概要

南方六界連合軍とはラスブロス討伐のために結成された多国籍(多国星)混成部である六界連合軍のうち、ラドリザンレイトンガーマスの三星の部隊のことである。

元々サルファーは、その名の通り六界すべてに連合軍結成の使者を送っていた。
しかし、ラドリザンレイトンガーマスの三星は、転移ゲートの位置関係もあり、本隊と合流することはなく独自の動きをしていた。
また、アルファザールックと違い、それぞれの参加国は数ヶ国にとどまり、本隊のような大規模な遠征軍ではなかったが、それでも三星連合軍であることから、通常の戦いとは比べ物にならないほどの兵力ではあった。

17328年11月にルーイガルドに到達すると、ネームレスを仲介者としてディージャ国を交渉で仲間につけ、クリート国に進軍するものの、12月のブスケルツの戦いで大敗。
その後しばらくは大きな動きをみせなかったが、本隊がビアスコア帝国との戦いに優勢になったあたりから本格的に北上を開始する。

彼らはザールックから譲渡されたダルスバードも、転移ゲート移動用の少数しか持たなかったため、大きな機動力がなかったにも関わらず、指揮官のルージュの采配もあり、一度動き出すとその進軍速度は本隊と変わらぬものであった。

これに対して、連合軍として意思の疎通をするべく、サヌア傭兵団のメンバーが使者として赴く。
これ以後「南方六界連合軍」と呼ばれるこの部隊は、本隊が大きな進軍をするための陽動部隊として機能することとなる。

しかし、本隊が有利になったあたりから突如動き出したことと、本隊と違って大きな決戦を行ってないことから、後世の物語では「勝ち馬に乗り、勝利後の要求だけは大きな第三軍勢」という描かれ方が多い。


関連項目



最終更新:2024年07月06日 00:37