ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2896 俺のゆゆこがこんなにエロいわけがない
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愛で ギャグ 小ネタ 愛情 変態 日常模様 飼いゆ 希少種 現代 HENTAI小ネタ注意です
愛で ギャグ 小ネタ 愛情 変態 日常模様 飼いゆ 希少種 現代 HENTAI小ネタ注意です
いろいろと薄味なHENTAI小ネタです。
さっくり感覚で読んで下さい。
タイトルをパロってますが、思いつきでつけたため
内容は一切関係ありません。
さっくり感覚で読んで下さい。
タイトルをパロってますが、思いつきでつけたため
内容は一切関係ありません。
「俺のゆゆこがこんなにエロいわけがない」
俺の家にゆっくりゆゆこがやって来たのは今から2年前のことだ。
珍しいもの好きの母が話題のゆっくりの、しかも希少種ということで、
ペットショップから赤ゆを購入してきたのだ。
「面倒はあんたが見るのよ」
……至極理不尽な言いつけである。
「子どものための情操教育」とは母の言だが、どうみても厄介ごとを
押し付けているだけだった。
とまれ、元々ペットを飼ってみたいと思っていたこともあり、
興味半分で引き受けてみると、これがなかなか性に合っていた。
「こぼにぇ~♪(ちらっちらっ)」
と可愛く餌をねだる姿や、
「やじゃやじゃまりしゃおいしきゅないのじぇぇええええええ!!!」
「くるにゃあああああ!! れいみゅにちかよるにゃああああああ!!!」
「こぼにぇ~♪(ぱくぱく)」
と美味しそうに餌を食べる姿。
「こぼにぇ~♪(すりすり)」
とじゃれついてくる仕草は、世話の労を苦に感じさせなかった。
ゆゆこのいる生活が日常化すると、母はまた別のものに興味をひかれていったが、
俺は世話をするごとに愛着が増し、家にいる間はTVを見るにも勉強をするにも、
1年経って成体になってからは寝る時ですら傍においていた。
ゆゆこにしても俺が寝転んでは胸の上、座っては膝の上と自分専用の居場所を作り
「こぼね~♪」
とご満悦な表情でゆっくりするようになっていた。
この2年間、ゆゆこ以外のことでも身の回りで様々なことがあり、
ひどく落ち込むこともあったが、いつも傍にいてくれたのはゆゆこだった。
そんなゆゆこに俺は、ペットと飼い主というだけではない、
家族としての愛情を確かに覚えていた。
珍しいもの好きの母が話題のゆっくりの、しかも希少種ということで、
ペットショップから赤ゆを購入してきたのだ。
「面倒はあんたが見るのよ」
……至極理不尽な言いつけである。
「子どものための情操教育」とは母の言だが、どうみても厄介ごとを
押し付けているだけだった。
とまれ、元々ペットを飼ってみたいと思っていたこともあり、
興味半分で引き受けてみると、これがなかなか性に合っていた。
「こぼにぇ~♪(ちらっちらっ)」
と可愛く餌をねだる姿や、
「やじゃやじゃまりしゃおいしきゅないのじぇぇええええええ!!!」
「くるにゃあああああ!! れいみゅにちかよるにゃああああああ!!!」
「こぼにぇ~♪(ぱくぱく)」
と美味しそうに餌を食べる姿。
「こぼにぇ~♪(すりすり)」
とじゃれついてくる仕草は、世話の労を苦に感じさせなかった。
ゆゆこのいる生活が日常化すると、母はまた別のものに興味をひかれていったが、
俺は世話をするごとに愛着が増し、家にいる間はTVを見るにも勉強をするにも、
1年経って成体になってからは寝る時ですら傍においていた。
ゆゆこにしても俺が寝転んでは胸の上、座っては膝の上と自分専用の居場所を作り
「こぼね~♪」
とご満悦な表情でゆっくりするようになっていた。
この2年間、ゆゆこ以外のことでも身の回りで様々なことがあり、
ひどく落ち込むこともあったが、いつも傍にいてくれたのはゆゆこだった。
