GATE OF SKY ◆0zvBiGoI0k
千切れ飛んだ肉と骨。
七つに裂かれ、八つに刻まれ、九といわずに分断されて。
てんでバラバラ、千の雨。
千翼の眼前に広がる斬殺死体。
既にあった隻腕の亡骸の上に覆い被さるように落ちている。
名前も知らない。目にして一分もない。道端に転がっていた誰かの死体に駆け寄り嘆いていた男。
それを後ろから襲うよう指示し、為すすべなく───実際には息つかせぬ攻防が繰り広げられていたにせよ───殺される様を遠巻きに見ていた。
既にあった隻腕の亡骸の上に覆い被さるように落ちている。
名前も知らない。目にして一分もない。道端に転がっていた誰かの死体に駆け寄り嘆いていた男。
それを後ろから襲うよう指示し、為すすべなく───実際には息つかせぬ攻防が繰り広げられていたにせよ───殺される様を遠巻きに見ていた。
本来ならそれだけだ。
奇襲の成功。戦闘の勝利。死の結果。
これから千翼が足元に重なる屍の山、ただひとつの願いに手を届かせるために積まれる犠牲のひとつ。それだけを憶えていればいい。
奇襲の成功。戦闘の勝利。死の結果。
これから千翼が足元に重なる屍の山、ただひとつの願いに手を届かせるために積まれる犠牲のひとつ。それだけを憶えていればいい。
だというのに、千翼が抱くのは別のものだった。
脳裏に浮かぶのは、これと同じ光景。眼前に広がる斬殺死体。
千翼が千翼として生きられる大切な寄す処だった人。イユの死の残骸。
同じ技を受けたとしか思えないぐらい、男の死体の散乱ぶりはイユのそれと酷似していた。
脳裏に浮かぶのは、これと同じ光景。眼前に広がる斬殺死体。
千翼が千翼として生きられる大切な寄す処だった人。イユの死の残骸。
同じ技を受けたとしか思えないぐらい、男の死体の散乱ぶりはイユのそれと酷似していた。
「お、ほら、終わったぞ。完全に死んでるだろ」
刀が人を斬ることに、なんの不都合も迷いもないと。
たった今自分の手を汚した事実を気にも留めず、七花は千翼の方を向く。
たった今自分の手を汚した事実を気にも留めず、七花は千翼の方を向く。
「しかし驚いたぜ。まさか自分の血を飛ばして刀にするなんてな。柳緑花紅を出すのがもう少し遅かったら回避が間に合わなかった。よくて相打ちだったな……って」
隣まで近づいても何も言わない千翼の剣幕に、七花もようやく気づいて怪訝に思う。
「どうしたんだよ。ひょっとしてこいつ、殺しちゃいけないやつだったのか?」
「イユを───殺したのか、おまえ」
「イユを───殺したのか、おまえ」
七花に取ってみれば、その質問は寝耳に水の話だった。
「いゆ?誰だそいつ」
「俺の───戦う理由だ。いまお前が使った技を食らったやつと同じように、ここで死んだ」
「俺の───戦う理由だ。いまお前が使った技を食らったやつと同じように、ここで死んだ」
聞いたことのない名前を聞かされて、さらに殺したのかと問われればそれは当然の反応だった。
真庭忍軍十二頭領の一人。四季崎記紀の完成形変体刀の持ち主。前日本最強の剣士。
七花が刀を巡る戦いで手にかけた相手の中で名を知る者といえばこのくらいだ。戦いの前も含めれば実の父も入るが。
錆白兵を倒し日本最強の称号を得てから、名を上げるべく七花に挑みそして返り討ちにあった武芸者はそれなりにいる。
かといって、その中に”いゆ”がいたのか、とまでは七花でも考えなかった。七花と千翼はこの場で会ったばかりで、互いの名前も初めて知ったのだから。
真庭忍軍十二頭領の一人。四季崎記紀の完成形変体刀の持ち主。前日本最強の剣士。
七花が刀を巡る戦いで手にかけた相手の中で名を知る者といえばこのくらいだ。戦いの前も含めれば実の父も入るが。
錆白兵を倒し日本最強の称号を得てから、名を上げるべく七花に挑みそして返り討ちにあった武芸者はそれなりにいる。
かといって、その中に”いゆ”がいたのか、とまでは七花でも考えなかった。七花と千翼はこの場で会ったばかりで、互いの名前も初めて知ったのだから。
困った。
できれば面倒だ、と文句を垂れたいが、そうすると千翼はきっと怒るのだろう。それは困る。
臨時の緊急とはいえ千翼は今の七花を使う者だ。とがめを取り返すために必要な持ち主だ。
ここで関係を切られればまた七花は持ち主を探さねばならなくなる。それこそ一番の面倒だ。
なので困ったが、これ以上に困らないために七花は考えることにした。
できれば面倒だ、と文句を垂れたいが、そうすると千翼はきっと怒るのだろう。それは困る。
臨時の緊急とはいえ千翼は今の七花を使う者だ。とがめを取り返すために必要な持ち主だ。
ここで関係を切られればまた七花は持ち主を探さねばならなくなる。それこそ一番の面倒だ。
なので困ったが、これ以上に困らないために七花は考えることにした。
千翼は自分を”いゆ”を殺したと思っている。
”いゆ”は七花が今しがた使った七花八裂で死んだ男のように全身が千切れて死んだ。
七花八裂は虚刀流最終奥義と七花が勝手に思いついた技だ。
七花八裂を食らって生き延びた相手はいない。
