比良坂 智也 - Tomoya Hirasaka



「——力を貸してくれ、相棒」


年齢:32 / 身長:182cm / 体重:74kg
地域:日本
属性:秩序・中庸 / 性別:男 / 血液型:O型
誕生日:2月24日
イメージカラー:青藍
一人称:俺 / 二人称:あんた、お前
特技:資料の速読、賭け事全般
好きなもの:読書(特に英雄譚)、サッカー観戦 / 苦手なもの:家事全般、権謀術数
天敵:
起源:再成
魔術属性:水
魔術系統:使い魔、降霊
魔術特性:使役
魔術回路・質:D++ / 魔術回路・量:C / 魔術回路・編成:異常

+ 20の質問
質問1 名前と年齢と性別を教えてください
「比良坂智也。見れば分かるだろうが性別は男、年齢は31だ」
質問2 身長と体重を教えてください
「182cmと73kg」
質問3 血液型と誕生日を教えてください
「O型、2月24日」
質問4 好きな色、自分を象徴するような色はありますか
「好きな色……は、赤だが。どうにも私物は青が多い気がするな」
質問5 特技はなんですか
「資料の速読。一度立証されたモノの確認に、わざわざ時間を使ってられるか」
質問6 好きなものはなんですか
「昔からに多様な趣味だが、読書とサッカー観戦だ」
質問7 嫌いなものはなんですか
「……料理は自分でやらないだけだ」
質問8 天敵とかいますか
「天敵というわけじゃないが……マリナか。あいつにはどうも勝てる気がしない、どう育ったらああなるんだよ」
質問9 属性について教えてください
「秩序・中庸。魔術師なら、その程度の分別は必要というだけだ」
質問10 所属勢力はどこですか
「時計塔、現代魔術科だ。今は学徒ではなく、その恩恵を受けて研究する側だがな」
質問11 令呪はどこにありますか、どのような形ですか
「左腕の甲。形は……ああ、菖蒲の花だな」
質問12 貴方の外見について自由に話してください
「源流が東欧だからな、東洋人にしては背は高い方だろう」
質問13 ざっくりとあなたの性格を教えてください
「権謀術数を要するが性に合わない、いつまでも需要と供給の噛み合わない男だろうな」
質問14 どのように生まれて、今までどんなことがありましたか
「12で家督を継いだ。以降はずっと、比良坂を守り、発展させることしか考えていない」
質問15 聖杯戦争中はどのようなことをしますか、使う武器や魔術なども自由に話してください
「使い魔が俺の主力だ。妖精使いには憤慨モノだろうが……これが俺のやり方なんでな」
質問16 聖杯にかける望み、あるいは聖杯戦争参加の経緯を教えてください
「自分でやらなきゃ意味が無いからな。願いは……まあ、またの機会に回すさ」
質問17 親しい人間について自由に話してください、空欄でも構いません
「」
質問18 自分のサーヴァントをどう思いますか、空欄でも構いません
「……俺と同じく、色々と飢えているからな。自己への承認だとか、そういうモノを求めてずっとひた走ってた」
「————眩しいくらいに阿呆な、最高の相棒だよ」
質問19 自分にモチーフなどはありますか
「知らん。だが……畏れ多くはあるが、師に似ているとは偶に言われる」
質問20 なにかこちらに質問はありますか
「……何に使うつもりなんだ、これは」
今回はありがとうございました。あなたの望みが叶うことを願います
+ 令呪

略歴


 時計塔・現代魔術科に所属する魔術師。
 ロード・エルメロイ二世の受け持つ教室・エルメロイ教室のOBでもあり、現在は非常勤の講師として稀に教壇に立っている。

 比良坂は500年ほど前に日本に根付いた、「聖杯戦争」と呼ばれる儀式の担い手たる御三家・マキリの弟子を源流とする家系。
 旧家名はイェラザとロシア由来であったが、日本に帰化した際に比良坂と名を変えた。
 これは同家の魔術が「伝承に紐づけられた精霊・動物霊の降霊」であるため、夢現の境である黄泉比良坂をもじったとも伝えられる。
 しかし第一次聖杯戦争以降は本家の間桐(マキリ)とも縁を切り、独自路線にて研究を開始した。

