あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第4回トーナメント 決勝戦
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aioricharabattle
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第4回トーナメント 決勝戦
《真王ゴルバス VS クロウ・モルディウス》
- 前口上
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。狂騒の歓声が渦巻く中、司会者の声が会場の空気を引き裂いた。
「――いよいよこの時が来ました!!!第4回あにまんオリキャラ最強トーナメント、決勝戦です!!」
その言葉に合わせて、リングを包む光が一瞬で闇へと転じる。仄暗い照明の中、二つの影が静かに現れる。
「二回戦では世界を終焉に導くほどの黒鳥を屠り、その実力を見せつけたこの選手!!敗北の痛みを乗り越え、再び玉座に帰還した王!!決勝戦でも、王たる者の真の力を発揮してくれるのでしょうか!!真王ゴルバス!!!」
選手紹介と共にゴルバスにスポットライトが当たり、彼の足元からは風が吹き上がるように金色の砂塵が舞い上がる。その背にはかつての敗北を抱え、それを力に変えた“王の覚悟”が滲んでいた。
「このトーナメントは俺が優勝する。当たり前だろ、王だぞ?」
その声は会場全体に響き渡るような威圧を帯びていた。
「そして対するは!全ての魂を知り、全ての死を操るネクロマンサー!!一回戦、二回戦を経て尚、その強さの底が見えません!!死と闇を統べる黒き少年、クロウ・モルディウス!!」
続いてクロウにスポットライトが当たり、その周囲に濃密な闇が染み出すように広がっていく。 彼は黒き祝福の杖《エボニー・ベネフィクション》を片手に静かに立ち尽くしている。
「…。」
彼は何も語らないが、その表情はどこか諦念にも似た深い覚悟を孕んでいた。
ゴルバスとクロウ。二人の強者が今まさに同じ舞台に立つ。
「全戦士たちの頂点に立つのは……果たして、どちらとなるのでしょうか!!」
その瞬間、リングを包む照明が爆ぜ、歓声が天井を突き抜ける。
決勝戦――その幕が上がろうとしていた。
- 戦闘描写
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。
光と闇が交差するリング中央に立つは、王の風格を纏う男――真王ゴルバス。
そして対するは、深淵より這い出でし死霊術師――クロウ・モルディウス。
そして対するは、深淵より這い出でし死霊術師――クロウ・モルディウス。
「……。」
クロウは何も言葉は発さないが、ただ静かに決意を固めていた。
絶対に優勝するという決意を。
絶対に優勝するという決意を。
「誰が相手だろうと俺は揺るがない。当たり前だろ、王だぞ?」
ゴルバスが言い放つ。嘲るような笑みを浮かべつつ、その目には微塵も油断がなかった。
「——試合開始ッ!!」
地を裂くような轟音と共に、ゴルバスの足元から十束の剣が異空間より姿を現す。神剣、大槌、雷銃、剛斧、乱槍、天拳、璽盾、死弓、星打、そして真剣。それぞれが神威を帯び、王の意志に呼応して並び立つ。
「さぁ、王の力を見せてやろう。」
一方クロウは黒き祝福の杖(エボニー・ベネフィクション)を構え、死霊たちを呼び出す構えを取る。
「お前のような王にぴったりの民衆をくれてやろう。 「「【死者の大軍勢(アンデッド・レギオン)】」
彼が死霊術を発動すると、どこからともなく死霊軍団が現れる。
…あっという間にリングの上は魑魅魍魎が跋扈する異質な空間へと変化し、この勝負の異様さを表現している。
…あっという間にリングの上は魑魅魍魎が跋扈する異質な空間へと変化し、この勝負の異様さを表現している。
「ふん、このような気味の悪い民などこっちから願い下げだ。」
そう言い放つと同時に、神剣クサナギを一閃。斬撃は空を裂き、複数の死霊をまとめて細切れにする。
しかし、その間にも新たな死霊はどんどん湧き出ており、数は減るどころか増えている。
「あらら、王様のくせに度量が狭いもんだな。」
クロウは軽口を叩きながらも次の策を考えており、ゴルバスの姿に視線を定めて呪術が発動させる。
「【壊死の瞳(ネクロス・ゲイザー)】」
ゴルバスの視界が漆黒に染まる。どうやら今回は視覚を封じられたようだ。
「ほう、未来を見据える俺の眼を奪うとはな…いい度胸だ。」
ゴルバスは吼える。手にしたヒナワが咆哮し、周囲に連射される魔力弾が死霊をなぎ倒す。
視覚を通さずに無差別に放たれる破壊の奔流が、観客席の空気すら震わせた。
