ドーマ編

遊戯王デュエルモンスターズ第145~184話に区分されるパート。
原作者が吐血しながら記憶編を描いている真っ最中だったので挟まれたアニメオリジナルエピソード。その期間約10ヶ月。


あらすじ
バトルシティ神のカードを3枚揃えた遊戯は美術館へ向かい、記憶の石版にかざす…が、石版は何者かの力によって干渉され凍結してしまった。そして直後から世界中でデュエルモンスターズが実体化する現象が発生し、「ドーマ」を名乗る男達に神のカードを奪われてしまった!一方の海馬は何者かに会社の株を買収される。その相手は何と遊戯達にSOSを送っていたペガサス・J・クロフォード。I2社へと乗り込んだ遊戯達の下には「ドーマ」と結託した孔雀舞が立ち塞がり…。そして「オレイカルコス」の力を操るドーマが3人の決闘者を襲うとき、封印された「伝説の竜」が目覚め―――!?


  • デュエルモンスターズが現実世界で実体化、リアル召喚戦争
  • カードゲームによって世界の存亡が分けられる
  • 未知の力によって作られたチートカードを持つ敵組織と、また別の力によってカードを与えられた主人公達が戦いを繰り広げる
  • その敵組織には闇堕ちしたかつての仲間がおり、デュエルを通して敵組織のメンバーの心の闇を開放する
  • 絶対にOCG化できないだろうというぶっ壊れオリジナルカードの数々
  • デュエルモンスターズの精霊世界
といったカオスな超展開要素を初めて炸裂させた超シリーズ。
これまで大会やバーチャル世界に舞台を留めてきた本編が、ここで全世界を救う闘いへとぶっ飛んだ。
カードゲームのリアル実体化から世界規模な話へどんどんと膨らみ、魂を賭けたデュエルの恒常化、絶対的存在感を誇るラスボスとのデュエル、果てには三幻神とオレイカルコスの神がデュエル外で激突という壮絶なラストで物語を締め括った。

エジプト絡みの闇のゲームで忘れがちだが、カードゲームが世界そのものの存亡と関わるようになったのはこのシリーズからである。

舞台は日本、アメリカという壮大なスケールで展開。
デュエル以外にも数々のリアルファイトが行われ、これらのカオスな超設定は後世の代へと受け継がれていった。
このため、超展開街道を極める歴代遊戯王シリーズの原点を築いたのが「ドーマ編」だと評価する声が最近増えてきたとか。

ペガサス・J・クロフォードや、かつて決闘者の王国編直後に登場したレベッカ・ホプキンスアーサー・ホプキンス教授がレギュラーキャラとして再登場。
インセクター羽蛾ダイナソー竜崎孔雀舞はドーマの傘下として立ち塞がり…。

また、1回目のラフェール戦で相棒の魂を失った王様が一時精神不安定状態に陥り、自分の心の闇と向き合い立ち直るまでのエピソードも色濃く描かれている。世界を救う闘いであると同時に、王様人格の成長記という側面も強いストーリーである。


以下、描かれた対戦カード。
+ ...
  • 武藤遊戯 vs グリモ
  • 海馬瀬人 vs ペガサス・J・クロフォード(偽物)
  • 海馬瀬人 vs アメルダ(1回目)
  • 城之内克也 vs 孔雀舞(2回目)
  • 武藤遊戯 vs ラフェール(1回目)
  • 武藤遊戯 vs インセクター羽蛾(2回目)
  • 城之内克也 vs ダイナソー竜崎(2回目)
  • 武藤遊戯(闇) vs 武藤遊戯(表)
  • レベッカ・ホプキンス&御伽龍児 vs ヴァロン
  • 海馬瀬人 vs アメルダ(2回目)
  • 城之内克也 vs ヴァロン
  • 城之内克也 vs 孔雀舞(3回目)
  • 武藤遊戯 vs ラフェール(2回目)
  • 武藤遊戯&海馬瀬人 vs ダーツ
偽ペガサス戦とレベッカ・御伽のデュエル以外で全て《オレイカルコスの結界》が発動。
《竜騎士ガイア》《ジャッジマン》等の懐かしモンスターやOCGカードも多数登場した。

今や伝説となった「狂戦士の魂」もこのシリーズのデュエル出身である。

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最終更新:2014年04月11日 17:25