ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3352 ゆっくりを潰しちゃだめじゃないか!
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『ゆっくりを潰しちゃだめじゃないか!』 15KB
小ネタ 駆除 野良ゆ 現代 うんしー
小ネタ 駆除 野良ゆ 現代 うんしー
「どぼっじでごんなごどずるっのぉぉぉぉぉっ!?」
「ゆんやぁぁぁ!れいむしにたくないよぉぉぉ!!」
「おとうさぁぁぁん!おへんじしてよぉぉぉ!」
「ゆんやぁぁぁ!れいむしにたくないよぉぉぉ!!」
「おとうさぁぁぁん!おへんじしてよぉぉぉ!」
ゆっくりの人間との違いを感じさせる甲高い叫びが響いていた。
公園の片隅に転がるダンボール、そのそばにゆっくりと中学生くらいの少年がいた。
他のゆっくりを刺激すると、よく見られる反射行動を取る親れいむと
無意味な火事場のクソ力で、もみあげを縦横無尽にぴこぴこさせながら泣き叫ぶ子れいむ、
滝のような涙を流しながら、必死に親まりさに話しかける子まりさだ。
公園の片隅に転がるダンボール、そのそばにゆっくりと中学生くらいの少年がいた。
他のゆっくりを刺激すると、よく見られる反射行動を取る親れいむと
無意味な火事場のクソ力で、もみあげを縦横無尽にぴこぴこさせながら泣き叫ぶ子れいむ、
滝のような涙を流しながら、必死に親まりさに話しかける子まりさだ。
「ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……」
そして散らばった皮の側に落ちている髪の毛とお飾りが無ければ判別できない、
うめき声をあげながら痙攣するだけの、両目を繰り抜かれたおはぎ状の子まりさ、
ちなみに親まりさは、垂れ流した餡でその場に積もる作業が忙しく、残念ながら返事ができない。
うめき声をあげながら痙攣するだけの、両目を繰り抜かれたおはぎ状の子まりさ、
ちなみに親まりさは、垂れ流した餡でその場に積もる作業が忙しく、残念ながら返事ができない。
「どうしてって?虐待したいからだよ!」
「おそらをとんでるみたい!ゆぅっ!?やめてね!れいむにいたいことしないでね!」
「おそらをとんでるみたい!ゆぅっ!?やめてね!れいむにいたいことしないでね!」
律儀にゆっくりに答えて親れいむの揉み上げを掴んで持ち上げる少年。
この後どうするかは特に考えていなかった。
この後どうするかは特に考えていなかった。
先日ゆっくり専門動画サイト「ぴこぴこ動画」で虐待動画を見て
自分も虐待してみようと思い立った少年。影響を受けやすいタイプだった。
そして近くの公園に向かった所、運が良い事に一斉駆除から少し経ち、
ちょうどいいタイミングで野良一家が住み着いていた。
とりあえずダンボールを蹴飛ばし、ゆっくりをおうちから転がり出させ、
家族を守るために体当りしてきた親まりさを踏みつぶし、
果敢にぷくーっ!で応戦してきた子まりさの皮を毟り終えて現在に至る。
自分も虐待してみようと思い立った少年。影響を受けやすいタイプだった。
そして近くの公園に向かった所、運が良い事に一斉駆除から少し経ち、
ちょうどいいタイミングで野良一家が住み着いていた。
とりあえずダンボールを蹴飛ばし、ゆっくりをおうちから転がり出させ、
家族を守るために体当りしてきた親まりさを踏みつぶし、
果敢にぷくーっ!で応戦してきた子まりさの皮を毟り終えて現在に至る。
動画のように禿饅頭でも作ってみようかと思っていた所で遠くから声が聞こえてきた。
「こらーっ!そんな所で何やってるんだ!」
「ゆわぁぁぁん!にんげんさぁぁぁん!たすけてぇぇぇ!」
「ゆわぁぁぁん!にんげんさぁぁぁん!たすけてぇぇぇ!」
明らかに自分を指している大きな声にビクリと身を竦める少年。恐る恐る振り向くと
こちらに向かって一人の男が近付いて来る所だった。知らない大人に怒られる、
そう思うと心臓の鼓動が早くなり、助けを求める親れいむを持ったままその場に立ち尽くした。
