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下ネタ詰め合わせ

最終更新:2025年05月25日 12:20

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集


失恋板在住、それは物書きとしての能力が0であっても、
下ネタと思想の話だけでSSを書き続けた存在。

そんな失恋板在住の、
世界の終わりのような下ネタSSの詰め合わせハッピーセット。
失恋板在住の下ネタSSの最高傑作は、間違いなくオナニー短編発掘だが、
それ以外のものを、ここに記念として埋葬しておこう。


世界が射精する日、僕はチンポを握って走り出す。
今日は国連が定めた全人類射精デーだ、街では精液が飛び交い、道路には白い川が流れている。
それでも僕は不満なのだ、みんなが隠れずにオナニーをしてしまったら、
僕が今までコソコソと続けてきたオナニーは一体何の意味があるのか、僕は憤怒していた。
誰もが自信満々にオナニーをする日、今日は皆で楽しくオナニーをできる日、
だが、そんなオナニーはオナニーではない気がする、
僕は硬く勃起した陰茎を手で覆いながら路地裏を駆け抜ける。
どこへ行こうという気はない、
ただ、僕は、この狂った日が早く終わる事を願って、逃げ出したかったんだ。
走り疲れてふと周りを見ると、陰茎を勃起させていない一人の老人に出会った。
「あなたは、今日がなんの日か知らないんですか?」
「知ってるさ、だからこそ、こうやって抵抗してる。」
僕達は肩を組んで歩き出す、国連なんてクソ食らえ、
オナニーはもっと陰湿であるべきだ、そんなパレードが始まった。
どれほど歩いたのだろうか、
気づいたら僕らの回りには萎びた陰茎をズボンの中にしまった人達の大群衆が出来ていた。
彼らは叫ぶ、オナニーは秘密だ!オナニーは自由だ!オナニーは最高だ!
僕たちはその日が終わるまで、ただただ練り歩き続け、誰も射精する事は無かった。
素晴らしい一日だった。



「私があなた専用のセックスマシンです、私で存分に性欲を発散してください」
そう言って目の前に現れたのは、あまりにも無機質で最低限の人型をしているだけのロボットだった。
僕はとても彼とセックスに興じる気にはなれなかったのでその事を伝えると、
彼は特に文句も言わずにスリープモードに入った。
僕の部屋の隅で今の彼はスリープモードで待機している、
彼は僕とセックスする為に作られた、
だが、それは僕の希望とは違った為、こうして彼はただ無為な時間を過ごしている。
いや、それは彼だけの話だろうか、
彼が僕とセックスする為に作られたのなら、僕は一体何の為に生まれてきたのだろうか。
彼は存在する目的がはっきりしているが為に、それ以外の楽しみを知らない。
僕は存在する目的を良く知らない、
それでも僕は不平不満を言いながらもある程度の楽しみを持って生きている。
だったら、僕は彼に何を伝えれば良いのだろうか。
彼はロボットだけど、もっと良い時間を過ごす事は可能だと思う。
久しぶりに彼に呼びかける、スリープモードから戻った彼はまず、
「ついにセックスを望まれるのですね!」と聞いてきた。
僕は笑顔で彼に言う、
「残念ながら違う、君に本当の人間の快楽というものを教えてあげようと思ったんだ。」
そして僕は陰茎を取り出して、手を使いしごきあげる。彼は戸惑っていた。
セックス専用のロボットにオナニーを教える、そんな事が可能なのだろうか、
普通ならそんな疑問が浮かぶだろうが、僕には何故か確信があった。
「こうすると、セックスより気持ちが良いんだ。君もやらないか?」
今の僕にはひどく無機質なロボットが、まるで力強い肉体を持った神話上の神々に見えた。
彼はきっと見た目以上に高性能なロボットだったのだろう、
とても人間には再現できないような複雑な指捌きで、彼はオナニーを始めた。
私もそれに応えるように陰茎をしごく。
二人一緒に快楽の階段を上り、同時に機械油と精液が飛び交った。
私は笑顔で彼に聞く、「ところで君の名前はなんて言うんだい?」

