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  • HAPPY END(21)

HAPPY END(21)

最終更新:2023年07月20日 13:14

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だれでも歓迎! 編集

HAPPY END(21)◆ANI2to4ndE



◇


「すっげぇ音したよな。お前、まだ痛むんじゃないのか?」
「うるさい、黙っていろ。気が散る」

ねねねは何も言わなかった。その代わり強かにルルーシュの頬を叩いた。
まだ赤みが退かないのを揶揄してくるスパイクが鬱陶しい。
監視役のつもりか何か知らないがあまり広いとは言えない機内だ。腹の読めない相手と二人というのは良い気分ではなかった。

(もっとも、こちらが何もしなければ身の安全は保証されているも同然だ。連中の甘さには感謝、だな)

手探りで操縦システムの解析を続けながら思う。ほぼ確実な帰還方法が手に入った以上、ルルーシュとしてもこれ以上ことを荒立てる気はない。

まさかギアスが効いた訳でもないだろうが、最初のときと同じくアンチ=スパイラルがふらりと戻ってきた。
そして置いていったのが翼竜を模した奇抜なデザインの、ルルーシュの常識に照らし合わせて言うなら飛行機械だ。
元々は偶然舞い込んだ未来の技術らしく、螺旋王が改修改造の後、多元宇宙を渡る術としていたのだという。

『自らモルモットの道を選ぶとはね。期待はしないが、せいぜい長い目で見させてもらうことにするよ』

アンチ=スパイラルの言だ。未知の技術を説明もなしに置いていったのは観察対象に余計な刺激を与えないようにという配慮だろうか。
嫌がらせの可能性も高い。
多元宇宙の移動だけならカテドラル・テラの転移システムも使えるのかも知れないが、会場に直結されたシステムはかなりのダメージが蓄積されており、使う気にはなれなかった。
使用には複数の螺旋力が必要、しかし複数人の移動に耐えられるとは思えないジレンマだ。人間離れした精緻な技術を持っているのでもなければ使おうとは思わないだろう。

「ま、せっかく拾った命だ。せいぜい大事にするさ。誰かさんのお陰で監視付きだがな」
「ふん。あれだけ規格外の存在だ。どうせすぐ意識もしなくなる。むしろ神様が見てるとでも思えば、その軽薄な態度も少しはましになるんじゃないのか?」

違いない、とかわされる。柳に風だ。
やはり、この手のタイプは好きになれない。
作業が一段落したのでルルーシュはふぅと息をはいた。

「使えそうなのか?そうじゃなきゃ困るが」
「使われている技術は全く理解できんがユーザビリティの高さは異常だ。殆どがブラックボックスの状態になるが、既に登録されている世界への移動程度なら問題ないだろう」

十分僥倖と言うべきだろう。今思えば可能性としてはヴィラルと同じ道を辿る方が高かった。
現実を知らず、甘い夢に溺れ瓶詰めのモルモットとして余生を送る皮肉な愛の戦士。スザクを殺した報いとしては上々だろう。
ともかく、これでナナリーの元に帰る目処はついた。今度こそ本当に、条件はクリアだ。戻れば戻ったでまた忙しくなる。

「……ああそうだ。一個言い忘れてたことがある」

そのとき、背中越しのスパイクが、さも今思い出したという調子で言った。

「ニアがな、山小屋の一件、庇ってくれてありがとうだってよ」

既に、帰還後のプランに考えを巡らせていた俺に。
悪夢はもう過去のものとして切り捨てようとしていた俺に。
淡い水色をした少女の言葉は、確かにさくりと突き刺さった。

「……ま、なるようになったな」

もう一度言おう。

(俺は、この男が嫌いだ)


【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ―――――――――――生還】
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ―――生還】


