【闇の王と廻る歯車】

分かるかい?

最高のコーヒーを究めると、沸騰した重油になるのだよ。


※死亡しました

プロフィール

本名 Neidhardt Herzog von Schwarzwälder Kirschtorte
読み ナイトハルト・フォン・シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ公爵
性別 無機生命体概念上の雄性体
年齢 起動から483年(人間換算で約24歳)
身長 全高185.17cm(頭部アンテナ除く)
体重 238.86kg(EXSEC除く)
属性 【特殊系】
趣味 歴史の編纂、古典の嗜み
好き 紅茶(灯油)、コーヒー(重油)
嫌い 庶民、下等な人族、美しくないモノ
大切 貴族としてのプライド

+ 【能力】
コウモリモをモチーフとした機械人外。
各関節は磁力で結合した球体関節であり、分離も可能で周囲3m以内であれば再結合も可能。
各関節には充電池が仕込まれており、胸部の発電装置から1時間充電することで27時間活動が可能である。
背部のロケットエンジンは空気中の元素から爆薬CL-20を合成し、それを固形燃料として地上数十メートルまで飛翔可能。
そこから脇腹と腕の間に張られる被膜を用いて滑空することができる。
また喉のスピーカーは周波数は2Hz から 10MHzまで、音強は最大130dBまでの音波を発生可能で、耳に当たる検出装置によって正確な反響定位を行うことが可能。
更にEXtended SElf-Consciousness(略してEXSEC)と呼ばれるコウモリ型を複数機所有し、これを用いることで更に反響定位の精度を高めることができる。
EXSECの初期数は8機で、自己保存と自己増殖の本能を持っており、一ロールに現在居る数の半分(端数切り上げ)だけ、EXSECを増やすことが出来る。
EXSECを用いれば、破壊された本体の補修も可能。
加えて喉のスピーカーは音強を最大設定にすれば攻撃にも用いられるが、自身が出した音による振動により反響定位に甚大な狂いが生じるため諸刃の剣となる。
ちなみに人間でいえば視力0.3~0.4程度と性能が低いが、目に当たる赤外線カメラも備える。
最後に、この機械人外は他の機械との意思疎通が可能であり、何らかの形で主記憶装置が存在すれば相互に情報のやり取りが可能である。

現在のEXSEC:11機(初期数8機)

