概要

傀儡の術とは、人間を操り人形にしてしまう秘術である。
人を操る術は古来より数多く存在していたが、傀儡の術はその拘束力の激しさから、人魔融合と並んで、外道の法と呼ばれる別格の存在であった。

対象となる相手が、肉体的、精神的に瀕死の状態でないと使えない為、誰にでも使用できるわけではないが、一度使用するといかなる解呪法をもっても元に戻すことはできないと言われていた。
後にトルティアナスレイベル白狐三賢者の研究によって解呪方法が発見され、それは過去の話となるが、傀儡の術をまとめた書物と共に焼き捨てられたため、解呪方法を含めて既に傀儡の術という存在そのものが消失している。


操り人形となった者の能力

  • 人形となった生命体は、自分の意思で物事を思考、判断することは一切できなくなり、操り主の命令に絶対服従となる。
  • 言語能力も失う為、うめき声等は出すが、「言葉」を発することはなくなる。
  • 能力は、元の人物が本来出せる最大限の力を発揮することとなる。これは、通常は体を守るために発動される脳からのリミッターが常時解除されている為である。また痛覚もなくなっている為、リミッター解除による肉体の損失、戦闘による損害も意に介さなくなる。
  • その為、肉体の限界を越えた瞬間、前触れもなく突然活動活動を停止する。痛みを感じないが故に、手足といった部位も含めて、動くか、壊れたかの二択しか存在しないこととなる。(「無痛症」の人間と同じ状態と言える)


関連項目



最終更新:2024年06月29日 04:56