そんなゆゆこに俺は、ペットと飼い主というだけではない、
家族としての愛情を確かに覚えていた。
そう、覚えていたはずだった。
家族としての愛情を。
家族としての愛情を。
「ゆっくりおはよう、おにいさん。おにいさんのおかげで、ゆゆこはどうつきになれたわ~」
ある朝、起きてみると布団の中に簡素な和服をまとう女の子がのんびりとした口調でそういった。
「え? あ……え?」
起き抜けで思考が空回りする俺は、告げられた言葉に間抜けな声を返すことしかできなかった。
いまいち俺が理解していないことを悟った少女は、
俺の手をそっと取って襟元の隙間から服の中に差し入れた。
ふよんと薄い衣服の中で、やわらかな感触と暖かな体温を感じる。
「ちょ……っと待てえ!」
一気に意識が覚醒し、手を引き抜き、布団を跳ね除けて飛び起きる俺に微笑みを返す少女。
「どう、ゆゆこだったでしょう?」
「いやどうとか聞かれても……」
「いつも“ゆゆこのはだはさわりごこちがいいなぁ”って、
おにいさんがなでてくれてたところじゃない~」
そうだったのか。
胴がなかった頃は一頭身であるゆゆこのすべすべとした肌を堪能するには
頬か底面ぐらいしかないので、なるべく嫌がらなさそうな底面の
適当なところを撫でていただけなのだが。
まさか胴付きになることで、その部分が胸になるとは誰が予想できようか。
改めてみると、ふっくらと下膨れであった顔(身体?)は胴が生えたせいか
幾分か整っており、人間の子供を漫画に出てくるキャラクターに
デフォルメしたかのような容姿になっていた。
昨日まで一頭身であったゆゆこと目の前の少女が同じ存在であるとは
にわかに信じ難かったが、顔だけの生物であるゆっくりが胴付きと呼ばれる
形態に変化する羽化現象のようなものを稀に起こすことも知識としてあった。
そして何より長年付き添った経験が、俺の感覚に彼女がゆゆこであると訴えかけている。
「と、とにかく、お前がゆゆこだってことはよくわかった」
赤く上気する頬の熱を、まだ感触の残る手でぐいぐいと拭って
無理矢理追い出しながら、そういうと
「こぼね~♪ ゆっくりしていってね~、おにいさん!」
ゆゆこが嬉しそうに抱きついてきた。
そして胴付きゆゆことの新しい生活が始まった。
ある朝、起きてみると布団の中に簡素な和服をまとう女の子がのんびりとした口調でそういった。
「え? あ……え?」
起き抜けで思考が空回りする俺は、告げられた言葉に間抜けな声を返すことしかできなかった。
いまいち俺が理解していないことを悟った少女は、
俺の手をそっと取って襟元の隙間から服の中に差し入れた。
ふよんと薄い衣服の中で、やわらかな感触と暖かな体温を感じる。
「ちょ……っと待てえ!」
一気に意識が覚醒し、手を引き抜き、布団を跳ね除けて飛び起きる俺に微笑みを返す少女。
「どう、ゆゆこだったでしょう?」
「いやどうとか聞かれても……」
「いつも“ゆゆこのはだはさわりごこちがいいなぁ”って、
おにいさんがなでてくれてたところじゃない~」
そうだったのか。
胴がなかった頃は一頭身であるゆゆこのすべすべとした肌を堪能するには
頬か底面ぐらいしかないので、なるべく嫌がらなさそうな底面の
適当なところを撫でていただけなのだが。
まさか胴付きになることで、その部分が胸になるとは誰が予想できようか。
改めてみると、ふっくらと下膨れであった顔(身体?)は胴が生えたせいか
幾分か整っており、人間の子供を漫画に出てくるキャラクターに
デフォルメしたかのような容姿になっていた。
昨日まで一頭身であったゆゆこと目の前の少女が同じ存在であるとは
にわかに信じ難かったが、顔だけの生物であるゆっくりが胴付きと呼ばれる
形態に変化する羽化現象のようなものを稀に起こすことも知識としてあった。
そして何より長年付き添った経験が、俺の感覚に彼女がゆゆこであると訴えかけている。
「と、とにかく、お前がゆゆこだってことはよくわかった」