七花八裂を見て生きているのは、とがめと姉の七実のみだ。
”いゆ”は七花が今しがた使った七花八裂で死んだ男のように全身が千切れて死んだ。
七花八裂は虚刀流最終奥義と七花が勝手に思いついた技だ。
七花八裂を食らって生き延びた相手はいない。
七花八裂を見て生きているのは、とがめと姉の七実のみだ。
「────────あ」
七花は思い当たった。
よく考えてみれば考えるまでもない結論だ。
よく考えてみれば考えるまでもない結論だ。
「じゃあたぶん、それやったの姉ちゃんだよ」
七花に似た技で殺され、七花に憶えがないのなら、同じ技を使える七実しか該当者はいない。それが帰結。
「姉……?」
「あれ、言わなかったっけ?俺は姉ちゃんを倒すためにあんたに使われるんだって。
……今言ってもむちゃくちゃだよなあ。あの姉ちゃんだぜ。姉ちゃんからとがめを取り返せってさあ」
「あれ、言わなかったっけ?俺は姉ちゃんを倒すためにあんたに使われるんだって。
……今言ってもむちゃくちゃだよなあ。あの姉ちゃんだぜ。姉ちゃんからとがめを取り返せってさあ」
改まって突きつけられた無理難題に頭を抱える七花。
とがめを奪還するだけならともかく、七実に出し抜く隙など針を通す穴ほどのありはしない。一瞬でも七実の目を奪わせる奇策でもない限りは。
意気消沈して顔を下ろすと、足元に散らばった骸が広がっている。さして気味悪がりもせず、ただふと思った疑問をこぼした。
とがめを奪還するだけならともかく、七実に出し抜く隙など針を通す穴ほどのありはしない。一瞬でも七実の目を奪わせる奇策でもない限りは。
意気消沈して顔を下ろすと、足元に散らばった骸が広がっている。さして気味悪がりもせず、ただふと思った疑問をこぼした。
「けどそれが本当なら、こんなばらばらにして殺すなんてあんま姉ちゃんらしくねえなあ。やるかやらないかでいえばまあやるんだけど。草むしりとか言って。
よっぽど機嫌が悪かったのかな。それともそんな嫌なやつだったのか、いゆって奴は?」
よっぽど機嫌が悪かったのかな。それともそんな嫌なやつだったのか、いゆって奴は?」
でもあの姉ちゃんがなあ、と再び思考がループする七花を尻目に、千翼は聞こえた異音に心臓を鷲掴みにされた。
千翼の中だけでした、散らばっていたピースの欠片が嵌まって形を成す音だ。
千翼の中だけでした、散らばっていたピースの欠片が嵌まって形を成す音だ。
アマゾンを嫌う。
恐ろしく強い。
姉。
女。
草むしり。
千翼を殺そうとし、善逸を殺した技。
虚刀流。
恐ろしく強い。
姉。
女。
草むしり。
千翼を殺そうとし、善逸を殺した技。
虚刀流。
枯れ木のように細く、幽鬼のように儚く、刀のように触れるものみな斬り裂く。
虫も殺せない可憐さで、他人を虫同然に殺してみせる。
虫も殺せない可憐さで、他人を虫同然に殺してみせる。
真実の一片を知り得た高揚感、そんなものは微塵もない。
まるで出来のいい見世物でも見ている気分だ。いいや、これは悪いのか。
まるで出来のいい見世物でも見ている気分だ。いいや、これは悪いのか。
「お前」
「ん?」
「お前の姉は───」
「ん?」
「お前の姉は───」
どんな格好をしていたと。
言いかけた言葉は、言い切るより前に千翼を手で押し出した七花に遮られた。
突然の衝撃に千翼はその場で尻餅をつき、直後に───その上を何かが風切り音を残して通過した。
言いかけた言葉は、言い切るより前に千翼を手で押し出した七花に遮られた。
突然の衝撃に千翼はその場で尻餅をつき、直後に───その上を何かが風切り音を残して通過した。
「なん、だ──────?」
「やっぱりか。かわして正解だったな」
「やっぱりか。かわして正解だったな」
ひとり納得した風な七花の顔がやや引き締められてるのを見て、千翼も今起きている事態について理解する。
自身の首めがけて、害意を持って致命をもたらす何かが飛来したのだと。
自身の首めがけて、害意を持って致命をもたらす何かが飛来したのだと。
「敵、か」
「抜き身の刀をぶん投げてくるってのは、まあ、敵でいいんだよな」
「刀……?」
「ああ、刀を思い切り回転させて投げてきた。それにいまの刀、たぶん、とがめが持ってたやつだ。
正確に言うと、前の持ち主をおれが殺してとがめが手に入れたやつだな」
「抜き身の刀をぶん投げてくるってのは、まあ、敵でいいんだよな」
「刀……?」
「ああ、刀を思い切り回転させて投げてきた。それにいまの刀、たぶん、とがめが持ってたやつだ。
正確に言うと、前の持ち主をおれが殺してとがめが手に入れたやつだな」
七花と揃えて飛来してきた方角に視線を向けつつ、七花は説明を続ける。彼にとっても無関係ではない、因縁深い物だったため、説明するのは楽だった。
「四季崎記紀の完成形変体刀十二本、たしか斬刀・『鈍』、だったっけ。能力は、えーっと……、たしか凄く斬れ味がいい、だ。気をつけろよ」
大雑把な解説であるが、千翼を押した七花の取った行動は正解といえるだろう。
