎を幻視した。まともに攻撃を受けたゾルダの身体が宙を舞う。炭治郎は膝をついて荒い生きを吐いた。
「炭治郎、おまえ……生きてたのか!? 落ちたのに!?」
「はい! 生きてました! 一瞬意識を失っちゃって危なかったですか、途中で起きて刀を壁を刺して助かりました!」
「でも頭に銃受けてただろ!?」
「受けました! でも最初に刀で受けて直撃は防いだのでなんとか頭が弾いてくれたみたいです!」
「いや弾いたって……ええ?」
「はい! 生きてました! 一瞬意識を失っちゃって危なかったですか、途中で起きて刀を壁を刺して助かりました!」
「でも頭に銃受けてただろ!?」
「受けました! でも最初に刀で受けて直撃は防いだのでなんとか頭が弾いてくれたみたいです!」
「いや弾いたって……ええ?」
頭蓋骨が銃弾を弾いたという話なら昔テレビで見たことがあったが、それはあくまでも普通の銃の話だ。流石にライダーの銃弾を弾くなんて炭治郎がどれだけ石頭だったとしても無理じゃないのか?
(まあでもいっか! 炭治郎が生きてたんならなんだって)
死ななかったことが一番大事。理由なんて些細なことだ。それよりも気になるのは、
「あいつ……殺したのか?」
ゾルダは炭治郎の攻撃を受けた後うつ伏せに倒れて動かない。一度は怒りを燃やした真司だがそれでもやはり死んでほしくないという思いがあった。炭治郎のような子供に人を殺してほしくもない。
「わかりません。切ったのは間違いないですが感覚が妙な感じで」
と、ちょうどそこでゾルダの身体が動いた。二人は身構え――起き上がったゾルダを見て目を見開いた。ゾルダの胸部装甲は炭治郎の一撃によって大きく裂かれていた。問題なのはその内側、本来生身の肉体があるべき部分に黒い霧の塊のようなものが存在していた。
「なんだよあれ。もしかしてあれが鬼の血鬼術ってやつなのか?」
「違います。あいつから鬼の匂いはしません。いや、それどころか匂い自体がほとんどしない。てっきりライダーに変身してるせいだと思ってたけどそうじゃない。あいつには元から匂いがほとんど無いんだ……あれは本当に生き物なのか?」
「違います。あいつから鬼の匂いはしません。いや、それどころか匂い自体がほとんどしない。てっきりライダーに変身してるせいだと思ってたけどそうじゃない。あいつには元から匂いがほとんど無いんだ……あれは本当に生き物なのか?」
炭治郎の言葉に見慣れたはずのゾルダの姿が不気味に映った。
ゾルダはカードを取り出して銃にセットする。
ゾルダはカードを取り出して銃にセットする。
―――FINAL VENT―――
ゾルダのファイナルベントは契約モンスターであるマグナギガの全身に仕込まれた武器を一斉発射するものだ。その火力は真司が知るライダーたちの中でもトップクラス。しかし反面予備動作が長く、発動までに時間が掛かるという欠点がある。妙だ。この距離ならマグナギガの横に周って避けるのも容易い。なぜここでそんなカードとを。
疑問はマグナギガがこちらではなく横を向いて現れたことで解けた。
疑問はマグナギガがこちらではなく横を向いて現れたことで解けた。
(あの方角は……!)
沖田が残って戦っている場所。
真司と炭治郎が走る。瞬間、轟音が響いた。まるで世界全体が揺れているような振動が起きて、二人は立っていることすらおぼつかなくなる。マグナギガから全弾が発射される。何が起こっているのか理解できないまま、真司と炭治郎は崩れた床と共に落ちていった。
真司と炭治郎が走る。瞬間、轟音が響いた。まるで世界全体が揺れているような振動が起きて、二人は立っていることすらおぼつかなくなる。マグナギガから全弾が発射される。何が起こっているのか理解できないまま、真司と炭治郎は崩れた床と共に落ちていった。
◆
帽子の男の後ろでPENTAGONが爆煙を上げて崩れていく。何が起こった? 真司と炭治郎はどうなった?あの爆発はこいつらが仕掛けたものなのか?
