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川尻早人&セイバー

――夫が何の前触れもなく「失踪」して、家計は途端に行き詰った。

勤め人の夫が居た頃から既に、家賃の滞納は日常茶飯事だったのである。
普段は嫌味な大家も事情が事情だけに多少の猶予はくれたが、事態の根本的な解決には至らない。
まだ小学生の一人息子を抱えて、母であるしのぶは途方に暮れるしかなかった。

そんな折、見かねた親戚が助け舟を出してくれた。
遠く離れた冬木市ではあるが、空いている貸家があると。
大した仕事ではないのだが、その親戚は冬木市にいくつか不動産を持っており、現地に代理人が欲しいのだと。
住むための家。ささやかながらも確かな収入。
その気になれば、細かな雑用の合間を縫ってパート仕事に出ることだってできそうだ。
息子も、引っ越しに伴う転校を嫌がるそぶりは見せなかった。

現実問題として、彼女にその有難すぎる提案を蹴るという選択肢はなかったのだ。

ただひとつだけ、彼女にとって心残りだったのは。
『あの人』の帰りを待ち続けることができなかったこと。
『あの人』と共に暮らしたあの家(借家ではあったが)を、守り切れなかったこと。

川尻しのぶは、後ろ髪を引かれる思いで、息子の早人の手を引き、杜王町を後にしたのだった――


    * * * * * * * * * * * * *


――杜王町のあの家に、不思議なほどに似通った、冬木市の新たな家。

川尻しのぶはそこに、不思議な客を迎えていた。
まるで古墳時代から出てきたかのような、衣とズボン姿(正確には袴)の人物である。

「……つまり、あたしと『おうすちゃん』は運命共同体、って訳なのね?」
「……ええ『マスター』。それが『聖杯戦争』というものです」

蛍光灯の明かりに照らされた、母1人子1人にはいささか広すぎる、夜のリビング。
そこでしのぶと向き合っていたのは、美しい黒髪の美少女だった。
歳の頃で言えば、大雑把に言って高校生くらいに見えるだろうか。
興味津々、といった風のしのぶに対して、『おうす』と呼ばれた少女はどこか困惑した様子を隠せない。

「でもそっか、何でも願いが叶う、ねぇ……『おうすちゃん』は何を願うの?」
「私は――私の願いを言うなら、『故郷に帰りたい』、ですね。
 とうとう帰り着けないまま、こういうことになってしまいましたから」
「それは……帰らないとね。
 待ってる人も居るでしょうしね。
 あたしの願いも、似た様なものかな。いや逆ね。あたしの願いは『帰って来て欲しい』、ね。
 あの家から離れちゃって、『あの人』が帰ってくるも何もないんだけど……それでも……」
「…………」

思慕と、恋心と、自嘲と、諦観と。
様々な想いの入り混じった深みのある表情のまま、しのぶは虚空を見上げ微笑む。
対する少女は、背筋をピンと伸ばしたまま、生真面目な――そしてどこか戸惑った態度を崩さない。

「まあいいわ。だいたい分かった。
 おうすちゃんは、とりあえず客間を使って頂戴。
 引っ越してきたばかりだから、まだ綺麗だし。
 ご近所さんには、何か聞かれたら『杜王町から遊びに来た親戚』ってことにしておくわ。
 それでいいわね?」
「え……その……あ、はい」
「大変だと思うけど、『聖杯戦争』ってやつ、頑張ってね」

まるっきり他人事のように、満面の笑みで勝手に話を進めるしのぶの姿に。
少女は抗議や訂正をしそびれたまま、曖昧にうなづくしかなかった。


    * * * * * * * * * * * * *

暗い廊下に出て後ろ手に扉を閉めて。
少女は、ふぅ、と深い溜息をつく。

「何かが、おかしい……!」

思わず小さく声に出して、少女はつぶやく。
しのぶの手の甲に確かに光っていた、白鳥をかたどった柄の令呪。
にも拘わらず、まるで聖杯戦争のことを理解していないかのような言動。
何らかの『不思議なこと』が起きて、その当事者であること自体は受け入れているようだが……
あれでは、まるで。

