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SSDs-marvell2

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vippc2

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だれでも歓迎! 編集

ここより下は地雷です。英語の公式フォーラムに張り付いたり新ファームが出たらすぐにファームアップできる体制の整っていない方は回れ右してお帰りください。


Micron Technology

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Micron とは
  • DRAM で有名な半導体メーカー。DRAM では非常に評価が高い。2006年1月に Intel との合弁会社 IMFT を設立し、2006年03月に NAND フラッシュメモリ・コントローラーのメーカーである Lexar Media を買収し技術と特許を取得、Intel・Micron 製の NAND フラッシュは共に IMFT にて生産している。粉飾決済して夜逃げした半島メーカーの"Mtron"とも"JMicron"とも"HANA Micron"とも無関係。Micronに失礼なので間違えないように。

  • Micron は SSD にも進出し、自社設計ファームウェア・PCB の Marvell 製 SSD コントローラー搭載製品を開発・製造している。SSD に関しては Intel とは協力関係には無い為 Intel 製とは全く異なる製品。HDD 関連の実績が無い為か Intel 同様バグが多く見られ、しかも致命的な問題があっても製品の回収や販売停止を行わない為 Intel の対応とサポートの良さが際立つ。Micron 製 SSD の特徴はベンチマークに最適化されている為ベンチスコアが高くレイテンシも低いが、Intel や SandForce のようにリアルタイム GC を積極的に行わない為非常に速度低下が大きいというもの。好材料は Micron が NAND フラッシュメモリのメーカーである為 SATA インターフェース上でのバグや速度低下・プチフリのようなストレージとしての完成度の低さはあっても SSD 内部での NAND フラッシュメモリの制御に関しては Indilinx や SandForce のような大きな問題が見つかっていない点と、それなりに長寿命が見込める事である。Intel の Z-U130 に似た組み込み向けの小型 SSD の e130 シリーズも製造しているがこちらはコントローラーチップは不明。Micron ブランドの SSD は OEM 向け (とバルク) のみで日本国内で流通しているものは平行輸入品しか確認出来ずメーカー保証も無い。日本国内向けのリテール品はレキサーメディア /Crucial (正規代理店経由のもののみ) と Bufflo/CFD 扱いのものに限られ、これらなら保証が受けられる。

対応OS ext4 ファイルシステムを使用する Trim 対応 OS (NTFS 非推奨)
RAID 不可(プチフリ対策なら可)
その他 ファームウェアアップデート可能な環境である事
ベンチスコア目当てであれば Intel の 6Gbps 対応チップセット環境 が望ましい
不具合が発生しても損害が発生しない体制であると尚良い


↓この URL 末尾に Micron 版の製品型番を付加すると各製品ページに飛ぶ
http://www.micron.com/products/ProductDetails.html?product=products/solid_state_storage/client_ssd/
http://www.micron.com/products/ProductDetails.html?product=products/solid_state_storage/enterprise_ssd/


  • Micron の主な NAND フラッシュ
SLC MLC
90nm M28A(1Gb) M29B(2Gb)
72nm M40A(4/8/16Gb) M48A(1Gb) M49A(2/4/8Gb) L41B(8/16/32Gb)
50nm M50A(4Gb) M51H M51A(8Gb) M58A(1Gb) M59A(2Gb) L51A(8Gb) L52A(16/32/64Gb)
34nm M60A M61A M62B M68A M69A L62A L62B L63A L63B
25nm M70M M71A M71M M72A M73A(32/64/128/256Gb Async) M79M L72A(16/32Gb) L73A L74A B74A
20nm L84A




Crucial とは
  • Crucial Technology は Micron のコンシュマー向け販売子会社だったが買収した Lexar Media と統合し現在では Lexar Media の一ブランドとなっている。Crucial は価格・パフォーマンスによっては Micron 以外の製品も扱っている。(Crucial M225 シリーズは Indilinx コントローラー搭載製品) Crucial ブランド (レキサーメディア (日本)) の SSD の日本国内の正規代理店は ST-TradeJDSITC