こちらに向かって一人の男が近付いて来る所だった。知らない大人に怒られる、
そう思うと心臓の鼓動が早くなり、助けを求める親れいむを持ったままその場に立ち尽くした。
「あー、大声出して悪かったよ。怒ってるわけじゃないんだ」
少年側まで来ると、顔を伏せている少年を見て、男は気まずそうに頭をかく。
それを聞いて少し安心したが、これから叱られるのかと思うと気が重くなる。
それを聞いて少し安心したが、これから叱られるのかと思うと気が重くなる。
「ああ、こんなにしちゃって、何でこんな事したんだい?」
「あの、えっと、ネ、ネットでやってたのを見て……」
「あの、えっと、ネ、ネットでやってたのを見て……」
潰れた親まりさに目を向けながら困ったように男は聞いてきた。
それに対して言葉を選ぶように答える少年。虐待がしたくなってとは言い難い。
それに対して言葉を選ぶように答える少年。虐待がしたくなってとは言い難い。
そんな中で場違いに喜んでいるのはゆっくり一家だった。
この人間さんが助けてくれるとでも思っているのだろう。
泣き喚いていた子ゆっくり達はゆっくり!ゆっくり!と男に向かって連呼し
親れいむはぶら下がった状態で期待に向けた目を男に向けていた。
この人間さんが助けてくれるとでも思っているのだろう。
泣き喚いていた子ゆっくり達はゆっくり!ゆっくり!と男に向かって連呼し
親れいむはぶら下がった状態で期待に向けた目を男に向けていた。
にんげんさんかわいいれいむとおちびちゃんたちをたすけにきてくれたんだね!
でももっとゆっくりしないできてほしかったよ!まりさはいなくなったけど
れいむがおちびちゃんたちをしっかりそだてるからおちびちゃんをなおしてあげてね!
ゆっくりできないにんげんさんをあやまらせてね!あとあまあまもちょうだいね!あたらしいおうちもほしいよ!
でももっとゆっくりしないできてほしかったよ!まりさはいなくなったけど
れいむがおちびちゃんたちをしっかりそだてるからおちびちゃんをなおしてあげてね!
ゆっくりできないにんげんさんをあやまらせてね!あとあまあまもちょうだいね!あたらしいおうちもほしいよ!
計画性のない立て篭もり事件の犯人のように、餡内で際限なく要求を膨らませていく親れいむ。
そんなゆっくり達にはかまわず、男は少年に向かって諭すように語りかけた。
そんなゆっくり達にはかまわず、男は少年に向かって諭すように語りかけた。
「まぁ、君くらいの年齢なら、とにかくやってみたくなるんだろうけど、
いいかい、こんな所で野良ゆっくりを直接潰したりしたら」
いいかい、こんな所で野良ゆっくりを直接潰したりしたら」
「汚いじゃないか」
「……え?」
「「「……ゆ?」」」
「「「……ゆ?」」」
男の口から出てきた予想外な言葉に、少年とゆっくり達はポカンとしていた。
それを気にせず男はさらに聞いてくる
それを気にせず男はさらに聞いてくる
「ネットで見たって言ってたけど、どんなのだったか教えてくれるかな?」
そう聞いてきた男に、少年はぴこぴこのある虐待動画だと素直に答えた。
それを聞いて眉をひそめる男。
それを聞いて眉をひそめる男。
「ああ、あれか。参るよなあ。昔の奴だから不衛生なやり方で悪影響なのに削除されないんだよな」
男の呟きに少年は困惑していた。男が虐待動画を知っていた事もそうだが、
どうも虐待した事ついて叱られてるわけではないらしい。
どうも虐待した事ついて叱られてるわけではないらしい。
「どうやら野良ゆっくりについて知っておいた方がいい事があるみたいだね。
えーっと、基本的に街には野良ゆっくりがいるけど、路地裏に住みつく野良と
公園みたいな草地に住みつく野良の二種類がいるんだ」
えーっと、基本的に街には野良ゆっくりがいるけど、路地裏に住みつく野良と
公園みたいな草地に住みつく野良の二種類がいるんだ」
それは少年も知っていた。街を歩いているとたまに路地裏のゆっくりが
駆除されている光景は見た事があるが、生ゴミをこびりつかせ、得体のしれない汚れにまみれた
