世の人、必ず撃ちて勝てるを以て君と為す。
戦場で倒れ、銅の槍の側で息を引き取るを誇る。
――いかなる血も、我らの生と死を祝福すべし。
名前 |
サリッサ・ラン |
性別 |
女 |
年齢 |
800歳程度 |
属性 |
槍・呪・地・中庸 |
役割 |
格闘戦指揮官 |
モットー |
『玉座に立つ前に死地へ発つがいい!』 |
製造年月日 |
知らない |
身長 |
157cm |
体重 |
【穿孔】 |
趣味 |
戦闘、征服、編み物 |
好き |
血液、支配、優れた主人 |
嫌い |
湖、鉄砲、歴史書、義姉 |
大切 |
『槍である』ということ |
トラウマ |
かつての主の後継者に棄てられた事 |
スペック(0≦x≦10) |
武力 |
知力 |
統率 |
耐久 |
敏捷 |
技術 |
胸部 |
8.0 |
5.5 |
7.0 |
6.0 |
8.5 |
10.0 |
0.1 |
スキル |
勇猛:EX |
容赦無い破壊と殺戮を本能として刻まれた魂。格闘ダメージが向上し、戦闘判定各種にボーナス。 |
心眼(偽):B |
前所持者の模倣による洞察力。年季が入っているので真に迫る。 |
執念:A |
体が動く限り戦闘を続行するしぶとさ。極限時にボーナス。 |
芸術審美:D |
古典的な芸術と文学の知識。演出にボーナス。 |
能力
【呪槍王双】
大昔にとある王が使ったとされる呪われた槍が人化した゛モノ゛
その名残である能力を持つ
一つは゛地を統べた王呪゛
槍の触れた地面を自由に盛り上げたり掘り下げたりすることが出来る
二つは゛剣を下した双槍゛
己の分身としての槍を二つ召喚し、自由に操ることができる(浮遊も可)
スペック 自由自在に槍を操る技術とそれに見合う身体能力
+
|
一問一答 |
①槍の長さや形は常識(人間に使える)の範囲で自由ですか。
その通りです!
②槍の触れた地面というのは、槍が刺さった点か、それともその点を含む面ですか。
槍の先端部と底の部分にしておきます
また、触れた点から半径3メートルとしておきます!
後、槍は最大2本で再召喚可能です
|
プロフィール
目にも銀色の髪にも、月に狂う獣の眼に似たギラつきのある少女。
右が赤に左が紫のオッドアイで利き腕は両方、淑乳。
800年前に覇道を目指した王は、天下無双の双槍を手にしていた。
その槍は人殺める事数多、恨まれる事数知れずの日々を重ねた結果
強力な怨念を宿し、いつしか仮初の魂を持つ人の姿に変化した。
この時、二本が「一人」に纏まって誕生したのが彼女である。
自身は飽くまでも槍であり、殺生と練武を存在価値だと信じている。
また過去の所有者の遺志を継ぐのも自分だと考えるため、
他者に媚びるということをせず支配的で居丈高な態度を取りやすい。
その一方で、道具としての本能で「頼られる」ことに飢えており
精神的支柱となる絶対的な支配者と、忠実な臣下の両方を求める。
強い二面性と凶暴性を秘めたこの者は、「双槍」ならざる何者でも無い。
その思想の構造を端的に表すと、‘愉悦の二重構造’と言う事に尽きる。
戦闘の中で己の武力を磨き上げ、また敵の苦しみ、怒り、悲しみ、或は別の感情を全力と共に叩きつける姿を観測する人間としての歓喜と、命を奪う・傷つける事を本能に刻まれた槍としての原始的な欲望が、極限の戦闘と万象がゼロへ収束する死を愉しもうとするサリッサの精神を形作っているのだ。
現在左手の薬指を損失し、槍モード時に柄が痛んでしまっている。
ただし能力の補助があれば遜色なく武器を扱う事は出来る。
また
『ランカーズ』につい最近所属し、主に相応しい現代人を見つける前にとりあえず戦闘と殺人を行う事のできる環境を確保した。
また
『同胞団』の一員として更に壮絶な戦いの渦へ身を投じることを望み、その首領
イブン・ナギブを傍らで見つめ続ける中で、彼を現代における己の主人に選んだ。
自分が物品なので取り立てて愛用する品物も無いが、ランカーズNo.44のバッジと、ある男の残骸である折れた刃、十字架型のナイフを所有している。
なお、胸は小さいのではなく『ない』。
よほど親しい仲でなければ冗談であってもそれを指摘する事は危険であり、自分以外の女性全員(好悪は別として)の肉体に嫉妬している節すらある。
戦術
2メーター半に及ぶ個人戦用としては長めの槍と、隣に突き立てた時にうなじに届く程度の比較的短い槍を併用して果敢に戦いを挑む。
また正面からの勝負以外にも二本の槍を扱う必要条件として養われたバランス感覚を生かし、浮遊させた槍を足場代わりにしたり槍をポールのようにした挙動を行うなど、トリッキーさで至近距離での脆さをカバーしている。
間合いの維持の重要性を知るために、足払いや脛斬りも多用する。
純粋に先を読む能力には余り恵まれないが、選択肢を削る事に長けるタイプ。
また長い時間に培われた胆力と知識も、一種の武器である。
能力を絡めた戦法で特に好むのは穴に槍を隠すこと。
そうした場合には、殺傷力の高い落とし穴として利用したり、敵の背後から槍を出現させるなど卑劣な戦法も用いる狡猾さがある。
弱点は遠距離に及ぶ攻撃が投槍以外に無い事と補完に限度のある密着時の弱さなので、自分の得意なリーチを維持したほうが活路を見出すことになるだろう。
必殺技は無い!!!
