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 某4コママンガを参考にしています。詳細は文末に示します。


秋も深まり、山々はすっかり紅葉で覆われ、少し肌寒い風が吹き抜けていく。
そんな日々、市場で買い物を終え自宅へ向かう途中のこと、
獣道を歩く僕の前に一匹のゆっくりれいむが立ちはだかった。
高さ40cm余り、横幅は60cmにもなるかなり成長した個体のようだ。
この獣道、普段は殆ど人が通らない場所で、言ってみれば秘密の近道ってとこかな。


「ゆゆ!おにいさん?こっからさきはれいむのおうちだよ!
とおるにはゆっくりつうこうりょうをはらっていってね!!!」
「通行料?具体的には何が欲しいのかな?」
「ゆ、ゆーん… れ、れいむにおいしいおはなさんをおいていってね!!!」
「なんだ…花か。ほれよ。」
「ゆゆゆ?むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」
相手するのも面倒だったので、僕は買い物袋の中からハーブをれいむに差し出すと、
足早に先へ進もうとした。なぜか右足が重い。
「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!!
こ、これだけじゃつうこうりょうがたりないよ!ゆっくりはらっていってね!!!」


なんと右足にれいむがしがみついて来たのだ。
ゆっくりにしては珍しい行動だったので再び問いかける。
「今度は何が欲しいと言うのかね?」
「ゆ!? ゆーん… ゆっくりあまあまのおさとうをちょうだいね!!!」
「なんだ…砂糖か。ほれよ。」
「ゆぐっ…! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」
「じゃあ僕は先に進むからね。」
僕は買い物袋から角砂糖とカリン糖を十数個差し出し、この場を後にしようとした。
再び右足に荷重がかかる。
「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!!
ま、まだつうこうりょうがたりないよ!!!ゆっくりはらっていってね!!!」


いくらゆっくりとは言え欲張りな行動である。
「今度は一体何が欲しいと言うのかな?」
「ゆゆ!? ゆーんゆーん… れいむにゆっくりはちみつさんをちょうだいね!!!
もしはちみつさんがないのならゆっくりひきかえしてね!!!」
「蜂蜜か…。ほれよ。」
「ゆゆゆ!?どおじておにいさんはちみつさんなんかもってるの!!!」
「れいむがくれっていったんだろ?」
「ゆぐっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあわぜー!」
「今度こそ僕は先に進むからね。」


再び重くなる左足。何か他に理由があると言うのか…?
「ぞ、ぞごがらざぎにはゆっぐじずずまないでね!!!
ま゙、まだまだづうごおりょおがたりないよ!!!ゆっぐじはらっでいっでね!!!」
「欲張りなれいむだね。今度は何が欲しいのかい?」
「ゆがっ・・!?ゆう・・・ゆーん・・・ れ、れいむにゆっくりあまあまなくりーむをちょうだいね!!!
もしもっていないのならゆっくりひきかえしてね!!!」
「クリームか…。ほれよ。」
僕は買い物袋の中からコンデンスミルクを取り出すと、れいむの口に注ぎ込んでやった。
甘ければいい。細かいことはわからないだろう。
「ゆがっ!?どぼじでおに゙いざんぐぢーむなんがも゙っでるの!!!」
「れいむがちょうだいっていったんだろ?」
「ゆががっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあ゙わ゙ぜーー!!!」
とは言いつつも両目からぼろぼろと大粒の涙をこぼしている。
気にせず先に進もうとすると


「だ、だべなんだがらね!!!ごのざぎにはゆっぐじずずまないでね!!!
ゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」
またしても右足にしがみつくれいむ。食べ物が目的じゃないとすると、
この先には相当大事なものでもあるというのか?
「こっち行かないとお兄さんは帰れないんだけどなぁ?」
「ざ、ざぎにずずむならゆっぐじでいぶにづうごおりょおをはらっでいっでね!!!」
「でいぶのお遊びに付き合ってる暇なんか無いんだけどなぁ…。ゆっくりどいていってね!!!」
「ゆがっ!? でいぶにゆっぐじおでんじじゅーずをぢょおだいね!!!
ないならゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」
「お兄さんのおうちにはオレンジジュースがたくさんあるよ?
通してくれたらでいぶに分けてあげてもいいけど?」
「や、やっぱりだべだよ!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!!
ごごがらはでいぶのおうぢだよ!!!ゆっぐじごっぢごな゙いでね!!!」


