「使い捨ての英雄たち」の物語を章を追って記します。ネタバレを含みますのでご注意ください。
プロローグ
ブラム王国の王立兵士養成学校に通う12歳の少年シンは、同い年の友人マックスと将来の夢を語り合いながら帰宅した。しかし家の中は血の海と化しており、シンの両親は変わり果てた姿となっていた。のみならず隣のマックスの家からも悲鳴が聞こえ、駆け付けてみるとマックスとその両親も同様に殺害されていた。シンは建物の外で五人組の男を目撃する。その会話から彼らこそが両親と友人家族の仇である事を知ったシンは5人の男達(フォックス、トウスボ、テテュー、サダン、ブサン)の顔を脳裏に焼き付け復讐の人生を歩む事になった。シンは王立兵士養成学校を辞めて一人修行の旅に出た。
第一章 「歯車」
8年後、修行の旅の中で一人前の忍者に成長したシンは凄腕の賞金稼ぎとして世間に知られる存在となっていた。ある日、一人の少女が無法者たちに囲まれている姿を目撃したシンは、彼らを倒して少女を救った。ポポンと名乗る僧侶の少女はすでに身寄りを無くしていた事でシンに同行を申し出た。シンは冷淡な態度を取りながらも承諾し、二人は共に旅する事になった。
第二章 「奇縁」
賞金首の盗賊ゲイツを仕留める為にシンは、ポポンを連れてブラム王国内のとある諸侯領に向かった。ゲイツはこの地にあった砦を占拠して盗賊団のアジトにしていた。ゲイツの用心棒ゲデューと戦うシンに、戦士ジドをリーダーとする傭兵団(剣士フィーナ、剣士クロウペ、衛士ブシュウ、盗賊ロビー)が加勢した。ジド達傭兵団はこの地の領主から砦の奪還を依頼されてゲイツの討伐に来ていた。ゲデューを倒しゲイツを退散させたシンにジド達は仲間に加わって欲しいと願い出た。始めは渋るシンだったが、ジド達の目的が同じフォックス五人組の仇討ちである事を知るとポポンの説得もあって承諾し、共に戦う事になった。
第三章 「狼煙」
フォックス五人組はすでに賞金首リストから外されていたが、ジド達は五人組の一人トウスボがブラム王国内の独立諸侯領アパトンの城主になっている事を突き止めていた。アパトン城に向かったシン達は敵兵を城から誘き出して叩く作戦を取った。ロビーの陽動が成功しアパトン城の部将オルクが釣られて出てくると、その軍勢の前にレンズィと名乗る騎士がたった一人で立ち向かっていた。レンズィもまたフォックス五人組の仇討ちを目的とする者だった。シン達もすぐさま加勢してオルクとその軍勢を倒し、騎士レンズィを仲間にした。
第四章 「火花」
仇敵トウスボのいるアパトン城に乗り込んだシン達だったが、トウスボの罠で挟み撃ちにされ苦戦する。そこに狩人の少女ターチャが加勢した。育ての親である老人ラバッツと行動するターチャは、ブラム王国の重臣であるユゾン領主に依頼されて城主トウスボの暗殺に来ていた。死闘の末に敵軍を撃破したシン達はトウスボを殺し一人目の仇討ちに成功した。ターチャの頼みでトウスボ暗殺の手柄は彼女に譲られた。アパトン城を制圧したシン達はこの地をユゾン領主に献上する事にしブラム王国軍仕官への道を開いた。権力の力を借りて仇討ちを容易にする為だった。
第五章 「才覚」