 以降はそれなりに盤石な態勢を持って研究を続けていたが、二十世紀頃に大戦に従軍したと思われる当代当主が戦死。
 遺体の損傷から魔術刻印の発掘が極めて難しく、取り出せたのはわずか一割にも満たない量であった。
 当主の息子にして智也の父・豪賢は若くして跡を継ぐが、才能に反し短命であったため残せた成果は多くない中で他界。
 後に残された二人の子供の内、妹・茉里奈は家を出奔、のちに聖堂教会に所属することとなった。

 齢十一にして当主の座を継いだ智也は、その数年後に父の縁故を辿り時計塔の門を叩いた。
 当初は降霊科へと所属する予定だったが、全体基礎科所属時に聴講したエルメロイ教室の講義に感銘を受ける。
 以降何度もロード・エルメロイ二世の講義へと通い、修了後には現代魔術科の転属を希望。
 その際に書いた「過去の記録とその見解を元にした論文」より素質を見出され、晴れてエルメロイ教室の一員となる。

 その後はエルメロイ二世の教えを基に、「伝承に紐づけた使い魔の使役」という方向性にて才能を開花させる。
 特に偽装妖精の使役に関する能力は随一であり、教室に所属していた四年の期間で同魔術の体系化に成功。
 更に数年で発展させた術式の一部分を時計塔に認められ、一時期は現代魔術科の正規講師として活動をしていた。
 二年ほど前、日本で行われた大規模な亜種聖杯戦争において、魔術協会側の使者として枠へと任命されて参加。
 異質の氾濫したこの儀式において、例外の一つである盾の英霊(シールダー)を召喚。
 十数年振りに再会した、代行者となった妹・マリナと共に事態に挑み、添付空を目論む魔術師の企てを阻止することに成功。
 この功績と前述の体系確立により、かねてより評議されていた第三階位『典位』の授与が決定。
 現在はとある理由から正規講師の職を降り、比良坂の魔術体系の復興、及び降霊術の研鑽を当面の目標と定めている。

+ 亜種聖杯戦争
亜種聖杯戦争
 二年ほど前、冬木の聖杯を模倣したと声明を出した魔術師により、日本の銀音と呼ばれる都市で行われた儀式。
 三騎士含む七騎の半分が例外の英霊(エクストラ)に置き換わる現象を始め、記録にある聖杯戦争でもかなり異端の部類に入る。
 その目的は「聖杯の穿つ孔を用いた異界存在の降臨」であり、主催者は異界の英霊(フォーリナー)を従えて参戦、儀式の遂行を早めようとした。
 理の外より来る法則に苦戦を強いられるものの、同盟を結んだ幾つかの陣営によりフォーリナーは打倒されている。
 この件は事前に時計塔にも報告されており、智也に加え煤居師走が人員として派遣されている。

〇参加者記録


人物


 銀縁の眼鏡をかけた黒髪の男。東欧の血が混じっており、日本人であるが色素は薄く、青色の瞳をしている。
 痩躯なようにも見えるがそれなりに筋肉質で、気分転換も兼ねた運動を日課としている為そこそこの基礎体力は持ち合わせている。
 使えるものは何でも使う性分であり、現代技術や文化に関してそれなり以上の知識を有する。
 幼少期から政争などを生き抜いてきた事もあり、物事を俯瞰する視点、やむを得ない状況での冷静な判断力などを備えた人物。
 特にその観察眼は師からも評価されており、奇跡的に状況さえ揃えば「エルメロイ二世の真似事」も出来ると言われている。
 その一方で興味心、或いは学習意欲の強さ、対抗心の在り方などは子供っぽいと評されることが多い。
 英雄譚のヒーローに純粋な憧れを抱いていたり、勝負ごとに対し負けず嫌いだったりといった面は度々表出している模様。