分子レベルの構造にまで踏み込んだ、ありとあらゆる存在を一刀両断にできる、鋭利な刀。
千翼がつい反射的に腕で庇う動作を取っていたら、腕ごと延長線上の首を落とされていたに違いない。
分子レベルの構造にまで踏み込んだ、ありとあらゆる存在を一刀両断にできる、鋭利な刀。
千翼がつい反射的に腕で庇う動作を取っていたら、腕ごと延長線上の首を落とされていたに違いない。
「そっか。斬れ味が特徴ならただぶん投げるだけでも十分脅威になるもんな。
なら相手は剣は素人か。腕に自信があるなら手で持って使った方がずっといいし、刀の毒ってやつに侵された奴のするような真似じゃねえ」
なら相手は剣は素人か。腕に自信があるなら手で持って使った方がずっといいし、刀の毒ってやつに侵された奴のするような真似じゃねえ」
いずれにせよ、奇襲の目論見は失敗した。
投擲された街路樹から誰かが出た様子はない。折角の鈍は標的を見失い向こうへ消えていった。
次はどうする。どう来るか。
さっきはこちらからの先制攻撃だが、今度は逆に先手を取られ迎撃する側だ。
考えるのは苦手と自称する七花だが、こと戦闘論理においては高い素養を持つ。
強くなるため、とがめを取り返すため、少しでも戦いの経験は取っておきたい。
投擲された街路樹から誰かが出た様子はない。折角の鈍は標的を見失い向こうへ消えていった。
次はどうする。どう来るか。
さっきはこちらからの先制攻撃だが、今度は逆に先手を取られ迎撃する側だ。
考えるのは苦手と自称する七花だが、こと戦闘論理においては高い素養を持つ。
強くなるため、とがめを取り返すため、少しでも戦いの経験は取っておきたい。
「うおっ!」
予測外の方向からした風切り音に実を屈める。宙の髪が数本落ち、そして体に駆け巡る奇妙な感覚。
斬刀・鈍が飛んでいった場所から、再び斬刀・鈍が投げられてきたのだ。
斬刀・鈍が飛んでいった場所から、再び斬刀・鈍が投げられてきたのだ。
「二人いるのか……?」
「いいや、一人だ。かすかだが足音が聞こえてた。刀を投げてすぐに移動して刀を回収したんだろう」
「いいや、一人だ。かすかだが足音が聞こえてた。刀を投げてすぐに移動して刀を回収したんだろう」
連続した攻撃の謎を七花は看破した。謎というほどに複雑ではない単純な、だからこそ驚異的だ。
「すげえな」
脚力のことではない。ただ速いだけならもっと早期に気づけていた。
気配を消し、障害物に身を隠しながら単独で周囲を取り囲む体捌きこそが驚異なのだ。
気配を消し、障害物に身を隠しながら単独で周囲を取り囲む体捌きこそが驚異なのだ。
三度の飛刀。これは難なくかわせた。ただし回避に専念しての反応だ。これでは反撃に転じれない。
「銀閣ほどの速さじゃないが……どこから来るのかわからないのは厄介だな」
元の斬刀の持ち主、宇練銀閣は零閃という光速の居合術を得手としていた。
零閃に比べれば剣速は遠く及ばないが、代わりにこれは範囲と撹乱に特化している。打って出ようにも相手は攻撃後すぐに場所を移動している。
間合いの内での踏み込みならば届く自信があるが、相手は立ち会いそのものを拒否している。これでは勝負が成立しない。
零閃に比べれば剣速は遠く及ばないが、代わりにこれは範囲と撹乱に特化している。打って出ようにも相手は攻撃後すぐに場所を移動している。
間合いの内での踏み込みならば届く自信があるが、相手は立ち会いそのものを拒否している。これでは勝負が成立しない。
「変な奴だな。こんだけ速けりゃ直接出てる方が楽だろ普通。刀の扱いといいなんか適当で、どちらかというと擲刀か。
血刀の次にまた飛び道具か。くそ、ここはこんなのばっかかよ」
血刀の次にまた飛び道具か。くそ、ここはこんなのばっかかよ」
そこまで考えて、思い出す。
ここに来て以来、七実以外で自分に向かった凶器は、そのほとんどが飛び道具であったことを。
ここに来て以来、七実以外で自分に向かった凶器は、そのほとんどが飛び道具であったことを。
森で会った少女は黒光りする鉄から小さな塊を飛ばした。
姿の見えない透明な敵は触手を飛ばしとがめを貫いた。
七花が殺した男は吹き出した血が黒曜石のように硬質化した。
そして現在迫る擲刀。
姿の見えない透明な敵は触手を飛ばしとがめを貫いた。
七花が殺した男は吹き出した血が黒曜石のように硬質化した。
そして現在迫る擲刀。
剣士は、剣が届く間合いまで近づかなければ斬れない。七花の場合は手と足が届く範囲だ。
天にそびえる太陽すら落とすと伝えられる、錆白兵ほどの流麗な技量は七花は持たない。
ここは全てそういう者ばかりなのかはわからないが。間合いの外から攻める相手の攻略を、七花は覚えた方がいい気がしてきた。
天にそびえる太陽すら落とすと伝えられる、錆白兵ほどの流麗な技量は七花は持たない。
ここは全てそういう者ばかりなのかはわからないが。間合いの外から攻める相手の攻略を、七花は覚えた方がいい気がしてきた。
「千翼。策はあるか」
呼びかける。暫定の、とりあえずの、仮の七花の所有者である千翼に。