王国直轄領主ユゾンに迎えられたシン達は狼爪軍として編成されブラム王国軍の正規部隊となった。直後シン達の噂を聞いて仕官して来た10勇者の一人クノーを仲間に加えた。10勇者はかつてブラム王国に数々の勝利をもたらした英雄達であり、現在は六人が下野していた。更にユゾンからトウスボ暗殺詐欺を疑われていた狩人ターチャを救って彼女も採用し、ターチャの育ての親である老人ラバッツも加わった。シン達狼爪軍の最初の任務はユゾン領の隣にある独立諸侯領ロドロスを制圧する事だった。ロドロスは両王国の戦乱を避ける為に中立の立場を取っていた。シン達はロドロス城を攻略し城主ミシマルを降服させた。ミシマルが狼爪軍への仕官を申し出たのでシンは承諾し彼を軍の一員にした。
第六章 「善意」
ロドロス城を制圧した狼爪軍は領主ユゾンに称賛された。名声を高めた狼爪軍は僧侶サユ、戦士マシュー、騎士イシュコーの三人の仕官を得た。ユゾン領には他に3つの独立部隊があり、その一つ麒麟軍の団長ギニヤはシンに対し並々ならぬ敵愾心を燃やしていた。ユゾンの信任を得たシンは戦勝祝賀会の中でフォックス五人組に関する情報を尋ねる。シンが持つ昔の手配書を見たユゾンはその一人テテューがユゾン領南部を根城にする盗賊団の首領である事を指摘した。ユゾンの許しを得て直ちに討伐に向ったシン達はテテューを倒し、二人目の仇討ちに成功した。
第七章 「大戦」
ブラム王国はリヨン王国侵攻の軍勢を興しついに本格的な武力衝突が始まった。王国四天王の一人エスケイブの軍団が対リヨンの最前線に位置するユゾン領に到着した。会議の中で二方面からリヨン国内に侵攻する作戦が決定され、エスケイブ軍は南方面を、シンのいるユゾン軍は北方面を担当する事になった。シン達狼爪軍はユゾン軍の左翼を任された。右翼に布陣した麒麟軍団長ギニヤはまたもシンに激しい対抗意識を燃やしていた。リヨン国内に進軍したシン達は自軍が当たる敵軍勢の中に10勇者の一人ティーエーがいる事を知って警戒する。ティーエーはリヨン軍の傭兵として参戦していた。戦闘が開始されシン達は敵の二部隊を撃破し残るはティーエーが率いる一部隊のみとなるが、シン達に興味を示したティーエーは剣を収めて戦場から立ち去っていった。戦況はブラム軍が優勢に進めリヨン王国首都ラギルアムまで迫るが、リヨン軍の必死の防戦で痛み分けとなり戦いは一旦終結した。
第八章 「旅立ち」
大戦から二年後、シン達狼爪軍は更に名声を高めていたが、残る三人の仇敵の行方を掴めないまま無為に過ごしていた。今の自分の在り様に疑問を抱いたシンは仲間達と相談の上、本来の目的である仇討ちの為にしばらくの暇乞いを領主ユゾンに願い出た。ユゾンは快諾し、シン達は王国軍を辞めて出立する事になった。だが前々からシンに敵愾心を燃やしていた麒麟軍団長ギニヤがシン達を待ち伏せて攻撃を仕掛けてきた。麒麟軍を撃退しギニヤを倒したシン達は、王国軍正規部隊を撃破した事で自分達が賞金首リストに挙げられる可能性に不安を感じつつユゾン領を後にした。
第九章 「狂信者」
シン達は残る三人の仇敵の所在を求めてイスフェル各地を巡り、ついにその一人サダンがリヨン王国北部辺境地帯で活動するカルト組織モーリ教の神官になってる事を突き止めた。シン達がモーリ教の神殿に潜入すると、丁度生贄の儀式が執り行われている所だった。そこに仇敵の一人サダンもいた。更に女性教祖マーウの姿を見たクノーは彼女が10勇者の一人であった事を指摘する。声を掛けるクノーを黙殺したマーウは信者に命じてシン達と交戦した。シンはマーウを倒した後にサダンを殺し三人目の仇討ちに成功した。戦いの後、村から誘拐されて生贄にされたという魔導師の少女マリーに請われて彼女を仲間にした。
第十章 「賢士」