Spectek とは




【Marvell】
  ↓
 SSD コントローラーを供給
  ↓
  ↓    ┏【Spectek】→ [Spectek ブランドの NAND フラッシュメモリ]
  ↓    ┃ ↑
  ↓    ┃ NAND フラッシュメモリを供給
  ↓    ┃ ↑
【Micron Technology】 → [MicronブランドのSSD] [Micron ブランドの NAND フラッシュメモリ]
 ┃  ↑  ┃ ↓
 ┃  ↑  ┃ SSD や NAND を供給
 ┃  ↑  ┃ ↓
 ┃  ↑  ┗【Lexar Media】 → [Micron製だけどCrucialブランドのSSD]
 ┃  ↑
 ┃ NAND を供給(51%)
 ┃  ↑
 ┣━【IM Flash Technologies (Intel Micron Flash Technologies / IMFT)】
 ┃  ↓
 ┃ NAND を供給(49%)
 ┃ ↓
【Intel】→[色々]

~太平洋~

【JMicron】(台湾)

~東シナ海~

【HANA Micron】(朝鮮半島)
【Mtron(死亡済み)】(朝鮮半島)


Micron RealSSD C200 [2008年8月~現在廃盤]

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  • 2008年末に発売された。現在は廃盤となっている。日本では販売されなかった。

Micron C200 2.5"データシート(PDF)
Micron C200 1.8"データシート(PDF)

  • スペック一覧
ブランド・型番 容量
(user/搭載量)
形状 シーケンシャル
リード/ライト
(MB/s)
保証
書き込み量※
保証
Micron MTFDBAC030MAE-1C1 30GB
/32GiB?
2.5"SATA
(厚さ 9.5mm)
170/45 MB/s 21TBW 三年
Micron MTFDBAC060MAE-1C1 60GB
/64GiB?
170/70 MB/s 42TBW
Micron MTFDBAC120MAE-1C1 120GB
/128GiB?
85TBW
Micron MTFDBAA030MAE-1C1 30GB
/32GiB?
1.8"SATA
(厚さ 5mm)
170/45 MB/s 21TBW
Micron MTFDBAA060MAE-1C1 60GB
/64GiB?
170/70 MB/s 42TBW
Micron MTFDBAA120MAE-1C1 120GB
/128GiB?
85TBW
※ 全容量の90%、ランダム 100% (内訳 128k 35% + 64k 35% + 32k 10% + 16k 10% + 8k 5% + 4k 5%) 時のもの

コントローラーチップ Marvell
ファームウェア
フラッシュメモリ Micron 50nm 2bitMLC
訂正不能エラーレート 1/10^15
DRAMキャッシュ
衝撃耐性(動作中) 1500 G/1.0ms
振動耐性(動作中) 2?500Hz at 3.1G
動作温度 0-70度
インターフェース SATA2 3Gbps NCQ対応
コネクタ形状 SATA (1.8インチ版のみコネクタ形状は microSATA)
消費電力(最大) 2.5W
消費電力(待機時) 0.116W
動作電圧 5V (2.5"版)
3.3V (1.8"版)
重量 77g/2.5"
45g/1.8"

Micron RealSSD P200 [2008年8月~現在廃盤]

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  • SLC を採用したエンタープライズ向け SSD。2008年末発売。日本への販売は無し。

Micron P200 データシート

  • スペック一覧
ブランド・型番 容量
(user/搭載量)
形状 シーケンシャル
リード/ライト
(MB/s)
保証
書き込み量※
保証
Micron MTFDBAC025SAE-1B1 25GB
/32GiB?
2.5"SATA
(厚さ 9.5mm)
180 / 115 MB/s 365TBW 三年
Micron MTFDBAC050SAE-1B1 50GB
/64GiB?
730TBW
※ 全容量の90%、ランダム 100% (内訳 128k 35% + 64k 35% + 32k 10% + 16k 10% + 8k 5% + 4k 5%) 時のもの

コントローラーチップ Marvell
ファームウェア
フラッシュメモリ Micron 50nm SLC
訂正不能エラーレート 1/10^15
DRAMキャッシュ
衝撃耐性(動作中) 1500 G/1.0ms
振動耐性(動作中) 2?500Hz at 3.1G
動作温度 0-70度
インターフェース SATA2 3Gbps NCQ(QD=?)対応
コネクタ形状 SATA
消費電力(最大) 2.2W
消費電力(待機時) 0.15W
動作電圧 5V
重量 77g