もう「でいぶ」に構うのも飽きたので、無視して歩みを進める。
すると前方の草むらの中、木の根元の穴から伸びるオレンジ色の塊が姿を現した。
ゆっくりの卵である。
握り拳よりやや小さいゼリー状の塊が蛇のように連なり、見えているだけでも数百は下らない。
恐らくは巣の中で卵を産みつけていたが収まりきらず、外まではみ出したってところだ。
一つ一つの形状は縦に長く昆虫の卵のようでもあり、長く長く連なる様子は蛙のそれを彷彿とさせる。
よく見ると内部に非常に小さいながらもゆっくりらしき姿が見て取れた。
「ははぁー…こういう訳だったのかぁ。」
「やべでね!ゆっぐじやべでね!!!でいぶのかわいいごどもにでをだざないでね!!!」
「ふーん…」
それだけ言うと僕は、卵の群れの一角に塩を振りかけ始めた。
浸透圧により見る見るうちに卵がしぼんでゆく。
「やべでえええええ!!!でいぶのおぢびぢゃんになにずるのおおおおおお!!!
ゆっぐじやべでいっでね!!!ゆっぐじやべでえええええええ!!!」
れいむは卵の前に立ちはだかり、塩をこれ以上子供たちに浴びせまいと大きく口を広げた。
「ゆっぎゃあああ!!!でいぶのおめめがっ!いだいよ゙おおおおおおおおお!!!
でいぶのおぐぢがぁああああああああ!!!ゆっぐじやべでえええええ!!!」
目や口などの粘膜に塩がかかるたび、れいむは悲痛な叫びを上げた。
体が大きめなだけあってその叫びも一段と大きい。余計に敵を呼び寄せてもおかしくはない。
「ほーら、今度はこっちだ。おいしいお塩をあげるからねー♪」
オレンジ色のゼリーは塩と触れると直ちに縮み始め、こげ茶色の塊へと変貌していく。
「やべで、やべでよおおおおおお!!! でいぶのおぢびちゃんはおじおなんでいだないぼおおおおおお!!!」
れいむは満身創痍ながら卵の前で塩を受けとめようと必死にかけずり回る。
「でいぶのおぐぢが、おぐぢがゆっぐじでぎないよ゙おおぉぉおおおおおお!!!
おにいざんはゆっぐじやべでね、ゆっぐじやべでいっでね!!!」
両目から滝のように涙を流しているが、それでも諦めようとはしなかった。


ふと視界に蜂蜜色の物体が飛び込んだ。
近寄ってみると息を荒げるゆっくりありすであった。面白いことを思いついたぞ…!
「ゆふー、ゆふー、れいむのこえがきこえるわ!!!どこなのお?
ありずがずっぎりざぜであげるよおおおおおおおお!!!」
「やぁやぁとかいはのありすちゃん。」
「ゆゆ?とかいはのありすはいまいそがしーのよぉ?おにいさんはてみじかによーをすませなさいよ?」
「そのれいむのとこにつれてってあげようとおもってさ。」
「ゆほっ!?べ、べつにありすはれいむのことなんてどおでもいいのよ?
でもおにいさんがつれてってくれるっていうならのってあげてもいいわよ?」
ありすは顔を赤らめ涎を垂らしながら答える。その顔、本心がわかりやすく見て取れる。
僕ももちろんそのつもりだ。
ありすを抱きかかえ足早にれいむの元へと向かう。


「ゆっほおおおおおお!?れいむのかわいいたまごがたくさんあるわ!!!
みてるだけですっきりしちゃうわあああああ!!!すっきりー♪」
ありすから放たれた乳白色の粘液に卵の一角が覆われていく。
「やべでええええ!!!すきなひとじゃないとあかちゃんのもとかけちゃだべえええええ!!!」
「ありすのためにこんなにたくさんよういしてくれたのね!!!
れいむってつんでれねえええええ!!!」
「だべえええええ!!!れいむのだいすきなまりさじゃないとだべええええ!!!
ゆっぐじやべでいっでね!ゆっぐじやべでええええええ!!!」
「そのまりさってのは、こいつの事かな?」
「ゆがっ!?ま゙、ま゙、ま゙り゙ざぁあああああぁああああ!!!」