「されど、王の眼は一つではない。」
王の支配領域が展開される。半径三百メートルに及ぶ空間が歪み、クロウが呼び出した死霊たちを押し返す。
おびただしい量の死霊が次々と圧縮され、サイコロ状に潰されていく。
おびただしい量の死霊が次々と圧縮され、サイコロ状に潰されていく。
「【支配の権能】……貴様の呪いすら、王の前では足元で伏すのみだ。」
一瞬のうちに死霊たちは全て消え失せてしまい、クロウまでの道を妨げる者は誰もいなくなった。
だが、クロウも何も考えていなかったわけではない。
「かっこつけはその辺で終わりか?こっちとしては長々話してもらった方が都合がいいんだけどな。」
既に≪完璧なる死の結論 (パーフェクト・タナトス・コンクルージョン)≫の詠唱は始まっており、リングの上には時間が凍りつくような重みが走る。空気そのものが震えるような気配。
「詠唱だと?俺がお前を3分間も生かしておくとでも?」
ゴルバスは素早く決着をつけるべく、ラングルを振り上げて炎の渦と共にクロウの気配に向けて突撃する。
しかしその瞬間、何者かが彼の腹に一発ブチかました。
「ぐはっ!」
ゴルバスはわけもわからぬまま吹き飛ばされ、地面に倒れる。
「何者だ!不敬だぞ!」
彼は姿も気配もわからぬ敵に向けて吠えるが、敵は容赦なく攻撃を続ける。
ドガッ!バシッ!
次々と攻撃は命中していき、ゴルバスに対して着実にダメージを与える。
ゴルバスを攻撃している者の正体は、二回戦でクロウが編み出した新技。アンデッドの腕だけを召喚して相手を攻撃するという技であった。
「この死霊術は…名付けるなら【神出鬼没の腐蝕(カルマ・ロット)】と言ったところか。」
クロウは時間を稼ぐべく視界が封じられているゴルバスを蛸殴りにする。
だが、それがいつまでも続くわけではなかった。
「たわけが!この俺がいつまでも殴られているだけだと思うか?」
ついに痺れを切らしたゴルバスは、支配の権能を発動する。
支配領域においては内部のものの動きなど手に取るようにわかる。
支配領域においては内部のものの動きなど手に取るようにわかる。
彼は視覚を用いずに死霊の腕を回避しつつクロウに向けてヒナワを撃ち込む。
バキュンッ!
「ぐっ!」
銃弾がクロウの肩を貫き、そのダメージによって詠唱が中断された。
「地味な戦いに皆も飽き飽きしているところだろう。ここらで一つ、勝負を大きく動かす必要があるな。」
彼の目が変わり、自分自身に支配の権能を使用する。
「俺が支配されるのは俺だけだ。」
支配の権能によってゴルバスに施されていた【壊死の瞳 (ネクロス・ゲイザー)】は解除され、彼は視覚を取り戻す。
(詠唱終了まで大体1分30秒ってところか。…やるしかないな。)
対するクロウも覚醒したゴルバスを見据え、なんとか時間を稼ぐことを決意する。
「とりあえずこれはどうだ?【憑依する絶望 (ディペンド・ホープレス)】」
突如として現れた死霊がゴルバスに憑依し、そのステータスを弱体化させようと試みる。
しかし――
「そんな幼稚な技は俺には通じない。当たり前だろ、王だぞ?」
死霊と言えども支配の権能によって自らの肉体を支配しているゴルバスには憑依できず、いとも容易く消し去られてしまう。
その間にクロウはさりげなく【神出鬼没の腐蝕(カルマ・ロット)】でゴルバスを攻撃するが、外部からの干渉を一切受け付けなくなっているゴルバスには一切ダメージを与えられない。
その間にクロウはさりげなく【神出鬼没の腐蝕(カルマ・ロット)】でゴルバスを攻撃するが、外部からの干渉を一切受け付けなくなっているゴルバスには一切ダメージを与えられない。
「チッ、やはりダメか。」
こうなればもう対抗手段は即死魔法しかない。しかし、こちらから相手には干渉できないため、時間を稼ぐ術もない。
「チェックメイトだ。大人しく降参したらどうだ?」
ゴルバスは神剣クサナギを手にじりじりと距離を詰めていく。彼の間合いに入ってしまったら最後、死あるのみだろう。
「……ククク、フハハハハ!!」
「なんだ?ついに気でも狂ったか。」
だが、ゴルバスはそんなこともお構いなしで歩みを進める。
「…お前、もしかしてまだ気づいていないのか?」
クロウが何かを口走っているが、ゴルバスはそれを時間稼ぎの戯言と吐き捨てて近づいていく。
…ついにゴルバスがクロウの目の前にまで接近した。
…ついにゴルバスがクロウの目の前にまで接近した。
「…最後に言い残すことはあるか?」
「あぁ、一つあるぜ。大事な大事な一言がな。」
「……あんた、過去の戦いから何も学んでないな。」
その瞬間!ゴルバスの背後に浮遊していた神器たちが、一斉にゴルバスに向けて襲いかかる。
その瞬間!ゴルバスの背後に浮遊していた神器たちが、一斉にゴルバスに向けて襲いかかる。
ドガァァァァァンッ!