+ =能力原文=
  • =能力原文=
【闇の王と廻る歯車】
Mineralization of Organic Life Forms 略してMOLF。
有機生命体と言う枠組みを超えて人類が更なる発展を遂げる為、誰かが行った実験の総称である。
直訳すると、有機生命体の無機化。
そして、この機械は彼らが行った実験の最終段階、哺乳類の無機化と言う部分で作られたものである。
出来る限り人型に近づけられた機械は我々に対し、其れが人格を持ち、自意識を持っているかのごとく行動する。
が、実験者達にはそれが『中国語の部屋』とか『サールの悪魔』とか言う、哲学的問題点を抱えていることが分かっている。
彼らはあくまでこの機械が、とある壱つの人格を持った人間と全く同じようにアプローチに対して反応するように
プログラミングしただけなのだから。
自意識が反応を生み出すのか、反応の複雑系が自意識に過ぎないのか。 此処でこの問題は割愛させて頂こう。
機械の関節は球体関節であるが、関節に内蔵された超小型の充電式電池より発生した二方向に偏った電磁場により
関節の両極にある骨格同士を関節に吸着させているため、関節による行動の限界が存在しない。
各関節は頭部より発射された電波を解析して、動く。 そのため、強力な電磁場の中に居ると行動が不可能になる。
(ばらばらになるわけではない)
此れを上手く使えば、指や腕ごとドリルのように回転させたりすることも出来る。
(指の先から鋭いアタッチメントを伸ばすことが可能。かなり鋭い)
なお、各関節部に内蔵された充電池は、心臓に当たる部分から引っ張り出してくることが出来るコンセントを刺し口に挿すと
約1時間ほどで全関節部の充電が完了され、その後27時間持つ。
口に当たる部分は、開かないが、喉の部分に内蔵されたスピーカーを用いて喋ることができる。
さらに其れは、2Hz から 10MHzまでの音波を発生させることが出来、耳に当たる部分で、高周波数を使った正確な反響定位を行う事ができる。
目に当たる部分にはお情けのような赤外線カメラが内蔵されている。
此れは、あくまでMOLFの実験の一例である為、目の部分にはさほど力を入れる必要性が無いと感じたためだろう。
背部に露出しているロケットエンジンに空気中の窒素、酸素、二酸化炭素、水を原子レベルで操作して作ったCL-20を固形燃料として使い
地上数十メートル程度までなら余裕で行くことができる。
更に、ちょっと身をかがめて、脇腹の下のほうに手の横の部分をつけると、カチッと言う音と共に蝙蝠で言う所の皮膜が現れる。
つまり、数百メートル以上滑空することが出来るのである。
そして、MOLFの実験で求められた一番の特徴。他の機械との完全な意思の疎通。である。
有機生命体は世代が変わるごとに一世代前が知っていた事を最初から、しかも不完全に学ばなければならない。
其れが、無機生命体であれば、他の機械の情報をダウンロードするだけで、意識の壁を越えて当然完全に合致した知識を得ることが出来る。
EXtended SElf-Consciousness。 略してEXSEC。 直訳すると拡張自意識。
全世界にMOLFを行い、全世界をEXSECとする前に、最も小さい単位。 個人と言う単位でEXSECを行使することは可能か?という問題を解決する為の機械。
もっと正確に言うと、複数の小型自己飛行機械を周囲に飛ばし、反響定位を更に高度にする為に使用可能。
自身の関節部分と同じく1時間充電後27時間稼働可能である為、情報収集などをこなすことも出来る。
一応、短いロボットアームも付いており、単調な作業であれば行う事も出来る。

+ Q&A
  • Q&A
○この設定は心の哲学でいう「行動的ゾンビ」で、振舞い自体は別に人間臭くても問題ない…ですよね?
 (あくまで哲学者の探求する真の「心」を持たないというだけで)
→ざっつらいっ!
 振る舞い自体はほぼ完全にニンゲンと言っても過言で無いと思われ!

○心臓部に自家発電装置、各関節部に充電池……で合ってますよね?
 どこかの家に忍び込んでコンセントから電気盗むとかしなくても大丈夫ですよね?
→そうですね。胸部に超小型常温核融合発電機と、電力供給装置でもつけておきませう。
 充電中は各関節から発生する電場により電力供給がストップしてはいけないので行動不可とかにしといてくだちい!

○他の機械との意思疎通とは、機械的な人工頭脳を持たないモノに対しても可能ですか?
 可能な場合、意思疎通が可能な機械と不可能な機械との境界線は?(機械的なギミックを持つ武器など)
→YES。 境界線は『何らかの形で主記憶装置が存在する』というところですかね。
 ただし、知能を持つものに関しては、行動の強制までは可能か不可能か分からないと言ったところですね。
 それ以外の境界線上の機械に関しては相互に情報のやり取りを出来るってところで。
 つまり、ギミックを持った武器がどの様なギミックを持っているかを知ることが出来ますし相手の主記憶装置に大量の情報を送り込んで復旧するまで使用不可にするとか……ですね。

○EXSECはただの情報収集補助モジュールで、戦闘には関与しない装備ですよね?
→何らかの装備をロボットアームにさせれば、戦闘にも参加可能でしょう。
 まぁ、EXSECは基本的に、周囲の物体の位置や運動量を正確に知ることが目的です。
 精緻に取られたデータを元に、一つ一つのパーツごと古典物理学で獲られる程度の詳細な近似式を用いて予測をする。 まぁ、一言で言うならば、古典力学に支配された空間であれば、精緻な予測が可能と言うこと。
 無論、能力は古典力学に含まれて居ない要素なので予測の範囲外となりますね。