シン達はリヨン王国以外の諸侯領を調べ尽くしたが残る二人の仇敵の所在は掴めず、リヨン国内にいる可能性が濃厚となった。強大なリヨン王国を相手にしかねない困難な展開が予期される中で、シンは無敗の兵法と称されるブラム王国の元軍師ティムケの存在を思い出し、現在は在野の身で竜人の砂漠に隠遁する彼に協力を求める事を提案した。竜人の巣窟を潜り抜けたシン達はティムケと会見し、フォックス五人組の話を聞いた事で奇縁を感じたティムケは協力を承諾した。ティムケは養女レインの世話を竜人ウサジーに託してシン達と共に出発した。その時、狩人ウーチャンと魔導師マナミューが現れシン達との同行を願い出た。二人はリヨン王国軍所属であり、戦況悪化を危惧するリヨン国王の命でティムケを軍師に迎える任務を帯びて砂漠に来ていた。しかし竜人の巣窟で仲間を失い更に任務失敗で進退窮まった為にシンの仲間に加わる事で助かろうとしていた。シンは許可しウーチャンとマナミューも仲間になった。
第十一章 「兵法」
リヨン王国内に潜入したシン達は、仇敵の一人ブサンがリヨン傘下の諸侯領ワテバの城主になってる事を知った。偶然にも元リヨン軍人ウーチャンの所属先がワテバ城だった。ワテバ城の防備は固く正面からの攻略は困難であり、そこでティムケはシン達に一策を授けた。その策とはウーチャンを城に戻らせて任務失敗の罪で公開処刑される広場の群衆にシン達も紛れ込み、直接城主ブサンの首を狙うというものだった。策は成功しシン達が一斉に躍り出て襲撃すると逃げ惑う群衆の波で城兵はブサンの元に辿り着けず、ブサンは難無く討たれた。シンは四人目の仇討ちに成功し残るはフォックス一人となった。
第十ニ章 「決断」
死の間際のブサンから最後の仇敵フォックスがリヨン王国の大臣に登り詰めている事を聞いたシンは愕然とした。仇討ちの為にはもはやリヨン王国そのものを相手にせねばならない。シンは一人で死地に赴く事を告げるが仲間達はどこまでシンに連れ添う事を望んだ。その光景を見たティムケは再び一策を授ける。それは首都ラギルアムの兵力を国境に移動させて空にし一気にリヨン本城を突くという壮大な作戦だった。その実現の為にシン達はリヨン王国南部国境を守る要塞に向かった。この要塞を攻め落としそれをブラム王国軍の仕業に見せる事でリヨン王国軍を陽動し国境方面に集結させる算段だった。要塞に辿り着いたシン達はその城門前で闘士シニガム、召喚士バードと出合った。二人はリヨン軍に故郷を滅ぼされた恨みを持つ賞金稼ぎであり、シン達狼爪軍の評判に憧れていて仲間に加わった。シニガムは麒麟軍を滅ぼしたシン達が賞金首になっていない事を伝えた。シン達は城主キャンコクを倒して要塞を攻め落とした。
第十三章 「雫」
要塞陥落の報せに衝撃を受けたリヨン国王は大兵力を南部国境に向かわせた。リヨン軍の移動を知ったティムケは更に一計を案じ、シン達にリヨン軍を装ってブラム領内に侵入するよう指示した。リヨン大部隊の南方移動を警戒していたブラム王国もティムケの陽動策に掛かり大軍を興して国境方面に向かわせた。こうしてなし崩し的にブラムとリヨン両王国の大軍同士による決戦が開始された。両王国の大戦勃発を確認したシン達は直ちに首都ラギルアムに向けて出発した。その道中でティムケが養女レインの無事を確認する事を望んだので、シン達が砂漠の住居に立ち寄るとすでにレインは殺害されており、その側で悲嘆に暮れていた竜人ウサジーはリヨン軍の仕業であると語った。敗色が濃くなったリヨン国王は何としてもティムケを軍師に迎えるべく部隊を派遣していた。復讐に燃える竜人ウサジーがシン達に加わり、砂漠に来ていたリヨン兵を討ち滅ぼした。