Micron RealSSD C300 /Crucial (Lexar Media) RealSSD C300 [2010年2月~2011年2月]

CFD S6MQ /Buffalo SSD-NS/M

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製品概要

  • Marvell 製のデュアル ARM ベースの SSD コントローラー 88SS9174-BJP2 に Micron 独自開発のファームウェアと Micron 製の 34nm 2bitMLC NAND フラッシュメモリを全ての容量で 16 個搭載。本来 10 チャンネル接続が可能なコントローラーだが 8 チャンネル接続になっている。SATA 6Gbps に対応し全てのグレードでシーケンシャルリードは 355MB/s に達するがシーケンシャルライト速度は容量によって大きく異なる。2.5"版は厚さ 9.5mm と 7.0mm の二種があるが、9.5mm 版は 7.0mm 版のケースと蓋の間に 2.0mm のスペーサーを挟んでいるだけでケース自体は同じものである。

  • Trim コマンドが使用できる環境を前提とした設計になっており、Trim コマンド非対応の環境では大きく速度低下する。C300 に限らず 6Gbps 世代の SSD は Marvell 88SE912x 環境では主にシーケンシャルが公称スペックに届かない場合があり特定のマザーボードにオンボード搭載されているものは動作も不安定な為、Intel 6 シリーズチップセット以降か AMD SB 8xx 以降の環境が必要である。なんらかのトラブルが発生する可能性がある為 AHCI モードの方が無難である。

  • 2010年初頭のデビューから長らく大手PCメーカーへの採用がなかったが、2011年初頭に至ってようやくバリデーションが完了したようで、Lenovo ThinkPad(FRU:45N8039)とHP Pavilionで採用され、下記の不具合による混乱・迷走からはようやく安定の方向にすすんでいるようだ。

バグの量と対応の悪さ
  • ストレージ関連の実績が無い為か以下のような不具合が確認されている。
    • ファームウェア ver.0001 では文鎮と化し認識できなくなる問題 (Intel と異なりこういった致命的な問題が発生していても製品の回収や販売停止は行われなかった) やインテルチップセットのサウスブリッジである ICH9R (SATA 3Gbps) に接続した場合レイテンシが高くなるバグ (SATA 6Gbps 接続ではこの問題は起きない) が確認され、レイテンシが 100 秒を超える事も確認された。(この現象が改善されたかは不明)
    • ファームウェア ver.0002 では初期のファームウェアアップデートツールに不具合があり SSD が文鎮と化すバグを修正するどころか逆に文鎮になってしまう不具合がありすぐに公開停止された。その後修正版アップデートツールでは SSD が文鎮になるバグは解消されたが SSD が原因でスリープから復帰できないバグが発見された。
    • ファームウェア ver.0006 ではスリープから復帰できないバグは修正されたが SMART のウェアレベリング回数の値が速いペースで増える問題、SATA LPM が有効な環境でフリーズ (数十秒から分単位) する問題が確認され、後者はファームウェア ver.0007 でも解決されていない。
    • ファームウェア ver.0007 では SMART のウェアレベリング回数の値が速いペースで増える問題と、これ以前のバージョンで見られたようなベンチマークでは主にランダムリード・ライト 4KB が東芝や Intel X25-M G2 よりも高速にも関わらず継続使用時のレイテンシが高く (300ms~1500ms 程度) 体感でもっさりする現象がやや解消され (それでも二桁ms 程度と東芝や Intel X25-M G2 よりレイテンシがやや高い)、ようやく他の (実用時に) 高速な SSD を使った事が無い人であればなんとか不満無く使い物になるレベルにはなったものの、SATA LPM が有効な環境でフリーズする問題はまだ解決されていない。その為常用するには各種おまじないが必要である。