◇

「ゆたかがいきなり倒れたりするから皆びっくりしたわよ」
「ご、ごめん舞衣ちゃん。何か安心したら急に……」
「もう、本当に死んじゃったかと思ったんだから」

言いながら心中で舌を出す。
緊張の糸が切れた途端気絶するように眠ってしまったのは舞衣も一緒だ。

「それにしてもここ、宇宙だったんだってね。正確に言うと月面」
「凄すぎて全然実感湧かない……」
「あはは、それを言うなら別の世界だってことの方が」

舞衣とゆたかはけらけらと、年相応に笑った。
玉座の間は広大な空間であり、透けた天井からは綺麗に光る宇宙が見えた。
二人はカグツチの肩で寄り添うようにして座り、できるだけ空に近い場所から、時が止まりそうなくらい穏やかな気持ちで外を見ている。
数々の暴力を振るった神代の竜も、今だけは二人を見守ろうと言うのか最低限の炎だけでふわりと空中に静止していた。
どこかへ遊びに行こう。二人だけで交わした約束。
ちょっとした星間旅行だった。

「……あの子の、フリードのお弔いも、してあげないとね」
「……うん」

クロスミラージュが告げた名前があの小竜のものであると、教えてくれたのはストラーダだ。
小さくて勇敢だった白い竜は、本来の主をこの戦いで失っていたのだと言う。
恐らくは、主もまた誰かのためにその命を散らしたのだろうと、無口な従者はそれだけを言った。
幾度舞衣を助けてくれたか知れない寡黙な魔槍は、どこか誇らしげに降り注ぐ光に照らされていた。

フリードや、ストラーダだけではない。
二人がこうしていられるのは数えきれないくらい沢山の人達のお蔭だ。
Dボゥイ。相羽タカヤ。重ねられた掌から同じ人を想っていることが伝わってくる。

「そうだ」

思い出さなければいつまでもこうしているところだった。
舞衣は荷物の中からごそごそと事前に用意していたものを取り出す。

「ゆたか、はいこれ」

手渡したのは一対になっていた原色に美しく煌めくクリスタルの片方だった。
小さな手のひらに収まりきらないそれは、見ようによっては人間のようにも見える。

「きれい……でもどうしたのこれ」

見え方が変わるのを楽しむようにクリスタルを空にかざすゆたかに、物語を言って聞かせるように説明する。

「ねねね先生に聞いたんだけどね。
 このクリスタル、Dボゥイとか相羽シンヤって人とかが、その、変身するのに使うとっても大事なものなんだって」

現実感の薄い単語に雰囲気を壊されそうになる。けれど直ぐに笑った。
自分も似たようなものか。

「って言っても今は全然危険とかはなくって、単なる綺麗な水晶らしいんだけど。
 どうかな。どっちがどっちのかまでは分からないけど、あたし達の思い出に」

待っていればそこに持ち主が現れると信じているみたいにクリスタルをぼうっと見つめるゆたかにウインクを一つ。
そっと、力の抜けた小さな手にクリスタルを握り込ませる。

「……うん!」

ゆたかはそう言って満開の花のように朗らかに笑った。
打ち鳴らされた水晶が、チンと優しい音を立てた。


【小早川ゆたか@らき☆すた―――――――――――――――生還】
【鴇羽舞衣@舞-HIME―――――――――――――――――生還】


◇

首尾よく天の鎖の回収を済ませたギルガメッシュはざくざくと遠慮のない足取りで廃墟と化した会場跡地を歩いていた。
戦いの舞台となった場所は王都テッペリンの中の一区画を占拠する形で存在している。
会場世界を覆っていた結界や殻はロージェノムの螺旋力が生み出したもの。だが中のものまで全てがそうという訳ではない。
既に在るものを持ち込んで済ませた、というものも多い。
ギルガメッシュの周囲に散乱している、瓦礫と化した大怪球フォーグラーなどもその一つだ。

「……む」

足が止まる。瓦礫の荒野に人影があった。

「え……?何だ、アンタか……」

どれだけあるかすら知れないがらくたの山を掘り返していたのはねねねだった。
一瞬何かを期待するような目をしたが、そこにいたのがギルガメッシュだと気付くと露骨に落胆の色を見せる。

