あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第4回トーナメント エキシビションマッチ 第1試合
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aioricharabattle
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第4回トーナメント エキシビションマッチ 第1試合
《無窮の旅人 リク・ケヴィル VS 太陽の騎士 ソレイユ・ルミエール》
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。
トーナメントの熱狂冷めやらぬ会場に、新たなる熱風が吹き込まれる。
これは頂上を争った者たちとは別の、しかし同等の輝きを放つ二人によるエキシビションマッチ。観客は息を呑み、静寂の中でその時を待っていた。
一人は、太陽の如く眩く燃える若き戦士——ソレイユ・ルミエール。
そしてもう一人は、悠久の旅路を歩み続ける呪いの旅人——リク・ケヴィル。
「太陽が照らす限り、俺は何度でも立ち上がる!」
金髪を陽光に揺らしながら、ソレイユが烈火の魔剣を高らかに掲げる。赤き瞳には揺るぎない信念が宿り、その瞳に映るのは己の信じる未来だけだった。
「……その炎、私の呪いを消してくれるかどうか、確かめてみるとしよう。」
リクはマントをはためかせながら静かに剣を抜く。その刃には、忘失の呪いが淡く灯り、まるで長い旅の中で刻まれた無数の記憶を語るかのようだった。
「エキシビションマッチ、試合開始ッ!!」
試合開始の合図と共に、リクは影縛の呪いを放つ。
「さて、これはどうだい?」
20本の黒槍がソレイユに向けて飛来するが、それよりも早く光輝の魔剣が薙がれる。
「光速の裁き、受けてみろ!」
刃が一閃。不可視の斬撃によって槍がまとめて光に飲まれて消える。
「今度はこっちの番だ!」
すかさずソレイユが前進。烈火の魔剣が地を割り、リクに向けて熱波が押し寄せる。観客席にまで届きそうな熱風が吹き荒れ、リング全体が熱に包まれた。
「面白い。」
リクはそれをノーガードで受け止める。不死身の彼にとって、こんな攻撃は避けるまでもないというわけか。
肉が焦げる音が響くが、案の定リクの体は一瞬で再生してしまう。
「…やはり無理か。」
ほんの少しの悲しみを孕んだ言葉が発せられ、それと同時にリクの呪いが解き放たれる。黒炎の鎖が四方から伸び、ソレイユの体を絡め取ろうとする。煉鎖の呪いだ。
だが——
だが——
「燃やし尽くす!」
特殊属性『太陽』の炎が炸裂。ソレイユの全身が輝きに包まれ、黒炎が浄化されていく。呪いによって生まれた鎖は熱に焼かれ、虚空へと消えてしまう。
「俺の太陽は、誰にも消せない!!」
しかし、リクの顔に焦りはない。彼は悠然と剣を構え直し、再び攻撃を仕掛ける。
「この程度の呪いは効かないか…。じゃあ、これはどうだ——【世壊の呪い】」
その呪いが放たれた瞬間、世界が歪みだした。リングの一角が捻じれ、崩壊していく。
「させるか!」
ソレイユは必死に抵抗するが、崩壊は徐々に広がっていくばかり。魔剣による攻撃を受けてもなお、それは止まることは無い。
「ぐっ……!」
だが、崩壊の中から光が差す。ソレイユの身体が煌めきながら、恒星の如き太陽を背負って現れた。
「こうなったら切り札を使うしかない!太陽魔法『ユヌ セウル ヴェリテ』!!」
真実を照らす太陽の光がリングを照らし、呪いによる歪みを理不尽に正していく。
だが、真実の光とはいえ全ての呪いを解けるわけではない。リクの体に刻まれた時凍の呪いや忘失の聖剣の戒滅の呪いはそのままだ。
「…ちょっと期待外れだね。」
あわよくば時凍の呪いが消えてくれないかと思っていたが、太陽の力を以ってしても彼の呪いは消せないらしい。失望を隠せない様子のリクは、忘失の聖剣を構えてソレイユに襲い掛かる。
「それじゃあ、消えてくれるかい?」
一撃必殺の呪いが込められた刃が一直線に向かっていく。
しかし、その刃がソレイユに届く寸前——
しかし、その刃がソレイユに届く寸前——
「太陽は、すべてを照らす!!」
忘失の聖剣の「戒滅の呪い」に反応した光輝の魔剣が咆哮する。目も空けられない凄まじい光が放たれ、リングを輝きに包み込む。
「光剣!シャイニングセイバー!!」
魔剣の光を集約させて放たれたその一閃は、呪いすら蒸発させる高熱と光速の斬撃となる。
「もっと輝けぇぇぇ!!」
ソレイユの合図と共に光輝の魔剣の光が増していき、その力が膨れ上がっていく。
轟音と共に聖剣の呪いが破られ、リクの身体が背後へ吹き飛ばされる。
「……フッ、やるね。これが“若さ”ってやつかな。」
今の自分には無いものを、この少年は持っている。それを確信した今、ここからの手加減は無粋だと理解した。
「ここからは全力で行くよ。」
リクは通常に戻った聖剣を構え、反証魔術を発動。今までのソレイユの行動を経て得たデータを基に新たなスキルを生み出す。
「いいぜ!熱い決着にしよう!!」
烈火と光の二剣が交差し、ソレイユの太陽がリングを包む。地面が鳴動し、天井にまで光の柱が突き抜ける。お互いのパワーが最高潮へと高まり、ついにぶつかり合う。
「光断ちの呪斬!」
「太陽剣!サンライズセイバー!!」
「太陽剣!サンライズセイバー!!」
ドギャンッ!!!
浄化の光すらもかき消す強力な呪いの斬撃と、太陽の力を秘めた究極剣がぶつかる。先ほどのぶつかり合いとは比較にならないほど膨大なエネルギーが放たれ、その戦いの壮大をさを物語っている。
「「ハァァァァ!!」」
激しい閃光と爆風の中、観客は思わず目を覆った。リングの境界すら見失うほどの闇と閃光が、すべてを包み込む。
……そして。
煙の中から、立ち上がる一人の姿があった。
「勝者――ソレイユ・ルミエール!!」