概要
戦闘に至るまでの背景
9538年、世界を荒廃させる戦争「第四次世界大戦」が勃発し、各地で戦闘が開始された。
まだ
スレイヴギアは存在せず、各国は
マクセス、
オルトリンデ社の制作した武器と、それぞれの国が独自に作った武器による混成部隊が主であり、敵味方に同機体が存在する戦場も珍しくはなかった(色や追加装備でそれぞれの区別はつけていたので視覚的に混乱することはなかった)
パラスティア国は、当時最大の領土をほこった
ナルミア国に進軍、
ゼルト大橋を占領下におき、大陸東部の勢力図を一気に塗り替えようとした。
この地はもともと未開の地であり、面積に反比例して都市は少なかったが、
ゼルト大橋を抑えることは戦略的な意味があったため、本命はそちらであった。
両軍の戦力
戦闘経緯
パラスティア国は、全軍を3手に分けて次々と
ナルミア国の都市を占拠していく、これに対して
ナルミア国は、
ゼルト大橋で迎撃の準備をするという情報を意図的に流して、密かにブルクアの地に兵力を集中させ、北側からの強襲を計画していた。
スレイヴギアが存在しないこの時代、兵器の性能差で圧倒する様な戦法はまだ存在せず、指揮官の能力がそのまま戦いの結果に直結していた。
「パラスティアの鬼神」と異名をもつ
ロドモスと、彼の名参謀
ユーカーンにとって、
ナルミア国の作戦はすべて手の内にあり、
パラスティア国の主力部隊はブルクアで集結中の
ナルミア国軍に奇襲を仕掛ける。
自分たちが密かに攻撃を仕掛ける側だと信じていた
ナルミア国軍は、その準備中に逆に奇襲を受けて混乱し、反撃らしい反撃もできずに壊滅する。
戦いの結末
ゼルト大橋までの領地を一気に
パラスティア国のものとするが、前述の通りこの地は面積の広大さに見合うほどの実入りは存在しなかった。
それでも、敵軍の進軍ルートを潰したことは大きく、同時に複数の国を相手にしていた
パラスティア国にとっては、戦略的に大きな意味があった。
余談だが、後に記憶を失った
ホワイトフォックス隊が最初に物資を補給することになるのがこのブルクアの古戦場であり、彼女たちは
ナルミア国軍が残していった長年物資を劣化させずに保護する保存コンテナに残されていた弾薬や保存食などを手に入れた。
最終更新:2024年07月12日 18:31