赤く上気する頬の熱を、まだ感触の残る手でぐいぐいと拭って
無理矢理追い出しながら、そういうと
「こぼね~♪ ゆっくりしていってね~、おにいさん!」
ゆゆこが嬉しそうに抱きついてきた。
そして胴付きゆゆことの新しい生活が始まった。
朝、息子が部屋から起きてきたら、傍らにペットと名乗る少女を連れていた。
などという事実は、自称おおらかで包容力のある母の性格の前では取るに足らないことらしく、
「実は私、息子より娘がほしかったのよねー」
と本人の目の前で衝撃的な発言をかまして、その日から再びゆゆこにちょっかいを出しはじめた。
ゆゆこはゆゆこで色々な服やアクセサリーを与えられてまんざらでもなさそうで
「こ、こぼね~♪」
と母の攻勢に戸惑いながらも喜びの鳴き声を上げていた。
ただその都度、俺の元へ
「おにいさん、これゆっくりしてる~?」
「こういうのすきかしら~」
「こぼね~♪(キラッ)」
と尋ねに来るので、いちいち答える手間に多少の面倒を感じないでもなかったが、
どれも素直に可愛らしく似合っていた。
しかし、そんな彼女の姿が余計に、俺の中のゆゆこに対する家族としての愛情を
別のものに塗り替えようとする。
(あいつはペットで、胴付きになったとしても妹みたいなもんだ。
ペットと妹に欲情するとか鬼畜か俺は)
鬼畜だった。
自家発電後の賢者タイムで自己嫌悪に陥りながら、
何度繰り返したかわからない文言を自分に言い聞かせる。
胴付きになってからのあいつは無防備で、何をするにしても
身を寄せ、肌を触れされることを望んできた。
いや、むしろ元の胴なしであった頃はそれが日常だったはずだ。
それどころかぺろぺろやちゅっちゅすらしてこられていたかつてのことを考えれば、
いまの愛情表現は控えめであるとすら言える。
変わってしまったのは俺の気持ちで、今の距離を近すぎると感じているのも俺だけなのだ。
なおさらにそれが情けなく、負の思考スパイラルへまっ逆さまに俺を突き落とす。
そんな青臭い思春期真っ盛りな日々を過ごすあくる日の深夜だった。
ゆゆこが俺の部屋を訪れたのは。
などという事実は、自称おおらかで包容力のある母の性格の前では取るに足らないことらしく、
「実は私、息子より娘がほしかったのよねー」
と本人の目の前で衝撃的な発言をかまして、その日から再びゆゆこにちょっかいを出しはじめた。
ゆゆこはゆゆこで色々な服やアクセサリーを与えられてまんざらでもなさそうで
「こ、こぼね~♪」
と母の攻勢に戸惑いながらも喜びの鳴き声を上げていた。
ただその都度、俺の元へ
「おにいさん、これゆっくりしてる~?」
「こういうのすきかしら~」
「こぼね~♪(キラッ)」
と尋ねに来るので、いちいち答える手間に多少の面倒を感じないでもなかったが、
どれも素直に可愛らしく似合っていた。
しかし、そんな彼女の姿が余計に、俺の中のゆゆこに対する家族としての愛情を
別のものに塗り替えようとする。
(あいつはペットで、胴付きになったとしても妹みたいなもんだ。
ペットと妹に欲情するとか鬼畜か俺は)
鬼畜だった。
自家発電後の賢者タイムで自己嫌悪に陥りながら、
何度繰り返したかわからない文言を自分に言い聞かせる。
胴付きになってからのあいつは無防備で、何をするにしても
身を寄せ、肌を触れされることを望んできた。
いや、むしろ元の胴なしであった頃はそれが日常だったはずだ。
それどころかぺろぺろやちゅっちゅすらしてこられていたかつてのことを考えれば、
いまの愛情表現は控えめであるとすら言える。
変わってしまったのは俺の気持ちで、今の距離を近すぎると感じているのも俺だけなのだ。
なおさらにそれが情けなく、負の思考スパイラルへまっ逆さまに俺を突き落とす。
そんな青臭い思春期真っ盛りな日々を過ごすあくる日の深夜だった。
ゆゆこが俺の部屋を訪れたのは。
「おにいさん、おきてる~?」
「ん、ゆゆこか。どうした?」
「ゆっくりおはなしがしたいのだけれど……」