「随分だな綴り手よ。何をしている」
「……別に、何でもない。ちょっとした時間潰し」

はぐらかそうとしても無駄だ。大方死んだ者の形見でも探しているのだろう。
この大怪球は、そのものが王ドロボウの墓標である。

「……雑種の考えることは分からんな。まぁ良い、我も貴様を探しておったところだ」
「アンタがあたしを……?一体なんで」

手を止め初めて訝しげにするねねねに、ギルガメッシュは持っていたものを掲げて見せる。
『イリヤスフィール・フォン・アインツベルンに捧ぐ』と題された、それは一篇の小説だ。
意外な物を見たと言うように、ねねねの目が細まった。

「読んだが中々に楽しむことができた。急造の感は否めぬが貫かれた揺るがぬ意志は我が認めよう。
 よりにもよって聖杯なぞのために書かれた稀代の珍品、我が材に加える価値は十分にあろうよ」
「あ、いや、何か誉められてるのかどうか良く分かんないけど……まぁ、楽しんでもらえたなら良かったよ」

自作が舞い戻ってきたのが意外なのかそれともギルガメッシュの好評を受け止めきれないのか。
多少しどろもどろになりながらねねねが眼鏡の縁を直す。

「……何ならサインでもしようか?」

整理が付いたのか冗談めかして言ってきた。
ギルガメッシュは即答する。

「うむ。ならば署名を許す」
「うぇ!?」

今度こそ予想だにしていなかったようなこんがらがった反応が返ってきた。
無礼千万である。しかし、ギルガメッシュは眉を寄せるのではなく口を上げることでそれに答えた。

「どうした?まさか我が冗談も解さぬ朴念仁だとでも思ったか?」
「あぁほんとそう……あ~いや……何でもない」

はぐらかされた先は寛大な心で聞かなかったことにし、ギルガメッシュは質の悪い紙に記された原稿を手渡す。
ついぞ見せたことのないその素直な動作がまた意外だったのか、慣れた手付きでペンを走らせながらもその目はどこか違うところを見ていた。

「英雄王サマがあたしの読者、とはね……」

困惑混じりの呟きは、どこか楽しんでいるようでもあった。


【ギルガメッシュ@Fate/stay night―――――――――――――――生還】
【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)――――――――――――――――生還】


◇

再び無為な作業に戻ったねねねをよそに、ギルガメッシュは風がその身をなぜるに任せる。
度重なる戦闘の結果、気流が発生しているのだろう。頬をくすぐる生暖かさは不快ではなかった。

此度の戦い、王の余興とするにはあまりにその器は小さかった。
王が得たものは何もなく。
失ったものもまた何一つない。
それでも、輝くものならあったか。
いずれ、ギルガメッシュの在り方は何も変わらない。生者も死者もその全てを受け止め、この世の中心たる英雄は生きていく。

『King』

すっかり手に馴染んだデバイスが合成音を鳴らす。
ギルガメッシュも同じタイミングで気付いた。遮るもののない荒野であるはずが、不思議と今になるまでそれを認識していなかった。
ねねねも気付いたようで、作業を止め近づく。
そして、それが何であるか理解すると同時に、ばたりと崩れ落ちた。

「あ……あぁ……」

一体の、粗末なつくりのかかしだった。
折れた木材や奇怪に曲がった鉄骨。このような場所では今まで顧みる者もいなかっただろう。
有り合わせの材料で作られたと一目で知れるそれは、人の形と判断するのも困難なでき損ないである。
が、それを風雨から守るように着せられた一着の衣服は、紛れもなく人間のもの。

「信じらんない、夢でも見てるみたい……ほんとアイツは……」

風に揺らればたばたとはためく薄汚れた黄色いコートは見慣れた、不敵な少年の愛用品。
胸元に垂れ下がった木のプレートには、王ドロボウの精神を具現化したような派手な色使いでデザイン化された人間の顔が、歯を剥き出しにして笑っていた。

