基本情報



略歴

歴史学者。
蜉蝣戦記を研究し、それまで主流となっていた「蜉蝣時代武将ファイル デルタ編」に異を唱え、「蜉蝣時代武将ファイル レーション編」を作成した。


武将の再評価

デルタ編は性格を数値化したものが多く存在したが、能力における「成長」の概念と違い、性格的なものはそのときの状況や感情によっていくらでも左右される上に、そもそも人間の心情、本心まで理解できるわけがないと、レーションはこれらの数値を廃止した。
また、デルタは軍務において知略を発揮した将の場合は、実際は内政を担当しなかったとしても、「もし行っていればこれくらいの成果を出していただろう」という「期待値」を出していたが、レーションは徹底的に「実績」のみにこだわった。
同様の理由で、一度も艦隊を指揮したことのない内陸の将軍に、陸軍指揮の実績から「水軍指揮」を査定していたデルタと違い、彼は「統率」という項目で統一させた。

こうして、両者の評価はまったく違う視点で行われたが、レーションはデルタの残した書物を否定したわけではなく、むしろ彼が歴史に貢献した功績は大いと、尊敬の念を語っている。


デルタ編、レーション編の比較参考

比較対象 ヴェリア
デルタ編 内政能力 外交能力 カリスマ 民衆支持 個人戦闘 陸軍指揮 海軍指揮 軍統率力 兵法能力 知謀能力
97 95 82 89 69 89 76 85 99 100
レーション編 内政 外交 魅力 単騎 統率 智謀
93 68 73 46 90 100

ロードレア国のヴェリアを例に比較してみる。
両者とも、はっきりと実績がのこっている「智謀、統率」に対する高評価に代わりはないが、デルタは「智謀が高いから、実際使者として他国へ向かっていれば相応の弁舌をもって他国を操れた」という期待値をもって外交能力を高くしているのに対して、レーションはヴェリアが国主になってからのロードレア国の外交状況を見て冷静な数値を与えている。また、ヴェリアが一騎討ちをしたという記録はない為、単騎に関しては「彼ほどの人物なら、専門でなくともこのくらいはあってほしい」というデルタと、「専門外だから、所詮この程度」というレーションの評価がわかりやすく現れている。




最終更新:2024年07月17日 23:25