主によって秘宝を封じられ、消え去った
八英雄たちですが、かれらは完全に滅び去ったわけではありません。
秘宝に施された封印が解けてしまえば、力を取り戻して復活する事でしょう。
そして、けして消える事のない復讐心から、また人々や世界を恐怖に陥れるに違いありません。
人々は、そんな滅びの道を閉ざすため、人の手に残された八つの秘宝を「鍵」と称し、後生まで守り抜く事を決意します。
この時から「八つの秘宝」は「八つの小鍵」と呼ばれるようなりました。
また、人々の間から、小鍵を守り抜く事に人生を捧げられる、強靱な者たちが選ばれ、かれらは「
小鍵の守り手」として、世界でひそやかな生活を送ります。
守り手たちは、ある者は小鍵をどこかに隠し、ある者は生涯肌身離さず、それぞれの工夫をもって、子々孫々に渡って小鍵を守り続けていきます。
守り手たちは、小鍵の存在が世に永く知られる事となれば、いつか邪心を抱く者が現れると考え、小鍵の歴史や伝説にまつわる全てを消去し、自らもまた口をつぐもうとしています。
そのかたわら、小鍵を破壊する事ができれば、それが最善の策だと考え、その研究も行っています。
また、小鍵を守るがゆえの殺生をかたく禁じられており、「魔物ならざるものを傷付けてはならない」という強く厳しい掟が存在します。
最終更新:2007年07月15日 01:36