「生きてるんなら生きてるって言えばいいのにさ……ジン」

まなじりをこするねねね。土に汚れた顔は歓喜に歪んでいた。
しかし、ギルガメッシュの真眼を誤魔化すことはできない。
コートの下半分を染め上げるように撒かれた血は尋常な量ではなかった。
仮にあの爆発を生きおおせたとしても、その後生きていられる道理はないのだ。

何よりもギルガメッシュが死んだと判断した。王の決定を覆すことなど、何者にもできはしない。
所詮、末期の一時を手に入れた王ドロボウの、最後の悪ふざけに過ぎない。

「現実逃避も大概にせよ。奴が生きているはずなど……」

ふと、違和感が襲った。

「ん?」

英雄王とも思えぬ疑問の表情で胸元を探る。
黄金の鎧を模した装束の中に、何かがある。
これまで何も感じなかったのが不思議だった。差し込んだ手をごそごそと動かす。
一枚の紙切れが出てきた。


「領収書」と銘打たれた紙面には、次のような文言が簡潔に記されていた。


『威張りくさった"王の財宝"頂きます。
                        HO! HO! HO!
                                 起きぬけの王ドロボウ』


ギルガメッシュの世界が、ぴしりと音を立てて止まった。

──じゃあその前にあんたの財宝を盗んで、目の前からオサラバさせてもらおうかな。

そう、奴は最初から言っていたではないか。

「ククク……クはははははは……!」

鍵剣はなくなっていた。
王ドロボウが一度返した物を二度と盗まないと何故言える。
恭しく鏡を差し出してみせたその裏で、悪戯の舌を出していたのではないか。
慢心さえも盗んで見せた男が、英雄王の目を盗めないなどということがあろうか。


「………………………………………………………………………………ククククク。
 ふふふはははははは……………………フハハハハハハハハハハ…………………


 アーッ  ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハ!!!


 王ドロボウめ、我の宝物庫を丸ごと盗みおった!!
 クックク……見事だ。見事という他あるまい。あそこにはこの世の全てが詰まっておるのだぞ?
 クク、貴様などに扱いきれぬ程のありとあらゆる財宝がなぁ。まったく、貴様は一体どこまで我を虚仮にすれば気が済むのだ?
 この我を出し抜いてよもやただで済むとは思っておるまいなぁ?
 本来なら、貴様がどこまで逃げようとこの我が直々にその小癪な頭蓋を叩き潰してくれるところだ。

 だが良かろう!!敢えてこの我が許そうではないか!!
 かの聖杯を引っくり返したところで、貴様のような大馬鹿者は一人とておらんだろうよ!
 領収書は王の名において確かに受け取った。宝物庫の一つや二つ、持っていくが良い!!

 ハーハッハッハハッハッハハッハッハッハッハッハッハッ………………………………!」

哄笑。

ぴたりと、一時の静止。
そして。

「…………………………なぁどと言うと思ったかあぁっ!!!?」

ギルガメッシュは激怒した。


【ジン@王ドロボウJING――――――――――――HO! HO! HO!】


◇


長いようで短かった一日が終わりを告げた。
安らかに眠る娘の寝顔にふっと頬を緩ませて、ヴィラルはずれた毛布をかけなおす。
昼間はあれだけやんちゃをしていたのに、寝てしまえば大人しいものだ。
ヴィラルは自室に戻ると、樫で作られた上質な安楽椅子にゆったりと身を任せる。
開け放たれた窓の外は夜の帳にすっぽりと覆われていた。風が運ぶリナリアの香りが心地好い。

季節が巡れば耳を楽しませてくれる虫たちも姿を見せるだろう。
その前に夏がくる。照れ臭いので口に出したことはないが、少し先の小川で蛍が無数に飛び交う幻想的な光景が、ヴィラルは好きだった。
時間はゆっくりと流れていく。焦ることはない、戦いは終わったのだから。

「ん……何を言ってるんだ、俺は」

戦いに明け暮れた闘争の日々はとうの昔に終わっている。もう正確な年月も分からない、遠い昔だ。
なのに何故、まるでたった今まで戦い続けていたような気になっているのだろう。
そういえば、自分たち家族はいつ頃からここに住み始めたのだったか。
そもそも、ここはどこなのだろう。


――ヴィラルさん、起きてるんですか?


