トント
概要
黒い髪に白いペイントの顔をした、コマンチ族の男性。
幼い頃、ブッチに銀のありかを教えてしまったばかりに部族を壊滅させられてしまった過去を持ち、ブッチを憎んでいる。
エピソード
1933年、
ゴールデン・ゲート・ブリッジ*が建設中の
サンフランシスコ*にカーニバルがやってきた。ローン・レンジャーの大ファンの少年ウィルは西部開拓時代の展示室で年老いた先住民コマンチ族の蝋人形を鑑賞していた。その蝋人形は動き出しトントと名乗ると、ローン・レンジャーとの出会いについて語り始めた。
1869年、罪人を移送する列車に繋がれていたトントは悪名高い無法者の
ブッチ・キャヴェンディッシュとともに乗せられていた。ブッチは仕込んでおいた拳銃で警官を射殺した。トントはブッチを殺そうとするが、法で裁くべきと考える新人検事の
ジョン・リードに妨害される。ジョンはレンジャーである兄のダンとともにブッチを逮捕しようとするが、コリンズの裏切りによりダンは殺されジョンも瀕死の重傷を負う。
独房から脱走し無惨な現場を目撃したトントは、レンジャーたちを埋葬し、誰か一人を蘇生させようとする。トントはダンを選ぶが、トントが神聖視する白馬がジョンを選んだためやむを得ずジョンを保護する。トントはダンのベストで覆面を作り、正体を隠すようにジョンに与える。
ジョンとトントはブッチに右足を奪われた義足の女主人
レッド・ハリントンの売春宿を訪れる。白人たちはここ数週間襲撃を繰り返すコマンチ族に怒っていた。トントとジョンはブッチの一味がコマンチ族のふりをして白人を襲撃していたことを突き止める。ジョンはブッチの悪事をコマンチ族の長ビッグ・ベアに伝えるが聞く耳を持ってもらえない。トントは幼い頃、命を助けた白人に懐中時計と引き換えに銀の在処を教え、欲に目が眩んだ彼らに部族を全滅させられていた。その白人がブッチと鉄道会社の有力者レイサム・コールだった。
ジョンはコールがブッチを操り、銀を入手し巨万の富を得ようとしていることや、鉄道を敷くためにコマンチ族を合法的に追い出そうとしていることに気付くが、権力に握りつぶされ、射殺されそうになる。トントはジョンを救い出し、レッドの協力を得て銀を移送する列車に乗り込み、ブッチとコールの企みを阻止し、レベッカとダニーを救出した。
覆面をしたジョンはトントと共に法に縛られない次なる冒険へと旅立った。
ゲーム
ローンチと同時に発売された「ローン・レンジャー」のプレイセットに収録されているトントのフィギュアをスキャンすると使用可能になる。
トマホークを投げて相手を攻撃するほか、乗馬も得意としている。
登場作品
2010年代
実写キャスト
声
最終更新:2024年09月08日 17:01