見るからに不潔そうなゆっくりは、とても触る気にはなれないものだった。
だから公園のゆっくりを選んだのだ。そのような事を言うと男は頷いた。
駆除されている光景は見た事があるが、生ゴミをこびりつかせ、得体のしれない汚れにまみれた
見るからに不潔そうなゆっくりは、とても触る気にはなれないものだった。
だから公園のゆっくりを選んだのだ。そのような事を言うと男は頷いた。
「うん、大抵の人はそう思ってるみたいだね。生ゴミが主食の路地裏の野良は不潔で
公園の方はまだマシだって。ゆっくりにあまり詳しくない人によくある勘違いなんだけど、
実際の所、人間から見れば、どちらもそう変わらないんだ」
公園の方はまだマシだって。ゆっくりにあまり詳しくない人によくある勘違いなんだけど、
実際の所、人間から見れば、どちらもそう変わらないんだ」
そういって未だにポカンとしてる親れいむに男は目を向ける。
親れいむを見てゆっくりしている目ではなさそうだった。
だけど家族をいじめた人間のような目でも無い。
だけどどこかで見たような目だと親れいむはポカンとしたまま思った。
子ゆっくりたちは事態が把握できず、ゆ?ゆゆ?と親れいむと男に交互に体を向けていた。
親れいむを見てゆっくりしている目ではなさそうだった。
だけど家族をいじめた人間のような目でも無い。
だけどどこかで見たような目だと親れいむはポカンとしたまま思った。
子ゆっくりたちは事態が把握できず、ゆ?ゆゆ?と親れいむと男に交互に体を向けていた。
「まずはゆっくりの主食について話そうか。
ゆっくりは雑食性なのは知ってるかな?
ゆっくりが人の家に入って花壇を荒らす話はよく聞くよね、
花だけじゃなくて雑草も食べるけど、草食については特に問題ない。
問題は肉食の方で、ゆっくりは主に虫を食べるんだ」
ゆっくりは雑食性なのは知ってるかな?
ゆっくりが人の家に入って花壇を荒らす話はよく聞くよね、
花だけじゃなくて雑草も食べるけど、草食については特に問題ない。
問題は肉食の方で、ゆっくりは主に虫を食べるんだ」
それも知っている。ゆっくりでも捕まえられる芋虫がご馳走で、
大きなカマキリの死体を勲章のように持ち歩くまりさがいると
何かで見た事がある。少年は何となく嫌な予感がした。
大きなカマキリの死体を勲章のように持ち歩くまりさがいると
何かで見た事がある。少年は何となく嫌な予感がした。
「普通の生き物なら特に問題ないんだけどねえ。
猫なんかはゴキブリを食べたりするし。まぁ、飼い主からしたらこれもキツイだろうけど。
ただ、ゆっくりの場合は食べ方が問題なんだ。
知ってると思うけど、ゆっくりは食事の時に特有の反応がある、
食事中のむーしゃむーしゃ、しあわせー!という鳴き声だね。
さらに食事中のがっつくような食べ方。何故か普通のゆっくりは舌で少しづつ口に運ぶ事が出来ないから、
飼いゆっくりは真っ先にこれらを矯正される。餌皿なんて関係なく食いカスが飛び散るからね。
それが矯正を受けてない野良や野生のゆっくりだと……顔中に飛び散るんだよ、虫の体液や破片が」
猫なんかはゴキブリを食べたりするし。まぁ、飼い主からしたらこれもキツイだろうけど。
ただ、ゆっくりの場合は食べ方が問題なんだ。
知ってると思うけど、ゆっくりは食事の時に特有の反応がある、
食事中のむーしゃむーしゃ、しあわせー!という鳴き声だね。
さらに食事中のがっつくような食べ方。何故か普通のゆっくりは舌で少しづつ口に運ぶ事が出来ないから、
飼いゆっくりは真っ先にこれらを矯正される。餌皿なんて関係なく食いカスが飛び散るからね。
それが矯正を受けてない野良や野生のゆっくりだと……顔中に飛び散るんだよ、虫の体液や破片が」
少年は思わず持っていた親れいむを見た。見てしまった。
親れいむの黒い髪に甲虫か何かの足が紛れているのを。
半開きの口の中に見える、歯にこびり付いた汚らしい褐色の食いカスを。
口の周りや顔全体に散らばる、小麦粉が何らかの原因で変色した部分を。
草の汁だろうか、そうであってほしい。だが違ったら?
