月の橋の会 - ここだけヒーローや魔法少女やスーパーロボットや怪獣や悪の組織とか色々いる世界 ウィキ

概要

　黄色い衣装で活動する、互助団体。
　『互いに悩みを打ち明け合って、互いに話を聞き、互いにそれを解決する方法を考える』をスローガンとして活動していた小規模な団体で、宗教団体のような特定の信仰を持たずに、大きな家族として助け合うことを目的とした集団。
　主に人々の話を聞くための活動をしている人間を”弟・妹”と呼び、その活動を支援するための実行力をもつ人間を”兄・姉”、そして団体の運営に関わる人間を”父・母”と呼んでいる。
　団体の運営資金の確保のために作っているという黄色いドリンクは、滋養強壮、精神安定と向上、活力充実の効果があり、積極的に団体の人間はこれを飲むように推奨されており、また悩みを聞いた人々にも配布されていた。(part61)

　これは全て、後述する羽蟲の活動のための仕掛けであり、このことを嗅ぎつけた女王により団体は壊滅した。(part62)
　なおこの仕組みを考えていた人物は逃亡している。

羽蟲

　人間の体内で成長して巨大化し、頭部を突き破って羽化する寄生蟲。
　複眼を持つ巨大な目と、手術具のメスのような鋭い刃物の三対の脚、ガラスのような半透明の羽根を持ち、腹から下には半透明の被膜で覆われた器官が垂れており、中には犠牲者の脳が浮かんでいる。
　黄色い液体を頭部から伸びた管から分泌し、噴水のように吐き出すことができる。
　この液体が、ドリンクとして販売されているものと同じものであり、これを飲んだものは、羽蟲の種族の記憶である宇宙を遊泳して偉大なる神のために働く幸福を感じるようになり、その多幸感から自分が満たされていると感じるようになる。
　液体を飲んでからの時間と量によってこの卵は体内で成長し、犠牲者の頭部を突き破って羽化する。

　この羽蟲は集団ごとに生み出した女王が一体存在しており、羽蟲はこの女王の元に自らの宿主の脳を持ち帰り、女王はこれを巣の中に収集して、偉大なるものへの供物として捧げる。
　それこそが羽蟲の生存目的であり、このため女王が死ぬと自動的にすべて死に絶えてしまう。