あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第2回トーナメント エキシビションマッチ 第3試合
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aioricharabattle
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第2回トーナメント エキシビションマッチ 第3試合
《長嶋小雪 VS 銀蜻蛉》
第二回あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。
そこに立つのは、異世界転生少女の旅の果て、「長嶋小雪」と、神霊の域へと達した銀色の蜻蛉、「銀蜻蛉」。
「——試合開始ッ!!」
小雪の目が輝いた。 「【鑑定】」により一瞬で銀蜻蛉の能力が脳内に流れ込む。スキル、戦闘スタイル、弱点——彼女が選んだ情報はこの三つだ。
その間も、銀蜻蛉はすでに動き出していた。雷すら止まって見える飛翔速度で、感知範囲ギリギリへと飛び去り、
「……………重光。」
その宣告とともに、天空から光の束が降り注いだ。
「やばっ!」
認識すると同時に彼女は時間すら消し飛ばしそうな光で包まれる。
だが、いざ光が晴れてみると、小雪は無傷だった。
「いやー、【習得】しといて正解でしたね!」
彼女の背後には、魔法の鏡が浮かんでいた。銀蜻蛉のスキル「透瞳」をその場で習得し、反射したのだ。
反射された重光は銀蜻蛉へ向かう——が、当の本人はすでに次の位置へと移動していた。
「……。」
銀蜻蛉は次の攻撃へと移行する。
「…………覇翅。」
巨大な翅が揺れるだけで、リングを超えた範囲の空気が激しく震え、衝撃波が地を抉った。
だが、再び小雪は生き残る。
「【習得】、覇翅っと!」
直前にスキルをコピーし、同じく翅を生み出し、対抗する形で衝撃波を放っていた。双方の衝撃がぶつかり合い、爆風がリング中に吹き荒れる。
「ちょっとこの威力はチートすぎません?」
銀蜻蛉は小雪のスキルに対して僅かに驚嘆の念を抱いたが、すぐに次の手を打った。
「…………空脚。」
見えない脚が空中から突き出される。避けることが困難な不意打ち攻撃。
「不可視だろうが【鑑定】で見えてますよ!」
小雪はスキルを有効活用して正確に回避し、さらに【習得】した空脚で反撃を試みる。
しかし——
「……。」
銀蜻蛉には物理攻撃がほぼ効かない。スキルをコピーしたところで、決定打にはならなかった。
「……えーっと、つまり、私の攻撃はほとんど通らないってことですか……?」
しかし、小雪はここで立ち止まらない。
「じゃあ、違う方法でいくしかないですよね。」
彼女は再び【鑑定】を発動。今度は銀蜻蛉のエネルギーの流れを詳細に読み取った。
「……ふむふむ、なるほど。」
その瞬間、小雪の体が淡い光を纏う。
「【習得】、重光。」
再び天空が光に包まれる。しかし今度は銀蜻蛉のものではなく、小雪自身の手から放たれた光の束だった。
銀蜻蛉は即座に回避行動を取るが、今回は状況が違う。
「透瞳!」
小雪は自分の放った重光を、魔法の鏡によって更に反射、拡散し、戦場全てをを光の檻に変えてしまった。
「……!」
銀蜻蛉の周囲全てが光速の攻撃で埋め尽くされる。もはや逃げ場はどこにもない。
しかし、それでも銀蜻蛉の肉体にはダメージは入らない。
決定打に欠ける小雪であったが、彼女にはある秘策が浮かんでいた。
「効かないなら効くようにすればいいんですよ!」
「絶対的な秩序——"銀蜻蛉は光にとても弱い"」
その瞬間、先ほどまでなんともなかった銀蜻蛉の体が、空間に満たされた無数の重光で貫かれる。
シュンッ!シュンッ!シュンッ!
銀蜻蛉の体の隅々まで光が貫き、全身穴だらけとなって地面に墜落する。
「大丈夫ですかぁ?」
小雪が煽り口調で語り掛ける。完全に勝利を確信し、銀蜻蛉を舐めきっている。
だが、過酷な戦いを何度も勝ち抜いてきた銀蜻蛉にとって、これは最大のチャンスであった。
だが、過酷な戦いを何度も勝ち抜いてきた銀蜻蛉にとって、これは最大のチャンスであった。
「…覇翅。」
余裕の隙を突いて大海を干上がらせて国を吹き飛ばすほどの衝撃波が近距離から小雪を襲う。それも一発ではない、百発、いや千発、いやそれ以上の衝撃の波が絶えず放たれる。
しかし、その衝撃波が小雪に届くことはなく、銀蜻蛉と共に直前で停止した。
「……なに勘違いしてるんです?あなたは私に近づかれた時点で詰んでるんですよ?」
銀蜻蛉はその演算能力をフル活用して、自らと衝撃波が停止した原因についてある一つの結論を導き出した。
『支配の権能』ゴルバス・ダスキュリエスが扱う完全支配能力だ。
『支配の権能』ゴルバス・ダスキュリエスが扱う完全支配能力だ。
「気づいたみたいですね。まぁもう遅いですけど。」
そう言い放つと、小雪は支配の範囲を超圧縮し、銀蜻蛉を粒子レベルにまで縮小させた。
審判が勝敗を宣言する。
審判が勝敗を宣言する。
「勝者——『長嶋小雪』!!!」