  • 発売開始されてから一年以上経ってもマトモに使える状態になっていない事は開発体制が貧弱で動作検証が不十分である事を示している。また Micron/Crucial は高速 SSD として売り出し簡易ベンチマークでは高速な割に実用時にはレイテンシが高くもっさりしまくりという酷いベンチ最適化設計をしていた事がわかる。尚、レキサーメディア (Crucial) や Micron はこれらの情報を纏めた日本語の解説ページなどは用意しておらず、サポート体制は Intel や OCZ と OCZ の代理店 ASK、PLDS の代理店リンクスインターナショナルに大きく劣っている。この為問題が発生した場合は英語力が無いユーザーはお手上げになってしまう。

プチフリとフリーズ
  • C300 のフリーズには数種類の原因がある事が確認されており、それぞれ原因と解消方法が異なる。レキサーメディア (Crucial)、Micron は公式に各種のフリーズについて発生条件・メカニズム・解消方法について述べていない為これらの情報は不完全であり、フリーズを解消出来ない可能性がある。また問題が発生した場合は 別のケーブル・別の電源・別のSATA コントローラー・別のドライバ・OS 再インストール・HDD に OS をコピーして同様の症状が発生するか試す・ memtest・PIO モードになっていないか確認する・マザーのBIOSアップデート・SSD のファームウェアアップデート等の各種基本中の基本も当然試す事。※ MacBook に接続すると動作が不安定になる問題は他の 6Gbps 世代の SSD でも 発生しており、MacBook 側に問題がある可能性が高い。
  • Crucial 公式フォーラム(英語) - 2010/9/6 C300 Disk Freeze-ups in Windows 7
  • google 検索"RealSSD C300 プチフリ"

SATA LPM が有効な環境でフリーズする問題
  • FW:0007 時点で未解決。主に Intel P67/H67 チップセット (AMD SB8xx でも報告アリ) で SATA LPM が有効な場合に数十秒以上のフリーズが発生する。IRST 環境で SATA LPM が原因のフリーズが発生した場合はイベントログに「デバイス\Device\Ide\iaStor0はタイムアウト期間内に応答しませんでした。」というエラーが記録される。対処方法としては各種の方法で SATA LPM を無効化する。具体的な方法は SSD tech のトラブルシューティングの項目を参照する事。
  • Crucial 公式フォーラム(英語) - 2011/3/12 Solution: C300 Disk Freeze-ups in Windows 7 solved for me

SATA ホットスワップ/ホットプラグ無効の環境でフリーズする問題

速度低下が大きい問題
  • 速度低下が大きい為、物理アドレスの断片化や空きブロック不足でリードモディファイイレースライトが多発し、数百 ms かそれ以上のレイテンシ(遅延)が発生する。AnandTech のファームウェア 0002 時点のレビューでは三時間放置してもアイドル GC が起こらなかった。ファームウェア ver.0006 以降はリリースノートに Idol GC が有効化されたとも読める記述があるが、解釈次第なので実際のところは不明である。確実に Trim コマンド対応の環境で使用し、秒単位のフリーズが起こったら SecureErase で解消するか試す事。また プチフリ SSD 同様に各種の SSD へのアクセス (特にランダムライト) を減らす設定やプチフリ SSD 用に過去販売された各種 SSD 高速化ソフトを使用すること。

4KB 単位のアクセスに最適化されているため 4KB 未満のブロックサイズへのアクセスが非常に遅い・パーティションアライメント
  • Intel や東芝製と比べパーティションアライメントが合っている場合とそうでない場合でランダム 4KB ベンチスコアが激変 (10倍程) する。同時に 4KB 未満のブロックサイズのランダムアクセスを非常に苦手としている。この特性は HDTune Pro のランダムアクセステストで確認出来、画像検索等でベンチ結果が多数ヒットする。Micron もこの特性を自覚していると見られ、アライメントが合っていないアクセスや 4KB 未満のブロックサイズのアクセス回数が S.M.A.R.T. に記録されるようになっている。パーティションアライメントは確実に合わせ、4KiB 以上のブロックサイズを使用する事。 (Vista 以降の Windows でもパーティションを二つ以上作成するとアライメントが合わなくなる場合がある)。