様々な疑問が沖田の頭を過るが、もっとも思考を埋めたのは屋上から放たれた光る弾やら筒状の物体やらだった。
真司は言っていた。「一番強い奴をまだ使っていない」と。直感する。これが一番強い奴だ。
あれがここまで来れば沖田も男も無事ではいられない。ただし沖田は男と違って一回死んだらそれで終わりだ。男が笑みを浮かべた。
瞬間――骨の砕ける音が響いた。左手で持った菊一文字の鞘が男の首に当たっていた。
油断というのも酷な勝利を確信しての僅かな気の緩み。沖田は左手を菊一文字から離して、鞘で男の首の骨を粉砕していた。
様々な疑問が沖田の頭を過るが、もっとも思考を埋めたのは屋上から放たれた光る弾やら筒状の物体やらだった。
真司は言っていた。「一番強い奴をまだ使っていない」と。直感する。これが一番強い奴だ。
あれがここまで来れば沖田も男も無事ではいられない。ただし沖田は男と違って一回死んだらそれで終わりだ。男が笑みを浮かべた。
瞬間――骨の砕ける音が響いた。左手で持った菊一文字の鞘が男の首に当たっていた。
油断というのも酷な勝利を確信しての僅かな気の緩み。沖田は左手を菊一文字から離して、鞘で男の首の骨を粉砕していた。
「なにも人を殺す方法なんて刀で切るだけじゃありませんよ」
「……そうだね」
「……そうだね」
男が倒れる。沖田は服を引っ掴んで持ち上げ、男の身体の裏に隠れてできるだけ自分の身体を小さくする。直後に爆音が轟いた。付近の建物は遍く破壊され、燃えた瓦礫が周囲に飛んでさらに被害を広げていく。砲撃が止んだ時PENTAGONの周辺は一瞬にして火炎地獄へと変貌していた。
炎と黒煙に囲まれた空間の中、男の肉体は手足は千切れ首は弾け飛び、辛うじて人の輪郭を感じられる程度の骨と肉の塊になっていた。だが沖田総司は生きていた。無傷とまで行かなかったが動ける程度には五体満足だ。危ないところだった。正直あと一発でも多く来ていたら男の身体では防ぎきれず沖田も重大な損傷を負っていただろう
沖田は男の死体を投げ捨て、生き返った瞬間を見計らって手足を切断する。ここから禁止エリアまではそう遠くない。砲撃手がどうなったかは気がかりだが、炎と煙に隠れてこっちの様子は見えないだろうし、見つかっても男の盾にして進めばなんとかなるだろう。
意識を取り戻した男は手足の無くなった自分の身体を見て笑った。
炎と黒煙に囲まれた空間の中、男の肉体は手足は千切れ首は弾け飛び、辛うじて人の輪郭を感じられる程度の骨と肉の塊になっていた。だが沖田総司は生きていた。無傷とまで行かなかったが動ける程度には五体満足だ。危ないところだった。正直あと一発でも多く来ていたら男の身体では防ぎきれず沖田も重大な損傷を負っていただろう
沖田は男の死体を投げ捨て、生き返った瞬間を見計らって手足を切断する。ここから禁止エリアまではそう遠くない。砲撃手がどうなったかは気がかりだが、炎と煙に隠れてこっちの様子は見えないだろうし、見つかっても男の盾にして進めばなんとかなるだろう。
意識を取り戻した男は手足の無くなった自分の身体を見て笑った。
「はは、凄いね。時代劇とかに出てくるサムライもこんな感じなのかな? そっちの方面ももっと見ておけばよかったね」
「ずいぶん余裕な態度ですね。まさかこの状況に到っても不死身だから大丈夫とか思ってるわけじゃないでしょう?」
「禁止エリアでしょ。わかってるよ。亜人になる前、これは流石に無理だと思ったときもこんな感じだったからね。たぶん性分なんだよ」
「亜人?」
「ずいぶん余裕な態度ですね。まさかこの状況に到っても不死身だから大丈夫とか思ってるわけじゃないでしょう?」
「禁止エリアでしょ。わかってるよ。亜人になる前、これは流石に無理だと思ったときもこんな感じだったからね。たぶん性分なんだよ」
「亜人?」
その単語が沖田は気になったがその意味を考えはしなかった。考えることができなかった。
「まあ今は別に無理とも思ってないけどね」
胸に熱を覚えて手を当てるとべっとりと血がついた。口から血が溢れる。他の誰でもない沖田総司の血が。
最初に思ったのは約束守れなかったなということ。次にいか娘の仇を討てなかったことへの無念が浮かんだ。
一人で鬼退治へ行かせることになってしまった柳生宗矩への申し訳無さ。新選組の仲間たちへの情、試衛館で過ごした日々への郷愁。様々な思いが沖田の胸の内を過ぎっていく。そして最後に思ったのは。
負けたのか、俺は。
最初に思ったのは約束守れなかったなということ。次にいか娘の仇を討てなかったことへの無念が浮かんだ。
一人で鬼退治へ行かせることになってしまった柳生宗矩への申し訳無さ。新選組の仲間たちへの情、試衛館で過ごした日々への郷愁。様々な思いが沖田の胸の内を過ぎっていく。そして最後に思ったのは。
負けたのか、俺は。
「……クソ」
最後にそう言って沖田総司の肉体は地に伏した。
”間違いなく砲撃手とグル”。沖田総司は最初からずっと勘違いしていた。帽子の男と砲撃手は二人組であると。
炎と煙で視界を遮られて砲撃手からこちらは見えないと考えてしまっていた。
視界を共有するただ一人の敵が炎と煙の内側と外側両方にいるとは予測できるはずもなかった。
炎と煙で視界を遮られて砲撃手からこちらは見えないと考えてしまっていた。
視界を共有するただ一人の敵が炎と煙の内側と外側両方にいるとは予測できるはずもなかった。
◆
「いやあ、強かったなあ」
出血多量で死んで生き返った佐藤はサムライの死体を眺めて言った。
亜人になる前も含めこれまで色々な相手と戦ってきたが、個人の実力でいえば間違いなくトップクラスだ。対抗馬になりそうなのは教会であった全身入れ墨の男くらいだろう。
亜人になる前も含めこれまで色々な相手と戦ってきたが、個人の実力でいえば間違いなくトップクラスだ。対抗馬になりそうなのは教会であった全身入れ墨の男くらいだろう。
「結局刀での戦いじゃ全然勝てなかったね」
そう言ってサムライが握っていた刀を取り上げる。ライダーの力で丈夫になった佐藤を盾にしたといえ、よくファイナルベントの砲撃の中守り抜いたものだ。手足を切り落とすのに必要ではあったろうが 持ち主よりも傷が少ないのではないだろうか?