○球体関節は分離したり、また元通りくっ付けたりできますか?
 また、元通りくっ付く場合は接合面を手でおさえたりする必要がありますか?
 さらについでですが、単純に磁力による結合としておいて(説明読むと違うけど)いいんですかね?
→分離もくっ付けも可能です。
 周囲3m以内であれば引っ張ってこれる と言う事にしておきましょうか
 ご自由にどうぞー

○ロケットエンジンということで、ホバリングは無理ですよね?
 あとロケット燃料にCL-20というのは、厨二補正のご都合主義で安全性とか気にしなくていいんですかね……?
 ついでに、このCL-20、自爆に使うとするとどの程度の威力が出せるぐらいに精製できるのでしょうか?
→無理ですね。どかーんって感じでFA
 現時点で次期固形ロケット燃料の有力候補なんで近未来的には大丈夫……なはず
 そうですねー……厨二補正込みで熱的には周囲5m、衝撃波的には周囲15m程度までとしておきましょうか。

○本体及びEXSECの破損、欠損はその後のロールではどう扱えばよいのでしょうか?
→EXSECに関しては原型が残っていれば相互に修理が可能としておきましょう。
 本体も、素材さえあればEXSECを用いた修理は可能です。
 修理できない場合はそのまんまで。

○発生できる音波の周波数は2Hz から 10MHzまでとのことですが、音の持つエネルギーを表す音強(dBで表記される物理量)でいえば、
 どの程度の大きさの音を出せるのでしょうか?(ちなみに騒音被害で代表的な飛行機のエンジン音で120dB程度)
 つまり、この音波は攻撃に転用できるものでしょうか?
→EXSECと自分で周囲を囲んだ状態で130dBまで可能ですが、大きな音を出しすぎると自身が出した音による振動により反響定位に甚大な狂いが生じますので120dBを越えた辺りから反響定位を行うシステム自体が一時的に停止してしまうため諸刃の剣となる。 とでもしておきましょうか。

○赤外線カメラの感度はどの程度と考えればいいのでしょうか?(人間の視力相当でいえばどの程度か)
→0.3~0.4程度でしょうか。
 静止視力は、文字を読める程度にはありますが、内部処理システムがお粗末なので動体視力が著しく低いとでも言いましょうかね。

○各関節を統率する頭部が破壊されない限り、発電装置を持つ胸部を破壊されても行動は可能?(少なくともその戦闘中は)
→そう言う事です。
 更に言えば、どこぞのコンセントから電気を盗めば(笑)その後も充分生存可能です。

○EXSECの形をコウモリ型にして構いませんかね?
 あとEXSECの数は明確に指定されていませんが、どの程度まで出してよいのでしょうか?
→はい。どうぞ。
 一応、最初は8体としておきましょうか。そして、自己保存と自己増殖の本能を持っていて、目安として一ロールに現在居る数の半分(端数切り上げ)だけ、EXSECを増やすことが出来ると言う事で。
 特に上限は決めません。

○球体関節を切り離した状態でも、電波の届く範囲なら切り離した部分を動かして構いませんか?
 たとえば左腕を肩口から切り離して右腕に持ち、左手首をドリル回転させるなどです。
 もし可能な場合、範囲は前回の回答内容と同じく周囲3m以内ということでいいですかね?
→全然おkです。範囲もそんなものでいきませう

○機械人外ということですが、大きさや重量、強度などはどの程度を想定しておいたらよいのでしょうか?
 一応、個人的なイメージとしては全高185㎝(頭部のアンテナ除く)、人間の比重を金属に換算して色着けて、重量が約250㎏、
 剣士系能力者にはぶった切られるけれどナイフ程度のもので貫くのには苦労するの強度はある、でいいですかね?
→大きさ、重量はそんなもんで、もうちっと硬くでもええですよ。
 関節部は其れぐらいで、それ以外の部分は剣士系でも一度とか二度とかでは斬りきれないってとこで