「いいよ、おいで」
そろそろ寝ようかと思って布団に入りかけていた俺が彼女を招くと
ととと、とゆゆこが駆けてきて
「こぼね~♪」
ぽすんと膝の上に座る。
ちょうど俺がゆゆこの椅子になっているような態勢だ。
「ゆふぅ~、やっぱりここがいちばんおちつくわね~」
「…………」
胴付きになってからは、俺の強い希望によって寝床を分け、
ゆゆこは使っていない部屋を宛がわれていた。
なので就寝直前にこうしてゆゆこと話すのは結構久しぶりだ。
特に最近は無限螺旋思考に囚われていたせいもあって、
ゆゆことのスキンシップも避けがちであった。
こうしてゆゆこが目の前にいるだけで、欠けていたものが満ちていく
ような充足感が広がっていく。
と同時に、薄衣ごしに伝わるほのかな熱と甘い体臭に
俺の男としての本能が反応してしまっていた。
「……おにいさん?」
「あ、ああ」
「もう……さいきんのおにいさんはちょっとゆっくりしてないとおもうの」
「そうかな?」
「そうよ~。まえはあんなにゆっくりしてたのに」
顔だけこちらを向けてぷくーと膨れるゆゆこ。
ゆっくりにとって“ゆっくりにしてない”という表現は、強い批判的な意味合いを持つ。
ゆっくりの中でも楽観的な気質であるゆゆこにそれを言わせてしまったとすれば、
よほど現在の俺の接し方に不満があったのだろう。
「ゆぅ~……だからね」
ぷくーをやめて、ゆゆこはふいと顔を俯かせた。
(これはいい機会なのかもな)
俺にとって必要なのは、ゆゆことよく話し合うことだったのかもしれない。
全ての問題は俺のゆゆこに対する認識だ。
ただ避けているだけでは何の解決にもならない。
そんなこと、分かりきっているはずなのに。
自らの汚い面を露呈してしまうことを恐れ、ゆゆこを遠ざけてしまった。
もっと彼女と接することで、今の環境に慣れ、
少しでも早く昔のような関係に戻らなければいけないのだ。
愛しい家族であるゆゆこのためにも。
「だから、ゆゆこはおにいさんと“すっきり”しにきたの~」
「そうだな、お話……って、は? おいィ!?」
気付けばゆゆこの小さな手が、パジャマのズボンをまさぐっていた。
すっきりというのはゆっくりにとっての、生殖行動のことだ。
つまりゆゆこは俺と……!?
「こ、こら! ゆゆこ、何して……、ッ!」
「ゆぅ~♪」
“それ”をさぐり当てると、ゆゆこは嬉しそうに鳴いて、
後ろ手にすりすりと優しくさすり始めた。
「おにいさんがいっしょにぐっすりーしてくれなくなってから、
ゆゆこはずっとさみしかったのよ~?」
「それは、わ、悪いと思うけど」
「どうつきになりたいとおもったのだって、どうつきになれば
もっとおにいさんとゆっくりして、なかよくなれるとおもったからなのに……」
「ゆゆこ……」
「おにいさんはどんどんゆっくりしてくれなくなって、
ちゅっちゅやぺーろぺーろどころか、すりすりのかいすうだってへっちゃって!」
「う……ああっ」
段々とゆゆこの手に力が篭る。
非力なゆっくりの力だが、触られている場所が場所だけに、思わずうめき声が上がった。
しかし沸き起こる快感とは逆に、俺は罪悪感に苛まされていた。
温厚なゆゆこがこれだけムキになるほど、寂しい思いをさせていたのだ。
どれだけ自分が廻りを見ていなかったかを思い知らされる。
「っ!」
劣情からではない激情によって衝き動かされ、ゆゆこの手を止めるように後ろから抱きすくめる。
「ごめんな、ゆゆこ」
「おにいさん?」
「俺、お前がこんなに思い悩んでたなんて知らなくて」
「…………」
一時は与えられ、そして俺という人間のエゴによって遠ざけられた愛情を、
ゆゆこはこんなことまでして取り戻そうとしているのだ。
それを思うと申し訳ない気持ちと、切なさで心がいっぱいになる。
「俺、頑張るからさ。いますぐには無理でも、きっと前みたいに
一緒に居られるようになるから、だから……」
ゆゆこの小柄な身体を抱き上げ、正面で向き合うように降ろす。