  • Windows + NTFS 環境ではクラスタサイズが 4KB であっても MFT 等へアクセスした際は無駄に 512byte/1KB 単位のアクセスが発生する為、MimicXPS を使用して物理セクタサイズを強制的に 4096byte に偽装してしまうか、Windows 7 /Server 2008R2 以降であれば MimicXLS で論理セクタサイズを強制的に 4096byte に偽装する事で 4KiB 未満のブロックサイズでのアクセスが発生しなくなり、小ブロックサイズのランダムアクセス性能の低さを隠蔽する事が出来る。また Linux や MacOS 環境であれば Windows + NTFS のような無駄なランダムアクセスが少ない為多少は快適に使用できる。

FW:0006 以前で秒単位のフリーズが多発する問題
  • FW:0007 で大体解決済み。FW:0006 以前ではブラウザや日本語入力の変換中に辞書にアクセスした瞬間などの細かいファイルへのアクセスの際や、ゲーム、音楽再生、動画再生中に数百 ms~秒単位のフリーズが発生していた。環境によって発生する場合としない場合があるようだが条件は結局明らかにされなかった。FW:0007 では東芝製や Intel 純正に比べるとまだまだレイテンシが高いもののなんとか使えるレベルに収まるようになった。

公式フォーラム(英語)
Micron C300 2.5"データシート(PDF)
Micron C300 1.8"データシート(PDF)

Micron C300 ファームウェアアップデートガイド(Rev.0001→0002、PDF)
Micron C300 ファームウェアアップデートユーティリティ(Rev.0001→0002)
Micron C300 ファームウェアアップデートガイド(Rev.0002→0006、PDF)
Micron C300 ファームウェアアップデートユーティリティ(Rev.0002→0006)
Crucial C300 ファームウェアアップデートユーティリティ配布ページ
Micron ブランド版と Crucial ブランド版ではファームウェアが異なると書かれた記事が存在するが、Ver.0002/Ver.0006 のアップデートユーティリティに関しては Micron/Crucial どちらのサイトからダウンロードしたものもバイナリレベルで全く同一である。但し Ver.0007 は Micron 公式で配布されていない為 Crucial 独自開発の可能性がある。アップデートユーティリティは iso イメージで提供される為 OS を選ばない (Mac BOOK Pro での成功報告あり) が、Micron のファームウェアアップデートガイドによるとチップセット内蔵コントローラーがコントロールしている 3Gbps かつ 0-3 番目の SATA ポートに接続し、IDE モードに設定しないとアップデート出来ない場合があるとしている。(それ以外の環境でもアップデート出来る場合もある)

CFD S6MQ シリーズ
Buffalo SSD-NS/M シリーズ

  • ■平澤寿康の周辺機器レビュー■Crucial「RealSSD C300」~300MB/sec超の速度を誇る超高速SSD
    ↑速度無劣化新品時でしかも 4KB 以上のランダム性能しか評価していない典型的なレビュー。
  • 2010/3/27 AnandTech の日記(ファームウェア 0001)
    PC に接続してもファームウェアのエラーの為認識されない現象が発生し C300 がレンガと化す。速度低下が非常に大きく Trim コマンドを発行しても速度低下が回復しない。
  • 2010/5/4 AnandTech の日記
    C300 がレンガになる現象を修正するファームウェア 0002 へのアップデータが公開されるが適用すると逆に SSD がレンガになる現象が発生、ファームウェアアップデータを適用しないように注意を呼びかけている。(この問題は現在は修正済み)
  • 2010/5/6 AnandTech の日記
    C300 がレンガになる問題を修正する為の修正ファームウェア (0002) を適用すると C300 がレンガになる問題に関して Crucial が調査開始するが、ファームウェア 0001 のままドライブの販売は継続した。
  • 2010/7/13 AnandTech のレビュー(ファームウェア 0002)
    ようやくファームウェア 0002 を適用しレビューをする事が出来、C300 がレンガになる現象と Trim が全然効かない問題が解消されている事が確認出来たがそれでも GC の頻度の低さから来る速度低下の大きさや Crucial の体質への批判が見られる。
  • 忘却の彼方:SSDの評価は難しい(ファームウェア 0001)
    ファーム 0001 時点での速度低下の大きさは複数箇所で確認されている。
  • 2011/4/25 より高速・大容量の Crucial m4 SSDがいよいよ発売
    「新製品 Crucial m4 SSDは、前世代モデルである Crucial RealSSD C300の大きな成功をベースにしています。私たちはマイクロン テクノロジーの子会社として、マイクロンの NAND開発製造ノウハウを Crucialブランドの SDD向けに活用するという独自の立場にあります。次世代 m4 SSDではさらなる大容量と素晴らしい性能をお求めやすい価格でお客様にご提供します。」とのコメントが。「SDD」という誤字が気になるが、RealSSD C300 は (商業的には) 成功したようだ。



