ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3520 ゆん生のロープ
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『ゆん生のロープ』 28KB
制裁 独自設定 うんしー 26作目です。ラリアットはもともと、カウボーイの投げ縄のことを指すそうです
制裁 独自設定 うんしー 26作目です。ラリアットはもともと、カウボーイの投げ縄のことを指すそうです
とある田舎の畑にて。
1匹のゆっくりれいむが、キャベツの葉っぱをむしゃむしゃと食べている。
1匹のゆっくりれいむが、キャベツの葉っぱをむしゃむしゃと食べている。
「むーしゃむーしゃ、し、しあわせぇええええ!!ゆっ♪ゆ~ゆゆっゆーーー♪」
このゆっくりは、つい最近つがいができたばかりの個体で、
ゆっくりできるおちびちゃんを産むために栄養を蓄えようと、
連日に渡って人の畑の野菜を盗み食いする、いわゆる野菜泥棒の常習犯である。
ゆっくりできるおちびちゃんを産むために栄養を蓄えようと、
連日に渡って人の畑の野菜を盗み食いする、いわゆる野菜泥棒の常習犯である。
「おやさいさんはとってもゆっくりしてるね!!むーしゃむーしゃ・・ゆ、ゆゆ?ゆ、はなせくそじじい!!」
「これでちょうど30匹目っと」
「これでちょうど30匹目っと」
紺色の帽子をかぶった男がれいむの前に突然姿を現し、
キャベツを頬張るれいむの頭を掴んで、そのまま林の方へと向かって行った。
男が向かったその先には、少し妙な光景が広がっている。
雑木林の一角に、何匹ものゆっくりが吊るされているのだ。
キャベツを頬張るれいむの頭を掴んで、そのまま林の方へと向かって行った。
男が向かったその先には、少し妙な光景が広がっている。
雑木林の一角に、何匹ものゆっくりが吊るされているのだ。
『ゆん生のロープ』
「おろせぇええええええ」
「さいっきょうのまりさをおこらせるといたいめにあうんだぜ!!」
「くちょじじぃはとっととれいみゅをはなちぇ!!!」
「さいっきょうのまりさをおこらせるといたいめにあうんだぜ!!」
「くちょじじぃはとっととれいみゅをはなちぇ!!!」
雑木林の入り口付近の木の、地上から5mほどの高さに複数のゆっくりが吊るされている。
個々のゆっくりはロープで十字結びに縛られ、身動きが取れない状態になっている。
ゆっくりたちは、柔らかそうな体を動かして抵抗を試みるのだが、
その度にロープがジリジリと音をたてて頬に食い込んでいく。
個々のゆっくりはロープで十字結びに縛られ、身動きが取れない状態になっている。
ゆっくりたちは、柔らかそうな体を動かして抵抗を試みるのだが、
その度にロープがジリジリと音をたてて頬に食い込んでいく。
「ゆぐ、いじゃいのぜ」
「きたないてでれいむにさわらないでね!!ぜんぜんゆっくりできないよ!!」
「きたないてでれいむにさわらないでね!!ぜんぜんゆっくりできないよ!!」
男は先ほど捕まえたゆっくりを、あらかじめ木にぶら下げておいたロープで縛り、
口笛を吹きながらロープの片側をぐいぐいと手繰リ寄せ始めた。
ずりずりというロープの擦れる音と共に、ロープで縛ったゆっくりが宙に吊り上がっていく。
口笛を吹きながらロープの片側をぐいぐいと手繰リ寄せ始めた。
ずりずりというロープの擦れる音と共に、ロープで縛ったゆっくりが宙に吊り上がっていく。
「ゆぎっ、ほっぺがいたくてゆぎっ、ゆっくりできないよ!!ゆぎっ、だからいたいっていってるでしょぉおおゆぎっ」
「よし、こんなもんだろう」
