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**調声入門(ボーカロイド使いの憂鬱)
テト公式より、一部抜粋・一部追記にて。
VOCALOID入門(http://doku.bimyo.jp/miku/index.html)の分析編と比較して、
UTAUに置き換えてみた。
「デュレーション」
ちょっと分からん・・・。強いて言えば、先行発声・オーバーラップかな?
「ベンド」
ベンドそのものは無い。ピッチを操作して、それらしくはできると思う。
「アクセント・ディケイ」
両方、エンベロープの操作になると思う。アクセントはp1・p4の値でそれらしく
ディケイはp2・p5(もしくはp3・p6)の値で似たようなことはできる。
※「ポルタメント」
そのものは無いけど、近い操作は母音結合でやってる。エンベロープと、オートピッチツールの設定項目、先行発声・オーバーラップを連動して操作することで、ある程度似た様な音の弄り方は出来る。
※「ベロシティ」
「 Others 」の「 stp= 」になるらしい。UTAU作者ブログ参照で。ただ、音節の音量%で操作することが多いと思われ。
※「ダイナミクス」
ダイナミクスそのものは無い。エンベロープと、ノートの音量%を連動して操作することになる模様。
※「ブレシネス」
これはまんま、BREのこと。ノイズ成分の操作。
BRE欄と、Flagsにいれるbフィルタでどうぞ。
「ブライトネス」
多分、無い。
※「クリアネス」
クリアネスそのものは無い。FlagsにいれるhHフィルタで、似た様な操作はできる。
※「オープニング」「レゾナンス」
そのものは無い。Flagsにいれるbcとで、多少似たような音の操作は出来る…かも。
「ジェンダーファクター」
「 Flags 」の「 g ±」
飴屋氏曰く、擬似ジェンダーファクターらしい。
※「ポルタメントポジション」
そのものは無い。音と音とのつなぎ方なので、母音結合、オートピッチツールの設定項目で、似た様な操作は出来る。
※「ピッチベンド、ピッチベンドセンシビティー」
○ピッチベンド→ピッチツールで弄れる範囲。
○ピッチベンドセンシビティー→そのものは無い。ただ、波立たせるの設定メニューに、ビブラートの上下幅の項目があるので、コレ同様だと考えていい。
ボカロではコレが全体的に設定できて、かつ、ピッチベンドと連動して音の上下幅が決まるけれども、UTAUには全体向けのものが無いので、音節ごとに個別で指定をかける。
*調声入門(ボーカロイド使いの憂鬱)
※2023年6月追記:本記事はVOCALOID1~2までの機能とUTAU ver0.2.76の比較になっています。
情報が古いままですが、このまま残しています。
現在のUTAUは拡張機能であるプラグインや支援ツール、エンジンなどの技術の向上により、VOCALOIDに負けず劣らずの調声も可能になっています。拡張機能をほとんど導入しない場合、本記事が参考になるかもしれません。
[[テト公式>http://crvipton.jpn.org/teto-utau/]]
より、一部抜粋・一部追記にて。
VOCALOID入門(http://doku.bimyo.jp/miku/index.html)の分析編と比較して、
UTAU(0.2.76)に置き換えてみた。
#contents_line
**「デュレーション」
音符(ノート)の長さ。
**「ベンド」
モジュレーション(mod)。音節一つに対して一つの固定値が設定できる。
**「アクセント・ディケイ」
エンベロープの形。アクセントはp1・p4の値でそれらしく
ディケイはp2・p5(もしくはp3・p6)の値で。
**※「ポルタメント」
Mode2の音のメニューに出来た。オートピッチツールの設定項目でも似た様な音の弄り方は出来る。
**※「ベロシティ」
子音の強さを設定する項目は無い。ただ、音符の音量%と、hやFフラグで操作することが可能。
**※「ダイナミクス」
ダイナミクスそのものは無い。エンベロープと、ノートの音量%を連動して操作する。
**※「ブレシネス」
ノートのプロパティ→BRE欄か、プロジェクトのプロパティで生成時オプション欄で、Bフラグでどうぞ。
**「ブライトネス」
母音自体の音量のはずなのでエンベロープで母音部を上げ下げすればそれらしくなるかも。
**※「クリアネス」
クリアネスそのものは無い。Flagsに入れるhHフラグで、似た様な操作はできる。
**※「オープニング」「レゾナンス」
そのものは無い。Flagsに入れるbcフラグで、多少似たような音の操作は出来る…かも。
**「ジェンダーファクター」
擬似ジェンダーファクターであれば、ノートのプロパティからFlags欄で、gフラグでどうぞ。音の変わり方は結構違う。
**※「ポルタメントポジション」
Mode2にポルタメント設定が出来たのでそれで。または、オートピッチツールの設定項目で、似た様な操作が出来る。
**※「ピッチベンド、ピッチベンドセンシビティー」
○ピッチベンド→ピッチツールで弄れる範囲。
○ピッチベンドセンシビティー→UTAUには全体向けのものが無いので、音節ごとに個別で指定をかける。
※UTAUのVer.UPに合わせて、部分的に改修しました。
*ファイルインポート
**VSQファイルを読み込む
MIDIと同じように、VOCALOIDやMikumikuVoiceなどのVSQファイルを流用できます。
「ファイル」→「インポート」→「VSQ形式ファイル」でインポートしてください。
VOCALOIDで使える歌詞の中には、そのままではUTAUで使えない文字(ローマ字など)もあります。
また、パラメータ仕様が違いますので、適宜修正してください。
**VOCALOID1データを読み込む
初代VOCALOID(KAITO、MEIKOなど)のMIDIファイルはそのままでは読めませんが、拡張子を「.vsq」に変更してからインポートすると読み込めます。
また、[[Cadencii>http://www9.atwiki.jp/boare/]]を利用すると、ボカロとほぼ同じようなUIで使用することも出来ます。
*コラム
***ボカロP向けUTAU連続音のススメ
[[ボカロP向けUTAU連続音のススメ (しめさば様)>http://simesabat.blog.shinobi.jp/Entry/9/]]
**おすすめ動画
【UTAU】ボーカロイド持ってないので(ry【新機能解説】
&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm6891474){340,185}