ゆっくりディグダグ


こんにちは、虐待お兄さんだよ!よければちょっと話を聞いて行ってくれるかい?

この間、香霖堂に虐待に使えそうなものが無いかと冷かしに行ったんだ。
すると外の世界から流れ着いたと言う「アーケードゲーム」なるものが置いてあってね、
思いのほか面白くていい感じに小銭を持っていかれちゃったよ!うっかりうっかりw

そんなこんなで幾ばくかのお金と時間を持っていかれてしまったものの、このゲームから新しいゆっくり虐待を思いついたんだ!

用意したものはこれ
  • 空気入れ
  • ゴムチューブ

まず銛の側面に熱して溶かしたチューブを着けるんだ、この時空洞がつぶれない様に注意してね。
そうしたら後はチューブの反対側を空気入れに繋ぐだけ、これで今回の目玉は完成なんだ。ね、簡単でしょう?


こうして出来た特性空気入れを持って、やって来たのは森の中。
なんでも噂によると、ここいらに最近よそから移ってきた群れがいるらしく人里の被害が増えてきているらしい。
かといって今は秋真っ盛り、農家は概ね収穫に追われて忙しく、ゆっくりなんぞに構ってる暇はない。
森の方でも木の実や山菜といった恵みに溢れているので、今のところ大きな被害は出ていないが
それでも畑や人間の食べ物を狙ったゆっくりによる被害が増えている。
また、他所から新しい群れの介入がありゆっくりの飽和している森では、
晩秋の冷え込みも手伝いもう一月もしないうちに恵みは消えるだろう。
そうすると、食べ物を求め人里を襲撃してくることも考えられる。
それを迎え撃つのもおもしろそうだが、人間が饅頭ごときに多少なりとも被害を被るというのも癪なので
今回の試作品のテストもかねて、多すぎるゆっくり間引きをしにきたんだ。

「さて、饅頭の群れはどこかな?・・・・・お」
そうこうしていると柿を咥えたゆっくりれいむを見つけた。
「ゆゆ!もっとあつめないとゆっくりふゆをこせないよ!れいむたちのおなかをすかせるなんてゆっくりできないもりだね!!」
何やらプンプンと口で言いながらちんたら跳ねるクソ饅頭、潰したいの我慢して後をつける。
おそらくこのまま巣へと帰るのだろう、そこを突き止め一網打尽にしてやろうじゃないか。

しばらくつけると、れいむは洞窟の中に入っていった。
この洞窟はそこそこ大きく、人間でも楽々と入ることが出来るほどのものであった。
(さて、中の様子はどんなもんかな・・・)
とりあえず、僕は入り口から様子を探ることにした。
「ただいま!ゆっくりかえってきたよ!」
「「「おかえり!ゆっくりしていってね!」」」
(お帰りの後にゆっくりしていけって、言葉としてどうなんだ)
などと心の中で突っ込んでみたり。

帰ってきたれいむを囲むのは数多のゆっくり達、ざっとみて200はいるだろうか。
「たべものがなかなかみつからないよ!このもりはゆっくりできてないね!」
さっきのれいむがほざく。
「ゆゆ!まえのおくのほうもたべものがなくなったし、まったくゆっくりできないところだぜ!」
それに答えてほざくのはまりさ種か、相変わらずふてぶてしい顔してんなぁ。
「せっかくにんげんのさとのちかくまできたのにゆっくりしてないね!ぷんぷん!」
「でもこのままだとふゆがこせないんだぜ!?どうするんだぜ?ドス!」
そういわれて奥から現れたのは2mほどのまりさ、ドスと呼ばれているが微妙な大きさである。
『ゆふぅ・・・こうなったらにんげんからもらうしかないね!』
「そうだね!にんげんだけおいしいものいっぱいたべてるなんてずるいもんね!」
「ずるいにんげんはゆっくりしないでゆっくりしぬべきなんだぜ!」
「ドスがいればにんげんなんていちころなんだぜ!」
洞窟内ではドース!ドース!と大合唱が起こっている。