「よし、こんなもんだろう」
ゆっくりを吊り終えた男は軍手を外し、近くの切り株に腰を下ろした。
首に巻かれたタオルで汗をぬぐう男の姿は「一仕事終えた漢」という言葉がとてもよく似合う。
首に巻かれたタオルで汗をぬぐう男の姿は「一仕事終えた漢」という言葉がとてもよく似合う。
「やぁお前ら、少しは反省してるか?」
「ゆ!とっととおろせくそじじぃ!!」
「むきゅーーっこんなひどいことするにんげんさんにはおしおきがひつようだわ!!」
「いなかもののにんげんはとっととみんなをおろしなさい!!」
「ゆ!とっととおろせくそじじぃ!!」
「むきゅーーっこんなひどいことするにんげんさんにはおしおきがひつようだわ!!」
「いなかもののにんげんはとっととみんなをおろしなさい!!」
宙にぶら下がった合計30匹ものゆっくりが、一斉に男に対して罵声を浴びせ始めた。
ゆっくりの出す言葉は品を欠き、知らぬ間に人を苛立たせることが多々ある。
そのため、ゆっくりたちのおしゃべり好きな性格は、ゆっくりたち自身の平均寿命を低下させる一因ともなっている。
男は、そんなゆっくりたちの罵倒を気にせず、穏やかな表情でゆっくりたちを眺める。
穏やかそうな男の様子を見て、調子に乗った一部のゆっくりが、ロープの隙間から頬をぷくーっと膨らませて男を威嚇した。
ゆっくりの出す言葉は品を欠き、知らぬ間に人を苛立たせることが多々ある。
そのため、ゆっくりたちのおしゃべり好きな性格は、ゆっくりたち自身の平均寿命を低下させる一因ともなっている。
男は、そんなゆっくりたちの罵倒を気にせず、穏やかな表情でゆっくりたちを眺める。
穏やかそうな男の様子を見て、調子に乗った一部のゆっくりが、ロープの隙間から頬をぷくーっと膨らませて男を威嚇した。
「ぷくーーーっ!!どうしてれいむがこんなめにあわないといけないの!?れいむをこんなめにあわせるくそじじいはとっととしんでね!!」
「いやいや、もとはといえばお前らが悪いんだろ。お前らは山から下りてきて、人の畑へ勝手に入ってきた挙句、
そこに植えてある野菜を盗み食いした。まさか忘れたとは言わせんぞ」
「ゆ、おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!」
「そうなんだぜ、おやさいさんをかってにひとりじめするくそじじいには、かってなこというけんりはないんだぜ!!」
「いやいや、もとはといえばお前らが悪いんだろ。お前らは山から下りてきて、人の畑へ勝手に入ってきた挙句、
そこに植えてある野菜を盗み食いした。まさか忘れたとは言わせんぞ」
「ゆ、おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!」
「そうなんだぜ、おやさいさんをかってにひとりじめするくそじじいには、かってなこというけんりはないんだぜ!!」
男の言葉を聞いて憤怒したゆっくりたちは、声を荒らげながら自ゆんたちの正当性を訴え始めた。
大きな声が発せられる度に、ゆっくりたちを吊るすロープがペンデュラムのようにゆらりゆらりと揺れる。
ゆっくりを吊るすロープは、ゆっくりの頭上方向にピンと伸び、
それからツルツルと滑る茣蓙が巻かれた太い木の枝で方向転換し、そのまま地上まで続いている。
ロープの先端は、男の近くの太い木にまとめてくくりつけられている。
男は再び軍手をはめ、ハープの弦をはじくように一本一本ロープの張力を確認してまわる。
大きな声が発せられる度に、ゆっくりたちを吊るすロープがペンデュラムのようにゆらりゆらりと揺れる。