親れいむの黒い髪に甲虫か何かの足が紛れているのを。
半開きの口の中に見える、歯にこびり付いた汚らしい褐色の食いカスを。
口の周りや顔全体に散らばる、小麦粉が何らかの原因で変色した部分を。
草の汁だろうか、そうであってほしい。だが違ったら?
揉み上げが焼けた鉄棒だった事に気づいたかのように痙攣的に手を離した。
ゆ゛っ、という声と共に親れいむはボトリと落ちた。
ゆっくりを潰す事に対して生理的にも倫理的にも抵抗はない。所詮小麦粉と餡子だ。
だが、すでに乾いているとはいえ、様々な虫の体液に触れていたという事実に生理的嫌悪感を覚えたのだ。
無意識にズボンに手の平を擦りつけそうになったが、跳ねるように手を離す。
今は無性に公園にある水道に行き手を洗いたかった。
ゆ゛っ、という声と共に親れいむはボトリと落ちた。
ゆっくりを潰す事に対して生理的にも倫理的にも抵抗はない。所詮小麦粉と餡子だ。
だが、すでに乾いているとはいえ、様々な虫の体液に触れていたという事実に生理的嫌悪感を覚えたのだ。
無意識にズボンに手の平を擦りつけそうになったが、跳ねるように手を離す。
今は無性に公園にある水道に行き手を洗いたかった。
れいむはれいむで呆然としていた。このれいむはとびきり愚かもないが、
とりたてて賢いわけでもない、ごく普通のゆっくりだった。
だがそんなゆっくりでも、男の複雑な言葉や、今少年が向けている視線の意味はゆっくりなりに理解できた
とりたてて賢いわけでもない、ごく普通のゆっくりだった。
だがそんなゆっくりでも、男の複雑な言葉や、今少年が向けている視線の意味はゆっくりなりに理解できた
にんげんさんたちは、れいむやおちびちゃんたちをばっちくてゆっくりできないとおもっている。
「で、でもゆっくりはきれい好きだって書いてあった、けど……」
なぜかゆっくりを擁護する形になる少年。それを聞いた男は片眉を上げて妙な表情になった。
「あー、まぁ、それはこれから話そうと思っていた所なんだけど……聞きたい?」
予想以上にショックを受けたらしい少年の様子を見た男の含みを持たせた質問に
反射的に首を振りそうになったが、結局ゆっくりと頷いた。
ここで聞かずに帰れば、しばらく気持ち悪い感じが残り続けるだろう。
反射的に首を振りそうになったが、結局ゆっくりと頷いた。
ここで聞かずに帰れば、しばらく気持ち悪い感じが残り続けるだろう。
「そうか。次もあんまり気持ちのいい話じゃないんだけど、あまり無理しないで。
それで、ゆっくりはきれい好きって事なんだけど、間違ってはいないよ。
皮が水に弱いのに、水浴びを好むゆっくりの習性は、一般的にはカビを防ぐためだって言われてるね。
カビの心配がない飼いゆっくりも、軽いシャワーなんかを喜ぶって事は、単に気持ちいいだけかもしれないな。
ただ、川で水浴びをする野生ゆっくりは、さっきも言った通り虫の問題があるから
人間からしてみればあまり綺麗とは言えないね。綺麗にすると言っても皮が小麦粉だから簡単に染み込むし。
でも、ここでさらに問題なのがまた野良ゆっくりなんだよ」
それで、ゆっくりはきれい好きって事なんだけど、間違ってはいないよ。
皮が水に弱いのに、水浴びを好むゆっくりの習性は、一般的にはカビを防ぐためだって言われてるね。
カビの心配がない飼いゆっくりも、軽いシャワーなんかを喜ぶって事は、単に気持ちいいだけかもしれないな。
ただ、川で水浴びをする野生ゆっくりは、さっきも言った通り虫の問題があるから
