M-188 バディオス

M-188 バディオス
石版魔物 3000
《空輸》このカードが場にある→自分の魔物すべては「飛行状態」になる。
《回収》MPを1へらす→自分の魔物1体を選び(この魔物を選んでもよい)、
自分の魔本の空いているページにもどす。
パートナー=チャーミー

パティの小隊が移動用に乗る空飛ぶ魔物。
LEVEL:8
RE

自分の魔物をすべて「飛行状態」にできる。
術やパートナーがないので、魔物の効果のために使おう。

上級者に人気の1枚であり、幾度かの裁定・ルール変更の影響を受けてきたが、強い事に変わりはないだろう。

《空輸》は自分の魔物全員を飛行状態にするM-189 フェリウスと共通の効果。
真ルールでの飛行状態は「自分の場に、「飛行状態」の魔物がいないとき、自分は、相手の「飛行状態」の「魔物の効果」を、ジャマー効果で無効にすることができません。」というもの。
ジャマーしか防げないのは地味に見えるが、上級者同士の対戦では魔物へのジャマーも使用されるため馬鹿にできない。
また、E-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本といったジャマーに頼っている相手には、それらを無視して魔物の効果を直撃させる事もできる。

相手も飛行状態を使っている場合はジャマーを防ぐ事はできなくなる。
しかし、相手にも同じ事が言えて、対等にジャマーで渡り合えるようになるので効果はあると言って良いだろう。

《回収》は自分の場の魔物を魔本に戻す事ができる。
これ自体は自分のボード・アドバンテージを減らすだけだが、場を開けた事で新たな魔物を出せるようになる。
代表的なところだとテッド《ファイティングポーズ》等の準備フェイズに解決する効果、デモルト《咆哮》等のゲーム中に1回しか使えない効果の魔物を片付けられる。
場に出す時・出た時に解決される効果の再利用目的でも使用でき、例えばVS魔物を出し直す事で除去に、キャンチョメ《あふれる希望》の出し直しでコンボ展開にと用途は幅広い。
開けた場を有効活用できるように、好きなページから魔物を場に出す事のできるMJ-003 フライング・ビートを添えておくとなお良い。
また、今のページが開いている時には、負傷状態や【ステイ】効果をリセットするために、一旦戻してそれ以上の消費は無しで出し直すという巧みな使い方もできる。

石版魔物なので石版魔物魔本に取り入れる事もできる。
ただし、《回収》で自分の魔物の数を減らすと、「石版魔物3体のとき使える」効果が一時とはいえ解除される点に注意。


旧ルールの飛行状態は「飛行状態ではない魔物の対象にならず」「飛行状態ではない魔物の効果によって効果が無効にならず」「飛行状態ではない魔物の効果で効果が使えない時でも効果が使える」というものだった。
有名な使い方としては、ガッシュ・ベル《伝導のエレメント》のミラーマッチにおいて飛行状態の《伝導のエレメント》だけが有効となったり、魔物を対象とする人気カードのゴーレン《悪夢》デモルト《咆哮》から守るといったものが挙がる。
ロード《悪しき力》マルス《裏切り》の効果には先出ししていた場合は当然、後出しで飛行状態にしても「魔物の効果を使えない効果」を無視する事ができた。

ルールよりも強力だった部分が多いものの、ジャマーに相当するパートナー・術・イベントの効果に対応していない点では劣っていた。
よってE-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本といったカードは真ルールだと飛行状態で対策可能だが、旧ルールでは対策のできないカードだった。

《空輸》については自ら魔物をいない状態にできたため、これを利用して一気にページをめくり最終ページの術で1ターンキルを狙うディガン・テオラドム魔本という魔本が構築された。
この魔本は第4回魔界王決定戦福岡大会ミドル&シニア優勝として結果を残している。
ルール変更によって自ら魔物をいない状態にする事はできなくなったため、現在では同じ戦法を使う事ができなくなっている。

収録パック



+ タグ編集
  • タグ:
  • 石版魔物
  • 3000
  • バディオス
  • 飛行状態
  • 自分の魔本の空いているページにもどす
最終更新:2023年07月14日 21:48