RealSSD C300 と C300 信者の歩み
RealSSD C300 と C300 被害者(情弱)の歩み

  • スペック一覧
ブランド・型番※1 容量
(user/
搭載量)
形状 シーケンシャル
リード/ライト
(MB/s)
RR4KB/RW4KB
(IOPS QD=32)
保証
書き込み
量※2
保証
Micron MTFDDAC064MAG-1G1
Crucial CTFDDAC064MAG-1G1
Crucial CTFDDAC064MAG-1G1CCA
64GB
/64GiB
2.5"SATA
(厚さ 9.5mm)
355 / 75 MB/s 50,000 / 15,000 72TBW 三年
CFD CSSD-S6M64NMQ
Buffalo SSD-N64S/M
一年
Micron MTFDDAC128MAG-1G1
Crucial CTFDDAC128MAG-1G1
Crucial CTFDDAC128MAG-1G1CCA
128GB
/128GiB
355 / 140 MB/s 50,000 / 30,000 三年
CFD CSSD-S6M128NMQ
Buffalo SSD-N128S/M
一年
Micron MTFDDAC256MAG-1G1
Crucial CTFDDAC256MAG-1G1
Crucial CTFDDAC256MAG-1G1CCA
256GB
/256GiB
355 / 215 MB/s 60,000 / 45,000 三年
CFD CSSD-S6M256NMQ 一年
Micron MTFDDAK064MAG-1G1 64GB
/64GiB
2.5"SATA
(厚さ 7mm)
355 / 75 MB/s 50,000 / 15,000 三年
Micron MTFDDAK128MAG-1G1 128GB
/128GiB
355 / 140 MB/s 50,000 / 30,000
Micron MTFDDAK256MAG-1G1 256GB
/256GiB
355 / 215 MB/s 60,000 / 45,000
Micron MTFDDAA064MAG-1G1
Crucial CTFDDAA064MAG-1G1
64GB
/64GiB
1.8"SATA
(厚さ 5mm)
355 / 75 MB/s 50,000 / 15,000
Micron MTFDDAA128MAG-1G1
Crucial CTFDDAA128MAG-1G1
128GB
/128GiB
355 / 140 MB/s 50,000 / 30,000
Micron MTFDDAA256MAG-1G1
Crucial CTFDDAA256MAG-1G1
256GB
/256GiB
355 / 215 MB/s 60,000 / 45,000
※1 各ブランドの付属品詳細
Micron 版
Crucial ブランド版
無し
Crucial ブランド型番末尾 CCA 付き USB 変換アダプタ・パーティションコピーソフト付属
CFD ブランド 3.5" 変換マウンタ付属
Buffalo ブランド ユーティリティソフトダウンロード権付属
※2 ドライブ全域、シーケンシャル 50% + ランダム 50% (内訳 128k 35% + 64k 35% + 32k 10% + 16k 10% + 8k 5% + 4k 5%) 時のもの