ここで話をまとめると
もともとこの群れはもっと森の奥のほうで生活していたらしい。
しかし、節度をしらない暴食を繰り返してきた結果、食べ物が枯渇してしまい人里近くまで移ってきたのだろう。
ここで、学習して食料計画を立てれば二度困ることもなかったのだろうが、そこは餡子脳、無理な話である。
またもや暴食を繰り返し、新境地でも食糧難に陥っているようだ。
しかも、この群れのリーダーのドスまりさは見るからに若い。
その若さからくる愚かさが群れ全体の暴挙に拍車をかけているのだろう。
現に森の食料が尽きそうな今、人間の里を襲おうなどとほざいてらっしゃる、だらしねぇな。

そんなこんなで、このあほぅ共の総意は人里を襲うに至ったらしい。
我ながら調度いい時に来たもんである。

「こんにちは!ゆっくりしてるかい?」
「「「ゆゆゆ!?にんげん!?」」」
「ここはれいむたちのおうちだよ!にんげんはゆっくりでていってね!」
「ゆっくりしたかったらまりさたちにおいしいごはんをよういしてね!それがいやならさっさとしんでね!」
何という上から目線、数が多くドスもいるから強気になってるのかね。
まぁこれくらい活きがいいほうが虐待のしがいがあるってもんさ☆
「まぁまぁそう言わないで、仲良くしようじゃない・・・か!!」
ピューイ
「ゆぎゅっ!?」
僕の投げた銛が柿れいむにぶっささる。うん、いい感じだ。
「な”に”ずるのおおおぉぉぉ!?!」
「「「れいむ”ぅぅぅぅぅ!!!」」」
暴れているが返しが食い込んでぬけないようだ、そこですかさず空気を注入しはじめる。
「ゆきゅぷぷっ!?」
ポンプの動きに合わせてれいむがビクビクと痙攣し、それに伴いその体は膨らんでいく。
「ゆっくりしないでさっさとやめてね!」
「ひどいことするじじいはとっととしね!」
まわりの饅頭が何やら叫んでるが気にしない。
「あとでお前らもやってやるからゆっくりまってなって(笑)」
僕が爽やかなスマイルを向けている間にも、れいむはどんどんと大きくなっている、もう声を出すのも辛そうだ。
目は真っ赤に充血し大きく飛び出して、皮もピチピチに張っている。あまつさえ口の端からは黒っぽい泡を吹いている。
そして一際大きく目を見開いた次の瞬間
「ゆべちゅっぽっっ!!」
一言残してれいむは破裂した。おぉ激しい。
周りにいた群れの仲間達は、飛び散った饅頭片を浴びて固まっている。
と、しばらくして
「「「・・・・・ゅぅがあああああぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!!???!!」」」
ようやく目の前の事態が理解できたらしい。ふむ、どうして中々ゆっくりしてるじゃないか。
「「「ゆ”があ”ぁぁ!!よくも”れいぶをぉ!!」
れいぶって誰だよ?とりあえず耳がキンキンしはじめたので銛を投げることにした。
ピューイ
「ゆゆ!?どこに投げてるの?」
「まりさたちはこっちだよ!!へたくそなじじいだね!!」
僕の放った銛はゆっくり達のはるか頭上高くへと飛んでいったのだ。
しかし別に外したわけじゃない。お兄さんはべ、別にノーコンなんかじゃないんだからね!!
ガチン
「「「ゆ?」」」
突如頭上から音がし、確認しようとゆっくり達が上を向いた瞬間
「「「ゆげべぇぇぇぇぇぇええぇぇえぇ!!?!!?」」」
落ちてきた天井によりプレスされてしまった。
ひーふー・・・15,6匹ってところかな、結構高得点じゃね!?
そんなこと考えてるお兄さん、どうみてもゲーム脳です、本当に(ry
「ゆぎゃああぁぁぁぁぁぁあぁぁ!?」
「どうなってるのぉぉぉ!!」
残りの奴らも動揺してるな、いいねぇいいねぇ、お兄さん乗ってきちゃうよー(笑)