第十四章 「終焉」
シン達はリヨン王国首都ラギルアムに到着した。ティムケの作戦通り、リヨン軍の大半は国境方面に出払っており本城は丸裸同然だった。しかしその防備は未だ侮れなかった。覚悟を決めて本城に乗り込もうとするシン達の前に勇者リッティー、賢者ガブリエル、賢者マナが現れた。この三人も10勇者でありクノーと旧知の仲だった。彼らは賞金稼ぎとして各地を旅しており、両王国軍の動きから興味深い戦いの発生を予期してラギルアム城を訪れていた。この三人の加勢を得た事でシンの陣営は大幅に強化された。シン達が本城に攻め込むとリヨン国王陣営は混乱し国境方面に散った軍勢を呼び戻そうとしたが適わなかった。リヨン本隊は撃破されリヨン国王も倒された。シンはリヨン王国の大臣となっていた最後の仇敵フォックスを追い詰めて処刑し、ついに仇敵五人組の全員を討ち果たした。しかしフォックスは死の間際に俺達はある老人の依頼で殺しをしただけだと言い残し、それはシンの胸中に煮え切らない感情を残す事になった。
エピローグ
ラギルアム城が陥落し国王が戦死した事でリヨン王国は崩壊し120年続いた戦乱はブラム王国の勝利で幕を閉じた。各地の諸侯は次々とブラム王国に服属し、イスフェル全土はブラム王国の下に再統一された。勝利の立役者であるシン達はブラム国王に迎えられて再仕官し、その功績を称えられて英雄騎士の称号を得た。シン達は王国四天王、英雄将軍に続く「英雄」となりイスフェルの民の尊敬を集め歴史に語り継がれる存在となった。更にブラム王は次は東方の大陸を征服する計画を明かし英雄達の働きを期待すると告げた。自分達の旅の思わぬ結末に驚く皆であったが、特にシンの胸中は複雑で遣る瀬無い思いで満たされていた。シンは英雄騎士を辞退する事を仲間達に告げる。そしてフォックスに殺害を依頼した老人、本当の両親の仇を探すつもりだと述べた。ティムケとラバッツは驚きシンに考え直すよう求めるが、シンの意志は固く更に他の者達も同調し始めた。再び王国軍を離れて旅立つ事を決めたシン達であったが、その前にブラム王が突然姿を現してまた失敗作だと呟き、彼らを失敗作と呼んだ。戸惑うシン達に対しブラム王は彼らが王国の所有物となるように作り出された「英雄」であると言い放ち、その「英雄」の正体と真相を語り始めた。
真章プロローグ
ブラム王は王国博士の手を通して英雄育成プログラムを実施し、将来の世界征服戦争に投入される「英雄」の量産に取り組んでいた。犠牲を省みない苛烈な大戦争への参加を運命付けられた彼らは文字通り使い捨ての英雄たちだった。10勇者と英雄将軍は第一期生であり、シンたち英雄騎士は第ニ期生だった。ブラム王はイスフェル全土から才能選別された者をプログラムに組み込み、人為的な事件と環境を与えて人生を操り、能力を最大限に引き出した英雄を作り出していた。シン達の意志、目的、判断、決断、友情、愛情、憎悪、そして出遭いといったあらゆる要素がプログラムによる人工的産物であった。ブラム王国はプログラム開始時から何時でもリヨン王国を滅ぼせる力を持っていたが英雄育成の為に戦乱を意図的に放置していた。ティムケとラバッツ、領主ユゾンも実は王国博士であった。フォックスに暗殺を依頼した老人は四天王のアービコムだった。殺された友人マックスの名を出された事にシンは驚き、全てが真実である事を理解させられた。ブラム王は王国の所有物となった英雄に逃れる術は無い事を告げて立ち去り、自己の存在を見失った皆は大きく動揺した。特にシンの狼狽ぶりは著しく声を掛ける仲間すら拒絶してしまう。こうして一夜が明けた。