人間からしてみればあまり綺麗とは言えないね。綺麗にすると言っても皮が小麦粉だから簡単に染み込むし。
でも、ここでさらに問題なのがまた野良ゆっくりなんだよ」
そう言って男はまたあの目で親れいむを見た。
やっぱりどこかで見た事のある目だとれいむは思った。それも頻繁に。
やっぱりどこかで見た事のある目だとれいむは思った。それも頻繁に。
「池なんかの水場がある公園だと、野良ゆっくりも野生ゆっくりと
水の使い方はそう変わらないな。そんな公園だと、あっという間に駆除されるんだけど。
ただ、ここみたいな公園だと話は変わってくる。ゆっくりに水道の蛇口なんてもちろん捻れないし
いつ降るかわからない雨を待つわけにもいかない。もちろん水浴びだけじゃなく、
定期的な水分補給もゆっくりには死活問題だ。
そんな水を手に入れる事が限られた環境でゆっくりが選ぶのは」
水の使い方はそう変わらないな。そんな公園だと、あっという間に駆除されるんだけど。
ただ、ここみたいな公園だと話は変わってくる。ゆっくりに水道の蛇口なんてもちろん捻れないし
いつ降るかわからない雨を待つわけにもいかない。もちろん水浴びだけじゃなく、
定期的な水分補給もゆっくりには死活問題だ。
そんな水を手に入れる事が限られた環境でゆっくりが選ぶのは」
そこで一旦男は言葉を止めた。酷く嫌な予感がした。
「トイレだよ」
顔を顰めた少年は、一刻も早く手を洗いに行きたくなった。
「ゆっ!れいむたちおトイレなんかできれいきれいしないよ!
ちゃんとまりさがみつけてくれたみずのみばでごーくごーくしてるよ!」
ちゃんとまりさがみつけてくれたみずのみばでごーくごーくしてるよ!」
これには流石に親れいむも反論した。この人間は何という事を言うのだ。
大体おトイレにおみずさんがあるわけ無いではないか。あるのはうんうんとしーしーだけだ。
水飲み場では人間さんがいない時を見計らって、もちかえったおみずさんで、おうちの外で
まりさとお互いをきれいきれいしあったり、おちびちゃんたちにぴゅーぴゅー
おみずさんをかけてあげて喜ばせていたのだ。
しかしそれを聞いた少年はますます嫌な顔をした。
大体おトイレにおみずさんがあるわけ無いではないか。あるのはうんうんとしーしーだけだ。
水飲み場では人間さんがいない時を見計らって、もちかえったおみずさんで、おうちの外で
まりさとお互いをきれいきれいしあったり、おちびちゃんたちにぴゅーぴゅー
おみずさんをかけてあげて喜ばせていたのだ。
しかしそれを聞いた少年はますます嫌な顔をした。
「あー……もうだいたい分かると思うけど、ここみたいに公園のトイレが
和式だったりすると、成体ゆっくりが、大きい方にやって来て、
その、舌が水に届く場所まで移動して……水を溜めるんだ。
そんなゆっくりの主に底部を直接触ったりすると……わかるよね?」
和式だったりすると、成体ゆっくりが、大きい方にやって来て、
その、舌が水に届く場所まで移動して……水を溜めるんだ。
そんなゆっくりの主に底部を直接触ったりすると……わかるよね?」
なるべく直接的表現を避けようとする男だがその気遣いはあまり役に立たない。
少年に野良ゆっくりを虐待する気はとっくに無くなっていた。
むしろ今後触る気すら無くなっていた。ここまで聞いて誰が野良ゆっくりに触りたがるだろうか。
少年に野良ゆっくりを虐待する気はとっくに無くなっていた。
むしろ今後触る気すら無くなっていた。ここまで聞いて誰が野良ゆっくりに触りたがるだろうか。