 師であるロード・エルメロイ二世を崇敬しており、その在り方に強い影響を受けている。
 本来的な智也の性格を周囲の環境が抑え込んでいたとすれば、二世はその現状から夢を見させてくれた恩師である。
 十代の頃から一人で魔術師社会を渡り、時計塔内部程ではないものの幾つかの家系と水面下での闘争を潜り抜けてきた。
 そんな中で彼を見定め、現実的な「道」を示した異端の君主は、比良坂智也という魔術師を新たに作り替えた人物ともいえる。

 エルメロイ教室としてはフラット、スヴィンらと同期であり、当時は何方かと言えば彼らの行動に振り回される側だった。
 その一方で智也の側から発端となった件もあるらしく、師からは「その点お前らは五十歩百歩だ」と辛辣な評価を貰っている。
 教室を卒業してからも同期との関わりは途切れておらず、寧ろ様々な要因から「教室の先輩」として度々引っ張ってこられる始末。
 結果として師と同じような苦労人の役割を演じており、身内に厄介事が増えた事もあり安寧とは程遠い生活を送っている。

能力


 魔術師としての腕は二流。その知識こそ豊富なものの、それら魔術理論を完璧に実践できるかどうかは別問題らしい。
 曰く「こけおどしは出来るが、本当に優れた相手に通じるものじゃない」。
 智也の本質は使い魔の使役、とりわけ偽装妖精などに限ったごく狭い範囲の「脆い幻想」にカタチを与えることに優れる。
 弱い基盤に理論を与える事で存在を補強し、確固とした現象・体系化を促すことに関しては歴代でもトップクラスの手腕を有している。
 この才能はロード・エルメロイ二世に見出されたものであり、以前は自分でもその適正に気づいていなかった。

 使い魔は「水妖」「胡蝶」「八咫烏」という三種類を基本として扱う。
 これらの使い分けにより様々な状況に対応できるため、とりわけ現場適応能力に優れた性質を持っている。
 特に水妖は幻想種としての真性妖精に匹敵するほどの高いランクで、集団であれば並の魔術師をも凌ぐ戦闘力を発揮する。
 加えて使役可能総数は4~50(緊迫した状況では10前後)と多く、偵察や監視などの半独立行動も可能。


+ 能力詳細
能力詳細

・『妖精の舞(モルペウス)

「——仮想理論、実数証明(ホペル・エデ・ディクサイ)

  典位魔術師・比良坂智也の魔術。夢に宿るもの、或いは夢そのものにカタチを与える神性の名を冠する。
  魔術ではあるもののそれ自体に理論がある訳ではなく、本質的にはただ「理論の乏しい幻想を補強する」手腕全般を指す。
  智也自身の適性に加え、神秘に関する深い知識と適切な構築があって初めて成立する、現代へと神秘を再生する儀式。
  「水妖」と「胡蝶」は元々旧来の比良坂の魔術だが、二世の指導により大幅な強化を図っている。
  • 使い魔・水妖(ルサールカ)
  • 使い魔・胡蝶(レーシー)
  • 使い魔・八咫烏(ヤタガラス)


関連人物


  聖堂教会に所属する代行者であり、実の妹。表向きには絶縁状態となっている。
  ある事件で数年ぶりに顔を合わせたが、以降何かと見え隠れする妹の影に辟易する毎日を送っているとか。
  • ロード・エルメロイ二世
  自身の所属する現代魔術科のロード。その教えを元に大成したことからあらゆる面で恩人であり師。
  エルメロイ教室出身の一部教え子と同じく、その敬愛は半ば崇拝染みている。
  亜種聖杯戦争にて、銀の短剣を触媒として召喚したサーヴァント。憧れる大英雄にして、無二の相棒。
  性格的・性質的な相性が非常に良く、二年前の事件での記憶は座に刻まれる程に大切なモノとして扱われている。
  亜種聖杯戦争にて保護した人狼種。後に契約し使い魔兼弟子とした。
  自身の絶大な神秘や魔術世界の常識について何も知らないため、時計塔を利用し学習の機会を与える。


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最終更新:2021年05月15日 14:48