遊戯王5D's

2008年4月2日~2011年3月30日まで放送されたTVアニメ作品。全153話。
遊戯王デュエルモンスターズ』シリーズの第2弾で、初めて作品タイトルから「デュエルモンスターズ」の文字が撤廃された。

前作から更に数十年経った世界、ネオ童実野シティを舞台にしたアニメオリジナルストーリー。
ライディング・デュエルが流行し、格差社会が形成された街での主人公達の未来へ向けて闘う姿を描いた。

ダークシグナー編とWRGP編の間には厳密には日常ギャグ回も挟まれている。
WRGP編の序章から予選開幕までの合間に8話分挟まれた「クラッシュタウン編」(別名・満足街編)は最早伝説。


…これまでの説明で何を言ってるのかわからかったかもしれねぇが…俺も最初はわからなかった…。

いきなりバイクに乗ってデュエルという超設定で視聴者の思考をショートさせ、スラム街からのSF展開や数々のオカルト設定、カード創造、突然の西部劇路線、リアルファイトといった怒涛の超展開で「遊戯王」=カオスという図式を完全に定着させた。
何でもかんでもデュエルで事が解決する「デュエル脳」が物語を支配し始めたのもたぶんここから。

そして、それと同時に大量のネタをネット文化にもたらした語り継がれし作品である。*1

しかしこういった怒涛の展開続きで最初は戦慄していた視聴者も慣れていき、終盤でデュエリストとフィールド魔法が合体したり、主人公が宇宙へ飛び出したぐらいでは誰も驚かなくなったという…。


と、ネットではネタにされることの多い作品であるが、仲間との絆を重視した熱いストーリーといった要素も濃く、そういった展開が好きなファンからも純粋に支持されている。
宿敵ながら自分達の未来を守るために死闘を繰り広げたイリアステルの面々も熱い人気を誇っている。
デュエル面としては「ライディング・デュエル」というアニメ独自ルールが展開した他、シンクロ召喚が新たに登場し、OCGの重要なキー要素となった。

また、当初の設定が格差社会だったり、マスコミと政府が結託して徹底した情報統制が敷かれていたり、劇中で絞首刑が実行されたりとゴールデン帯放送の子ども向けアニメとは思えないダークな世界観も魅力の一つ。ダークカーリーのジャックへの愛情等、やや大人向けである。


初代とのリンクはあまり触れられていないものの、遊戯達や三幻神の存在はこの世界でも語り継がれているらしい。
劇場版では世界を崩壊から救うために十代、遊戯がいる時代へと遊星がタイムスリップして宿敵と戦った。

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最終更新:2013年12月21日 16:37

*1 これで大真面目のシリアスアニメなんだから凄すぎるやで…