「こんなことしちゃダメだよ、ゆゆこ。お前は俺の家族で、
その……今となっちゃ妹みたいなもんだし」
言葉を続ける俺をゆゆこはじっと見つめていた。
「ええい、この際はっきりといっておくよ。俺はお前のことが好きだ」
「ゆっ!?」
突然の告白にゆゆこの頬が桜色に染まる。
「お前がどんな姿でも、俺の接し方がどう変わろうとも、それだけは変わらない。
だからこんなことしなくても……」
「おにいさん」
「何だい?」
「ゆゆこのことすき?」
「ああ」
「ゆゆこのことあいしてる?」
「そ、そうだな」
「ゆゆことずっといっしょにゆっくりしてくれる?」
「もちろん!」
重ね重ね問うゆゆこの言葉に、多少過剰な表現はあろうとも俺は頷いた。
俺の答えに満足したのか、ゆゆこは顔を満面にほころばせた。
そして、まるで満開の桜のような笑顔でこういった。
「じゃあ、なにももんだいはないわね~。ゆっくりとすっきりしましょう?」
「えっ……?」
今度はゆゆこからぎゅっと抱きしめられる。
「いやいやいや、何でそうなるの!?」
「だってゆゆことずっといっしょにゆっくりしてくれるんでしょう?」
「確かにそう言ったけど、それは」
「それに~」
今まで愛らしい笑顔だったゆゆこの瞳がキラリと光ったように見えた。
「おにいさんのつくえの、いちばんしたのひきだしをはずしたおく」
「お、お前何故それを……」
そこには知られれば家族会議必至な禁書が保管してあった。
『月刊Aキュン』とか『胴付きパラダイス』といった、いわゆる主に
胴付きゆっくりとのアレやソレをテーマにしたエロ本たちである。
「しらなかったの? どうつきになってから、おにいさんのおへやを
そうじしていたの、ゆゆこだったのよ~?」
「うぼあー」
俺飼い主だけど、ペットに性癖を暴かれていた。死にたい。
わざわざ自爆を承知でカモフラージュとして『メガストア』や『投稿写真』など
雑多なジャンルのエロ雑誌をその引出しの中に入れておいたのに。
「そ、それにゆゆこがどうつきになったのだって、
おにいさんとすっきりしたいっていうのもあったし~」
自分で言いながら顔を真っ赤にして囁くゆゆこが、この上なく可愛く思えてしまう。
ともすれば、開き直って受け入れそうになる感情を
何とか押しとどめて俺はゆゆこを制止した。
「バカっ、家族だって言っただろう。妹みたいなもんだって!」
「こぼね~? べつにすきどうしなら、あねやいもうとでもすっきりするのがふつうでしょう?」
ゆゆこが心底不思議だという表情を浮かべる。
そうでした、こいつらにそういうタブーはありませんでした……。
「それににんげんさんどうしのごほんにも、きょうだいですっきりするおはなしが」
うん、載ってたよね。
ガードするために取った行動がチェインコンボの起点になってたでござる。
「だからね、おにいさん」
腕の中でゆゆこがすりすりと甘えてくる。
鼻腔をくすぐる芳香がいっそう強まって、俺の理性を溶かしていく。
逃げ場はなかった。
そもそも逃げようなどという意志すら既に思考の彼方である。
「ゆゆこといっしょに、すっきり、しましょう?」
俺は桜の香りに包まれながら、ゆゆこを抱きしめた。
「ん、ゆゆこか。どうした?」
「ゆっくりおはなしがしたいのだけれど……」
「いいよ、おいで」
そろそろ寝ようかと思って布団に入りかけていた俺が彼女を招くと
ととと、とゆゆこが駆けてきて
「こぼね~♪」
ぽすんと膝の上に座る。
ちょうど俺がゆゆこの椅子になっているような態勢だ。
「ゆふぅ~、やっぱりここがいちばんおちつくわね~」
「…………」
胴付きになってからは、俺の強い希望によって寝床を分け、
ゆゆこは使っていない部屋を宛がわれていた。
なので就寝直前にこうしてゆゆこと話すのは結構久しぶりだ。
特に最近は無限螺旋思考に囚われていたせいもあって、
ゆゆことのスキンシップも避けがちであった。
こうしてゆゆこが目の前にいるだけで、欠けていたものが満ちていく
ような充足感が広がっていく。
