楓海
カード考察:テラ・フォーミング
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
■カード考察:テラ・フォーミング
《テラ・フォーミング》通常魔法
自分のデッキからフィールド魔法カードを1枚手札に加える。
自分のデッキからフィールド魔法カードを1枚手札に加える。
□初見
1分目により、自分のデッキからフィールド魔法カードを1枚選択し手札に加えます。
□え?
単純明快なテキストなので、ぱっと見た感じではそれだけです。フィールド魔法を採用する、水属性、墓守、HEROデッキなどで活躍できます。
ですが、フィールド魔法を採用しているからという理由だけでこのカードを採用し、またその比率枚数を考えないことは危険です。その理由と正しい活用法を見ていきましょう。
ですが、フィールド魔法を採用しているからという理由だけでこのカードを採用し、またその比率枚数を考えないことは危険です。その理由と正しい活用法を見ていきましょう。
□惑星を耕す・・・とかそういう意味らしい?
《増援》や《トゥーンのもくじ》などと同じ特定カードをデッキからサーチするカードですが、これらのカードと同一視してはなりません。これらのカードはサーチする対象が複数枚デッキにあることを前提としデッキに採用されることが多く、その場にあったサーチをできる点やデッキ圧縮できる点などを評価されて採用されています。ですが《フォーミング》がサーチできるフィールド魔法とは、言葉にすると広いサーチ範囲ですが実際デッキに入っているフィールド魔法は1種類の場合がほとんどです。状況に応じたサーチをサポートするカードではありません。2種類のフィールド魔法を採用した特殊な構成でない限り、この点で「なんとなく」デッキに入れてよいカードではありません。
また印象として「フィールド魔法の代わりになる」と感じるかもしれませんが、これこそが大きな間違いです。
具体的に、3~4枚分フィールド魔法にスロットを割くことができるとし、この場合の可能性を列挙すると、
具体的に、3~4枚分フィールド魔法にスロットを割くことができるとし、この場合の可能性を列挙すると、
【1】フィールド魔法*3
【2】フィールド魔法*2 《フォーミング》*1
【3】フィールド魔法*1 《フォーミング》*2
【4】フィールド魔法*3 《フォーミング》*1
【5】フィールド魔法*2 《フォーミング》*2
【6】フィールド魔法*1 《フォーミング》*3
【2】フィールド魔法*2 《フォーミング》*1
【3】フィールド魔法*1 《フォーミング》*2
【4】フィールド魔法*3 《フォーミング》*1
【5】フィールド魔法*2 《フォーミング》*2
【6】フィールド魔法*1 《フォーミング》*3
の6パターンがあります。真っ先におかしいのは、サーチする対象のフィールド魔法より《フォーミング》の枚数が多い【3】と【6】。それでも「フィールド魔法を速くサーチする確率が上がるからいいんじゃないのか」と思われる方もいるかと思いますが、それが落とし穴です。それの解は【1】と【2】を比べてみることで見ていきたいと思います。
【1】と【2】はどちらも合計すると3枚です。
【1】は何の変哲もありませんが、回してみてフィールド魔法が手札にこない事がよくありました。そこで1枚を《フォーミング》に差し替え【2】の構成にしてみました。実際に回してみます。初手に《フォーミング》が来ると少し嬉しくなりましたが、あまり引きがよくなったようには思えませんでした。また、フィールド魔法をすでに2枚引いていた状況で《フォーミング》引いても意味がなく、《フォーミング》が腐る状況も多々あり、フィールド魔法が破壊されると残りは1枚なので途端に厳しくなりました。
サーチするカードを入れたのに何故でしょうか?
先程言った通り、どちらも合計枚数は3です。この3の構成をどういじろうとも、3を引く確率は変わりません。3の内1つを3をサーチするカードに差し替えたとしても、3の中で小さな圧縮を行っているだけでやはり3を引く確率が上がっているわけではありません。また、3の中で《フォーミング》を1番速く引いたとしても、デッキ構築的にはその《フォーミング》をフィールド魔法にしていればその時引いたのはフィールド魔法であったはずです。サーチした結果デッキは圧縮されましたが、手札が増えたわけでもありません。そうですね、デッキをシャッフルすることには成功しました。
このように確率を上げることには成功しておらず、《フォーミング》が後々意味のないカードになることを考慮するとお世辞にもいい構成とは言えません。腐った《フォーミング》は手札コストに、というのも合計枚数が同じならば危険な考えです。この場合もその分フィールド魔法を入れていたのならば手札コストにできるのですから。
このことから、合計枚数が同じ場合の構成と比較して【2】【5】が間違った構成といえます。【2】【3】【5】【6】が消え、【1】と【4】が残りました。【4】は先程の具体例でフィールド魔法の引きが悪いと感じた場合、【1】のカスタマイズするべき形でした。または【1】のまま、というのが正解です。
《フォーミング》はフィールド魔法の代わりではなく、あくまでフィールド魔法をサーチすることでフィールド魔法を引く確率を上げる、4枚目5枚目のフィールド魔法として捉えましょう。
【1】と【2】はどちらも合計すると3枚です。
【1】は何の変哲もありませんが、回してみてフィールド魔法が手札にこない事がよくありました。そこで1枚を《フォーミング》に差し替え【2】の構成にしてみました。実際に回してみます。初手に《フォーミング》が来ると少し嬉しくなりましたが、あまり引きがよくなったようには思えませんでした。また、フィールド魔法をすでに2枚引いていた状況で《フォーミング》引いても意味がなく、《フォーミング》が腐る状況も多々あり、フィールド魔法が破壊されると残りは1枚なので途端に厳しくなりました。
サーチするカードを入れたのに何故でしょうか?
先程言った通り、どちらも合計枚数は3です。この3の構成をどういじろうとも、3を引く確率は変わりません。3の内1つを3をサーチするカードに差し替えたとしても、3の中で小さな圧縮を行っているだけでやはり3を引く確率が上がっているわけではありません。また、3の中で《フォーミング》を1番速く引いたとしても、デッキ構築的にはその《フォーミング》をフィールド魔法にしていればその時引いたのはフィールド魔法であったはずです。サーチした結果デッキは圧縮されましたが、手札が増えたわけでもありません。そうですね、デッキをシャッフルすることには成功しました。
このように確率を上げることには成功しておらず、《フォーミング》が後々意味のないカードになることを考慮するとお世辞にもいい構成とは言えません。腐った《フォーミング》は手札コストに、というのも合計枚数が同じならば危険な考えです。この場合もその分フィールド魔法を入れていたのならば手札コストにできるのですから。
このことから、合計枚数が同じ場合の構成と比較して【2】【5】が間違った構成といえます。【2】【3】【5】【6】が消え、【1】と【4】が残りました。【4】は先程の具体例でフィールド魔法の引きが悪いと感じた場合、【1】のカスタマイズするべき形でした。または【1】のまま、というのが正解です。
《フォーミング》はフィールド魔法の代わりではなく、あくまでフィールド魔法をサーチすることでフィールド魔法を引く確率を上げる、4枚目5枚目のフィールド魔法として捉えましょう。
正直な話、《フォーミング》は墓地のフィールド魔法を回収できる効果が付いてやっと1人前だと思います。もしそういった効果が付いたとすれば、【2・3・5・6】の構成でも差し支えないでしょう。