「もう野良ゆっくりに関わる気は無くなったと思うけど、
虐待専用の器具や潰す時は虐待シートを使えば公園で野良を虐待しても問題はないよ。
もちろん家にある道具と兼用するのは絶対に止めた方がいい。
なるべく清潔な個体で虐待がしたいなら、加工所製のゆっくりを選んだ方がいいと思うよ。
れいむやまりさなら安い上にいくらでも買えるからね。成体はちょっと高いけど。
スーパーで赤ゆっくりを安売りしてる時や冷凍ゆっくりがオススメかな。
さて、だいぶ話が長くなったね。後は片付けておくから君はもう行っていいよ」
虐待専用の器具や潰す時は虐待シートを使えば公園で野良を虐待しても問題はないよ。
もちろん家にある道具と兼用するのは絶対に止めた方がいい。
なるべく清潔な個体で虐待がしたいなら、加工所製のゆっくりを選んだ方がいいと思うよ。
れいむやまりさなら安い上にいくらでも買えるからね。成体はちょっと高いけど。
スーパーで赤ゆっくりを安売りしてる時や冷凍ゆっくりがオススメかな。
さて、だいぶ話が長くなったね。後は片付けておくから君はもう行っていいよ」
最後に妙なアドバイスを受けた少年は男にお礼を言い、
公園の水道で念入りに手を洗い帰っていった。
公園の水道で念入りに手を洗い帰っていった。
残された親れいむは複雑な気持ちだった。人間さんはれいむたちがばっちいという
とんでもない誤解をしている。一刻もゆっくりしないでその誤解を解きたい。
だが今はおちびちゃんが二人だけでも助かった事を喜んでゆっくりしたかった。
とんでもない誤解をしている。一刻もゆっくりしないでその誤解を解きたい。
だが今はおちびちゃんが二人だけでも助かった事を喜んでゆっくりしたかった。
「おちびちゃんたち!いじわるなにんげんさんはいなくなったよ!みんなでゆっくりできるよ!
おとうさんとおちびちゃんのぶんまでゆっくりしようね!」
「ゆっ?ゆわーい!ゆっくり!ゆっくりできるよぉぉぉ!」
「まりさもゆっくりするよぉぉぉ!おとうさんたちのかわりにゆっくりするよぉぉぉ!」
おとうさんとおちびちゃんのぶんまでゆっくりしようね!」
「ゆっ?ゆわーい!ゆっくり!ゆっくりできるよぉぉぉ!」
「まりさもゆっくりするよぉぉぉ!おとうさんたちのかわりにゆっくりするよぉぉぉ!」
会話についていけず何となくゆっくりできない雰囲気だった子ゆっくりも
親からゆっくりできると聞き一転して喜び始めた。実に餡子脳である。
親からゆっくりできると聞き一転して喜び始めた。実に餡子脳である。
「はいはい、ゆっくりゆっくり。じゃあ君達このダンボールに入ってね」
そう言って男は蹴飛ばされたダンボールを持ってきた。
壁がへこんでいるがまだ十分住める範囲だ。
壁がへこんでいるがまだ十分住める範囲だ。
「ゆっ!おちびちゃんたち、ゆっくりおうちにはいってね!」
親れいむの声に従いゆっゆっと言いながら三匹の家族はおうちに入っていった。
それを確認した男はポケットから取り出したゴム手袋をはめて、
ダンボールを掴みおうちの入り口を上に向ける。
これでおうちはダンボール箱としての機能を取り戻した。
それを確認した男はポケットから取り出したゴム手袋をはめて、
ダンボールを掴みおうちの入り口を上に向ける。
これでおうちはダンボール箱としての機能を取り戻した。
「「ゆっくりころがるよ!」」
「ゆっくりころがるよ!ゆっ?にんげんさん、おうちをもどしてね!
これじゃゆっくりでられないよ!」
「ゆっくりころがるよ!ゆっ?にんげんさん、おうちをもどしてね!
