エレオノールマイル(英称:Eleonore Mile)は、日本中央競馬会(JRA)が南硫黄競馬場の芝1600mで施行する中央競馬の重賞競走(G1)である。
概要
競走馬生産の原点である牝馬は従来、早期に引退させて生産界へ戻すべきと考えられており、古馬牝馬にとって目標となる競走も長らく設けられていなかった。牝馬重賞競走の増設やローテーションの整備など競馬番組の充実が図られるようになり、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなった。一方、こうして長く現役として活躍した牝馬からも優秀な産駒が誕生するようになったことにより生産界の考え方にも変化が生じてきたほか、ヨーロッパでも競走馬としての牝馬の価値を重視する傾向が強まってきた。こうした流れの中、1996年に4歳以上牝馬による春季のチャンピオン決定戦として本競走が新設された。なお、本競走の創設に関してJRA内では「内国産競走馬のレベル向上のため、強豪牝馬は早く引退して繁殖牝馬になるべき。レースに出ては故障してしまう」という反対意見もあった。
競争条件
以下の内容は、2026年現在のもの。
出走資格:サラ系4歳以上牝馬、除未出走馬および未勝利馬
出走資格:サラ系4歳以上牝馬、除未出走馬および未勝利馬
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:定量(56kg)
出馬投票を行った馬のうち、優先出走権(次節参照)をもつ馬から優先して割り当て、その他の馬は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI・JpnI競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる。
優先出走権
外国調教馬、およびレーティング順位の上位10頭(2012年から2025年は上位5頭、106ポンド以上であることが条件)は優先出走できる。
JRA所属馬は同年に行われる下表の競走のいずれかで1着の成績を収めた馬に優先出走権が与えられる。
地方競馬所属馬は同年に行われる下表の競走のいずれかで2着以内の成績を収めた馬に、優先出走権が与えられる。
| 競走名 | 格 | 競馬場 | 距離 |
| ブランドソールトロフィー | G2 | 南硫黄競馬場 | 芝1600m |
| 東沖ノ鳥牝馬ステークス | G3 | 東沖ノ鳥競馬場 | 芝1600m |
賞金
2026年の1着賞金は1億5000万円で、以下2着6000万円、3着3800万円、4着2300万円、5着1500万円。
歴史
歴代優勝馬
| 回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 姓齢 | 勝利騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
| 第 回 | 2025/05/18 | 南硫黄 | 1600m | シェヘラザード | 牝4 | 福長祐平 | 藤原康則 | サラブレッドエックスレーシング |
| 第 回 | 2026/05/17 | 南硫黄 | 1600m | ペルーズエトワール | 牝5 | 坂川洸星 | 内野康之 | 翠台レースホース |