「……」
四方を注意を払いつつ千翼は考える。自分が頭がいいとは思ってない。突飛な奇策が出てくる気はしないが必死に考える。
逃げ回りながら攻撃してくる敵。そういう相手にはどうしていたか。
C4での経験を遡るが、妙案が浮かんでくる気はしない。あの時はただイユと二人で戦っただけで───
逃げ回りながら攻撃してくる敵。そういう相手にはどうしていたか。
C4での経験を遡るが、妙案が浮かんでくる気はしない。あの時はただイユと二人で戦っただけで───
「二人でやる。挟み撃ちにするぞ」
敵が一人であるなら包囲するように二人で動けば姿を捉えられる。一方を狙ってる間に距離を詰めることもできるだろう。
「なるほど、確かにそいつはとがめにはできない策だ。まっとうだけど、まっとうすぎて逆になんか奇策っぽいな」
提案できるのはこれぐらいしかないが、七花は納得した。実際そう悪い手でもなかった。
変身のためアマゾンドライバーを腰に装着する。賊刀・鎧でないのはここでは機動性が重要になると判断してのことだ。
変身のためアマゾンドライバーを腰に装着する。賊刀・鎧でないのはここでは機動性が重要になると判断してのことだ。
「アマゾ───」
インジェクターを挿入しアマゾン細胞を活性化させる内部薬液が注入される。
───その直前に、ドライバーの光沢が急速に黒ずみ、侵食した。
───その直前に、ドライバーの光沢が急速に黒ずみ、侵食した。
「ぐ、ぁ!?」
顔を走り抜けた痛みに体がくずおれる。
奇襲を警戒していながら、ずっと自分を付け狙っていた狩人がいたことを察知できなかった。
仮面ライダーの名称は知っていても、"それ"の性質までは知らない千翼は気づけないのも無理からぬことだ。
"それ"は食欲のままに喰らうだけの獣(アマゾン)とは違う。愛着があり執着があり復讐心を備えていた、守護を始原に造られた怪物であることを。
奇襲を警戒していながら、ずっと自分を付け狙っていた狩人がいたことを察知できなかった。
仮面ライダーの名称は知っていても、"それ"の性質までは知らない千翼は気づけないのも無理からぬことだ。
"それ"は食欲のままに喰らうだけの獣(アマゾン)とは違う。愛着があり執着があり復讐心を備えていた、守護を始原に造られた怪物であることを。
「なんだ!?」
隣の七花はよりはっきりと異常を捉えた。
千翼が巻いたドライバーが反射する光から、明らかに収まるはずのない大質量の黒い蝙蝠───ダークウイングが出現し千翼を切り刻む瞬間を。
千翼が巻いたドライバーが反射する光から、明らかに収まるはずのない大質量の黒い蝙蝠───ダークウイングが出現し千翼を切り刻む瞬間を。
空に飛び上がり旋回した蝙蝠は再び千翼めがけて急速落下する。
ミラーモンスターもミラーワールドの性質も知らない七花だが、それ故に疑問も驚愕も置いて、まず迎撃を優先した。
ミラーモンスターもミラーワールドの性質も知らない七花だが、それ故に疑問も驚愕も置いて、まず迎撃を優先した。
「虚刀流"雛罌粟 "!」
落ちて来る目標に合わせた切り上げる手刀をすんでのところで方向転換して逃れる。
曲がった方には十字路に置かれたカーブミラーがあり───そのまま鏡の中に飛び込み消えていった。
曲がった方には十字路に置かれたカーブミラーがあり───そのまま鏡の中に飛び込み消えていった。
「逃げた?いや消えたのか?ひょっとしてまにわにか?」
壁に溶けて消える怪しげな術は、十二本の変体刀を巡って争う忍者集団・真庭忍軍の頭領達を想起する。
頼みもしないのに馴れ馴れしく自己紹介する輩ばかりだから無言で奇襲するのはおかしい気もするが、考えてる余裕はありそうもない。
頼みもしないのに馴れ馴れしく自己紹介する輩ばかりだから無言で奇襲するのはおかしい気もするが、考えてる余裕はありそうもない。
「まずいな」
千翼は顔から血を流している。致命傷でもないが軽傷でもない。じきに傷は治るだろうが、今すぐではない。
そして数の優位も失われた。未だ姿を見せない相手と、正体不明の蝙蝠。無策のままでは、七花も無傷ではいられない。
そして数の優位も失われた。未だ姿を見せない相手と、正体不明の蝙蝠。無策のままでは、七花も無傷ではいられない。
「よし、逃げるか」
素早く判断し、実行する。
千翼を肩から持ち上げ、地面を蹴り飛ばし一直線に駆け走る。
姿を隠す障害物も曲がり角もない、一本道のルート。そここそは単独で敷かれた包囲網の唯一の抜け穴だ。
千翼を肩から持ち上げ、地面を蹴り飛ばし一直線に駆け走る。
姿を隠す障害物も曲がり角もない、一本道のルート。そここそは単独で敷かれた包囲網の唯一の抜け穴だ。
「倒す策は思いつかなかったが───実は逃げる策ならとっくに思いついてるんだよな!」
撤退するだけなら最初から簡単にできていた。ただそれを選ばなかっただけで。
無論逃がす気がないならさせないと塞ぎに来る可能性もあるが───なんの妨害もなく七花達は通り過ぎていく。
無論逃がす気がないならさせないと塞ぎに来る可能性もあるが───なんの妨害もなく七花達は通り過ぎていく。
