※これは東方求聞史紀を基にしたパロディです。東方求聞史紀とは稗田阿求が編纂した幻想郷についての書物です。
つまり書いているのは阿求という設定です。
※虐待成分は皆無に等しいです。
主な危険度 極低
遭遇頻度 激高
多様性 高
主な遭遇場所 どこでも
主な遭遇時間 いつでも
能力 人を苛立たせる程度の能力
人間友好度 最悪
主な活動場所 どこでも
◆特徴◆
一見すると人間の生首。
それもかの博麗霊夢や霧雨魔理沙らなど幻想郷における有名人の顔に似ているのである。
しかしそれは外見的特徴だけであり、よく見れば全然似てないし性格も口調も行動理念もまるで似ていない別物である。
しかしてその正体は饅頭。皮の開いたその体の中には餡子がびっしり詰まっている。それ以外の内臓器官は無い。どうやって動いているのか甚だ疑問だ。
他にも中身がクリームであったり納豆であったりする種類もいる。もちろん食べられる。
表皮は弾力性があり跳びはねて移動をする。底部、つまり本来の生首なら首があるべき場所を焼くなどして弾力性を奪ってやれば動けなくなる。また水によく溶ける。
体長は様々でプチトマトサイズのものもあれば二米(メートル)を超える巨体も存在する。
また基本生首だが希に胴体付きの個体も居る。
その場合の大きさは妖精程ではあるが、明らかに頭が大きすぎるので不恰好だ。
妖精を超えるのではないかと思われる数の多さ故かどこにでも現れるが主な生息場所は小さな虫や背の低い草花がよく育つ自然豊かな場所であることが多い。
人里でゆっくりの姿を見かける場合、それは人間の食物を目当てとした野生のゆっくりか、人間に飼われているゆっくりである。
活動時間は朝早く起き昼間に活動し夜になれば眠るという人間とほぼ同じ時間帯。
寒さに弱いらしく冬は餌を溜め込んだ巣に篭って越冬するようだ。
寿命についてはまだ明らかにされていない。
子猫よりも弱い存在でありながら危機察知能力が皆無な上に妖精よりも死を恐れないように見える無鉄砲な行動をとるため、ほとんどの個体が寿命を迎える前に死ぬからだ。
だが繁殖能力は方法は数種類ある上に極めて高く、早いものなら一日二日で平均五匹以上もの子供を残すことができるという。
その繁殖能力の高さが未だにゆっくりが絶滅しない要因ではないかとされている。
一部の個体は人間の成人男性を超える力を持っていたり、大規模なコミュニティを形成しているものもいる。
ゆっくりの中身はそれぞれ異なることが多いが、全てに共通して食物であるためよく人間や妖怪、妖精に食べられる。
ストレスを与えると餡子が美味しくなるという特性とその数の多さからゆっくり加工所なるものが出来るぐらいだ。
主な食事は蝶やダンゴムシ、百足といった虫類や小さな草花である。
人間が食べるものはほぼ全部食べる。そのため人里へ人間の食べ物を目当てにやってくるゆっくりもいるが、人間の食べ物はゆっくりにとって贅沢すぎる物である。
そしてこの種の最大の特徴が、その名にもなった「ゆっくりしていってね」という言葉である
この言葉はこの種の間で挨拶のように日常的に使われており、また常に自分達が「ゆっくりする」ことを目指しているようだ
彼女(彼)らの間での「ゆっくりする」ということがどのよう意味なのかかは厳密には分かっていないが、「自分たちの欲求、要望がまかりとおる」ことであると認識しておいて間違いは無いだろう
◆目撃報告例◆
- 道端でケガをして動けなかったゆっくりがいたから手当てをして野生に返してあげた(匿名)
何故殺さなかったんですか
- 畑の野菜を収穫しようと畑にいったらゆっくり達に野菜が食い荒らされていた(野菜一筋)
もちろん殺しましたよね?
- 家を少し留守にしていただけなのに帰ったら家でゆっくりが交尾していた(魔法の森の人形遣い)
もちろん殺しましたよね?
- 紅魔館の主の名を騙っていたので屠殺しておいた(レミリアファンクラブNo1)
よくやりました
◆被害内容◆
※食料を目当てとした窃盗※
ゆっくりによる被害の最たるものの一つが畑荒らしだ。
どこから知りえたのかゆっくりは人里には食料、主に野菜が多くあることを知っている。
そのため頻繁に人里にやってきては畑に侵入し無断で野菜を貪り散らす。
そのような事をしたゆっくりを生かして逃がしてしまった場合味を占めて再来するか、他の仲間を引き連れてくる恐れがあるので注意して殺さねばならない。
※住居無断侵入及び無断占拠宣言※
畑荒らしに並んで多いとされるのが住居の無断侵入だ。
ゆっくり達は総じて本人達曰く『ゆっくりプレイス』なる自分達が安全にすごすことの出来る巣を求めている。
その結果が住居無断侵入及び無断占拠宣言だ。
これは主に家主が留守にしている間に侵入できる場所から、無かった場合自分で作って侵入する。まれに住居内に家主がいる場合にも侵入することがある。
侵入した後はその住居を自分たちの巣だと思い込み、実際そのように振る舞い、宣言をする。この時餌を目当てとした場合も多く、住居内食料を食い荒らされる場合もある。
例え本来の家主が帰ってきてもここは自分たちの巣だと頑なに言い張る。あまつさえ本来の家主をまるで奴隷のように扱う始末である。
◆対処法◆
畑や住居の被害は主に留守中に起こる。ずっとその場所に居ることは出来ないので、ゆっくりが侵入できないようにするのが最も一般的だ。
主には畑の周りに柵を設けたり、住居の出入り口全てをゆっくりでは開けることが出来ないようにしたり、窓ガラスを強いものに代えたりだ。
他にも畑ゆっくりにとっては毒物となる疑似餌をおいておくのも効果的である。ゆっくりはそれに満足して巣に持ち帰り、そのまま巣で死ぬからだ。
直接的な戦闘能力など無きに等しい。人間や妖精はおろか猫にだって殺せるぐらいだ。
捕獲は方法を選ぶことなく容易にできるだろう。素手で捕まえても籠に入れても透明の箱に入れてもいい。
もし捕まえることができたのならば日ごろの、及びゆっくりによって与えられた鬱憤を晴らすといい。
物心ついた人間ならば楽に勝てるであろう。
一部の賢しい個体は仲間を売って自分だけ助かろうとしたり、家族を躊躇なく殺したりするが、平等に全員殺してやるのが一番だ。
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あとがきみたいなもの
求聞史紀にゆっくりが載ったら~、という妄想で書き連ねました。
求聞史紀を参考に書きましたが阿求らしさが出ていないかもしれません。
最終更新:2009年06月10日 19:08