と同時に、薄衣ごしに伝わるほのかな熱と甘い体臭に
俺の男としての本能が反応してしまっていた。
「……おにいさん?」
「あ、ああ」
「もう……さいきんのおにいさんはちょっとゆっくりしてないとおもうの」
「そうかな?」
「そうよ~。まえはあんなにゆっくりしてたのに」
顔だけこちらを向けてぷくーと膨れるゆゆこ。
ゆっくりにとって“ゆっくりにしてない”という表現は、強い批判的な意味合いを持つ。
ゆっくりの中でも楽観的な気質であるゆゆこにそれを言わせてしまったとすれば、
よほど現在の俺の接し方に不満があったのだろう。
「ゆぅ~……だからね」
ぷくーをやめて、ゆゆこはふいと顔を俯かせた。
(これはいい機会なのかもな)
俺にとって必要なのは、ゆゆことよく話し合うことだったのかもしれない。
全ての問題は俺のゆゆこに対する認識だ。
ただ避けているだけでは何の解決にもならない。
そんなこと、分かりきっているはずなのに。
自らの汚い面を露呈してしまうことを恐れ、ゆゆこを遠ざけてしまった。
もっと彼女と接することで、今の環境に慣れ、
少しでも早く昔のような関係に戻らなければいけないのだ。
愛しい家族であるゆゆこのためにも。
「だから、ゆゆこはおにいさんと“すっきり”しにきたの~」
「そうだな、お話……って、は? おいィ!?」
気付けばゆゆこの小さな手が、パジャマのズボンをまさぐっていた。
すっきりというのはゆっくりにとっての、生殖行動のことだ。
つまりゆゆこは俺と……!?
「こ、こら! ゆゆこ、何して……、ッ!」
「ゆぅ~♪」
“それ”をさぐり当てると、ゆゆこは嬉しそうに鳴いて、
後ろ手にすりすりと優しくさすり始めた。
「おにいさんがいっしょにぐっすりーしてくれなくなってから、
ゆゆこはずっとさみしかったのよ~?」
「それは、わ、悪いと思うけど」
「どうつきになりたいとおもったのだって、どうつきになれば
もっとおにいさんとゆっくりして、なかよくなれるとおもったからなのに……」
「ゆゆこ……」
「おにいさんはどんどんゆっくりしてくれなくなって、
ちゅっちゅやぺーろぺーろどころか、すりすりのかいすうだってへっちゃって!」
「う……ああっ」
段々とゆゆこの手に力が篭る。
非力なゆっくりの力だが、触られている場所が場所だけに、思わずうめき声が上がった。
しかし沸き起こる快感とは逆に、俺は罪悪感に苛まされていた。
温厚なゆゆこがこれだけムキになるほど、寂しい思いをさせていたのだ。
どれだけ自分が廻りを見ていなかったかを思い知らされる。
「っ!」
劣情からではない激情によって衝き動かされ、ゆゆこの手を止めるように後ろから抱きすくめる。
「ごめんな、ゆゆこ」
「おにいさん?」
「俺、お前がこんなに思い悩んでたなんて知らなくて」
「…………」
一時は与えられ、そして俺という人間のエゴによって遠ざけられた愛情を、
ゆゆこはこんなことまでして取り戻そうとしているのだ。
それを思うと申し訳ない気持ちと、切なさで心がいっぱいになる。
「俺、頑張るからさ。いますぐには無理でも、きっと前みたいに
一緒に居られるようになるから、だから……」
ゆゆこの小柄な身体を抱き上げ、正面で向き合うように降ろす。
「こんなことしちゃダメだよ、ゆゆこ。お前は俺の家族で、
その……今となっちゃ妹みたいなもんだし」
言葉を続ける俺をゆゆこはじっと見つめていた。
「ええい、この際はっきりといっておくよ。俺はお前のことが好きだ」
「ゆっ!?」
突然の告白にゆゆこの頬が桜色に染まる。
「お前がどんな姿でも、俺の接し方がどう変わろうとも、それだけは変わらない。
だからこんなことしなくても……」
「おにいさん」
「何だい?」
「ゆゆこのことすき?」
「ああ」
「ゆゆこのことあいしてる?」
「そ、そうだな」
「ゆゆことずっといっしょにゆっくりしてくれる?」
「もちろん!」
重ね重ね問うゆゆこの言葉に、多少過剰な表現はあろうとも俺は頷いた。