九つの力が一体となってゴルバスに放たれ、干渉を受けないはずの彼の体を大きく吹き飛ばす。
「貴様ァ!俺の神器に何をした!!」
彼は自分が攻撃されたことよりも、世界を渡り歩いて手に入れた神器たちを勝手に使われたことに対して激昂し、語気を荒げる。
その体には相変わらずダメージは見られないが、それでも彼のプライドは大きく傷つけられた。
「あんたの背後があまりにもがら空きだったんでな、後ろに浮いてた神器を【神出鬼没の腐蝕(カルマ・ロット)】で拝借させてもらったぜ。」
クロウは天拳ルフラルと神剣クサナギを除く八つの死者の腕に握られた神器たちをこれでもかと見せつけ、ゴルバスを挑発する。
「そして……あんたが離れた今、俺を縛るものは何もなくなった。展開!【奈落の門出 (ナラク・エンドゲート)】」
ゴルバスが態勢を立て直すよりも早く、全てが暗闇に包まれた領域「ナラク」が展開された。
「詠唱が完了するまであと30秒。それまでにあんたは俺を倒せるかい?」
時間制限は30秒、神器は神剣クサナギと天拳ルフラルのみ、支配の権能は自身の支配に全リソースを使っているため使えない。
まさにこれ以上ないほどの大ピンチだ。
「……ふっ、お前へのハンデにはちょうどいいな。」
だが、やはりゴルバスは不敵で傲慢な態度を崩さない。それは今まで培ってきた彼の強さの証であり、王としての器の証明でもある。
ダダダダダッ!
クロウは闇の中から奪い取った雷銃ヒナワを乱射し、ゴルバスを蜂の巣にしようとする。
「俺の神器を一番上手く使えるのは俺だ。当然だろ、王だぞ?」
しかし、付け焼刃の武器による攻撃はクサナギによってあっさり弾かれてしまう。
「お返しだ!」
ゴルバスはクサナギを振るってかまいたちを飛ばすが、あらゆる攻撃から所有者を守る璽盾ゴランドルによってあっさり防がれてしまう。
「あんたの神器があんたの首を絞めるとはな。皮肉なもんだぜ。」
そうこうやっているうちに、詠唱終了まで残り15秒まで迫っている。
「さっきの銃撃で大体の位置は割り出した!後はあそこに攻撃を当てるだけだ!」
ゴルバスは支配の権能によって自分の身体能力を限界以上に引き出し、瞬間移動と見紛うほどのスピードで接近。
だがしかし、勝負とはそう上手くは行かないもの。ゴルバスが斬撃を繰り出す直前に、クロウは別の場所へとテレポートしてしまう。
「ここは俺の領域だ。どこへ行くのも自由自在ってわけだ。」
残り10秒。攻撃は防がれる。近づくことさえできない。ここまで完全に追い詰められてしまったからにはもうおしまいだ。
「今度は俺が聞いてやる。何か言い残すことはあるか?」
「そんなものはない!なぜなら俺はまだ死なないからだ!」
9、8、7
「この際何でもいい!力を借せ!俺!!」
6、5、4
「ふっ、無駄なあがきを。」
3、2
その瞬間、奇跡が起こった。ゴルバスの眼が紅に染まり、彼の内に眠っていた修羅の力が蘇る。
「出でよ!進剣クサナギ!」
ラスト1秒が過ぎるその瞬間、ゴルバスは最後の力を振り絞って進剣クサナギを横一文字に斬り払った。
ジャキンッ!!
斬撃音が響き、ナラクという領域そのものが一刀両断された。――ナラクの暗闇が消え去った全てが終わったリングに残っていたのは…
満身創痍のゴルバスのみであった。
「勝者及び第4回あにまんオリキャラ最強トーナメント優勝者は――真王ゴルバスです!!!!」
審判の宣言と同時に、観客席からは割れんばかりの歓声と喝采が沸き起こる。
今、この瞬間を以って、彼こそが王の中の王として頂点に立ったのだ。その姿は誇り高く、決して折れず、どこまでも王としての道を歩む存在であった。
今、この瞬間を以って、彼こそが王の中の王として頂点に立ったのだ。その姿は誇り高く、決して折れず、どこまでも王としての道を歩む存在であった。