ゆっくりを吊るすロープは、ゆっくりの頭上方向にピンと伸び、
それからツルツルと滑る茣蓙が巻かれた太い木の枝で方向転換し、そのまま地上まで続いている。
ロープの先端は、男の近くの太い木にまとめてくくりつけられている。
男は再び軍手をはめ、ハープの弦をはじくように一本一本ロープの張力を確認してまわる。
「色々説明しても時間の無駄だから、一つ宣言しておこう。お前らは、俺の育てていた大事な野菜を勝手に奪って食べてしまった。
目には目を歯には歯を。ということで俺も、お前らにとって大事であろうゆん生をこれから勝手に奪いとっていく」
「ゆ!?ゆんせいをうばう??」
「なにかってなこといってるんだぜ!!かってなことをいうくそじじいはせいっさいするからかくごするんだぜ!!」
「ゆんせいはみんなのものだわ、それをかってにうばうなんてぜんぜんとかいはじゃないわ!!」
「にんげんさんはぜんぜんゆっくりしてないんだね、わかるよー」
「れいみゅはこれきゃりゃいっぱいゆっくちしゅりゅんだよ!!ゆっくちしちぇにゃいじじいはとっととちんでにぇ!!」
「さて執行の準備は整った。そろそろ始めるとしよう」
目には目を歯には歯を。ということで俺も、お前らにとって大事であろうゆん生をこれから勝手に奪いとっていく」
「ゆ!?ゆんせいをうばう??」
「なにかってなこといってるんだぜ!!かってなことをいうくそじじいはせいっさいするからかくごするんだぜ!!」
「ゆんせいはみんなのものだわ、それをかってにうばうなんてぜんぜんとかいはじゃないわ!!」
「にんげんさんはぜんぜんゆっくりしてないんだね、わかるよー」
「れいみゅはこれきゃりゃいっぱいゆっくちしゅりゅんだよ!!ゆっくちしちぇにゃいじじいはとっととちんでにぇ!!」
「さて執行の準備は整った。そろそろ始めるとしよう」
男は木に括っておいたロープのうち、一本をほどいて左手に握る。
それから静かに目を閉じ、右手の指をピンと張ってそのまま軽く腕をあげた。
それから静かに目を閉じ、右手の指をピンと張ってそのまま軽く腕をあげた。
「せいっさいだ」
男は目を見開き、あげた右腕を勢いよく振り下ろす、
と同時に、左手のロープをぱっと手放した。
ロープはそのまますっと流れていき、その動きと連動して一匹のゆっくりが真下に落下していく。
と同時に、左手のロープをぱっと手放した。
ロープはそのまますっと流れていき、その動きと連動して一匹のゆっくりが真下に落下していく。
「ゆ、おそらをゆげっ・・・・いじゃい゛・・・・ゆっぐり゛・・でぎない・・・・・・」
ゆっくりはそのまま地面に衝突し、本来ゆでたまごのようにふっくらとしていた体は、ペチャンと潰れてハンバーグのように平らになってしまった。
「ど・・ぢで・・・・ごんな゛・・ごどに゛・・・・・・」
かろうじて形をとどめていたゆっくりの口から、悲痛の声が漏れてくる。
ロープの縛り目を中心に皮のいたる所が裂け、そこから黒い餡子が漏れ出している。
このまま放っておけば、このゆっくりは間違いなく死ぬだろう。
ロープの縛り目を中心に皮のいたる所が裂け、そこから黒い餡子が漏れ出している。
このまま放っておけば、このゆっくりは間違いなく死ぬだろう。
「もっど・・・・ゆ゛っ・・ぐり・・・じだがっ・・・・だ・・・・・」
あまりにも突然のことで、一部始終をぽかんと傍観するだけのゆっくりたちだったが、
仲間のゆっくりできない断末魔を聞いてようやく我に返る。
仲間のゆっくりできない断末魔を聞いてようやく我に返る。
「ゆっ、れいむ!!」
「むきゅ、れいむしっかりしてね!!」
「ゆ゛・・・・・ゆ゛・・・・・・・・・・ 」
