ブザライ

概要

ファウード解放のための一員としてリオウの下にいた魔物の一体で、鎧にマントという騎士のような姿をしている。
首後ろに見える刃物は鎖で繋がっており、術の力でこれを多様に変形・強化させて戦う。
非常に寡黙なのか、言葉を一切発しておらず、確認できる台詞は叫び声や呻き声のみ。
おまけ漫画や作者ブログ等によるキャラ掘り下げも全く行われていないので、謎な部分が多く、ファンからは不憫・不遇と見られる事も多い。

第190話にてファウードへと向かってくるガッシュ・ベル達一行の迎撃をリオウから命じられ、キースと共にガッシュ・ベルキャンチョメの2ペアを相手に第196話まで戦った。
清麿から「こいつら強い上に、コンビネーションが半端じゃなくうまい…」と評されており(第192話)、キャンチョメが「ディマ・ブルク」を発現させるまでは完全に圧倒していた。

ガッシュTCBにおいては一級品の魔物破壊性能を持つ。
「効果による捨て札」「ダメージによる捨て札」の両面からアプローチする事が可能な上、ブザライ《刃物使い》という魔物破壊による勝利を後押しするカードもある。
「効果による捨て札」であればS-467 ギガノ・ガズロンS-469 ディオガ・ガズロンが極めて強力な性能をしており、特に優先したいカードと言える。
これらの点から、魔物破壊魔本を構築する上では是非とも採用を検討したい魔物となるだろう。
なお、ファウード解放の一員となる予定だった魔物だが、その前に倒されたためか【封印解除】の付いた術カードは登場していない。


代表的なカード

魔物カード

エンドフェイズの相手の「魔物がいなくなったとき」の処理で、相手は魔本を4枚めくっても魔物を場に出せなければ、その時点で相手が敗北する効果を持つ。
実際にはこの効果のおかげで勝利という状況は相当稀となる(個別ページ参照)。
《キースとの連携》と違って味方魔物を選ばずに使えるので、ブザライの通常魔物カードが欲しい場合はこちらを採用しよう。

自分の場にキースがいれば、「使用を宣言する→」でこのバトルのこの魔物の術のダメージを1増やす事ができる。
味方魔物が縛られる事が課題となる一方、ノーコストでダメージを上乗せできる点は強力。
メインの戦術である魔物破壊と噛み合っているとも言えないが、魔物破壊とダメージを両立するS-469 ディオガ・ガズロンがあるので、あって損する効果ではない。
また、このカードの効果を最大限活かせる4連続ダメージ術のS-465 バルド・ガズロンもあるので、キースを無理なく組み込める魔本なら選択肢に入るだろう。

W魔物カード

お互いのスタートフェイズごとに相手に魔物1体を選ばせ、相手はこのターン中、その魔物以外の「魔物の効果」を使えなくなる。
選択権が相手にあるとはいえ、1体分の「魔物の効果」しか使えなくなるのでコントロール性能は高い。
他のブザライの「魔物の効果」に比べて明らかに強力な効果なので、他を優先する理由がなければこのカードを出す事を狙っていきたい。

パートナーカード

捨て札にする事で、このターンの次のバトルの自分のブザライの術のコストを0にできる。
基本的には、非常に強力なS-469 ディオガ・ガズロンもコスト0で使う事を狙いたい。
構築次第ではS-466 ラージア・ガズンS-465 バルド・ガズロンのために使う事も一応検討できるか。

術カード

―第1の術「ガズロン」
MP1で魔力+3000・1ダメージの術で、効果を「相手の魔本にダメージ」か「相手の飛行状態の魔物1体にダメージ」から選べる。
飛行状態の魔物を狙う効果は相手依存な上、最初からそちらに期待するならS-463 ウルジム・ガズンというほぼ上位互換なカードもある。
あまり率先して採用できるカードではないが、「MP1で使える術」という点に注目して《キースとの連携》で攻撃を連打等といった目的があれば検討できるか。

―第2の術「ゴウ・ガズシルド」
MP2で魔力+8000の防御術。
ブザライ自身の魔力が5000~5500と高めなので、大凡の攻撃術は防ぎ切れる。
防御術なので相手の攻撃とタイミングが噛み合わなければ腐ってしまうが、その防御力に期待して、終盤の防御ページに採用を考えてみるのも良いだろう。