+ 【概要】
人間が有機生命体としての限界を感じ、無機生命体へと進化したのも遥か昔。
その世界では、かつて自分たちがヒトであったことすら忘れてしまった無機生命体によって、高度な文明が築かれていた。
しかし、遥かに発展したはずの世界でも、かつて人類が望んだハズの平和は未だ訪れてはいなかった。
有機生命体がほぼ駆逐され、単純なバクテリアや菌類、少数の植物程度しか残らない不毛の世界で、無機生命体たちはまるで人類の歴史を繰り返すかのように、中世さながらの格差社会を生み出していた。
そのような世界の中、領地の拡大を図るとある派閥の中で、平行世界の存在が確認される。
確認できるデータの中でも、その平行世界には、この世界では枯渇してしまった貴重な金属資源が多く眠っていることが容易に確認でき、富国強兵のために是非ともそれらを手に入れる必要があった。
彼らはその機械的な英知を費やして平行世界間を行き来できる転移装置を開発し、領主の若き息子であるフォン・キルシュトルテ公爵をリーダーとする第一調査隊の派遣に踏み出したのであった。

+ 【容姿・性格】
『造物主』より最初に命を賜った『機爵十三貴族』の一派、キルシュトルテ家の三男であり、そのことを誇りとしている貴族主義者。
歴史に聡く、過去に有機生命体の頂点として君臨していた「人族」についての深い知識を有するが、現存するデータの殆どは人類の限界を憂い嫌悪さえしていた『造物主』による歪んだ認識によるもののため、当然彼も「人族」は愚かな生命体であったと認識しており、故に貴族主義も手伝って不当な差別観を抱いている。
彼ら『機爵十三貴族』は開発当初の設計思想を色濃く残したまま発展してきたため、現在は不必要となった機能でさえ貴族の矜持として残している場合が多い。
悪く言えば時代遅れでありながら、家系に支持された圧倒的な財力とそれによって得られる技術力により日々改良を重ねられているため、そのような無駄を持ち合わせていても現存する無機生命体の中でも単体としての戦闘性能は突出している。
ちなみに『機爵十三貴族』は既に絶滅した動物たちをモチーフとして開発されているがその事実は忘れ去られ(モチーフとなった動物の記録自体がすでに失われている)、しかしながら独特の意匠そのものが貴族の証として伝承されている。
彼のモチーフは蝙蝠であり、反響定位を行うために耳のように直立したセンサー類、フルフェイスマスクのような頭部はチスイコウモリを想起させ、黒と紫を基調にしたボディカラーと滑空用の被膜がそれに輪をかける。
性格は前述の通り貴族主義からくるある種の傲慢さと強い差別意識を持ちながらも、自らの振舞いに様式美を求めるため紳士的に振る舞う努力はする。
だがブライドの高さから意外とキレやすく、所謂『嫌な貴族』のイメージそのもののような存在である。

ちなみにここでいう『造物主』とは、無論MOLFの研究メンバーのことであり、自らが有機生命体であることさえ嫌悪するほどの歪んだ情熱を無機生命化に対して持っていた彼らは、自分たちの存在を後世へと正しくは伝えていない。


【報告日誌】
  • 『平行世界』へ到着したものの、転移装置の不調のためか私以外の調査員の姿を確認できず。また本国との連絡も取れない。仕方なくその場で出会った少女に家臣となる許しを与え、協力を取り付けた。私自身も今後調査を開始する。 -- フォン・キルシュトルテ公 (2011-11-07 00:59:46)
  • 石造りの古城を見つけるが、住人の青年とはまともな交流ができなかったどころか、戦闘にさえもつれこんでしまった。結果左肩と胸部の一部を破損。誠に遺憾である。 -- フォン・キルシュトルテ公 (2011-11-14 00:35:24)
  • 【廻り巡る紛いの血潮】との戦闘にて機能停止、リタイア -- フォン・キルシュトルテ公 (2011-12-05 00:09:05)
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最終更新:2011年12月05日 00:09
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