『ゆゆ! みんなゆっくりどいてね!ドスパークを使うよ!』
お、立ち直りが早いあたり曲がりなりにもドスってか、やるじゃぁないか。
「ゆ!ドスならこんなにんげんらくしょうだよ!」
「まりさたちをおこらせたことをゆっくりしんでこうかいしてね!」
ドスの一言でさっきまでの事もなんのその、周りの雑魚もゲラゲラとまぁ余裕でいらっしゃる。
しかし、こいつらが強いわけでもないのにえらそうだなぁー。
『ゆふん!ここは狭いからよけるところは無いよ!ゆっくりドスパークを浴びて苦しんで死ねぇ!!』
チャージしながら喋るとは器用なやつめ、もう勝った気でいるみたいだがそうはいかん!!
「っせいやぁ!!」
『ゆごおぉぉっつ!!??』
放った銛がドスまりさのどてっぱらに深々と突き刺さる!
『ゆぐぅ!こんなんじゃまりさはやられないyぷぷ!!?』
たしかにデカイ体にただ銛を刺したところでダメージは微々たるものだろう。
だが、こいつは只の銛ではない! 
空気を注入することの出来るナイスで素敵でブリリアントな銛なのだっっ!!!
『う”ゆ”っ!う”ゆ”っ!う”ゆ”っ!』
「「「どずぅーーーー!!!」」」
僕が空気を入れるたびに体は痙攣し膨らんでゆく。つか周りの奴ら誰も助けようとしないのな。
いくらドスとはいえ、こうなってはドスパークは放てないらしい。
『ゆきゅっ! なんべっ! ごんっ! なことぉうっ!?ずる”の”ぉ”っ!?』
「なんでってドスパーク撃とうとしたのそっちじゃないか。それに君達は人里を襲おうとしていただろう?」

プシュー・・・

どうも会話しずらいので、一旦ドスに溜まった空気を抜いてやる。
『ゆかっ!!ぜっ!はっ!ぜっ!ひゅう、ひゅう・・・』
ふむ、落ち着いてきたかな?
『だっで、人間さんに食べ物貰わないと冬がこせなかったんでずぅぅぅ!! じがだながっだんでずうぅぅぅぅ!!!』
「そうなったのは君達が後先考えず、目先の食べ物を食べ尽くしちゃったからだろ?こうなったのも自分達のせいだよ。
 それにもっと解りやすく言うなら、僕らも君達に襲われてゆっくり出来なくなると困るからね。ゆっくり理解してね!」

シュコシュコ・・・空気を再注入する・

『も”ぅ”っゆ”べっゆ”る”じでっくひゃっくらひゃんっ!!!』

プシュー・・・抜く

『ゆ”も”も”も”ももも!!??』

シュコシュコ・・・入れる

10分ばかし繰り返すと流石に飽きてくる。

「じゃ、飽きてきたからそろそろ終わりにするね!」
『ゆ”ぎゃっ!!やめt・・・ぷわっぼっっるんっっっ!!!???』

ばちゅぅんっ!!と一際大きな音を立ててドスは弾けた!
「汚ねぇ花火だなぁー。」
「「「っぽっぱーい!!!??」」」
誰がホウレン草大好きっ子だよ。

「ゆっぐぐ、おにいさん!ひとざとをおそおうっていいだしたのはドスなんだぜ!!」
「ゆゆ!そうだよ!れいむたちはドスにむりやりめいれいされてしかたなかったんだよ!!」
出たよ、ゆっくりの十八番。これじゃドスも報われねぇなぁ。
「そっかぁ、ドスが君達を脅していたのか。それはかわいそうだったね。」
「そうなんだよ!だかられいむたちはゆっくりみのがしてね!」
「そしてまりさたちに、ふゆのあいだゆっくりできるごはんよういしてね!」
もう調子に乗り始めていらっさる。おお、はやいはやい。
「・・・でもね、君達があのドスを選んでここまでついて来たんだよね?」
「「「・・・ゆぅ?」」」

「・・・・・・・・・ゆっくりしんでいってね☆」
「「「ゆぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!???」」」」

数十分後
「すっきりー☆」
今回の虐待?もなかなかのものだったね!
おまけにゆっくりの集めていた食料の中には柿など人間が食べられるものの他、松茸のような高価なものまであった。
ベジタブルボーナスゲット!! こいつは高得点だぜぇ!!!
これらは頂いておいたが、他の木の実や山菜は残しておいたから、ゆっくりが無闇に人里を襲うことはないだろう。
こうして僕は満足して帰路へとついたのさ。



香霖堂にはまだまだたくさんのゲームがあって、インスピレーションはまだまだ溢れまくりさ!
長い話を聞いてくれてありがとう、僕はちょっとゲームをしてくるよ!
よければ君も一緒にくるかい?

終われ



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最終更新:2022年05月03日 15:59