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唯からのメール

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yuimio

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唯からのメール


唯からメールが来た。唯のメールは決まって勉強教えてって懇願してくるものばかりだったが今回は違った。


好きな人が出来ちゃったよぉ~。どうすれば良い!?


唯にしては意外だな~。どんな人なんだ!?


それは言えないけど・・・女の子が女の子を好きになるっておかしいかな?


おかしくないよ。だって本当にその女の子の事が好きならそれを止めろなんて誰も言わない。にしても唯の好きな人は女の子だったのか。


うん。おかしくないよね?この事は秘密にしてね。


おかしくないよ。私も応援してるし、唯に取って真剣な事だから誰にも言わないよ。



ねぇねぇ澪ちゃんやったよ!今日ね!その子とお喋り出来たよ!でもあんまり時間無くて少ししか話せなかったけど。


良かったじゃないか。どんな事話したんだ?


楽器の話!その子私より上手で尊敬しちゃうんだ。


ならもっと唯も練習しなくちゃ!ムギのお菓子と梓がエネルギーの源だと笑われちゃうよ。


そうかな?でも、極力控えてその子に追い付くように頑張ってみる。


今日はなんと!その子と一緒に登校する事が出来ました!ほんのちょっとだけどね。


それくらいで喜んでたらまだまだダメじゃないか?もっと遊びに行こうとか誘わないと。


チッチッチ!勇気が必要だよ~。いきなり遊び行こうって言われてもその子が困っちゃうよ。


なら、梓も困ってるから無闇に抱き付いたりするなよ。


あずにゃん分なんです!



今日は一緒にお昼を食べたよ。お弁当のおかずを交換したんだ。


残さず食べたか?残したら憂ちゃんが悲しむぞ。


憂のお弁当は日本一でもその子のおかずは憂のちょっと下。


おいおいその子泣いちゃうんじゃないか?


ちゃんと憂の作ったおかずと交換しました!



澪ちゃんやったよ!その子と一緒に帰れたよ!


それはおめでたいな。どんな話とかしたんだ?


あずにゃんや憂の話だよ!それなのにその子ったら『いつもそればっかだな』って言ってきたんだよ!失礼しちゃうよね!


そう言われても唯は音楽室でも憂ちゃんの話しかしてないだろ。


まあまあ、憂は自慢の妹ですから!


知ってるよ。唯より賢いもんな。


そっそんな事より、そろそろデートに誘ってみたいけど、どこが良いかな?


うーん。やっぱり定番な遊園地かな。夕焼けと観覧車って結構合ってるって思うんだよね。


なるほど。でもアイス屋さんも捨てがたい。


それは唯が食べたいだけだろ。



デート。


?・・・デートがどうかしたのか?


デート誘ってみたらオッケー貰えたよ~!


良かったな。ちゃんとリードしてあげろよ。どこに行くんだ?


遊園地だよ。その子ったらお化け屋敷やジェットコースターが苦手だから乗るもが限られちゃうんだよね。


唯だって勉強やお菓子抜きって言われたら嫌だろ。そんなもんだよ。でも明日は楽しんでこいよ。


もちろん。お土産も買って来るよぉ~。



報告します!楽しかった!


楽しかったって小学生の作文か!


だって2人っきりのデートだもん。ずっと手を握ってたんだ。その子、顔真っ赤で可愛かった。


からかうのは良くないぞ。でも楽しかったなら良かったよ。


その子も楽しいって聞いたら楽しいって!


何乗ったんだ?


ジェットコースター!


大丈夫だったのか?


しばらく動けなかったけど楽しかったって。もう乗らないくらい。


トラウマにさせてどうするんだよ?


後、観覧車!隣に座って手を握って。端から見たら恋人同士だったよ!


そこまで出来たならそろそろ告白しても良いんじゃないか?


大丈夫かな?


唯が百人に告白したら九十九人が首を縦に振るよ。


えへへ。私頑張ってみるよ。



どっどうしよう澪ちゃん!今、その子に教室で待ってて貰ってるけど怖いよぉ。


落ち着いて唯。告白って凄い怖いのはわかる。唯、昨日も言ったはずだけど、唯が百人に告白したら九十九人は首を縦に振るよ。ダメだったら私が慰めてあげるから頑張って!


澪ちゃんありがとう。頑張ってみる!



澪ちゃんありがとう!その子に告白したらその子も私の事が好きだって言われた。


両想いだったのか。良かったな。じゃあ私のアドバイスもここまでかな。後はその子と唯の2人で道を切り開いて行くんだぞ。唯とメールしてて楽しかったよ。ありがとう。


私も澪ちゃんありがとう。澪ちゃんのアドバイスが無かったら私、その子と友達のままで終わってたよ。ありがとう。また明日ね澪ちゃん。



澪「唯は誰とメールしてるんだ?」

唯「私にアドバイスをくれた澪ちゃん。クールでカッコいいんだ。澪ちゃんは?」

澪「私は唯っていうちょっと抜けてる子。でも、告白は成功したみたいで嬉しいんだ」

唯「ふふふ。澪ちゃんからで澪ちゃんと供に頑張れだって」

澪「なら頑張らないとな。さて唯、帰ろう」ギュッ

唯「うん!・・・あっ!澪ちゃん」

澪「なんだ?」

ちゅっ

唯「また・・・観覧車乗ろうね///」

澪「・・・うん///」


メールを削除しますか?

はい


終わり。


一応参考にしたSSは『梓「先輩からの手紙」
澪のポジションがじわって来た。
+ 解説
解説
その子→澪
『そろそろ告白しても良いんじゃないか?』
この時点で澪は唯の告白を待ってた。
『ダメだったら私が慰めてあげるから頑張って!』
仮に唯がその子に振られても澪が唯に告白した。
書いた自分もこんがらがった。
ポイントは途中から澪は唯の好きな人が解っても本当に唯の口から言うのを待ってた事かな?
唯も気付かれる事を解っててメールをした

初出:2->>988->>995

  • おぉ..この参考にしたSS俺すきだわ -- (名無しさん) 2011-08-04 15:22:25
  • この参考SSもよかったですね…澪切ない… -- (名無しさん) 2013-04-03 01:03:09
  • 参考になったSS好き(´ω`) -- (名無しさん) 2013-06-30 02:43:43
  • 参考のSSもいいね、これもよかった -- (名無しさん) 2014-08-29 23:23:38
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