コントローラーチップ 88SS9174-BJP2
ファームウェア 0001 /0002 /0006 (Micron 製) /0007 (Crucial 製?)
フラッシュメモリ 64GB 版 Micron MT29F32G08CBCBBH1-12 (MLC、34nm、4GB) * 16
128GB 版 Micron MT29F64G08CECBBH1-12Q (MLC、34nm、8GB) * 16
256GB 版 Micron MT29F128G08CKCBBH2-12 (MLC、34nm、16GB) * 16
訂正不能エラーレート 1/10^15
DRAMキャッシュ DDR3 256MB (Micron MT41J128M16HA-15E * 1)
衝撃耐性(動作中) 1500 G/1.0ms
振動耐性(動作中) 2-500Hz at 3.1G
動作温度 0-70度
インターフェース SATA3.0 6Gbps (ATA8-ACS Version 6) Trim/NCQ(QD=32)対応
コネクタ形状 SATA (1.8インチ版のみコネクタ形状は microSATA)
消費電力(最大) 4.3W
消費電力(待機時) 0.1W未満
動作電圧 5V (2.5"版)
3.3V (1.8"版)
重量 75g/2.5"
45g/1.8"
※現在のところシンガポール製のみ確認

  • ファームウェアアップデート履歴
バージョン リリース日時 変更点 備考
Ver.0001 2010/2 - 初期搭載、
C300 がレンガになる問題を抱える
Ver.0002 2010/5/7 - ファームウェアアップデータの不具合?
によって適用すると
C300 レンガになる問題が発生、
一日で公開終了
Ver.0002 2010/5/20 消費電力の改良
Trim の効率の改良
Activity Pin (Pin 11) の有効化
予期されない電源断時の耐久性の改善
書き込み時のレイテンシを低減する為の
データ管理法の改善
容量を使い切った時の速度低下を改善
データの安全性を改良
(公式に記載されていないが C300 がレンガに
なる問題も解決)
適用すると全ての
ユーザーデータが消える
Ver.0006 2010/11/16 power management の改善
(スタンバイ復帰時にフリーズする現象の改善?)
予期されない電源断後の起動を改善
容量を使い切ったときや一部の環境での速度低下を改善
Trim の挙動の改善
Ver.0002適用済みの個体
のみに適用可能
Ver.0007 2011/4/26 信頼性の改良(ウェアレベリング関連?)
もっさり・プチフリの改善
Ver.0006適用済みの個体
のみに適用可能

Micron RealSSD P300 [2010年8月~]

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  • C300 に遅れてリリーズされた兄弟機種。こちらはコントローラーチップはサーバー向けグレードを採用し NAND フラッシュメモリも SLC を採用したエンタープライズ向けで予備領域が C300 の約 7% に対して約 27% 確保されている。PCB は C300 に似ているが別物。日本国内には販売ルートは無い。

Micron P300 データシート

  • スペック一覧
ブランド・型番 容量
(user/搭載量)
形状 シーケンシャル
リード/ライト(MB/s)
RR4KB/RW4KB
(IOPS QD=32)
保証
書き込み量※
保証
Micron MTFDDAC050SAL-1N1AA 50GB
/64GiB
2.5"SATA
(厚さ 9.5mm)
350/255 MB/s 44,000 / 16,000 1PBW
Micron MTFDDAC100SAL-1N1AA 100GB
/128GiB
1.5PBW
Micron MTFDDAC200SAL-1N1AA 200GB
/256GiB
350/275 MB/s 60,000 / 45,200 3.5PBW
※ ドライブ全域、シーケンシャル 50% + ランダム 50% (内訳 128k 35% + 64k 35% + 32k 10% + 16k 10% + 8k 5% + 4k 5%) 時のもの

コントローラーチップ 88SS9174-BKK2 P6B59601.2
ファームウェア BA01.1 (ES)
フラッシュメモリ 50GB 版 Micron MT29F32G08AECBBH1-12 ? (34nm SLC 4GB) * 16
100GB 版 Micron MT29F64G08AKCBBH2-12 (34nm SLC 8GB) * 16
200GB 版 Micron MT29F128G08AUCBBH3-12 ? (34nm SLC 16GB) * 16
訂正不能エラーレート 1/10^16
DRAMキャッシュ DDR3 256MB (Micron MT41J128M16HA-15E * 1)
衝撃耐性(動作中) 1500G/0.5ms
振動耐性(動作中) 2?500Hz at 3.1G
動作温度 0-70度
インターフェース SATA3.0 6Gbps (ATA8-ACS) Trim/NCQ(QD=32)対応
コネクタ形状 SATA
消費電力(最大) 3.37W
消費電力(待機時) 0.157W
動作電圧 5V
重量 75g

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