「……まるで、『マスターとしての知識が与えられていない』みたい、だよね」
「ッ!!」

突然声をかけられて、少女は慌てて振り返る。
その視線の先に居たのは、おかっぱ頭の小柄な少年の姿。

「早人くん……!」
「おうすお姉ちゃん――いや、『セイバー』。ここじゃママに聞こえる。ぼくの部屋に行こう」

まだ小学5年生であるはずの少年は、短く言い捨てると、踵を返して階段へと向かう。
何かがおかしい。マスターたるしのぶだけではなく、その息子・早人も。
おうすと呼ばれた少女、いや『セイバー』は、数瞬迷った後、その背を追って2階へと上がった。


    * * * * * * * * * * * * *


「これでママとセイバーの話はぜんぶ聞かせて貰ったんだけど」

少女を自室に招き入れて早々、早人は机の上の機材を指さした。
それは……盗撮用のカメラの映像を受信する、小型のモニタとイヤホン。
画面には階下のリビングで一人でTVを眺めている、しのぶの姿を映し続けている。
この時代のテクノロジーには疎いセイバーにも、この少年の能力の高さと異常性を、瞬時に理解した――
とてもこの歳の少年が使いこなしていいような機材ではないし、それを自宅に仕掛けるというのも偏執的だ。

「やっぱり、ママは『聖杯戦争の知識』を持ってないんだね?」
「……それは」
「ぼくにも事情は分からないけど、どこかで何か『手違い』があったんだと思う。
 どうやら『権利』は――令呪や霊的なつながりは、ママとセイバーの間にあるみたいだ。
 でも『知識』は――マスターに自動的に与えられるはずの知識は、なぜかぼくの頭の中に『入って』いるッ!」
「えっ」
「これはぼくの想像だけど。
 今回の聖杯戦争、この『マスターに知識を与える』って部分が『後付けの別システム』なんだと思う。
 それで、ママに『知識』が入るべき所が、君の召喚に居合わせたぼくに間違って入ってしまった……!」

子供らしからぬ、鋭い分析をしてみせる早人少年。
その仮説の真偽はともかく、どうやら『マスターとして知っているはずのこと』を知っているのは事実らしい。

「それを踏まえたうえで、セイバーにお願いがあるんだ」
「お願い、ですか?」
「うん」

早人は真剣な表情で黒髪のセイバーを見上げる。そして言い切った。

「ママの『願い』を――叶えないようにして欲しいッ!」


    * * * * * * * * * * * * *


かつて、川尻家は崩壊寸前の家庭だった。

学生時代に付き合っていた両親は、早人を授かったことを機に結婚。
しかしそれは、父と母のどちらにとっても妥協の産物ともいえるような決断であったらしい。
早人が物心ついた頃には、両親の仲はすっかり冷え切ってしまっていた。

そんな折、不思議と父が豹変する。
今までしたことのなかった料理を手際よく始める。
自分の書いたサインを見ながら、サインの練習を繰り返す。
切った爪を溜めこむ。2種類のサイズの靴を持つ。嫌いだったはずの椎茸をむしゃむしゃ食べる。

そのことに、早人だけが気が付いた。
自らの出自を疑い、両親が愛し合っているのか疑い、盗聴器や隠しカメラを仕掛けていた彼だけが気づいた。
別人と化した父。それを受けて変わっていく母。明らかに『仲良く』なっていく両親。

そして調査を続けた早人は衝撃的な真実に到達する。
父親の姿をした「そいつ」は、爆弾の力を持った、数多くの犠牲者を出した殺人鬼であると。
平凡な勤め人・川尻浩作を殺し、その外見と社会的立場を盗み取った、『吉良吉影』という男であると!

「ぼくたちは厳しい戦いの果てに、『吉良吉影』を倒した。
 殺人鬼『吉良吉影』を追っていた人たちと共に、追い詰め、ギリギリの勝利を収めた。
 けれど……」

早人はそして、確信する。
母・しのぶのマスターとしての願いは、『川尻浩作』の帰還。
だが、吉良吉影に関する真実を知らない彼女の願いが、万が一にも『聖杯』に届いてしまったのならば。

「もしママの願いが叶えられれば、『帰ってくる』のは『本当のぼくのパパ』ではないッ!
 間違いなく、あの『吉良吉影』――『川尻浩作』の顔をした、『吉良吉影』だッ!
 それだけは、何があっても阻止しなければならないッ!」

少女の姿をしたセイバーは考える。
しのぶの祈りは本物だ。そして、早人の語りも懸念も真実だ。それくらいのことは見抜ける眼力がある。
何とかして母子ともども幸せを掴んで欲しいとは思うが、それはともかく。

