遊戯王デュエルモンスターズ

2000年4月18日~2004年9月29日まで放送されたTVアニメ作品。
にして、『遊戯王デュエルモンスターズ』シリーズ記念すべき第1弾。

その放送年数は4年半、全224話に渡るが、その間での区分けは以下の通り。
※他にもDMクエスト編の直前に表遊戯vsレベッカ・ホプキンス戦、バトルシティ前哨戦の表遊戯vsバンデッド・キース戦*1、開幕直前に王様vsステップ・ジョニー戦がある。

当時週刊少年ジャンプで連載されていた高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』を原作にしており、主要登場キャラや大まかな設定は原作を踏襲している。
しかし、原作での「TRPG編」以前を完全にバッサリカットして王国編からスタートさせたため*2、細かい背景設定やキャラの動かし方は場合によってはかなり異なっている。特に登場の仕方と出自が変更された御伽、海馬兄弟は顕著。

また、アニメが原作に追いついてしまった対策も兼ねて度々アニメオリジナルシリーズが挟まれている。
中でも「ドーマ編」はネット中心に多大な知名度を得た*3
原作回でもちょいちょいオリジナルエピソードが追加されたり、原作が駆け足進行で進んでいた*4「記憶編」と「戦いの儀」は大幅にストーリーが肉付けされている。


原作以上にカードゲームでのデュエルに特化していて、カード画像は実物のOCGカードをそのままスキャン(オリカの場合はOCG風)。
バトルシティ以降は現実のOCGルールに合わせるようにもなり、原作とはデュエル内容が変化が生じたり、原作には登場しなかった既存のOCGカードが登場したりする。
これらの演出が次回作以降のシリーズの基盤になった他、まさに「カードゲーム販促アニメ」の走りの象徴と言えよう。

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最終更新:2013年07月27日 11:35

*1 御伽の設定変更による辻褄合わせ

*2 王国以前はカードゲームを殆どやっていないため

*3 全体の作風的にも、次回作以降のカオスな世界観の原点になったとも言われている

*4 原作者が吐血しながら書き進めた話は有名