―第3の術「ウルジム・ガズン」
MP2で魔力+4000・2ダメージの術で、効果を「相手の魔本にダメージ」か「相手の飛行状態の魔物1体を捨て札にする」から選べる。
S-461 ガズロンのほぼ上位互換であり、MP2で魔物破壊という破格の効果が期待できる。
ただし、自分から相手魔物を飛行状態にする効果は存在せず、魔物破壊が行えるかは完全に相手に依存する。
魔本への攻撃としても使えるので腐り切る心配はないが、環境を読んで採用するかを判断したい。

―第4の術「ガズシルド」
1ターンに3回まで使用可能な、MP1で魔力+5000の防御術。
S-462 ゴウ・ガズシルドに比べて魔力は劣るが、ブザライ自身の魔力が高いおかげで中級以下の攻撃はまず防ぎ切れる。
連続攻撃に警戒するのであれば特に有用なので、環境を読んだ上で防御ページへの採用を考えても良いだろう。

―第5の術「バルド・ガズロン」
MP6で魔力+4000・1ダメージを4回与える攻撃術。
魔物破壊戦術とはあまり噛み合わないものの、連続ダメージなので魔本への通りが良く、相手がかばってくる場合には魔物破壊へと繋がる事も期待できる。
なるべくなら連続ダメージと相性の良い《キースとの連携》で使いたい。
また、事前にS-466 ラージア・ガズンで相手魔物に負傷状態を撒いてから、こちらで攻撃するというのも良いだろう。

―第6の術「ラージア・ガズン」
MP5で魔力+5000・相手魔物全てにダメージを与える攻撃術で、相手の魔物にダメージを与えると更に相手の魔物以外のカードを2枚まで捨て札にできる。
MP5という比較的低コストで魔物全体を攻撃できるため、「ダメージによる魔物破壊」を狙う場合に採用が見込める。

―第7の術「ギガノ・ガズロン」
MP4で魔力+6000・2ダメージの攻撃術で、効果を「相手の魔本にダメージ」か「相手の魔物1体を捨て札にする」から選べる。
MP4で無条件魔物破壊 という破格の術なので、魔物全滅による勝利を狙うなら主力として採用したい。

―第8の術「ゴウ・ガズルク」
自分のターンに使うMP2の非バトル術で、次の自分のターンのエンドフェイズまで「1ターンに2回まで使用可能な、MP1で合計魔力7000・1ダメージ」の格闘効果をブザライに付与する。
術を使う時だけでなく、格闘効果で攻撃するたびにMPを消費してしまい、【ステイ】なので取りのぞく効果という弱点も現在だとやや大きい。
コストとダメージの合計ではS-465 バルド・ガズロンに匹敵し、こちらなら序盤からでも使用可能という利点もあるが、相手の動向に注意した上で使う事が求められるだろう。

―第9の術「ディオガ・ガズロン」
MP8で魔力+8000、相手魔物1体を捨て札にしてから、相手の魔本に5ダメージを与える効果を持つ。
このカードも無条件の魔物破壊が可能であり、その上、魔本にも非常に大きなダメージが狙える。
最終ページ用としては勿論、カーズ《決めの一撃》を使って最終ページ以前から使っていく事も検討していきたい。

MP6で魔力+7000、相手魔物1体にダメージを与えてから、相手の魔本に4ダメージの攻撃を行う術。
単独で見れば悪い性能ではないのだが、S-469 ディオガ・ガズロンに比べて劣る点が目立つ。
「ダメージによる捨て札」を狙っていくならS-466 ラージア・ガズン、「魔本への攻撃」を狙っていくならS-465 バルド・ガズロンといった他に優先したいカードが多い事もやや気になるところ。
一応、捨て札にする効果ではないので除去メタに妨げられず、「魔物にダメージを与えてから魔本を攻撃できる」という独自性はあるので、そこに活路を見出せれば採用を検討できるか。

相性の良いカード

魔物破壊が主軸となるので、デッキタイプ/コントロール内の「魔物破壊」の項目も参照。
それらのカードを活用して、魔物破壊に特化していくのが基本となる。
効果で捨て札にする事を狙う場合、現在ではウォンレイ《愛のために》等の除去メタ効果を相手が使ってくる可能性が低くはないので、ゼオン《絶望へのスタート》E-187 小腸の罠等の対策カードも必須となるだろう。
また、第7回魔界王決定戦 準優勝魔本は、ブザライ及びバディオス《空輸》《回収》を根幹とした魔物破壊魔本となっているので、そちらを参考にさせてもらうのも良いだろう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
―W魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年12月24日 22:31