「やっぱり深追いしてこないか。武器か体か、自分の状態を試すのが目的だったんだな。舐めてくれるぜ。刀を研ぎの練習台にするなんてよ。
けどここにも四季崎の完成形変体刀があるのか。とがめのために集めといたほうがいいのか?」
けどここにも四季崎の完成形変体刀があるのか。とがめのために集めといたほうがいいのか?」
とがめよりずっと重い体を抱えてるので全速力とはいえない。ある程度距離を稼いだら降ろして千翼にも走らせればいいだろう。
とがめの元に戻るには死ぬわけにはいかない。その思いだけは確かに刻まれて脱兎の如く逃げ出した。
とがめの元に戻るには死ぬわけにはいかない。その思いだけは確かに刻まれて脱兎の如く逃げ出した。
◆
七花達が去り、無人になる道路。
道には新しい破壊の痕跡は生まれなかった。
地面は割れず、壁は砕けず、血糊が数滴落ちたのみ。
闘争の空気が冷え切った後、スモーキーはようやく街路樹の影から身を晒した。
道には新しい破壊の痕跡は生まれなかった。
地面は割れず、壁は砕けず、血糊が数滴落ちたのみ。
闘争の空気が冷え切った後、スモーキーはようやく街路樹の影から身を晒した。
七花が推測した通り、今回のスモーキーの目的は新しい体の試運転だった。
かつてないほど調子のいい体は生まれ変わったといってもいいほど軽く、逆に自分の体ではない奇妙な感覚がした。
思考と肉体との接続のズレを修正するのは必須といえた。そして検証の結果は想像以上だった。
筋力反射神経、どれも以前の数倍にまで高まっている。特に目覚ましいのは持久力だろう。一帯の住宅街を絶えず駆け回っても息一つ乱れない。
長い間胸に滞留していた不快さが完全に霧散していた。
染みついていた技術も余すことなく発揮できた。イメージ上の動きに現実が離されず追いつけている。
かつてないほど調子のいい体は生まれ変わったといってもいいほど軽く、逆に自分の体ではない奇妙な感覚がした。
思考と肉体との接続のズレを修正するのは必須といえた。そして検証の結果は想像以上だった。
筋力反射神経、どれも以前の数倍にまで高まっている。特に目覚ましいのは持久力だろう。一帯の住宅街を絶えず駆け回っても息一つ乱れない。
長い間胸に滞留していた不快さが完全に霧散していた。
染みついていた技術も余すことなく発揮できた。イメージ上の動きに現実が離されず追いつけている。
手に入れていた刀も、どうやら使い物になりそうだ。
日本刀どころか、まともに刃の立つナイフを持ったかも怪しい生活を送っていたスモーキーには得物の価値に眼中はない。
剣術の心得がなくても相当斬れる品、という点さえ把握できていればそれでよかった。今のように飛び道具にするだけでも有用だ。
日本刀どころか、まともに刃の立つナイフを持ったかも怪しい生活を送っていたスモーキーには得物の価値に眼中はない。
剣術の心得がなくても相当斬れる品、という点さえ把握できていればそれでよかった。今のように飛び道具にするだけでも有用だ。
復調した肉体も丁度いい運動で馴染んできた。
やり残した雑事はない。後はただ、跳ぶのみ。
やり残した雑事はない。後はただ、跳ぶのみ。
最初から、やることは変わってない。
家族の待つ場所へ帰る。その邪魔になる者を全て殺し尽くす。
あの死なない男に何か細工されたという戸惑いは残るが、現状不都合な要素はない。使いものになるうちに使っておきたい。
病魔の消えた体がいつまで保つかもわからない。そもそも元あった病も何が原因がまるでわかってなかったのだ。不安を抱えるのは今更だ。
だからできる限りは急ぐ。守る家族もなく、厭う病もない身にとって、足を止める理由は何もない。
家族の待つ場所へ帰る。その邪魔になる者を全て殺し尽くす。
あの死なない男に何か細工されたという戸惑いは残るが、現状不都合な要素はない。使いものになるうちに使っておきたい。
病魔の消えた体がいつまで保つかもわからない。そもそも元あった病も何が原因がまるでわかってなかったのだ。不安を抱えるのは今更だ。
だからできる限りは急ぐ。守る家族もなく、厭う病もない身にとって、足を止める理由は何もない。
「……」
だというのに、足は動かなかった。
足だけではない。指が、目が、全身が金縛りにあったように動かない。いや、先を進もうとしなかった。
視線も思考も、眼下に広がる血溜まりに釘付けにされて離れない。
唯一動くのは喉だった。口の中で分泌されて垂れかけた唾液を反射的に嚥下して喉が鳴った。
足だけではない。指が、目が、全身が金縛りにあったように動かない。いや、先を進もうとしなかった。
視線も思考も、眼下に広がる血溜まりに釘付けにされて離れない。
唯一動くのは喉だった。口の中で分泌されて垂れかけた唾液を反射的に嚥下して喉が鳴った。
近づいていたという自覚すらなかった。
死体を見るのはなんでもない。怒りも嫌悪も湧きはしない。そんなものは籠から溢れたゴミ同然に飽くほど見てきた。