これじゃゆっくりでられないよ!」
転がっている事を言葉で説明し終えた親れいむが男に抗議する。
それに構わず男はダンボール箱の近くにあった
何枚かの葉っぱの上にある小さい餡子の山を嫌そうに葉っぱの端を掴んで、
そのまま口の開いたダンボール箱に上から落とした。
溜まるたびに外に出しておいた、ゆっくり一家のおトイレである。
それに構わず男はダンボール箱の近くにあった
何枚かの葉っぱの上にある小さい餡子の山を嫌そうに葉っぱの端を掴んで、
そのまま口の開いたダンボール箱に上から落とした。
溜まるたびに外に出しておいた、ゆっくり一家のおトイレである。
「ゆんやぁぁぁl!くさぃぃぃぃぃ!!にんげんさんやめてね!
うんうんはゆっくりできないよ!ゆっくりしないでだしてね!」
「おかあさんくさいよぉぉぉ!」
「ゆっくりできないぃぃぃ!」
うんうんはゆっくりできないよ!ゆっくりしないでだしてね!」
「おかあさんくさいよぉぉぉ!」
「ゆっくりできないぃぃぃ!」
突然頭上からうんうんを浴びせられたゆっくり達が絶叫する。
「あとは……餡子の出たゆっくりは専用の処理ゆっくりが来るんだったな。」
やはりそれを無視した男は呟くと、ダンボール箱の蓋を閉めそのまま持ち上げ、
そのまま歩き出す。ダンボールの中ではうんうんとシェイクされるゆっくりが
壮絶な悪臭と気持ち悪い感触を存分に味わっていた。
子ゆっくりはすでに「ゆ゛べぇぇぇ」と吐餡を始めている。
そのまま歩き出す。ダンボールの中ではうんうんとシェイクされるゆっくりが
壮絶な悪臭と気持ち悪い感触を存分に味わっていた。
子ゆっくりはすでに「ゆ゛べぇぇぇ」と吐餡を始めている。
「ゆ゛っ!ゆ゛ぁぁぁ!だじでぇぇぇ!
どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉ!?」
どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉ!?」
「えっ、だって野良に直接触ったら汚いだろ?」
うんうん地獄の中、必死に人間に話しかける親れいむ
汚いのはうんうんだ。ゆっくりは汚くなんてない。
汚いのはうんうんだ。ゆっくりは汚くなんてない。
「れいむだぢはぎだなぐないぃぃぃ!
ぎだないのはうんうんだけだよぉぉぉ!!」
ぎだないのはうんうんだけだよぉぉぉ!!」
「そうだなー、うんうんは汚いなー。
だからお前らを片付けてるんだよ」
だからお前らを片付けてるんだよ」
「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ!?」
まるでれいむたちがうんうんであるかのような男の発言に親れいむは絶叫する。
まさか人間さんは、ゆっくりとうんうんの区別すらつかない生き物だったのか!
まさか人間さんは、ゆっくりとうんうんの区別すらつかない生き物だったのか!
「まぁ、お前らがどう思おうとすぐに意味がなくなるんだけどさー。
一言で言うと、公園にとってのうんうんがお前らなんだよなー」
一言で言うと、公園にとってのうんうんがお前らなんだよなー」
「ゆ゛ぅっ!?」
ゆっくりが公園のうんうんだというあまりにも無茶苦茶な理屈に
絶句する親れいむ。男は独り言のように続けた。
絶句する親れいむ。男は独り言のように続けた。
「一斉駆除に任せてもいいけど、やっぱり野良の家を見かけたら
その場で掃除しておかないとなあ。一市民として公園は綺麗にしておかないと」
その場で掃除しておかないとなあ。一市民として公園は綺麗にしておかないと」
その言葉を聞いた親れいむは、何故か子ゆっくり達に
おトイレのお片づけについて教えていた事を思い出す。
おトイレのお片づけについて教えていた事を思い出す。
──おちびちゃんたち、おトイレさんがいっぱいになったら
ゆっくりおそとにだしてね!おうちはきれいきれいしないとゆっくりできないよ!