数十分前のことだ。市場を後にし藪森へ歩みを進めようとした頃――
「こっからはまりさのてりとりーなんだぜ!!!おにいさんはゆっくりあっちへいけだぜ!!!」
「ここをとおらないとお兄さんおうちに帰れないんだけどなあ?」
目の前にこれまた60cmもあろうかという大きなゆっくりまりさが立ちはだかった。
無視して先へ進もうとすると…
どかっ!
尻に鈍い痛みが走る。まりさの体当たりだ。
重さも相当なため思わずよろけてしまう。
「まりさのたいあたりなのぜ!これにこりたらゆっくりむこうへいけなのぜ!!!」
まりさは僕の前に回り込んで自慢げに語りだす。
「ほぉおお? 向こうへ行かなかったらどうするのかなぁ?」
「ゆがっ!?と、とにかくこっからはすすませないだぜええええええ!」
まりさが再び体当たりを仕掛けてくる。
一歩横によけてみる。ゆっくりにしては速いがかすりもしない。
案の定まりさの勢いは止まらず向こう側の木に突進し、盛大に全身を打ち付ける。
「ゆがっ…!ゆ・・・ゆぐぅ・・・」
「おーい?いきてるかー?」
まりさは白目を向き天を仰いでいる。もっとも枝葉に覆われ空を拝むことはできないのだが。
「あーあ、見事に伸びちまったなぁ。しゃーない、持って帰ってやるとするか。」
僕は背負っていた篭にまりさを放り込み、その場を後にした。



「ゆ…ゆーん・・・ ゆゆっ!?ここはどこなのぜ?」
「ま、まりさ!?きがついたのね!!!
 みてみて!!!れいむね、いっぱいおちびちゃんうんだんだよおおおお!!!」
「れ、れいむううううう!!!よくがんばっただぜえええ!!!」
「でもこのありすとそのおにいさんがゆっくりできないんだよ!!!」
「ゆゆゆ!?ゆっくりできないおにいさんとありすはゆるさないのぜええええ!!!」
まりさは近くにいたありすに体当たりを仕掛ける。
発情ありすとはいえ体格差は歴然であり、放物線を描き地面に叩きつけられる。
「ああああっ!? まりさってとんだえすえむぷれいなんだからぁああああ!?」
程なくして気を失った。


「さっきはよくも、よくもおおおおおお!!!
 でいぶまでいじべで、ま゙り゙ざぼおゆるざな゙いのぜええええ!ゆっぐじじねええええぇぇええええ!!!」
再びまりさが僕に突進を仕掛ける。僕は手近にあった太い枝を拾い上げると、
一歩左に下がり野球の打者の要領で勢いよく振りぬいた。
「ゆべっ!?
ゆびぶべぼばびぶべぼゆびゃぁああぁああああああああああぁぁぁぁ!!?」
真っ二つに裂かれたまりさは壮大な断末魔を上げると、物言わぬ餡子の塊と化した。


「ど、ど…、どぼじでごんな゙ごどずる゙の゙おおぉぉおおおおお!!?」
「いや…、どぼじでって言われてもなぁ…。れいむ達から仕掛けてきたんだろ?僕はそれに応じただけさ。」
「でいぶのおぢびぢゃんがえじでええええええ!!!ばでぃざをがえじでよおおおおおおぉおおおお!!!」
「卵ならまだ全滅しちゃいないだろーよ。」
「すきなひどにあがぢゃんのもどかげでもらわないとうま゙でないよ゙おおおぉおおぉおお!!!
ゆっぐじがえじで、ばでぃざをがえじで、でいぶのあがぢゃん、がえじでよぉおおおおぉおおおおお!!!」
「んなこと言われてもなぁ…。」
「ど、どぼじで…、どぼじでな゙の゙ぉぉおおおおぉおおお!!! 
ばでぃざ・・・、あがぢゃん・・・、がえじで、がえじで… がえじでぇぇええええぇぇ・・・」
その大きな饅頭は、大粒の涙をぼろぼろとこぼし、悲痛と怒りの余り泣き叫んでいた。
溢れる涙は「彼女」の足元に水溜りを作り始めていた。
僕はただ家に帰りたかったがためにやっただけ。
道を邪魔をした挙句そんな剣幕で問い詰められても困るのだ。
絶望に打ちひしがれる「でいぶ」を目の前にして、僕はどうしていいかわからなかった。