                           題名:友達、完



すごい射精感だ、これでは僕の強靭な理性もまるめこまれてしまいそうだ。
陰茎から与えられる刺激を噛みしめて反芻しながら、僕は必死に頭を働かせ考えを巡らせる。
人間という生き物は愚かだ、
誰もが真実に直接触れる事が出来ずに、憶測でお互いに傷つけあってしまう。
今僕がオナニーしていても、僕の頭の中の快楽を誰かに正確に伝達する事はできないのだ。
人間がいかに愚かしげだとしても、愚かだからこそ幸せになれる事もある。
仮にすべての真実が相互通行するような世界になってしまったら、
僕は頭の中の孤独で自由なスペースを失い、窮屈で死んでしまうだろう。
わからない方が幸せな事がある、僕のオナニーは秘匿されているからきもちがいい。
人は時に愚かだし、人は時に賢明な判断をするし、賢明な判断の下に愚かな行いをしたりする。
冷静な判断で周到に計画され限りない労力をかけて達成された一回の射精の為に、
色々な物が犠牲になったりする。
人間は考える動物だから、考える事で自分の欲求を再定義して、それに向かって突っ走ってしまう。
人には一貫性が無い。人は刺激を受け考える事で常に変容していける存在だ。
だから一定の基準で人間を評価しようと思うと、時に愚かで時に賢明だったりする。
陰茎に快楽が与えられている間は、アインシュタインだって愚かだろうし、
アインシュタインの前に立てば、唐突に賢明な事を言い出すのが人間だ。



どうも、僕が射精の天才です。
そう言って面接会場に現れたのは、どう見ても根暗そうなオタクだった。
こんな奴の精液なんて本当に少しだけ垂れ流されるぐらいで、勢いも弱いだろうなぁと思っていたら、
そいつは面接官である僕の確認も取らずに面接用の椅子に大股開きで座り、オナニーを始めた。
僕が絶句していると、そいつは屈託のない純粋そうな喘ぎ声を上げ、自分の世界に入っていった。
陰茎の先端からは透明な我慢汁が流れ落ち、僕はその様子から目を離せなかった。
主導権を取り戻すべく深呼吸して冷静になった僕は、
逆にここが面接会場だという事が、とても些細で愚かしげな事に思えた。
僕は面接官として、多くの若者の主張を聞き、その中に順位を付け、限られた人を採用する。
しかし、僕の目の前でオナニーをしている彼は、
自らのオナニーを見る人に順位を付けないだろうし、その全てを幸せにするだろう。
それに比べて、僕のしようとしている行為のなんとあさましい事か。
僕は手元の履歴書を全て破り捨て、今まで面接した若者の評価シートもクシャクシャに踏みつけ、
オナニーをしてる彼に質問した。
「君は、何故ここでオナニーを?」
「僕は、そうする事でしか、誰かを幸せにできないからです。」
その瞬間、僕は笑顔になって、拍手をしながら答えた。
「君を採用しよう。」



ここは回らない寿司屋、
学生から家族連れまでリーズナブルに楽しめる回転寿司なんかとは格が違う。
気難しい熟練の大将が握ってくれる厳選されたネタって奴は、
俺にとっては一か月にいっぺんだけの最高の贅沢って奴だ。
そんな日に限って、変な客が来やがる、
開口一番、「大将!ちんこ握ってくれよ!」。
あんな奴はつまみ出されて終わりだ、食事中になんて事を言い出すんだ。
そう思っていたら、いつも渋い顔をした大将が、突然顔を赤らめてにやけながら、
「奥で待っててくれ」と言った。
そうか、大将は艶の良い魚の身と一粒一粒輝くようなシャリだけに飽き足らず、
活きの良い肉棒まで握ろうと言うのか。