しかし彼女のココロとカラダを『所有』して戦う人間は、自身の思考と槍を用いた戦闘を分離させて戦う事が可能になり、また槍の扱い方をサリッサから直接吸収できるので古今無双の戦闘力を発揮するだろう。
行動記録
- 似た境遇の刀と折り合って決着としては私が勝った。残ったカケラには血を吸わせよう。供養などいらぬ。 -- 同類 (2011-11-10 21:28:38)
- 私は奴の存在を許さない。次に会うときは、腕を一本捨ててでも生命を奪ってやる。 -- 龍 (2011-11-23 20:08:53)
- ただ殺戮を謳歌したいだけなのに。なぜ私は姉とこの女を逃したのか……漁師が稚魚を逃がす事を考えれば、過ちではないはずだ。 -- 修道女 (2011-12-03 19:28:20)
- ようやく傷が癒えてきたが、あの戦いはまだ続いている……殺す瞬間の楽しみは遠のいて、焦がれる気持ちばかりが積み重なっていくわい。 -- 愚者 (2011-12-11 13:33:47)
- 古の時代から分かっておる。かの神の教えは他の神や他の聖とは決して相いれぬ。生き残る手段は、自身がすべてを包摂するのみ。だから、戦いと支配には事欠かぬだろうて。 -- イブン (2011-12-22 14:33:42)
- 油断しておったわい。私には殺す事と所有者の勝利に関心はあっても、試合の勝利というものを認識していなかった。 -- ク・ホリン (2011-12-27 11:48:17)
- 戦うために生み出され愛の為に戦わざるをえない。彼女は私とまったく同じだった。巧まずして私は自分とは何者かを改めて知ったのだ、喜ばしい。 -- 『対義存在』タヴ (2012-01-08 10:48:24)
- ククク。いつかあの小娘を捕まえ、残った腕を切り落とし、その骨をいつまでもいつまでも噛ませてみたいものよ。ハッハッハッハ…… -- 隻腕の犬 (2012-04-05 23:11:21)
- とは言え、いかなる破壊と殺戮にも勝る喜びとは矢張り優れた主人の手の中にあることよ。サラートたちの事もあるし、私は命を賭してナギブ殿の野望を守らねばならんな。 -- 主人 (2012-04-05 23:13:30)
余談
①800年前の時代に生きた王の所持品だった。
②神の子の血を受けたと言う聖なる遺物に比せられている。
③少女の姿に変化し、本性を反映した能力を扱う。
以上の共通項を持つもう一つの呪われた道具を知っている。
その道具を、サリッサは「愚姉」と呼んでいた。
お互いの性格からして謙遜ではなくむしろ馬鹿にしている。
その義姉を最近ついに殺したという話だが、自身と同じく怨念で構成されたモノである彼女が完全に滅びたかは疑問だとのこと。
名前にもなっているサリッサは4メートル以上ある大槍だが、二本の槍の長さを合わせると同じくらいになるから、と言う理由で名乗っている。
なんか可愛いし。
二人称が煩雑で、普通は「汝」を使うが読みが「うぬ」のときと「なんじ」の時がある。同僚に対しては「貴公」を使い、目上の相手には「貴殿」で、同等以下の身内に対しては「おまえ」を使う。
自分の所有者をなんと呼ぶかは、現代では彼女とその姉しか知らない。
私は、『停止』してしまったものが嫌いだ。
しかし生きている物を動かなくする、その瞬間は趣がある。
―――まったく、燃費の悪い享楽よの。
最終更新:2012年04月05日 23:24