「んほっ!?なみだによだれにぐっちょぐちょのれいむもかあいいのよぉおおおおお!!!」
「ゆがっ!?ゆっぐじごっぢにこないでね!ゆっぐじやべでね!!!」
途方に暮れているうちにありすが気を取り戻した。すぐさまれいむに一直線。何という見上げた根性・・・。
塩攻めにされ、愛するまりさを失ったショックを受け、泣き疲れたれいむにもはや策は残されていなかった。
ありすの為すがままになるしかない。
「んっほおおぉおおおぉおおお!ぐっちょぐちょのれいむぎもぢいよおおおおおお!!!
あらてのろおしょんなのねえええええええ!!!すっきりー♪」
「やべでぇええええぇええ!ずっぎじー!」
「めをそむけなくていいのよおおおおおおお!!!れいむったらつんでれね!!! すっきりー♪」
「ゆっぐじやべで、ゆっぐじやべでね!!!ずっぎじー!」
「れいむのろおしょん、れいむのろおしょんあまじょっぱくておいしいいいいいいいいいい!!!
もっとちょおだい、もっとちょおだいねええええええええええ!!!」
「でいぶおいじぐないぼおおおおおお!!!」
「ひていしなくていいのよ?れいむったらつんでれなんだからああああ!!!すっきりー♪」
「やだぼおおお、やだぼおおおおおおおお!!!すっぎじー!」
「もっと、もっとありすにあいをちょおだいねええええええ!!!」
「ゆっぐじやべでね!ゆっぐじ・・・ゆ・・・ゆっぐ・・・」


この状況を打破してくれたありすには感謝しなければならないのかも知れない。
そんな僕の内を余所に、ありすの勢いは止まることを知らなかった。
「れいむ?ねちゃったのぉおお?とかいはのありすのてくがきもちよすぎたのねええええ!
うぶなれいむもかぁいいよぉおおおおおおお!!!」
れいむは気絶か、腹上死でもしたのか、とにかく動かなくなった。
いずれにせよその額からは緑色の突起が数多く現れ始めており、運命は決まったも同然である。
「あら…?たまごがたくさんあるじゃなあああい!
ありすのためによおいしておいてくれたのねええええ!!!すっきりー♪
みてるだけですっきりしちゃったわ!!!すっきりー♪
れいむっておませさんなんだからああああああああ!!!すっきりー♪
ゆっほおおおおぉおおおおおおおお……」
この後どうなるかは想像に容易い。
夥しい数の卵を貪るうちにありすは干からび、万が一孵化できたとしても誰が育てると言うのだろうか。
冬が近いこの季節、子供たちだけで生き抜くには絶望的である。
オレンジ色の卵達が徐々に乳白色に染まっていくのを見届けていた僕は、
追われる様にして我が家への道を急いだ----
終われ
その後...塩がかからずにありすの精子餡を受けたたまごたちは、「ゆっくりしていってね!」という声で生まれてきたが、そこには朽ち果てたありすとれいむがいたこの子達がこの後どうなるかは一目瞭然だろう。加工所にみつかり研究され尽くされるか、餓死するか、死ぬのも生ぬるい地獄を虐待鬼威山に見せられるかだろう愛でおにいさんに見つかろうとも、
親のいないゆん生を歩むには難しいだろう

ほんとに終わり




Ref.
1) 東方アクロバティカより
ttp://flat-racing.sakura.ne.jp/oretoumi/hp/touhou44.jpg


あとがき
昆虫型と名付けたのは、蛙のように外側が粘膜で覆われていないためです。
交尾してなくても卵生むの? 充分に成長し時期が来たら大量の卵を産みます。
それでいて本体は交尾するとにんっしんしてしまうという破天荒な設定です。

by まりさつむりの人




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最終更新:2022年05月21日 23:58