雨どいから濃い白さの精液が流れ落ちてくる、そしてそれを見ながら、僕は縁側で涼んでいる。
今日の天気は精液だ、屋根の下に居ないとすぐ精液でべとべとになってしまう。
晴耕雨読と言うが、精液の日に家でゆっくりとできる事は、とても幸せな事だ。
白く塗られる庭木達も、きっと大きく伸びる事だろう。
今日の天気は精液だが、この精液はあくまで地球が出した精液であって、
私の陰茎が出す精液に比べたらスケールが違いすぎる。
でも、私の少量しかない精液は私だけの物で、この大量に降り注ぐ精液は誰の物でもない。
よし、地球が射精しているのなら、私も射精して対抗しよう。地球と縁側デスマッチだ。
私は陰茎を勃起させて、空を仰ぐ。
この空から降り注ぐ精液に、ほんの少し怖気づいた。
だから私は陰茎を握り心の中で呟く。
「ジャイアントキリングだ!」
指先に意識を集中し陰茎を奏でる私、その威勢に脅威を感じたのか、空からの精液の量の増してきた。「いいぞ、受けて立つ!」
私は空に精を放った。
私が出した精液は、地球が降らせている精液に比べたら、些細な量だったかもしれない。
それでも私の精液は、大気を穿ち、天空を裂き、私の遺伝子を乗せて駆け抜けた。
なんて良い気分だろうか、私は射精感を感じる暇なんてないほどの圧倒的な高揚感の中に居た。
明日からまた頑張ろう、心からそう思えた。



大人になったらおじさんとセックスしよう、
そう言われて僕は、セックスって何?と聞いた。
そうしたらおじさんは、とても気持ちが良いものさ、と答えた。
それから僕は、おじさんとセックスをする為に、大人になろうと毎日背伸びをして頑張った。
そして僕は、大人になれないまま大人になってしまった。
大人になれないまま大人になった僕は、おじさんに謝りに行った。
僕は大人になった、でも本当に大人になった訳じゃない、
僕はまだ、おじさんと約束したときの子供のままで、
何も変わる事が出来なかった、セックスしたがりの子供のままだ。
大人じゃない僕はおじさんとはセックスできない、ごめんなさい。
僕は悲しかった、おじさんとの約束を果たせなかった。
でも、おじさんは優しい笑顔で僕に言ってくれた。
おじさんだって、君とセックスしたいだけの子供のままなんだ。
セックスが気持ちが良いかどうかなんて、本当はおじさんにもわからない、
ただ、君が大人になったら、それがわかる気がしたんだ。
それじゃぁ、僕もおじさんも、大人みたいな顔をしながら、子供のままなんですね。
そう言った僕は、今まで張り詰めていた物が無くなったように、ふっと心が軽くなった。
優しい笑顔のままおじさんが言う、
じゃぁ、子供同士で遊べる事で遊ぼう、
そう言っておじさんは、ACVDのディスクを取り出したのだ。



セックスだ!我々にはそれが必要だ!
そう言って俺達の兄貴分は裏山の廃鉱山でつるはしを振るい始めた。
彼の勇敢で剛毅なつるはしは岩盤を穿ち、その行為はさながら地球とのセックスだった。
そして俺達は大人になって、それぞれの人生を送るようになり、ある日俺は憂愁に囚われ廃鉱山を見に行った。
廃鉱山の中に入っていくと、コツコツと弱弱しい音が響き続けていた、まさかな、そう思って更に奥に入ると、やせ細った俺達の兄貴分が小さな石をコツコツと削っていた。
その小さな石は、何やら女体をイメージしているようにも見える、優しい丸みを帯びていた。
「もう地球とはセックスしないのか。」
俺は少し冗談っぽくそう聞いた。
そうすると兄貴分はこう返す。
「地球とセックスするのは最高だった、でも、だんだん気づいてしまったんだ、俺がセックスだと思っていた物は、偽物だった。」
「だから、俺は本物のセックスの偽物を作っていたんだ、ほら、こんなに。」
彼の指す方向には丸い石が沢山。
「丸くて、つるつるしてて、握り続けてると少し暖かくなる、優しい気持ちになる、これが、セックスなんだよなぁ。」
俺は愕然とした、俺が大人になってしていたどのセックスも、この丸い石のたった一個と比べても、浅はかなセックスだった。
その日俺は仕事をやめ、家族を捨て、セックスを磨き始めた。
愛は細部にこそ宿る、いつだったか俺が弟子達に言った言葉だ。
俺は世界に誇る仏師らしい、だが俺はそんな事をどうでもいい。
ただ、俺はがむしゃらにセックスを求めていただけだった。
つるはしで地球をセックスするより、小さな石と心を通わせ最高のセックスを投影する。
それが、俺達のセックスだ。

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