初期手札の配布後に相手のデッキに「寄生虫パラサイド」を1体または2体寄生させる。このスキルは自分のデッキに昆虫族モンスターが4種類以上存在するデッキを設定してデュエルを開始した場合のみ適用される。
インセクター羽蛾(レベルアップ報酬:Lv.20)
デュエル開始時、初手を引いた後の相手のデッキに《寄生虫パラサイド》を1~2枚混入させるスキル。
主にバーン系統のデッキで採用される。
相手がドローした《寄生虫パラサイド》は守備表示で特殊召喚され、コントローラーに1000ダメージを与える。また、相手フィールドのモンスターは全て昆虫族になる。
相手のドローを潰しながら初期LPの1/4を奪える為、成立すれば非常に強力な効果を発揮する。
相手が昆虫族を採用していないデッキなら《翡翠の蟲笛》を使う事で《寄生虫パラサイド》のドローを強要できる。
一般的に採用される昆虫族は《死の4つ星てんとう虫》や《人喰い虫》程度なので、それらを採用しないテーマデッキ等には有効。
逆に言えば、《翡翠の蟲笛》の対策としてデッキに昆虫族を積む事が有効なので、このスキルの存在自体が昆虫族を採用するメリットでもあるとも言える。
相手の《翡翠の蟲笛》対策を意識し、より幅広いデッキへの対応を模索する場合は、あえて《翡翠の蟲笛》を採用しない事も考えられる。
《寄生虫パラサイド》の昆虫族にする効果は種族利用の妨害を期待できる。
しかし、種族を利用しないデッキには痛手にならず、一般的な【フライング寄生】ではオマケとして見做される。
こちらの種族操作の軸とする場合は、場に出た《寄生虫パラサイド》自体は対処されやすい為、《DNA改造手術》の予備として考えた方がいい。
《寄生虫パラサイド》はアドバンス召喚のリリースにされる事もある為、《生贄の抱く爆弾》との相性はいい。ただし、今日の環境では伏せカードは警戒されやすく、攻撃反応型は対処もされやすいので採用するかは慎重に考慮したい。
混入する《寄生虫パラサイド》の枚数を把握したい場合、デュエル開始時の相手のデッキ枚数を確認しておく必要がある。
スキル発動前の相手のデッキ枚数と比べて、スキル発動後に増えた枚数分が混入した《寄生虫パラサイド》の枚数である。