初SSです。色々見苦しい点があるかとも思いますが、どうかご容赦ください。
キリウム 作
俺は普通の兄さん。
ホテルのパートをしながら暮らしてる。
さて、ホテルのタオルやパジャマの乾燥のために1階にあるリネン室に来た。
いつものようにドアを開けると・・・
「ゆっくりしていってね!!」
という無駄に元気な間の抜けた声が聞こえてきた。
声のする方を見るとゆっくりまりさとれいむ、そしてその子供であろう赤まりさが7匹ほど、そして何故かゆっくり橙とゆっくり藍がいる。
よく見ると橙と藍はやせ細り怪我もしている。
それに対してまりさとれいむ達はブクブクと肥っていて気味が悪いったらありゃしない。
「ゆゆっ、おじさん。ここはれいむたちがみつけたおうちだよ。さっさとでていってね!!」
とれいむが言うのに合わせて
「そうだぜ、じじいはおかしもってきてさっさとしねだぜ!!」
とまりさも暴言を吐く。
とりあえず、まりさとれいむが邪魔だったので軽く蹴飛ばし洗濯物の乾燥を始める。
なにやら足りない頭で必死に俺に向かって暴言を吐いてるが気にしない。
それよりも橙と藍が気になったのでテーブルの上に乗せてこっそり話を聞いた。
「わかるよー、たすけてくれるんだねー」
と橙がこっちに涙目で訴えかけている。
「何があったんだ?詳しく教えてくれたら助けてやらんこともないが・・・。」
と俺が言うと
「実はカクカクシカジカで・・・。」と藍が説明してくれた。
訳はこうだ。
近くに巣を作って暮らしていた橙と藍は、急にやってきたまりさとれいむに巣を奪われた。
それだけならまだしも暴力で従わせて、奴隷扱いしてるらしい。
「分かった。それなら助けてあげよう。」
そう言って俺は足元をうろついているまりさとれいむを見た。
「ゆっ?やっとおかしくれるきになったかだぜ!?」
のん気にお菓子のことだけを考えてたのだろう。涎を垂らしているまりさ。
俺は手が汚れないように気をつけながらまりさを持つと、乾燥機の側面に当てた。
「ゆっ?温かいだぜ〜。」等とほざいている。
これから起こる苦しみに全く気がつかない。
しばらく当て続けていると
「ゆっ・・・あついだぜ!!はやくはなすんだぜ!!」
とこっちに命令してきた。それを無視してさらに当て続ける。
「ゆ゛ぎゃあああぁぁ、ま゛りざのあじがああぁぁぁl」
大声で叫ぶが乾燥機の轟音でほとんどかき消されていく。
『ピッピッピーッ!!』と乾燥終了のアラームが鳴る。
それと同時にまりさを乾燥機から離す。
白目をむき、涎を垂らし、犬のようにハッハッと息をしてる。
まぁ、これくらいでは気も狂わないし死にもしないだろ。
そう思ってまりさの底の部分をみると赤く爛れていた。
低温やけどのせいだ。これでしばらくは歩けないだろう。
「よぐもまりさをぉぉぉ!!」とれいむが俺に体当たりをしてきたがかわして捕まえる。
そして、赤ゆっくりとともに壊れた洗濯機の中に入れる。
この洗濯機は蓋が開いてるにもかかわらず脱水が可能になってしまった危険な洗濯機だ。
俺はまりさを片手でつかむと洗濯機の中が見えるように瞼を強制的に手で開けさせながら洗濯機の脱水ボタンを押した。
ゆっくりと洗濯機が動き出す。
「ゆっ?たのしー。」
「ぐるぐるまわるよー。」
「ころころころがるよー。」
等と好き勝手に戯言をほざく。
『ヴィー・・・・』
モーター音が大きくなるとともに回転数がどんどん上がっていく。
「ゆっ、ゆっ、かべにくっつくよ、れいむたちをゆっくりたすけてね。」
といってる。まだ分からないのか・・・。
さらに回転数が上がる。
赤ゆっくり達は声すら出してない。おそらく何匹かは死んでるだろう。
「はやくれいむたちをそこからだすんだぜ!!ださないとようしゃしないんだぜ!!」
と必死に俺に威嚇するまりさ。だからそんなもん、痛くも痒くもないって・・・。
回転数がほぼ最高地点に到達。
赤ゆっくりはあんこをすべて外に吐き出してしまったらしく皮だけの状態で回り続けてる。
「ゆぎゅううぅぅぅ!!れっ、れいむのあんこが・・・!!」
とれいむが言っている。おそらくあんこが皮ぎりぎりまで外側に出てきてるのだろう。
「も゛う゛や゛べでええぇぇぇえぇ!!れいむをかえすんだぜええぇぇ!!!!」
とまりさが絶叫する。さすがに強制的に見せてきてるせいか少し精神的におかしくなってる様だ。
「も゛っど・・・ゆっぐりじた・・・ぶにゅうううぅ!!?」
「れいぶぅぅぅぅ!!!!????」
最期の言葉を言い終わる前にれいむは体から餡子を出し切って死んだ。
そこで俺は洗濯機のスイッチを切った。
回転が止まって残ったのは赤ゆっくりとれいむの干からびた皮だけだった。
「あ・・・あひっ・・・れいぶ・・・ばりざぁ・・・あひっ・あひっあひっあひl」
とまりさは壊れたように笑い続けている。
そこに置いておくのも邪魔くさかったのでまた乾燥機に押し当てる。
こんどはその汚れた面だ。
「ゆぎぃいぃぃぃぃぃぃ!!」
豚のような悲鳴を上げながら眼を口をその顔面のすべてをケロイドに変えてゆく。
『ピッピッピーッ!!』
乾燥終了。そして整形完了。
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・むごぉ!!。」
顔を焼かれた状態から嘔吐しようとしたのだろう。
だが唇がケロイドで完全にくっついているため餡子が出てくることはなかった。
もういいか・・・。そう思った俺はまりさを巨大な排気口の前にそっと置いた。
しばらくはその場所で踏ん張り続けたまりさだったが吸い込まれて中の巨大なファンで細切れになりそのまま奥に消えていった。
「これで、悪いゆっくりはいないよ。安心して帰りな。」
俺は橙と藍に言ってあげると仕事を再開した。
「あ、あの・・・お礼がしたいんですが・・・。」
と藍が言ってきた。
「お礼?お礼なんていいよ。」
俺は目線のみ藍の方向に向けながら仕事をする。
何度も断るがそれでも執拗にお礼をしたいと言ってくる。
まぁ、
ゆっくり2匹ぐらい飼ってもそうたいした出費はないしいいか。
仕事が終わりタイムカードを押しながらそんなことを考えた俺は
橙と藍を連れて家路につくのだった・・・。
想像以上に疲れましたw
暇があれば他にも作りたいなぁ。
ゆっくりってどうしてあんなに加虐心をあおるんでしょうかね?
最終更新:2011年07月28日 19:56