「むきゅ、れいむしっかりしてね!!」
「ゆ゛・・・・・ゆ゛・・・・・・・・・・ 」
落下してからおよそ40秒後、ゆっくりの動きが完全に止まった。
「むきゅーーーーー!!なんて・・なんてこと・・・むきゅ、えれえれえれ」
「れいむゆっくりしてね!!ゆっくりしてね!!・・・ゆっぐりじでっでよぉお゛お゛お゛お゛お゛」
「わからないよおおおおおおおおおお」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおおおおゆっぐりだっていぎでるんだよ!!」
「なに、ここにいる30匹のコソ泥のうちの、たった1匹が死んだだけだ、
同情する義理なんてないさ。ふふ、いずれお前らも同じように死ぬから覚悟しておけ」
「いやじゃああああああれ゛いむ゛じにだぐな゛いよぉおおおおおおおおおお」
「もうやめてね!!こんなのぜんぜんとかいはじゃないわ!!!」
「ゆぴぃいいいいいゆっくちしちゃいよぉおおおおおおおお」
「れいむゆっくりしてね!!ゆっくりしてね!!・・・ゆっぐりじでっでよぉお゛お゛お゛お゛お゛」
「わからないよおおおおおおおおおお」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおおおおゆっぐりだっていぎでるんだよ!!」
「なに、ここにいる30匹のコソ泥のうちの、たった1匹が死んだだけだ、
同情する義理なんてないさ。ふふ、いずれお前らも同じように死ぬから覚悟しておけ」
「いやじゃああああああれ゛いむ゛じにだぐな゛いよぉおおおおおおおおおお」
「もうやめてね!!こんなのぜんぜんとかいはじゃないわ!!!」
「ゆぴぃいいいいいゆっくちしちゃいよぉおおおおおおおお」
ゆっくりを殺してしまったにも関わらず、不気味なほど冷静な男に、
ゆっくりたちは底知れぬ恐怖を覚え、一斉に恐ろしーしーを漏らしてしまった。
ゆっくりたちの尿道を覆うロープにしーしーが染み込み、やがてそれが滴となって地面にぽたぽたと落ちていく。
パニックになった一匹の子ゆっくりは、ロープが頬に食い込む痛みも忘れて、体を強く揺すり始めた。
ゆっくりたちは底知れぬ恐怖を覚え、一斉に恐ろしーしーを漏らしてしまった。
ゆっくりたちの尿道を覆うロープにしーしーが染み込み、やがてそれが滴となって地面にぽたぽたと落ちていく。
パニックになった一匹の子ゆっくりは、ロープが頬に食い込む痛みも忘れて、体を強く揺すり始めた。
「いやじゃぁあああああいやじゃいやじゃいやじゃ」
「おいおい、そんなに暴れたら落ちるぞ」
「ゆっ、おちびちゃんもっとゆっくりしてね!!そんなにあばれたら、からだがいたいいたいになってゆっくりできなくなるよ!!」
「いやじゃいやじゃいやじゃああああ・・・・ゆげっ・・・・ゆ゛、お゛じょりゃ・・ゆ゛びょっ・・・・・」
「ゆっ、お・・・・おちびちゃん!?・・・おちびちゃんが、れいむのおちびちゃんがぁあああああああ」
「あらら即死だな、言わんこっちゃない」
「おいおい、そんなに暴れたら落ちるぞ」
「ゆっ、おちびちゃんもっとゆっくりしてね!!そんなにあばれたら、からだがいたいいたいになってゆっくりできなくなるよ!!」
「いやじゃいやじゃいやじゃああああ・・・・ゆげっ・・・・ゆ゛、お゛じょりゃ・・ゆ゛びょっ・・・・・」
「ゆっ、お・・・・おちびちゃん!?・・・おちびちゃんが、れいむのおちびちゃんがぁあああああああ」
「あらら即死だな、言わんこっちゃない」
無理に暴れ続けた子ゆっくりは、ロープの食い込んだ部分から皮が裂け、そのまま地面に落下してしまった。