「刀はサムライの魂って奴かな?」
佐藤はリュックサックに刀をしまった。基本支給品意外のサムライの他の支給品も回収する。
残念だったのは爆破のすぐあとに殺されてPENTAGONの壊れる様子を見れなかったことだ。あそこは本当にしてやられた。
IBMが戦った二人もどうなったのだろうか。もし生きているなら今度はもっとちゃんと戦いが。
有名人である佐藤の顔を見ても三人が誰も反応しなかったことも気になった。ライダーの力や人間離れした能力を持つものが複数いることといい、このバトルロワイアルは佐藤が想像していた以上にぶっ飛んだ催しなのかもしれない。
残念だったのは爆破のすぐあとに殺されてPENTAGONの壊れる様子を見れなかったことだ。あそこは本当にしてやられた。
IBMが戦った二人もどうなったのだろうか。もし生きているなら今度はもっとちゃんと戦いが。
有名人である佐藤の顔を見ても三人が誰も反応しなかったことも気になった。ライダーの力や人間離れした能力を持つものが複数いることといい、このバトルロワイアルは佐藤が想像していた以上にぶっ飛んだ催しなのかもしれない。
「と、そろそろだね」
リュックサックから中から手鏡を取り出す。PENTAGONで調達しておいた物だ。
少し待つと鏡の中からライダーに変身したIBMが出てきた。IBMは背負っているリュックサックから
洋服を取り出して佐藤に渡した。元々着ていた服はさっき燃え尽きてしまったから代わりのものを適当な民家で見繕ってきてもらったのだ。流石に裸じゃ格好つかない。幸いなことに佐藤が普段きているのと似たような服だった。
少し待つと鏡の中からライダーに変身したIBMが出てきた。IBMは背負っているリュックサックから
洋服を取り出して佐藤に渡した。元々着ていた服はさっき燃え尽きてしまったから代わりのものを適当な民家で見繕ってきてもらったのだ。流石に裸じゃ格好つかない。幸いなことに佐藤が普段きているのと似たような服だった。
「あとは……あったあった」
佐藤は首をキョロキョロさせて無くしものを見つけた。帽子だ。どうやら上手いこと爆風に煽られたようで無傷で残っていた。佐藤は帽子を拾い、頭に被った。
「それじゃあ、次はどこに行こうかな」
【沖田総司@衛府の七忍 死亡】
【竈門炭治郎@鬼滅の刃 生死不明】
【城戸真司@仮面ライダー龍騎 生死不明】
【竈門炭治郎@鬼滅の刃 生死不明】
【城戸真司@仮面ライダー龍騎 生死不明】
【E-7/PENTAGON付近/1日目・午前】
【佐藤@亜人】
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎、無名街爆破セレモニーで使用された爆弾@HiGH&LOW
[道具]:基本支給品一式×2、秋山蓮のリュックサック、折れた日本刀@現実、菊一文字、手鏡、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.IBMと戦った二人に興味。
2.PENTAGONの前でふたりの参加者を殺した犯人に興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。逆にIBMが変身している間は佐藤本人が強化されうようです。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎、無名街爆破セレモニーで使用された爆弾@HiGH&LOW
[道具]:基本支給品一式×2、秋山蓮のリュックサック、折れた日本刀@現実、菊一文字、手鏡、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.IBMと戦った二人に興味。
2.PENTAGONの前でふたりの参加者を殺した犯人に興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。逆にIBMが変身している間は佐藤本人が強化されうようです。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
| 前話 | お名前 | 次話 |
| だんだん遠くなってく君を追いかけていく | 佐藤 | Alive A life |
| 竈門炭治郎 | ||
| 城戸真司 | ||
| 沖田総司 | Eliminated |