五体が千切れ爆散したものを見るのは流石に珍しいが、だからといってしげしげと観察する意味はないはずだ。
死体を見るのはなんでもない。怒りも嫌悪も湧きはしない。そんなものは籠から溢れたゴミ同然に飽くほど見てきた。
五体が千切れ爆散したものを見るのは流石に珍しいが、だからといってしげしげと観察する意味はないはずだ。
スモーキーはいま、自分が"飢えている"のだと気づいた。
食うに食えない環境で、僅かな食料も幼い家族に回していたから、訴える機能はとうに退化していたと思っていた。
そんな眠っていた欲求が、地面に放置された人の死体に反応している─────────。
食うに食えない環境で、僅かな食料も幼い家族に回していたから、訴える機能はとうに退化していたと思っていた。
そんな眠っていた欲求が、地面に放置された人の死体に反応している─────────。
どんなに最低の生活をして飢えていた時でも、"それ"に及んだことは一度もない。
息絶えた家族は無論、始末した侵入者にさえそんなことを思いついたりはしなかった。
どんなに社会の教えを知らなくても。"それ"がおかしいことだと、やってはいけないことだとはわかっていたのだから。
息絶えた家族は無論、始末した侵入者にさえそんなことを思いついたりはしなかった。
どんなに社会の教えを知らなくても。"それ"がおかしいことだと、やってはいけないことだとはわかっていたのだから。
「───!づ……っ」
無理やり体を捻ろうとすると、これまでにない激痛が全身を走った。
戦いで受けた傷や病の発作とはまるで異なる、自身の根幹を揺るがす本能的な警鐘だった。
確信がある。
脳髄を支配しようとこみ上げてくる欲求。それをここでしなければ取り返しのつかない、後戻りのできない終わりに立ち会うことになると。
戦いで受けた傷や病の発作とはまるで異なる、自身の根幹を揺るがす本能的な警鐘だった。
確信がある。
脳髄を支配しようとこみ上げてくる欲求。それをここでしなければ取り返しのつかない、後戻りのできない終わりに立ち会うことになると。
ふたつの死体の前に進もうとすると、呆気なく拘束は解かれた。
気を抜けば崖から落ちるように膝をついてしまいそうだ。肉体は既におぞましい魅力に屈している。抗っているのは意思だけだ。
あの男の施した処置の弊害なのだと考える余裕すらない。口に生えた牙を剥き出しにする衝動を必死に抑える。
泥水を啜り、腐った肉を口にしても何も感じなかった心を軋ませながら、朱く塗り潰されていく視界で最後の理性を働かせた。
それは屍を貪る恐怖ではなくて、
気を抜けば崖から落ちるように膝をついてしまいそうだ。肉体は既におぞましい魅力に屈している。抗っているのは意思だけだ。
あの男の施した処置の弊害なのだと考える余裕すらない。口に生えた牙を剥き出しにする衝動を必死に抑える。
泥水を啜り、腐った肉を口にしても何も感じなかった心を軋ませながら、朱く塗り潰されていく視界で最後の理性を働かせた。
それは屍を貪る恐怖ではなくて、
"俺は─────────これをした後も、高く跳べるのか"
思い出の中にない、高い場所から墜ちていく自分自身の末路だった。
◆
目を覚ますと、スモーキーは空の上にいた。
そうと表現するしかない。少なくともスモーキーの知識に他に言い表せる場所はなかった。
雲ひとつない蒼穹。どこまでも高く、高く、地平の彼方まで遮るもののない景観。
親に捨てられてからへばりついて消えない汚濁。全てを奪いに来る支配。地上のあらゆる縛りから解かれた世界。
スモーキーがいつも仰いで眺める、あの空と同じ色をしていた。
雲ひとつない蒼穹。どこまでも高く、高く、地平の彼方まで遮るもののない景観。
親に捨てられてからへばりついて消えない汚濁。全てを奪いに来る支配。地上のあらゆる縛りから解かれた世界。
スモーキーがいつも仰いで眺める、あの空と同じ色をしていた。
"ここが、俺達が跳ぶ先なのか"
こんなにも美しい蒼空は見たことがない。初めての高さから見下ろす景色はいつもとは違う感慨だ。
足場になる高台もないまま立っているのに疑問も持たず、ただ広さに圧倒され、目を奪われた。
知らず胸が昂揚に震えた。RUDE BOYSのリーダーになって以来、いやそうなる前から久しく感じてこなかった。それは魂の躍動だった。
足場になる高台もないまま立っているのに疑問も持たず、ただ広さに圧倒され、目を奪われた。
知らず胸が昂揚に震えた。RUDE BOYSのリーダーになって以来、いやそうなる前から久しく感じてこなかった。それは魂の躍動だった。
足の指先がひやりとしてくすぐったさを感じた。
いつ脱いだのか、それとも始めからなにも履いてなかったのか、素足で立っていた。
くるぶしのあたりまで空の内に沈んで、清涼感に目を瞑る。視覚を閉じてると、今度は鼻の奥がつんとする刺激がした。
空の匂いとはこんなものなのかと少し驚き、スモーキーは違和感を持った。
いつ脱いだのか、それとも始めからなにも履いてなかったのか、素足で立っていた。