「お゛ちびぢゃんが、れ゛いむのゆ゛っぐりできるおぢびぢゃんが、ゆ゛っぐ、ゆ゛っぐ」
「ゆ゛っぐ、ごんなのひどいんだぜ、ま゛りざだぢなにもわ゛るいごどじでないんだぜ」
「むぎゅっ、れ゛いむも、あのおぢびぢゃんも、とっでもゆっぐりじだゆっぐりだっだのに゛・・・」
「まあそう泣くなよ、俺がおもしろい話をしてやるからさ。
実はな、こんな絶望的な状況のお前らにも、一閃の救いを与えてやろうと思うんだ。
ここにいる30匹、いや既に2匹落ちたから残り28匹か、そのうちの1匹にだけ、無事に助かるチャンスを与えてやろう」
「ゆ゛っ、ぞれは、ゆっぐ、ほんどうなのぜ??」
「むぎゅ、ほ、ほんどうに゛だずがるの゛???」
「本当だ、条件を満たせば1匹は確実に救ってやる。ただし、それ以外は全て落下させる。こんな感じにな」
「ゆ゛っぐ、ごんなのひどいんだぜ、ま゛りざだぢなにもわ゛るいごどじでないんだぜ」
「むぎゅっ、れ゛いむも、あのおぢびぢゃんも、とっでもゆっぐりじだゆっぐりだっだのに゛・・・」
「まあそう泣くなよ、俺がおもしろい話をしてやるからさ。
実はな、こんな絶望的な状況のお前らにも、一閃の救いを与えてやろうと思うんだ。
ここにいる30匹、いや既に2匹落ちたから残り28匹か、そのうちの1匹にだけ、無事に助かるチャンスを与えてやろう」
「ゆ゛っ、ぞれは、ゆっぐ、ほんどうなのぜ??」
「むぎゅ、ほ、ほんどうに゛だずがるの゛???」
「本当だ、条件を満たせば1匹は確実に救ってやる。ただし、それ以外は全て落下させる。こんな感じにな」
一本のロープが蛇のようにくねくねと動き始める、
と同時に「ゆっ」という声がして、1匹のゆっくりが地面へ一直線に落下していく。
と同時に「ゆっ」という声がして、1匹のゆっくりが地面へ一直線に落下していく。
「おそらゆぐっ・・・・いじゃい・・・・ゆ゛っぐり・・・・・・・・・・・・」
このゆっくりは最近、6匹もの赤ゆっくりに恵まれ、
しゅっさんを終えたつがいのために、お祝いの食べ物として野菜を持ち帰る予定だった。
しゅっさんを終えたつがいのために、お祝いの食べ物として野菜を持ち帰る予定だった。
「もっど・・・・ゆっぐりじだがっ・・だ・・・よ・・・・」
「こんな風に、俺の手元にあるロープはそれぞれお前らと繋がっていて、ロープを離せばそいつが連動して落下する仕組みになっている。
この一本一本のロープは、言うなればお前らの命綱だ。この命綱を、これから残り一本になるまで離していく。
一本のロープが残るということは、つまり1匹は最後まで落下せず残ることになるな。
先程言った条件というのはそれだ。その最後の1匹になることができたら、制裁を加えることなく無事に解放してやろう」
「ゆ!!」
「ただし、ロープの途中には目隠しを設けてあるから、どのロープがどいつに繋がっているかは俺にも分からない。
つまり、落下するやつはランダムで抽選されることになる。
それとお前らにとっては残念なことだが、ここにいる大半のやつは、
すでに落下してしまった3匹のように、無惨にも息絶えることになるだろう。
まあ、もともと無条件で奪われるはずだったゆん生だ、助かる可能性があるだけでもありがたく思え」
「いやじゃああああじにだぐないよぉおおおおおおおおお」
「もうやじゃぁああああああああれいみゅおうちかえりゅぅうううううう」
「仕方ないなぁ。もう1つ、お前らが喜びそうなルールを付け加えてやろう。二度は言わないからお前ら静かに聞けよ」
「こんな風に、俺の手元にあるロープはそれぞれお前らと繋がっていて、ロープを離せばそいつが連動して落下する仕組みになっている。