真章第一章 「自我」
翌日の朝、何とか自分を取り戻したシンは苦悩の末に導き出した一つの解答を仲間達に告げた。それは数多くの人生をもてあそび、そして命を奪ったプログラムを打ち破りブラム王達を倒して本当の人生を歩むというものだった。シンは勝算の無さからただ一人で挑むつもりだったが仲間達も同行を望み再び一致団結した。王の間に向かったシン達の前に四天王の一人ミトゥマーが姿を現した。ミトゥマーはシンの訴えに耳を傾けながらも、富と栄光を与えてくれるプログラムの恩恵を強調し、例え使い捨てであっても英雄の身分に誇りを持つべきだと答えた。ミトゥマーは元奴隷身分の苦しい経験から人生に定めがあるのは当然であると達観しており、プログラムも同様に受け入れた方が良いとシン達を諭した。シンもミトゥマーの考えに理解を示したが自分達は別の道を進みたいと宣言した。シン達はミトゥマーと剣を交えそして勝利した。
真章第ニ章 「人生」
王の間に進むシン達の前に今度は四天王の一人エスケイブと王国博士ユゾンが立ち塞がった。ユゾンの以前の柔和さは消え失せて全くの冷血漢に変わり果てており、語りかけるシンを一顧だにしなかった。エスケイブとユゾンはシン達を失敗作と呼び、すぐさま戦闘が始まった。シン達は二人を打ち倒し再び勝利を得た。四天王の二人が倒され反乱を起こした英雄騎士達が迫っている事を知ったブラム王は現状を警戒し、四天王のヨエスとアービコム並びに国王親衛隊と英雄将軍達を集結させた。
真章第三章 「存在」
全軍の集結を確認するブラム王はアービコムが不在である事に苛立ちを見せていた。そこにヨエスが近づき瞬く間にブラム王を殺害した。ティムケを始めとする皆が驚く中、ヨエスは自身が王になる事を宣言する。続けてアービコムが牢から出したタスキと共に姿を現し自分達の計画を皆に明かした。タスキは第一期英雄の十一人目だったが、野心が強すぎる失敗作であった為に謀反を起こして投獄されていた。ブラム王がシン達にまた失敗作だと呟いたのはこの事だった。ヨエスとアービコムも実はタスキと同様の失敗作だったが野心を隠す事でブラム王を欺いていた。三人は結託して国を乗っ取る計画を立て、それがブラム王の命取りとなった。プログラムの実行者はそのエラーによって自らを滅ぼす事になった。王の間にいる誰もがヨエスに従う事に難色を示したが、シン達反乱英雄が迫っている状況下ではヨエスの下に団結して迎撃する以外に無かった。これこそがヨエスの狙いであり、ヨエスは第二期英雄計画を一部改変してシン達が反乱を起こすようにプログラムしていた。王の間に辿り着いたシン達は勝ち誇るヨエスからそれを告げられ、この反乱劇でさえプログラムの内である事を知って愕然とした。最後の戦いが開始され、シン達は死闘の末にヨエス、アービコム、タスキを倒し、そして王国博士ティムケとラバッツも葬り去った。プログラムに操られながらも最終的にはそれを打ち破ったのだった。
真章エピローグ
ブラム王国は崩壊し、イスフェルは一つの新国家によって統治される事になった。その中心となったのはシンの仲間達であった。しかしシンは国家運営に携わらずポポンと共に田舎で暮らす事を望んだ。穏やかな日々が訪れる中でシンは人生の意味を理解し、あらゆる葛藤から解放されようとしていた。
今日…… -
昨日…… -
合計…… -
最終更新:2019年09月17日 17:38