くるぶしのあたりまで空の内に沈んで、清涼感に目を瞑る。視覚を閉じてると、今度は鼻の奥がつんとする刺激がした。
空の匂いとはこんなものなのかと少し驚き、スモーキーは違和感を持った。
蒼い景色。
水に浸かってるような冷たさ。
塩辛い風の香り。
スモーキーはそこを実際に見たことはない。他所から流れ着いた大人が見たと聞いた程度だ。
塩水が溜まった場所という知識でしか知らなかった。
水に浸かってるような冷たさ。
塩辛い風の香り。
スモーキーはそこを実際に見たことはない。他所から流れ着いた大人が見たと聞いた程度だ。
塩水が溜まった場所という知識でしか知らなかった。
"海、か。ここは"
全ての命が生まれた母なる場所に、スモーキーは立っていた。
ここが空ではないと認識したところで、人影が前方に現れていた。
男の二人組らしい。片方は浅黒の肌で、もう片方は後ろからでもわかる奇妙な髪型をしていた。
海の中心で隣り合い腰をかける様子は親友か家族かに映って、不要な郷愁が頭をよぎる。
気になって近づこうとして、浅黒の方が立ち上がって振り返った。
男の二人組らしい。片方は浅黒の肌で、もう片方は後ろからでもわかる奇妙な髪型をしていた。
海の中心で隣り合い腰をかける様子は親友か家族かに映って、不要な郷愁が頭をよぎる。
気になって近づこうとして、浅黒の方が立ち上がって振り返った。
そこにいたのは人ではなかった。
獣だ。
巨大な獣を腹に据えた、ヒトガタの獣だ。
獣だ。
巨大な獣を腹に据えた、ヒトガタの獣だ。
獣が睨む。
獣の凶眼を受け止める。
頭と腹に収まった巨大な化物(ケモノ)の貌。
なのにその瞳を視ていると、何故だか自分の心と身を縛る檻が壊されていくかのようで─────────
獣の凶眼を受け止める。
頭と腹に収まった巨大な化物(ケモノ)の貌。
なのにその瞳を視ていると、何故だか自分の心と身を縛る檻が壊されていくかのようで─────────
◆
再び意識が戻れば、元の殺風景な道に戻っていた。
全身を縛る戒めも強烈な飢餓感も消えていた。周囲も殺風景な町中に戻っていた。
唯一の変化は、あれだけ散らばっていた死体の残骸が、きれいさっぱり無くなっていたこと。
下唇を指で拭うと、赤い液がべっとりと塗られていた。
無人の街路で気配を感じ視線を巡らす。現実に姿を見せない影は、鏡像の中のみにあった。
二人組の片割れを襲いカーブミラーの中に消えた黒い獣を。
全身を縛る戒めも強烈な飢餓感も消えていた。周囲も殺風景な町中に戻っていた。
唯一の変化は、あれだけ散らばっていた死体の残骸が、きれいさっぱり無くなっていたこと。
下唇を指で拭うと、赤い液がべっとりと塗られていた。
無人の街路で気配を感じ視線を巡らす。現実に姿を見せない影は、鏡像の中のみにあった。
二人組の片割れを襲いカーブミラーの中に消えた黒い獣を。
ダークウイングはじっとこちらを見つめた。羽を上下に羽撃かせて鏡面に留まり睨めつけている。
襲うでも逃げるでもない行動に意図を判じかねるスモーキー。これ似た意匠をした生物のことを思い出しポケットに収まっていた小箱を取り出した。
仮面ライダーインペラー。契約モンスターが斬られて力を失ったブランク体になったデッキ。
デッキを目にしたダークウイングが反応した。
襲うでも逃げるでもない行動に意図を判じかねるスモーキー。これ似た意匠をした生物のことを思い出しポケットに収まっていた小箱を取り出した。
仮面ライダーインペラー。契約モンスターが斬られて力を失ったブランク体になったデッキ。
デッキを目にしたダークウイングが反応した。
「……来るか」
デッキに指をかけカードを引き抜く。他と比べて絵柄の抜けた札───契約のカードが光を放つ。
光に捕まり、抵抗もせず吸いこまれていくダークウイング。
居場所のなく、彷徨うばかりの命ならば、たとえ人間でなくても。
光に捕まり、抵抗もせず吸いこまれていくダークウイング。
居場所のなく、彷徨うばかりの命ならば、たとえ人間でなくても。
光が収まれば、札にダークウイングそのままの絵が記されていた。理屈は知らないが、どうやらそういう仕組みらしい。
鏡に姿は見えなくなったが、近くでなんとなく気配を感じる。
鏡に姿は見えなくなったが、近くでなんとなく気配を感じる。
闇と化した帝王。新しい僕を引き連れスモーキーは歩み出す。
頭にあるのは鏖殺の決意しかなく、眼の色は最早洗い流せない血に染まってる。
けれど、耳にはあそこで聞いた潮騒の音がまだ残っていた。見上げた空は、何物の支配も及ばないあの蒼さより、ずっと鈍って見えていた。
頭にあるのは鏖殺の決意しかなく、眼の色は最早洗い流せない血に染まってる。
けれど、耳にはあそこで聞いた潮騒の音がまだ残っていた。見上げた空は、何物の支配も及ばないあの蒼さより、ずっと鈍って見えていた。
男が見た海の名をニライカナイ。
身分なき者、棲みかを奪われたまつろわぬ民が異界に求めた幻の都。そのひとつである。
身分なき者、棲みかを奪われたまつろわぬ民が異界に求めた幻の都。そのひとつである。
