楓海

カード考察:魅惑の女王 LV3

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■カード考察:魅惑の女王 LV3



《魅惑の女王 LV3》☆3 闇属性 魔法使い族 500/500
1ターンに一度だけ自分ターンのメインフェイズ時に相手フィールド上のレベル3以下のモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる(この効果で装備できる装備カードは1枚まで)。
このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターカードを破壊する。
自分ターンのスタンバイフェイズ時、この効果で装備カードを装備したこのカードを墓地に送る事で、「魅惑の女王 LV5」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

《魅惑の女王 LV5》☆5 闇属性 魔法使い族 1000/1000
「魅惑の女王 LV3」の効果で特殊召喚した場合、1ターンに一度だけ自分ターンのメインフェイズ時に相手フィールド上のレベル5以下のモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる(この効果で装備できる装備カードは1枚まで)。
このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターカードを破壊する。
自分ターンのスタンバイフェイズ時、この効果で装備カードを装備したこのカードを墓地に送る事で、「魅惑の女王 LV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

《魅惑の女王 LV7》☆7 闇属性 魔法使い族 1500/1500
「魅惑の女王 LV5」の効果で特殊召喚した場合、1ターンに一度だけ自分ターンのメインフェイズ時に相手フィールド上のモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる(この効果で装備できる装備カードは1枚まで)。
このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターカードを破壊する。


□初見

《魅惑の女王 LV5》
1文目により、1ターンに一度起動効果として相手フィールド上に存在するレベル5以下のモンスター1体を対象とし、このカードに装備カード扱いとして装備する事ができます。
この効果は《魅惑の女王 LV3》の効果によってこのカードが特殊召喚されていない場合発動する事ができません。対象とするモンスターのレベルは5以下でなければならず、レベルの判定ができない裏側表示のモンスターを対象とする事もできません。
2文目により、このカードが1文目の効果によって装備カード扱いとなったモンスターカードを装備している場合、戦闘によってこのカードが破壊される時、装備カードを破壊しこのカードは破壊されません。限定的な戦闘耐性です。
3文目により、1文目の効果によって装備カード扱いとなったモンスターカードを装備している場合、自分ターンのスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地に送る事によって手札またはデッキから《魅惑の女王 LV7》を特殊召喚する事ができます。この効果は任意効果です。この効果によって《LV7》を特殊召喚しない場合、《LV7》もこのカードと同じく効果を発揮できないので、《LV7》を使う場合は《LV5》を、《LV5》を使う場合は《LV3》をデッキに入れておく必要があります。《LV5》《LV7》は単体では全ての効果がないのと同じで、《レベルアップ!》などによって特殊召喚した場合も同様です。

□どうも管理人はコントロール変更効果に弱いらしい。・・・魅惑されてるわけじゃないよ!?

LVを持つモンスターがまたも登場。LVモンスターは色々と工夫ができるジャンルであると思うので、これからもリリースして欲しい所です。
さて、この《魅惑の女王》は総じて相手のモンスターのコントロールを奪い、除去をする効果をもっています。《サクリファイス》とほぼ同じで、違うのは戦闘時のダメージを相手に与える事はできないということ、そしてLVごとに対象に指定できるモンスターのレベルに制限があるということの2点。
《LV7》になれば全てのレベルのモンスターを対象にでき、裏側表示のモンスターもなんなく「吸え」ます。ただし初見でも書いた通り、彼女たちは正規の手順を踏んでレベルアップしなければ起動効果を発動できません。戦闘身代わり効果も、レベルアップ効果も起動効果を発動していなければ発動のできない効果なので、実質バニラとなってしまいます。これは同じLVモンスターである《アルティメット・インセクト》と同じですが、あちらは基本ステータスが高いので素出しでも使用に耐えうります。
他のLVモンスターの話が出たので、《魅惑の女王》のレベルアップ条件と比較してみましょう。《魅惑の女王》はかならず《LV3》からスタートしなければならず、終始《レベルアップ!》《レベル調整》の恩恵を受ける事ができません。そして、起動効果を発動し、装備カードを装備している状態でスタンバイフェイズを迎えなければなりません。これは自分ターン、相手ターン、そして自分ターン場に残り続けなければならないという事です。
別格の《ホルスの黒炎竜》はモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時に発動できます。こちらはとても早い。さらに《レベルアップ!》にも対応しており、《LV6》は通常召喚・特殊召喚とも可能でありスタータスも高めです。ただ最上級となる《LV8》は通常召喚・特殊召喚不可能なので手札事故の可能性をはらんではいます。
先ほど話に出た《アルティメット・インセクト》と《アームド・ドラゴン》はスタンバイフェイズを迎えれば条件なしにレベルアップが可能です。【《アームド》に関しては実用性の高い《LV3》→《LV5》のみの話。《LV7》以降は今は触れず】一見《魅惑の女王》と同じに思えますが、こちらは条件がないので、リクルーターから相手ターンに特殊召喚したり《リビングデッドの呼び声》によって相手ターンのエンドフェイズ時に特殊召喚してやれば難なくレベルアップ。しかも《アームド・ドラゴン LV5》は2400/1700という高ステータスに加え、通常召喚・特殊召喚可能、さらに効果によって特殊召喚されずとも起動効果は発動できるという高性能ぶりを見せます。
LVモンスターと比較してみると、《魅惑の女王》のレベルアップ条件は高い事がわかります。この事から、《魅惑の女王》はレベルアップに固執せず、レベルアップするとしても《LV5》までに抑えておく方が使いやすいでしょう。

□3のが好きだな

上の通り、レベルアップするのは難しく、さらに見返りも少ないので《魅惑の女王》のレベルアップを目的にしたデッキはあまり活躍できないでしょう。
しかし、レベルアップを考えなかった場合、《LV3》は単体でプチ《サクリファイス》として活躍できるのでは? 闇属性で500/500なのでサーチは容易く、モンスターであるのでもしかすると2回3回と効果を発動できるかもしれません。
基本的には《サクリファイス》と同じ感覚です。相違点は大きなモンスターを吸えない、かといって小さくても裏側表示は吸えないといった所でしょうか。特に後者は痛く、レベルの小さなモンスターは裏側表示がほとんど。《光の護封剣》《停戦協定》を併用すればよいのですが、《護封剣》はリバースモンスターを除去できないですし《停戦協定は》逆にそれだけでリバースモンスターを封じている・・・悪くはないですが強烈なシナジーを形成しているわけではなさそうです。
《サクリファイス》で小物を吸う時、1番有効なのは裏側表示を安全に処理できる事。次点は吸う事に意味がある場合、つまりフィールドから離れさせたくないモンスターの処理です。《黄泉ガエル》しかり除外環境の整っている《異次元の偵察機》しかり。これらはどちらもレベルが3以下なので《魅惑の女王 LV3》でも魅惑できます。
また、厄介な《魂を削る死霊》を除去できますし、《スケープ・ゴート》の羊トークンを吸収してそのまま殴ればトークンを2体除去できます。トークン除去は攻撃力も依存する《サクリファイス》にはできない芸当です。
限定的な戦闘耐性も決して悪くなく、低ステータスにマッチしていると言えるでしょう。

□・・・ハァハァ

コントロールを奪ったモンスターは《ハリケーン》で奪い返される前にできれば美味しく料理したい所です。《魔道師の力》に利用する他はやはり《オオアリクイクイアリ》で2度美味しく。どちらも《サクリファイス》と相性がよく【《サクリファイス》と似たカードだから当たり前ッスね】、《サクリファイス》デッキなら遜色なく採用を見込めそうです。

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