概要
生い立ち
約500年前私生児として生まれた
ヒトであり、
フェイや
エリィ、ミァンとは違い、特別な存在ではない。
若くしてニムロド帝国ラオディキア傭兵団の団長の座に就く。その冷酷非道さで、団員たちを畏怖させていた。
ニサン教の激しい抗争の中、彼はニムロド王国
クセル大帝により計画されたペヌエル派暗殺の刺客として実行部隊指揮官に任命され、
ソフィア暗殺を命じられる。
ソフィア殺害の間近、死を受け容れたソフィアの無垢な笑顔に魅せられ、彼は彼女を守って姿を消す。
7年後、ソフィアとともに
ニサンへ帰還。僧兵長に就任し、ソフィアの警護を担当した。
この頃、
トーラ・メルキオールに師事し、ナノテクノロジーを学んでいる。
ソラリス戦役~現在
シェバドの裏切りによって、ソフィアの死を目の当たりにしたカレルレンは、神の存在に絶望。
「信仰は、外に求めず、自らの内に」というソフィアの思想を捨て、「神がいないのならば、自らの手で創り出す」ことを目指すようになる。
ラジエルの樹のデータから、
デウス、高次存在を知ったカレルレンは、これこそが自分の追い求めている神であると確信し、デウス復活の研究を行っているソラリスへ昇った。
以後、彼は自らのデウス復活研究をプロジェクト・ノアと名付け、カインの延命措置や、
ガゼル法院のデータ化、M計画の推進、ヒトに対する
リミッター措置など、様々な計画、研究を400年以上推し進めてきた。
作中
自らの計画が最終段階まで進んだと確信したカレルレンは、
ゲーティアの小鍵の発動、天帝カインの殺害、さらにエリィを捕え、ついにデウスを復活させた。
彼の最終目標は、高次存在へのすべてのヒトの合一であったが、フェイとエリィに人の可能性、愛を見出し、最期は一人、両翼の翼で
波動存在とともに高次世界へと羽ばたいていった。
最終更新:2017年05月27日 20:47