【C-6/1日目・午前】
【千翼@仮面ライダーアマゾンズ】
[状態]:ある程度の空腹、ダメージ再生中、イユへの強い想いと人を食べない鋼の決意、自己嫌悪 、痛み、精神的ショック
[道具]:基本支給品一式、万能布ハッサン@Fate/Grand Order(※イユの亡骸内包済)、ネオアマゾンズレジスター(イユ)@仮面ライダーアマゾンズ、賊刀・鎧@刀語 、ナノロボ用タブレットの瓶詰め@ナノハザード
[思考・状況]
基本方針:イユの痛みになって、一緒に生きる明日を目指す。
1:イユを生き返らせるために優勝する。そのために全員殺す。
2:イユと一緒に生きられる自分であり続けるために、絶対に人は食べない。
3:…………善逸、五月。ごめん。
4:アマゾン態になる時はできるかぎり鎧を纏うことで人を食う可能性を減らす。
5:イユを殺したのは……。
[備考]
※参戦時期は10話「WAY TO NOWHERE」
※人肉を食すことで、自分の人格が変わり願いに影響が出てしまうことを強く忌避・警戒しています。
※賊刀・鎧をアマゾン態で装着時は若干サイズが小さくフィットしませんが、隙間を触手で埋めることで補っています。
※魔剣グラムは破壊されました。
[状態]:ある程度の空腹、ダメージ再生中、イユへの強い想いと人を食べない鋼の決意、自己嫌悪 、痛み、精神的ショック
[道具]:基本支給品一式、万能布ハッサン@Fate/Grand Order(※イユの亡骸内包済)、ネオアマゾンズレジスター(イユ)@仮面ライダーアマゾンズ、賊刀・鎧@刀語 、ナノロボ用タブレットの瓶詰め@ナノハザード
[思考・状況]
基本方針:イユの痛みになって、一緒に生きる明日を目指す。
1:イユを生き返らせるために優勝する。そのために全員殺す。
2:イユと一緒に生きられる自分であり続けるために、絶対に人は食べない。
3:…………善逸、五月。ごめん。
4:アマゾン態になる時はできるかぎり鎧を纏うことで人を食う可能性を減らす。
5:イユを殺したのは……。
[備考]
※参戦時期は10話「WAY TO NOWHERE」
※人肉を食すことで、自分の人格が変わり願いに影響が出てしまうことを強く忌避・警戒しています。
※賊刀・鎧をアマゾン態で装着時は若干サイズが小さくフィットしませんが、隙間を触手で埋めることで補っています。
※魔剣グラムは破壊されました。
【鑢七花@刀語】
[状態]:健康、疲労(小)
[道具]:基本支給品一式、アンデルセンのタブレット@Fate/Grand Order
[思考・状況]
基本方針:姉ちゃんからとがめを取り戻す。姉ちゃんから。あの姉ちゃんから……
0:今はまず逃げる。
1:姉ちゃんからとがめを助ける。
2:ひとまず千翼に従う。
[備考]
※作品前半、とがめの髪がまだ長い頃。5話より前
[状態]:健康、疲労(小)
[道具]:基本支給品一式、アンデルセンのタブレット@Fate/Grand Order
[思考・状況]
基本方針:姉ちゃんからとがめを取り戻す。姉ちゃんから。あの姉ちゃんから……
0:今はまず逃げる。
1:姉ちゃんからとがめを助ける。
2:ひとまず千翼に従う。
[備考]
※作品前半、とがめの髪がまだ長い頃。5話より前
【C-6/1日目・午前】
【スモーキー@HiGH & LOW】
[状態]:吸血鬼化、サイコジャックの影響?、■■■■
[道具]:基本支給品一式、斬刀・鈍@刀語、仮面ライダーインペラー(ダークウイング)のデッキ
[思考・状況]
基本方針:全員を殺して、――へと、家族の下へと帰る。
1:参加者を見つける。
2:忘れてしまった帰る場所を思い出したい。
[備考]
※契約していたギガゼールが死亡したことにより仮面ライダーインペラーに変身するとブランク体になります。→ダークウイングと契約しました。
※吸血鬼化したことにより公害病は完治しました。
※サイコジャックの影響により無名街の記憶が欠落していますが、家族の事は覚えています。
※猛丸の血を遺体ごと摂取しました。
[状態]:吸血鬼化、サイコジャックの影響?、■■■■
[道具]:基本支給品一式、斬刀・鈍@刀語、仮面ライダーインペラー(ダークウイング)のデッキ
[思考・状況]
基本方針:全員を殺して、――へと、家族の下へと帰る。
1:参加者を見つける。
2:忘れてしまった帰る場所を思い出したい。
[備考]
※契約していたギガゼールが死亡したことにより仮面ライダーインペラーに変身するとブランク体になります。→ダークウイングと契約しました。
※吸血鬼化したことにより公害病は完治しました。
※サイコジャックの影響により無名街の記憶が欠落していますが、家族の事は覚えています。
※猛丸の血を遺体ごと摂取しました。
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| 南海怨身八裂心技 | 鑢七花 | []] |
| 千翼 | ||
| 出口のないメビウスの輪の中で | スモーキー | [[]] |