あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第3回トーナメント 開会式
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aioricharabattle
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開会式
観客の熱気が渦巻く「あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング」。巨大なスクリーンには「第3回あにまんオリキャラ最強トーナメント」の文字が躍り、スタジアムの天井には色とりどりのライトが踊る。ついに、この戦いの火蓋が切って落とされる。
司会者がマイクを握り、観客席を見渡した。
「皆さん、お待たせしました! 今ここに、最強の名をかけた戦士たちが集いました!」
「それでは、早速選手紹介といきましょう!」
観客席からは大歓声が響き渡る。
「気まぐれに現れ、気まぐれに消える存在。その実態を確かめようとするのは全くの無意味です!理論も理屈も、その足元では無力に等しい。猫がそこにいる。それだけで世界の形は変わる!【気まぐれの災厄】悪魔の猫!」
「にゃあ。」
リングに入場したのはただの猫だった。いや、そう思っているのは観客だけかもしれない。黒猫に見えるが、目を凝らせば白猫かもしれず、三毛猫かもしれない。そして、それが一匹であるという確証もどこにもない。世界が猫の気まぐれに翻弄される。
「全ての適正を持ち、あらゆる戦術を駆使する万能の戦士。並行世界すら見通す視線は、相手の逃げ道を全て潰す!そして、その目が見据えた者に、幻想という逃げ道は存在しないでしょう!【proof of existence】クエイド!」
静かにリングに現れたのは、冷静沈着な女性、クエイド。灰色のローブを纏い、自己肯定感の低い瞳がわずかに揺れる。彼女の周囲には四つの目型の機械が浮遊し、淡い光を放ちながら観客席を観察している。
「褒められても、どうせ大したことできないよ…でも、参加したからには勝つしかないよね。」
彼女が呟くと、機械の一つが魔法を発動。リングに幻影が現れ、次の瞬間、その幻影を貫いた衝撃が観客席の壁にまで届いた。
「すべてを知り、すべてを操る者!情報の波を捉え、一目で相手のあらゆる能力を解析する彼にとって未知などというものは存在しません!【全知の操者】クラト!」
紹介と同時に、紺色の装備で身を包んだ少年クラトがリングに飛び込む。
情報把握能力を持つ彼は、観客席を見渡すと一瞬で全員の特徴を把握したかのように頷く。
「ふーん、なんか強そうな奴らばかりだな。」
その言葉とは裏腹に、彼の顔には余裕の笑みが浮かんでいる。
「ラーメン屋の店主にして、生命力を燃料とする料理人!ラーメンを完成させることこそが彼の戦い!究極の味を求め、食の求道者が最強を目指す!【元祖ラーメン頑鉄】頑鉄龍二!」
筋骨隆々の男が、タオルを頭に巻いてリングに登場する。
「ラーメンの道を極めるには、最強の場で試すしかねえ。」
腕を組み、鋼のような肉体に巻かれたタオルを締め直す。無骨な風貌と共に、湯気がほのかに立ち込める。
「幾千もの世界を救い、邪悪を討ち続けた勇者!トーナメントのたびに新たな力を身に着ける彼が、この戦いで得るものはいったい何でしょうか!【黎明の勇者】ブレイヴ・ルミエール!」金髪と青い瞳の美青年が、「黎明の剣」を手にリングに現れる。
「僕が戦う理由は、ただ一つ――誰かを救うためだ。」
剣を携え、凛とした佇まいで前を見据える。その姿は、まさしく英雄。
「学校の授業はどうした!現役の女子高生でありながら今トーナメントに殴りこんだ新進気鋭の能力者!無邪気でありながら、その能力は世界すら焼き尽くしかねません!【超新星】野焼橘花!」
「よーし、何でも屋さんに認めてもらうためにも頑張るぞ!」
元気いっぱいの声と共に、黒髪の少女がリングに上がる。学生服姿の彼女は、一見すればただの高校生にしか見えない。だが、その手には揺らめく炎が灯されている。
「現世より転生せし仙人の至った最高到達地点!ありとあらゆる知恵を司る神の如き存在!全ての意思をねじ伏せる【叡智の支配者】真螺判蛸!」
宙に浮かぶ灰色の蛸、真螺判蛸が静かにリングに現れた。
「全てを知り、全てを司る。それが私の定めだ。」
その声が響くと、観客席の意志が一瞬揺らぎ、強い者ほどその場で膝をつきそうになる。
「名は体を表す!自らのみならず他者にも与えられる底なしのバカ!私たちにはそのバカさは決して理解できないでしょう!【不条理の道化】バカ!」
突然リングに現れたのは、バカ。見た目はただの人間だが、なぜかピエロのような服を着て笑い続けている。
「バカバカバカー!みんなバカになっちゃえー!」
彼が叫ぶと、観客席が一瞬バカ笑いし、次の瞬間には誰もが「バカ」と叫び出す。リングに不条理な風が吹き、ギャグ漫画のような空気が広がった。
……ついに全ての選手が出揃った。司会者がマイクを再び掲げ、全ての観客に向けて全力で叫ぶ。
「それでは、始めましょう!第3回あにまんオリキャラ最強トーナメント、開幕です!!」
闘志と誇りを胸に、それぞれの戦士が拳を握る。
今、この瞬間から、最強を決める戦いが始まる――!