「――分かりました。では、一計を案じましょう」

今回の聖杯戦争、しのぶではなく、早人に従う方が、おそらく誰にとっても良いだろう。そう判断した。
このセイバーは善なる存在ではあるが、必要とあらば策を弄することも厭わぬ主義なのだ。


    * * * * * * * * * * * * *


――翌朝。
学校へと出かける早人と一緒に、外出の支度をしている人物があった。

「おうすちゃん、じゃあ、行ってくるのね」
「はい。途中までは早人くんと一緒に、まずは街を見て回ってみます」

おうすちゃん――セイバーの姿は昨夜までの時代錯誤な衣装ではなかった。
こざっぱりしたブラウスにスカート、そのうえから冬用のコート。
しのぶから借りた、ごく普通の地味な服であったが、思わずしのぶが見とれるくらいに似合っている。

「…………」
「あっ、こら早人、『いってきます』は?」
「それではしのぶさん、いってきます」

ぷぃ、と無言のまま外に飛び出していく、黄色い帽子とランドセルの少年。
その小脇には、辞書のような大きな赤い本。
セイバーは『本来のマスター』に頭を下げると、少年を追って家を出た。

軽く溜息をつきつつ、玄関の戸が閉まるまで手を振り続けるしのぶ、その手の甲には――令呪は見えない。


    * * * * * * * * * * * * *


「うまく行きましたね、早人くん――いえ、『マスター』」
「ママはやっぱり理解してなかったみたいだね。
 でもこれでいいんだ。こういう聖杯戦争みたいなのは、ママは向いてない。
 ぼくがやった方が、きっと上手くいく」

通学路を歩きながら、2人は小さく囁きあう。
傍目には姉と弟のようにも見える2人。しかしこの2人は、実際には共犯者であった。

母しのぶを言いくるめ、令呪をもって作らせた『偽臣の書』――それが早人の抱える本の正体。

セイバーが呼ばれたその瞬間に一緒に居合わせていた早人も、もはや当事者であること。
早人もセイバーへの命令権を持っていた方がいいこと。
令呪を最大限に活用すれば、少し変則的な形ではあるが早人をマスターにできること。

これらを伝え、具体的に唱えるべき文言も一字一句教えて……
しかし、それが実質的な「マスター権の全面譲渡」であることは伝えず。

そもそも、聖杯戦争が主従2人の二人三脚による闘争である、という認識すら乏しかったしのぶは。
あっさりと全てを手放す契約に調印する恰好となった。

「やはり本来のマスターでない分、サーヴァントとしての能力は落ちてしまうようですね。
 けれどご安心ください。
 私は『最優のサーヴァント』セイバー。
 『この(つるぎ)』に賭けて、そう易々と倒されはしません」

自信ありげに、何もないように見える左の腰のあたりを叩くセイバー。
それをちらっと見上げて、早人は。

「そういえば、これは質問じゃなくて確認なんだけどさ。
 『おうすお姉ちゃん』……『小碓媛命(おうすひめのみこと)』って、記録の上では男の人だよね?」
「そう伝えられているようですね。
 まあ、熊襲の兄弟から男の名前を『貰った』こともあり、以来は男として通してきましたが」

しのぶが思い至ることもなかった、セイバーの真の名、真の正体。
あっさり辿り着いた早人は、小さくニヤリと笑う。

母と我が身を聖杯戦争の闘争から守りぬく。母の願いは阻止する。できればセイバーの願いは叶える。
ついでに、『吉良吉影』のような悪と遭遇してしまえば、これとの対立も避けられないだろう。
これらの相反する要請を、常より能力の下がったセイバーの力で乗り切らねばならないのだ。

難しい舵取りを強いられた格好ではあるが、それでも、このサーヴァントなら何とかなるかもしれない。

「『小碓媛命(おうすひめのみこと)』――つまり『ヤマトタケル』。確かに『最優』だよ」




【クラス】
セイバー

【真名】
小碓媛命(おうすひめ)

【出典】
古事記・日本書紀等

【性別】
女性

【属性】
中立・善

【ステータス】
(しのぶがマスター時)筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:A+ 宝具:A++
(早人がマスターの時)筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:B 宝具:A++

【クラススキル】
対魔力:A
 Aランク以下の魔術を無効化する。事実上、現代の魔術師では魔術で傷をつけることはできない。

騎乗:C
 大抵の動物・乗り物なら乗りこなせる。野獣クラスの獣は不可。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど神霊の混血とされる。
 ヤマトタケルは死後に神格化されており、その分の上昇分も含めてこのランクに至っている。
 武神としての信仰を受けており、個人の武勇で知られた者からの攻撃には高い防御力を発揮する。