ゆっくりおそとにだしてね!おうちはきれいきれいしないとゆっくりできないよ!
「それにしても野良ってほんと不潔だよなあ。
ダンボールもゴム手袋が無いと汚くてまともに運べないよ」
ダンボールもゴム手袋が無いと汚くてまともに運べないよ」
──おトイレさんをおそとにだすときは、
はっぱさんのはじっこをつかんで、ゆっくりおうちからおそとにだしてね!
おちびちゃんにうんうんがつくとばっちいからね!
はっぱさんのはじっこをつかんで、ゆっくりおうちからおそとにだしてね!
おちびちゃんにうんうんがつくとばっちいからね!
目的地に着いた男が立ち止まる。目の前にはゆっくり処理ボックスと
その隣にはゆっくりのおうちをいれる普通のゴミ箱があった。
処理ボックスの蓋を開け、その上でダンボール箱を逆さまにすると
中から吐餡のせいでげっそりした、うんうんまみれの子ゆっくりと、
同じようにうんうんまみれの親れいむが、ボトボトとボックスの底へと落ちて行った。
その隣にはゆっくりのおうちをいれる普通のゴミ箱があった。
処理ボックスの蓋を開け、その上でダンボール箱を逆さまにすると
中から吐餡のせいでげっそりした、うんうんまみれの子ゆっくりと、
同じようにうんうんまみれの親れいむが、ボトボトとボックスの底へと落ちて行った。
「あー、終わった終わった。これで公園もいつも通りだな」
──おちびちゃんたちじょうずにおかたづけできたね!
きれいになったおうちでみんなでゆっくりしようね!
きれいになったおうちでみんなでゆっくりしようね!
処理ボックスの親れいむを見ながら、少しゆっくりしている男の目を見て、
今まで男がゆっくりに向けていた視線の意味に親れいむは思い至る。
今まで男がゆっくりに向けていた視線の意味に親れいむは思い至る。
──ゆぅ……もうおトイレがいっぱいでゆっくりできないんだぜ。
──くさいとゆっくりできないよ……
──くさいとゆっくりできないよ……
──おかあさん!まりさがおトイレおかたづけしたよ!
これでみんなでゆっくりできるよね!
──ゆぅ~ん!おちびちゃんえらいよぉぉぉ!
これでみんなでゆっくりできるよね!
──ゆぅ~ん!おちびちゃんえらいよぉぉぉ!
ああ、そうだ。まりさやおちびちゃんたちがおトイレのうんうんを見る目で
今まで人間さんはれいむたちを見ていたんだ。
そして今は、おトイレをおそとにはこんでくれて、
ゆっくりしているおちびちゃんのような目でれいむたちを見ている。
今まで人間さんはれいむたちを見ていたんだ。
そして今は、おトイレをおそとにはこんでくれて、
ゆっくりしているおちびちゃんのような目でれいむたちを見ている。
にんげんさんにとってれいむたちは、ほんとうにうんうんとおなじなんだね。
男のごく自然に汚物を見るような視線を理解した親れいむは、
やはりごく自然にその意味を受け入れてしまった。
全身にまとわりつくうんうんの臭いも気にならなくなっていた。
れいむはうんうんと同じなのだから。
やはりごく自然にその意味を受け入れてしまった。
全身にまとわりつくうんうんの臭いも気にならなくなっていた。
れいむはうんうんと同じなのだから。
処理ボックスの蓋を閉め、潰したダンボールとゴム手袋を
ゴミ箱に入れた男は、そのまま公園を去っていく。彼は清潔お兄さん。
野良ゆっくりの不潔さを説き、公園に住み着いたゆっくりを
自発的に駆除していく、やや潔癖の気がある少し変わったお兄さんだった。
ゴミ箱に入れた男は、そのまま公園を去っていく。彼は清潔お兄さん。
野良ゆっくりの不潔さを説き、公園に住み着いたゆっくりを
自発的に駆除していく、やや潔癖の気がある少し変わったお兄さんだった。
終わり
ゲスとか善良とかはいい、とにかく野良は汚いんだという気持ちで書きました。