あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第4回トーナメント 閉会式
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aioricharabattle
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第4回トーナメント 閉会式
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。
戦いの嵐が過ぎ去った後、リングには静寂が戻っていた。だが、それは一時のもの。観客席からは次第に歓声が再び沸き起こり、場内の照明が天へと伸びる光柱のように輝く。
中央に立つのは、優勝者――真王ゴルバス。
十束の神器をその背に従えた王は、ただ静かに天を仰ぐ。
顔には勝利の誇りと、それを背負う者にしかわからぬ重責の色があった。
「……これが、王の道か。」
ぽつりと漏らしたその言葉は、誰にも聞こえないほど小さかった。
彼の目の前に優勝トロフィーが運び込まれる。重みと威厳に満ちたその存在は、まさに最強の証である。
運営の代表がリング中央に立ち、声を張り上げた。
運営の代表がリング中央に立ち、声を張り上げた。
「優勝者、真王ゴルバス!貴殿にこのトロフィーを授与します!!」
割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こる。ゴルバスはゆっくりと歩を進め、トロフィーを受け取った。
その動きには一切の迷いも誇張もなく、ただただ、王としての威厳が宿っていた。
その動きには一切の迷いも誇張もなく、ただただ、王としての威厳が宿っていた。
「……ふん。こんなもの、ただの結果にすぎん。」
それでも、トロフィーを受け取る指先は確かに震えていた。彼がここまで来た道のりを思えば、それは当然だろう。
敗北を経て、修羅に堕ち、それでもなお王の名を掲げて戦い抜いたのだ。
敗北を経て、修羅に堕ち、それでもなお王の名を掲げて戦い抜いたのだ。
「だが…俺の真の目的は優勝ではない。その先にある小娘との対決だ。」
彼の目にはかつての雪辱がフラッシュバックし、リベンジの決意をより強固なものとする。
続いて、準優勝者のクロウ・モルディウスも姿を現した。
傷だらけの体にローブを纏い、黒き杖を支えに立つ彼は、それでも誇り高く顔を上げていた。師匠の教えを貫き、死の縁にまで至りながらも、最後まで抗ったその姿は誰の心にも刻まれた。
「お前の死霊たち……悪くなかったぞ。あれだけ粘る相手は、久々だった。」
その言葉にクロウはかすかに笑みを浮かべた。
「……次は勝つ。」
「ならばその時まで、王の座は預かっておこう。」
二人の間に交わされた言葉は、どちらも譲らぬ誇りに満ちていた。
閉会の宣言とともに、空に無数の光が舞う。花火のような魔術が夜空を彩り、大会の終わりを告げる。
歓声、拍手、そして涙。
第4回あにまんオリキャラ最強トーナメント、その幕が今、静かに降ろされた。
そして、王は静かにリングを後にする。
「王である限り、立ち止まる暇などない。次も、またその次も……俺は進む。当たり前だろ、王だぞ?」
その背中には、勝利の光と、未来への影が、確かに映っていた。