呪術:D
 古典的呪術の類。
 ヤマトタケルの場合、詠んだ歌や発した言葉がそのまま呪力を帯びる古き時代の言霊の力を僅かに扱える。
 オールマイティではあるが確実性に乏しく、ランクも低く、頼りにするのは難しい。

伊吹山の神の呪:B
 ヤマトタケルが倒れるに至った、伊吹山の神の呪い。およびその逸話に由来する弱点。
 冷気・氷雪に類する攻撃に対しては、抵抗などの判定に不利な修正を受け、受けるダメージが倍増する。

【宝具】
水蛇結界(そのつるぎみることあたわず)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 あまりにも強すぎる力を持つ神剣から、人々を守るための不可視の『鞘』。厳密には宝具というより呪術の類。
 日本の神話上で最も有名でありながらも、ほとんど外見を語られることのない草薙の剣。
 後の時代には、包みを移し替える際に神剣を直接目視してしまった祭司たちが相次いで死に至ったという逸話もある。

 そんな見るだけで危険な神剣を霧の結界が幾層にも渡って覆い隠し、光を屈折させ、事実上の透明化をさせている。
 副次的に敵に間合いを見誤らせる効果を持つが、幻覚耐性や心眼(偽)の持ち主には効果が薄い。
 また、霧の結界を広げたり、一時的に収束させ水流と化して敵に打ち出す、などの応用も効く。
 剣に残る、八岐大蛇の水神としての力の残滓を利用している。

天叢雲剣(くさなぎのつるぎ)
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 生前のヤマトタケルが、伊勢神宮より一時的に借り受けた神剣。
 ヒトの手により鍛えられた武器ではなく、八岐大蛇の尾より出た神器。
 方向性は違うものの、神秘の格としてはかの『エクスカリバー』にも勝るとも劣らない。

 真名を解放しての全力での攻撃は、いわゆる『剣からビーム』あるいは『飛ぶ斬撃』。
 極太のビームを打ち放つのではなく、極細のビームを放ちつつ振るうことで、あらゆるものを切り裂く形を取る。
 回転剣舞と合わせれば、一息に360度全周をすっぱり薙ぎ払うこともできる。
 かの有名な伝説においても、この方法で見渡す限りの草原を、伏兵もろとも一掃してのけた。
 そのあまりに長い射程ゆえに「剣が勝手に宙を舞って広範囲の草を刈った」との異説が残されたほどである。
 あまりに強すぎるため、かの逸話の他にはほとんど振るわれたことすらない代物。切り札中の切り札。

袋に秘せられし燧石(やいづのかえしび)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:(相手の攻撃による) 最大捕捉:(相手の攻撃による)
 火属性の攻撃を完全に無効化し、のみならず攻撃者に向けて『反射』する結界発生装置である火打石と袋。
 自動発動ではなく、袋から火打石を取り出し、能動的に展開する必要がある。
 また一度使ったら再び専用の袋に戻して『充電』する必要があるため、連続使用は難しい。
 それでも、単発の火属性攻撃であれば、規模を問わず完全に防いだうえで使用者に同威力・同特性の攻撃を打ち返せる。
 袋に入れた状態では機能を他者の解析から隠蔽する効果もあり、使用前に反射を察することは困難。

【weapon】
天叢雲剣。

【人物背景】
記紀にその名を遺す、神話と歴史の狭間の時代に活躍した英雄、ヤマトタケル。
本来の名は『小碓命(おうすのみこと)』。ヤマトタケル(日本武尊、倭建命)の名は熊襲討伐の際に得たものである。

今回のセイバーは、熊襲討伐の際に女装したという逸話が、実は本当に女の子であったのだ、という設定を採用したもの。
真名の『小碓媛命(おうすひめ・おうすひめのみこと)』は『小碓命』の女性形となる。
熊襲討伐の際に男の名を貰ったこともあり、その後は男として通し、記録の上でも『媛』の一字が削られた。

【特徴】
長い黒髪を結わえた、いわゆる古墳時代の服装(男装)をした少女。貧乳。
なお何故かその顔立ちは、俗に言う『アルトリア顔』である。
善人であり命じられたことの完遂を貫こうとする性格だが、そのための手段については柔軟性が高い。