俺の答えに満足したのか、ゆゆこは顔を満面にほころばせた。
そして、まるで満開の桜のような笑顔でこういった。
「じゃあ、なにももんだいはないわね~。ゆっくりとすっきりしましょう?」
「えっ……?」
今度はゆゆこからぎゅっと抱きしめられる。
「いやいやいや、何でそうなるの!?」
「だってゆゆことずっといっしょにゆっくりしてくれるんでしょう?」
「確かにそう言ったけど、それは」
「それに~」
今まで愛らしい笑顔だったゆゆこの瞳がキラリと光ったように見えた。
「おにいさんのつくえの、いちばんしたのひきだしをはずしたおく」
「お、お前何故それを……」
そこには知られれば家族会議必至な禁書が保管してあった。
『月刊Aキュン』とか『胴付きパラダイス』といった、いわゆる主に
胴付きゆっくりとのアレやソレをテーマにしたエロ本たちである。
「しらなかったの? どうつきになってから、おにいさんのおへやを
そうじしていたの、ゆゆこだったのよ~?」
「うぼあー」
俺飼い主だけど、ペットに性癖を暴かれていた。死にたい。
わざわざ自爆を承知でカモフラージュとして『メガストア』や『投稿写真』など
雑多なジャンルのエロ雑誌をその引出しの中に入れておいたのに。
「そ、それにゆゆこがどうつきになったのだって、
おにいさんとすっきりしたいっていうのもあったし~」
自分で言いながら顔を真っ赤にして囁くゆゆこが、この上なく可愛く思えてしまう。
ともすれば、開き直って受け入れそうになる感情を
何とか押しとどめて俺はゆゆこを制止した。
「バカっ、家族だって言っただろう。妹みたいなもんだって!」
「こぼね~? べつにすきどうしなら、あねやいもうとでもすっきりするのがふつうでしょう?」
ゆゆこが心底不思議だという表情を浮かべる。
そうでした、こいつらにそういうタブーはありませんでした……。
「それににんげんさんどうしのごほんにも、きょうだいですっきりするおはなしが」
うん、載ってたよね。
ガードするために取った行動がチェインコンボの起点になってたでござる。
「だからね、おにいさん」
腕の中でゆゆこがすりすりと甘えてくる。
鼻腔をくすぐる芳香がいっそう強まって、俺の理性を溶かしていく。
逃げ場はなかった。
そもそも逃げようなどという意志すら既に思考の彼方である。
「ゆゆこといっしょに、すっきり、しましょう?」
俺は桜の香りに包まれながら、ゆゆこを抱きしめた。
その日から、俺たちはタガが外れたように幾度となく交わった。
ゆゆこも親がいる時は自重していたが、逆に二人きりになれるときは貪欲に俺を求めた。
俺の部屋で、ゆゆこの部屋で、お風呂で、トイレで、台所で、居間で、玄関で。
外ですら、何度か行為に及んでしまったこともある。
ゆゆこのもつ衣服で、俺に汚されていないものはないぐらいだ。
大抵はゆゆこから誘ってくるのだが、最近では俺から頼んでしまうこともあった。
そのたびにゆゆこは優しく、そして妖しく微笑んで
「こぼね~♪」
と俺への奉仕を惜しみなく尽くしてくれた。
そう、俺はまごうことなきHENTAIお兄さんになってしまったのだ。
ゆゆこも親がいる時は自重していたが、逆に二人きりになれるときは貪欲に俺を求めた。
俺の部屋で、ゆゆこの部屋で、お風呂で、トイレで、台所で、居間で、玄関で。
外ですら、何度か行為に及んでしまったこともある。
ゆゆこのもつ衣服で、俺に汚されていないものはないぐらいだ。
大抵はゆゆこから誘ってくるのだが、最近では俺から頼んでしまうこともあった。
そのたびにゆゆこは優しく、そして妖しく微笑んで
「こぼね~♪」
と俺への奉仕を惜しみなく尽くしてくれた。
そう、俺はまごうことなきHENTAIお兄さんになってしまったのだ。
やあ、俺はHENTAIお兄さん。
ペットであり、家族でもあるゆっくりと一線を超えてしまった鬼畜だよ!
ペットであり、家族でもあるゆっくりと一線を超えてしまった鬼畜だよ!
これまで書いた作品