扉越しに聞こえたシャマルの声がヴィラルのはっと意識を取り戻した。

「あ、ああ……シャマルか。そろそろ寝ようと思っていたところだ」


――そうですか。風邪を引かないようにしてくださいね。


愛しい妻の声にヴィラルはあいまいに気遣いを返す。
気付けば、妙な気分はすっかりどこかへ消えてしまっていた。
悪い夢、のようなものだったのだろう。


――おやすみなさい。ヴィラルさん。ずっと一緒にいましょうね。


おやすみと、言った声には明瞭さが取り戻されていた。
遠ざかっていくシャマルの気配に、ヴィラルは初夏の風にも似た爽やかな幸福を得る。


「俺は今、幸せだ」


この世界の誰よりも。
敢えて声に出してそう言った。

柔らかな毛布に身を沈め、ゆっくりと目を閉じる。
明日も、その先も、ずっとこんな穏やかな日々が続いていくのだろう。
ひどく満ち足りた気持ちになった。

眠りに落ちるさなか、ヴィラルは何か大きな存在に笑いかけられたような気がした。


【ヴィラル@天元突破グレンラガン――――――――――――――HAPPY END】


◇


【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師――――――――――――――――――――――――――――死亡】
【ガッシュ・ベル@金色のガッシュベル!!―――――――――――――――――――――――――死亡】
【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム――――――――――――――――――――――――死亡】
【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS―――――――――――――――――――――――死亡】
【東方不敗@機動武闘伝Gガンダム――――――――――――――――――――――――――――死亡】
【カミナ@天元突破グレンラガン―――――――――――――――――――――――――――――死亡】
【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン――――――――――――――――――――――――死亡】

【チミルフ@天元突破グレンラガン――――――――――――――――――――――――――――死亡】
【不動のグアーム@天元突破グレンラガン―――――――――――――――――――――――――死亡】
【流麗のアディーネ@天元突破グレンラガン――――――――――――――――――――――――死亡】
【神速のシトマンドラ@天元突破グレンラガン―――――――――――――――――――――――死亡】
【螺旋王ロージェノム@天元突破グレンラガン―――――――――――――――――――――――死亡】

【フリードリヒ@魔法少女リリカルなのはStrikerS―――――――――――――――――――――死亡】
【クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはStrikerS feauturing 天元突破グレンラガン――死亡】


◇




【アニメキャラ・バトルロワイアル2nd―――――――――――――完】










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285:HAPPY END(20) ヴィラル 289:メビウスの輪から抜け出せなくて
285:HAPPY END(20) シャマル
285:HAPPY END(20) スカー(傷の男)
285:HAPPY END(20) ガッシュ・ベル
285:HAPPY END(20) 菫川ねねね 286:「紙は我らの天にあり。なべてこの世は事も無し」
285:HAPPY END(20) スパイク・スピーゲル 287:ソング・フォー・スウィミング・バード
285:HAPPY END(20) 鴇羽舞衣 292:未定
285:HAPPY END(20) 小早川ゆたか 292:未定
285:HAPPY END(20) ジン
285:HAPPY END(20) ギルガメッシュ 288:それが我の名だ~actress again
285:HAPPY END(20) カミナ
285:HAPPY END(20) ドモン・カッシュ
285:HAPPY END(20) 東方不敗
285:HAPPY END(20) ニコラス・D・ウルフウッド
285:HAPPY END(20) ルルーシュ・ランペルージ 293:LAST CODE ~ゼロの魔王~
285:HAPPY END(20) チミルフ
285:HAPPY END(20) 不動のグアーム
285:HAPPY END(20) 流麗のアディーネ
285:HAPPY END(20) 神速のシトマンドラ
285:HAPPY END(20) 螺旋王ロージェノム
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