オールマイティに強い英霊であるが、その分、単純な勝ちパターンを持たない。
また個人武芸で英霊となった者・炎を扱う者には強いが、氷雪を扱う者には弱いなど、相性の影響も強く受ける。

【サーヴァントとしての願い】
故郷(大和)に帰りたい。
神話においては白鳥に身を転じて故郷を目指したと言われているが、その白鳥が飛来した地についての伝承は錯綜している。
今回の設定においては「実際には帰り着けなかった」ものとする。



【マスター(真)】
川尻しのぶ

【出典】
ジョジョの奇妙な冒険(第四部)

【性別】

【weapon】
特になし

【能力・技能】
特になし。ながらく主婦であったが、主婦としてもかなりダメな方。

【人物背景】
杜王町で平凡な主婦として暮らしていた女性。早人の母。
学生時代になんとなくで付き合っていた相手との間に子を授かり、そのまま惰性で結婚。
しかしすぐに夫婦仲は冷えきってしまい、退屈な毎日を過ごしていた。
そんな中、ある夜を境に夫が豹変。
自分で料理を作る、大家の金をくすねて家賃の支払いに当てる、などの行動を取る。
最初は少し訝しんだしのぶであったが、すぐに彼女はこの「新たな夫の側面」に惚れ込んでしまう。
ドキドキすることの多い刺激的な日常――
だがある夜、夫は何の前触れもなく帰宅せず、そのまま姿を消した。

ジョジョの奇妙な冒険・第四部の終了後しばらくしてからの参戦。
その後のドタバタで冬木市に引っ越しすることとなり、名ばかりの不動産の管理者をしている。
これからパート仕事でも探そうか、と思っている段階。

【聖杯にかける願い】
『あの人』に帰って来て欲しい。

【備考】
令呪を1画使用しています。
早人へのマスター権の譲渡に伴い、令呪は見えなくなり、使えなくなっています。
サーヴァント召喚時に起こった何らかのトラブルにより、マスターに与えられるはずの知識がありません。
聖杯戦争についてセイバーから断片的な説明を受けていますが、正確には把握しきれていません。
どうやら何かゲームで争うらしい、勝てば願いが叶うらしい、家に間借りする必要があるらしい、程度の理解です。



【マスター(仮)】
川尻早人

【出典】
ジョジョの奇妙な冒険(第四部)

【性別】

【weapon】
偽臣の書
ハンディサイズのビデオカメラ

【能力・技能】
盗撮・盗聴用の機材の扱い。
年齢に見合わぬ度胸と、頭の回転と、黄金の意志。

【人物背景】
杜王町で暮らしていた少年。11歳。しのぶの息子。
彼の視点から見た、父・浩作をめぐる物語は、まったく異なるものとなる。
元々、自分が両親の愛によって生まれた存在かどうかを疑っていた彼は、家中に隠しカメラと盗聴器を設置。
両親の言動をチェックしていた――ゆえに、『父』の異変に気付くのも早かった。
突然料理をする。二種類のサイズの靴を持っている。一人で必死にサインの練習をする。切った爪を溜めこむ。
それらの違和感から調査を進めた彼は、やがて衝撃的な真実へと辿り着く。
父の姿をしたそいつは父ではなく、多くの人物を爆弾の能力で殺してきた殺人鬼だったのだ!
紆余曲折の末、早人は殺人鬼『吉良吉影』を追っていた者たちの力を借り、『吉良吉影』を追い詰め。
最後の最後、『吉良吉影』は『吉良吉影』として死亡。
とっくの昔に殺され入れ替わられていた『川尻浩作』は、ようやく『失踪』という形で処理されることになった。

こちらもジョジョ第四部終了後しばらくしてからの参戦。冬木市の小学校に転校して間もない時期。

【聖杯にかける願い】
自分自身の願いは自分でも考えていない。
ただ少なくとも、母の願いが叶えられるのを阻止する。『吉良吉影』のような悪党が聖杯を手にするのも阻止する。

【備考】
本来のマスターであるしのぶから、変則的な形でマスター権を譲渡されています。
(偽臣の書を作成するのに必要な知恵は、呪術の知識と搦め手に通じたセイバーから提供されました)
令呪の使用はできません。
サーヴァント召喚時に起こった何らかのトラブルにより、本来のマスターに与えられるはずの知識を持っています。

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川尻早人 :WINter soldiers
セイバー(小碓媛命)

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最終更新:2017年06月28日 13:02