~偏差値30からのモデルプラン~
(右も左も分からない人のための物です。自分のやり方がある人は自分の方針でいきましょう。)
◇Step1 基礎の習得
中学から理科が苦手な人は、ぶつりの1・2・3 誰でも解ける!センター物理「力学」の3ステップ解法か図解雑学物理のしくみを先に読んでおく。
橋元の物理をはじめからていねいに力学編 (東進)
橋元の物理をはじめからていねいに熱・波動・電磁気編 (東進)
を一カ月ずつ読んで、大筋を理解して、問題を解いていく。
浜島物理講義の実況中継(上・下)を使う場合は、物理の授業を受けた人間に限る。
両方使いにくい人は、漆原面白いほどを使う。
わからない時に調べる場合、教科書がないときは理解しやすい物理を使う。
◇Step2 基礎の確認
橋元流解法の大原則1・2を2か月で読む。
その上でらくらくマスターで固める。
◇Step3 センター対策
センターの過去問を解く。
◇Step4 二次対策
過去問をまず解く。
弱点があったり、物足りない場合は下の問題集をどれか一冊使う。
為近の基礎物理I・IIは2次であまり時間のない人向け。
大原則を使った人で不安がある人は、橋元の理系物理I・II頻出問題解法。
エッセンスが嫌な人は、漆原晃の物理 物理I・II明快解法講座を使う。
難関大学は物理のエッセンスを使用する。3か月で解説できるレベルにまでやりこむ。
~勉強の仕方~
『入門~基礎』の勉強法について
多くの人にとって物理は敷居の高い科目です。つまり独学は困難であるということです。
その反面、初めの困難を乗り越え、基本的な考え方と解き方を身に付けて演習すれば、一見難しい問題や
見たことが無いタイプの問題も解けるようになります。本を何冊も買い漁るより一冊を丁寧にやろう。
(A) 【オーソドックスな勉強法】
物理は独学が難しいので、学校(予備校生は予備校)の授業が基本です。
もし授業が最悪で、聞く意味が無いとします。その場合でも、傍用問題集のAレベル(基本問題)くらいは、
やっておかないと受験勉強の取っ掛かりになりません。独学の人も教科書は手に入れた方が良いでしょう。
(B)【エッセンス+物理教室】((A)の代替案)
- エッセンス(二冊):問題を解きながら理解を深める。
導入に「教科書と併用」して使うといいと書いてある。つまり傍用問題集の代わりです。
- 物理教室:説明が正確でしっかりしていてお勧め。つまり教科書の代わりです。ただ例題が急に難しい。
(C)【教科書的記述に馴染めない方の命綱:橋元流物理】
比喩による解説は分かりやすい部分も多いのですが、否定的意見も多いようです。
まともな勉強をしたい人は「参考程度」にするのがよいでしょう。
- はじてい(二冊):物理の苦手意識を無くしたい人向け。講義形式。モーメントが無い。
- 大原則(二冊):「はじてい」と同じ著者。内容も値段もあまり変わらないが、こちらは理系基礎という感じか。
『実戦演習』用の問題集
- 難系:東大志望に人気。応用レベル。難しい問題を微積を使わずに解く。まずは例題だけ解くのがお勧め。
全部が超難問という訳ではなく、例題の四分の一が「やや易」、二分の一が「標準的」、四分の一が「やや難」
といった感じです。
- 名問の森(二冊):問題の難易度は高めだが、解説が丁寧なため、基礎を確認しながら演習ができる。
最初は目次の赤い問題からやると良い。
どんな問題にもあてはまる解き方の手順を『漆原の解法』として解説している。
- 大学入試 漆原晃の 物理Ⅰ・Ⅱ[電磁気編]が面白いほどわかる本
- 大学入試 漆原晃の 物理Ⅰ・Ⅱ[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本
- 大学入試 漆原晃の 物理Ⅰ・Ⅱ[波動・原子編]が面白いほどわかる本
- 重要問題集(数研出版):基本から応用まで。これ一冊で済ますのも手。
- 新体系物理:基本から応用まで。問題数が多い。安い。とっつきにくいが、やればそれなりに実力がつく。
- 精選物理:基礎:網羅系のような構成だが、講義部分は理解が深まると定評。繰り返し読んで身に付けるべし。
- 基礎問題精講:テンプレでは低めに設定されているが文句なしの地方国立2次レベル。網羅性はかなり高く、
難関大の問題を解くための基礎体力も十分付けられる。解説も詳しくセンターレベルを終えたら入れる。
- 標準問題精講:物理で難問を出す有名私立や旧帝を視野に据えた問題集。基本的な解説は無し。
基礎問題精講や重要問題集レベル終了後にすべき問題集。問題は東大、京大、東工大、名工大など。
実戦演習は半数が「標準的」、半数が「やや難」といった感じ。
記述演習は半数が「難」。でも記述演習をやると、たとえ解けなくても頭の中の「問題を解くスイッチ」が
切り替わり、なぜか他の問題が解けるようになるという意見もある。
『勉強法サイト』
『参考書・問題集サイト』
最終更新:2010年05月01日 13:35