デルタ

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デルタ - (2011/04/29 (金) 03:47:27) の編集履歴(バックアップ)


基本情報


略歴

歴史学者。
蜉蝣戦記を研究し、登場する将軍全員の能力値をはじめて数値化した。
これは、「蜉蝣時代武将ファイル デルタ編」として長らく物語、戦史両面から様々な著者の参考資料として重宝された。

レーション編との違い

彼の人物評価は、後世に脚色された「物語的な部分」の影響も色濃く受けていた為、後に歴史学者レーションが、更なる修正版を製作、「蜉蝣時代武将ファイル レーション編」が登場するが、この2冊は製作における視点に違いが見られる。

デルタ編は性格を数値化したものが多く存在したが、能力における「成長」の概念と違い、そのときの状況によっていくらでも左右される上に、そもそも人間の心情、本心まで理解できるわけがないと、レーションはこれらの数値を廃止した。
また、デルタは、軍務においては知略を発揮した将の場合は、実際は内政を担当しなかったとしても、「もし行っていればこれくらいの成果を出していただろう」という「期待値」にこだわっていたが、レーションは徹底的に「実績」のみにこだわった。
同様の理由で、一度も艦隊を指揮したことのない内陸の将軍に、陸軍指揮の実績から「水軍指揮」を査定していたデルタと違い、彼は「統率」という項目で統一させた。

デルタ編、レーション編の比較参考

ヴェリア 内政 外交 魅力 単騎 統率 智謀
デルタ編 97 95 82 69 89 100
レーション編 93 68 73 46 90 100
ロードレア国のヴェリアを例に比較してみる。
両者とも、はっきりと実績がのこっている「智謀、統率」に対する高評価に代わりはないが、デルタは「智謀が高いから、実際使者として他国へ向かっていれば相応の弁舌をもって他国を操れた」という期待値をもって外交能力を高くしているのに対して、レーションはヴェリアが国主になってからのロードレア国の外交状況を見て冷静な数値を与えている。また、ヴェリアが一騎討ちをしたという記録はない為、単騎に関しては「彼ほどの人物なら、専門でなくともこのくらいはあってほしい」というデルタと、「専門外だから、所詮この程度」というレーションの評価がわかりやすく現れている。