マッチング
開会式が終わると、いよいよトーナメントの対戦カードが発表される。
リング中央に浮かぶ巨大な水晶スクリーンには、選手たちの名前が刻まれた光の文字が揺らめき、対戦カード決定の瞬間を待っていた。
「皆の者、静粛に!」
司会者が声を張ると、ざわめいていた観客席が次第に落ち着きを取り戻した。
「これより、トーナメントの対戦カードを発表します!」
淡い光が揺らめき、空中に名前が次々と浮かび上がる。
最初に現れたのは――
≪クエイド VS 真螺判蛸≫
クエイドはリングの端に立ち、冷静沈着な瞳で魔法陣を見つめていた。彼女の周囲を浮遊する四つの目型機械が、微かに光を点滅させ、状況を分析しているようだ。
「真螺判蛸か…どうせ私なんかでも勝てる相手じゃないんだろうけど。」
彼女の声は小さく、自己肯定感の低さが滲むが、その瞳には並行世界を見据える鋭さが宿っていた。
対する真螺判蛸は、宙に浮かんだまま触手をゆらりと動かし、全知の智を誇る灰色の瞳でクエイドを見据えた。
「全てを知る私の前に、抗う意志など無意味だ。貴様の策も、既に私の掌の上にある。」
その声がリングに響き、観客席に重圧が広がる。
次に表示されたのは――
≪野焼橘花 VS 頑鉄龍二≫
「私の相手は……あのラーメン屋のおじさんか!」
「私の相手は……あのラーメン屋のおじさんか!」
彼女の瞳には、炎を操る自信と少しの緊張が混ざっている。
頑鉄龍二はタオルを頭に巻いたまま、腕を組んで橘花を見た。寡黙な彼は一言だけ呟く。
頑鉄龍二はタオルを頭に巻いたまま、腕を組んで橘花を見た。寡黙な彼は一言だけ呟く。
「燃える青春か……良い具材になりそうだ。」
彼が軽く手を動かすと、「漢の調理道具」の包丁が現れ、鉄と炎の香りがリングに漂う。
続いては――
続いては――
『ブレイヴ・ルミエール VS 悪魔の猫』
ブレイヴは「黎明の剣」を手に、穏やかな笑みを浮かべる。
ブレイヴは「黎明の剣」を手に、穏やかな笑みを浮かべる。
「君がどんな存在でも、救える道があるなら戦うよ。みんなを助けるためにね。」
剣から放たれた光がリングを照らし、彼のカリスマが観客席を包む。対する悪魔の猫は、気まぐれにリングを歩き回りながら「にゃあ」と鳴くのみだ。
そして最後は――
『クラト VS バカ』
「君の情報は全て把握済みだ。僕は何でもできるし、バカだろうと絶対に勝つよ。」
クラトが手を振ると、風が渦を巻き、全てを見抜く瞳がバカを捉えた。呪いの気配すら浄化する彼の存在感がリングに広がる。
バカはピエロのような服でリングに転がり込み、笑い声を上げた。リングに不条理な風が吹き荒れ、クラトの表情が一瞬揺らぐ。
バカはピエロのような服でリングに転がり込み、笑い声を上げた。リングに不条理な風が吹き荒れ、クラトの表情が一瞬揺らぐ。
……これで対戦カードは決定した。この先の戦いがどうなっていくのか。それは誰にも分からない。戦士たちは、それぞれの戦いへ向けて歩みを進める――。