基本情報
略歴
当初は
ラスブロスが命じた「歴史という大河に石を投じろ」という命令の意味がわからず、単に侵略を命じられたのかと思い、自らの手勢を率いて
フィルカナ国に攻め込むが、わずかな軍勢では何をすることもできず壊滅する。
ルーイガルドに戻り、
ヘドゥラに相談した結果、
ラスブロスの真意は自らの人生をかけて歴史の流れを見続けることだとわかり、単身で
ガーマスに戻ると、
魔族としての人生の長さを最大限に利用して、焦ることなく長い時間をかけた計画を実施する。
最初は一兵卒として戦場を駆け、戦功によって将軍となり、やがて権力者の娘を妻に迎え、7221年に
フィルカナ国を内部から乗っ取り王位に就く。
その後は、自らに賛同する国とそうでない国を見極め(賛同国は、物語の便宜上
帝王軍陣営となるが、当時はそのような呼称は存在せず、あくまでも後世の呼び名である)、自ら積極的に動かなくても、歴史というものは自然と流れだし、平和な時代と戦いの時代が交互に訪れる。
戦いに勝ち、国の領土と支配力が拡大するに伴って、隣国だけではなく周辺国、最終的には海の向こうの大陸にまで
フィルカナ国の影響力は広がる。
8215年、病に倒れ息子に王位を継がせるが、この時
六界のことは息子に一切告げなかった。
そのため、
ラスブロスや
ルーイガルドとの繋がりは一切なくなり、
フィルカナ国だけの単独の歴史を紡いでいくこととなる。
南方六界連合軍が結成される時も、特に
帝王軍として反抗する様なこともなく、そもそも自分たちのルーツがそこにあることすら知らず、静観に徹した。
人物
- 彼が息子に六界のことを告げなかったことは、ラスブロスからの命令は、あくまでも自分の代だけのこととして胸に仕舞うつもりだったと推測されている。
最終更新:2024年08月09日 02:10