基本情報



略歴

史実には存在せず、小説「鳴鳳の海将」で後世になってから追加された架空の将軍。
元々は平民で、狩りをして生活をしていたが、狩りの最中に偶然にもディアルルーディアを狙うアル国の暗殺隊を発見、得意の矢で彼等を救い、そのままベルザフィリス国へ仕官する。
以降ルーディアのいるところには必ず姿を見せ、公私ともによき理解者となる。

ベルザフィリス国の初代艦隊司令官ザガとは幼馴染みという設定で、ザガを紹介したのも彼になっている。
後にザガの戦死によって艦隊司令官に任命され(史実で司令官を後任したイェーガは、副官として登場している)フェザリアードと幾度となく激突、エンパイアコスモスでの最終決戦では艦を特攻させて要塞に上陸、燃え盛る炎に崩れていく要塞内での最後の一騎討ちは「鳴鳳の海将」でのラストシーンだが、その迫力のため、後世アルディア以外の著者が書いた「蜉蝣戦記」においても追加されている。(このことが、彼を史実の人物と勘違いさせる原因となっている)

鳴鳳の海将は、フェザリアードとの決着をつけたところで完結しているが、物語によってはその後も引き続き登場し、ルーディアヴァーグリア国との同盟交渉にもつきそい、そこでも彼女の迷いを救う重要な役割を演じる。
ルーディア引退と共に現役を去り、以後は登場してこない。


人物

  • 隠居後、山奥での静かな生活を送るルーディアに常に付き添った「弓を得意とする護衛官」が一人いたと記録に残っているが、それが彼のモデルだったという説がある。それが真実なら、完全な架空の人物というわけではなくなる。


関連項目



最終更新:2024年07月19日 20:07