この一本一本のロープは、言うなればお前らの命綱だ。この命綱を、これから残り一本になるまで離していく。
一本のロープが残るということは、つまり1匹は最後まで落下せず残ることになるな。
先程言った条件というのはそれだ。その最後の1匹になることができたら、制裁を加えることなく無事に解放してやろう」
「ゆ!!」
「ただし、ロープの途中には目隠しを設けてあるから、どのロープがどいつに繋がっているかは俺にも分からない。
つまり、落下するやつはランダムで抽選されることになる。
それとお前らにとっては残念なことだが、ここにいる大半のやつは、
すでに落下してしまった3匹のように、無惨にも息絶えることになるだろう。
まあ、もともと無条件で奪われるはずだったゆん生だ、助かる可能性があるだけでもありがたく思え」
「いやじゃああああじにだぐないよぉおおおおおおおおお」
「もうやじゃぁああああああああれいみゅおうちかえりゅぅうううううう」
「仕方ないなぁ。もう1つ、お前らが喜びそうなルールを付け加えてやろう。二度は言わないからお前ら静かに聞けよ」
仲間のゆっくりが死んでしまったことで、ゆっくりたちはぎゃあぎゃあと喚いていたが、
自ゆんの生き残りを左右する男の話をしっかり聞こうと、口にぎゅっと力を入れて、声をなるべく出さないようにした。
特におしゃべりな子ゆっくりでさえ、自ゆんの口にしっかりとチャックをした。
自ゆんの生き残りを左右する男の話をしっかり聞こうと、口にぎゅっと力を入れて、声をなるべく出さないようにした。
特におしゃべりな子ゆっくりでさえ、自ゆんの口にしっかりとチャックをした。
「追加するのは『落下しても、無事生きていれば解放する』というルールだ。最後の1匹になれれば当然解放してやるが、
その1匹に選ばれずに落下してしまったとしても、運よく生きていればそのまま解放してやろう。どうだ?」
その1匹に選ばれずに落下してしまったとしても、運よく生きていればそのまま解放してやろう。どうだ?」
それを聞いたゆっくりたちの顔がぱーっと明るくなった。
どうやらこのゆっくりたちは、男の言葉の意味をただ、ゆっくりできるかできないかの印象だけで判断しているようである。
どうやらこのゆっくりたちは、男の言葉の意味をただ、ゆっくりできるかできないかの印象だけで判断しているようである。
「ゆ!れいむはさいっきょうだからじめんにおちてもへいきだよ!!だかられいむはおうちにかえれるよ!!」
「ゆゆ!!れいみゅもさいきょうだかりゃおうちにかえれりゅよ!!」
「むきゅーっ、これでみんなおうちにかえれるわ!!」
「嬉しそうで何よりだ、お前ら全員が条件を理解したということで先に進めよう。さて、次はどいつが落ちるかな?そらっ」
「ゆゆ!!れいみゅもさいきょうだかりゃおうちにかえれりゅよ!!」
「むきゅーっ、これでみんなおうちにかえれるわ!!」
「嬉しそうで何よりだ、お前ら全員が条件を理解したということで先に進めよう。さて、次はどいつが落ちるかな?そらっ」
1本のロープがシャーッと音を立てて茣蓙の上を滑っていく。
その音は、ゆっくりたちにとって耳障りな音として記憶されたようで、
ロープの擦れる音がするたびに、ゆっくりたちは不快そうな顔をする。
その音は、ゆっくりたちにとって耳障りな音として記憶されたようで、
ロープの擦れる音がするたびに、ゆっくりたちは不快そうな顔をする。
「ゆ?ゆゆ!!ゆびゅっ・・・・い・・いなかもの・・・だわ・・・・・」
「ありす!?ありす!!」
「これで無事に生きていれば、そこのありすとやらは解放だ」
「ゆ、そうだったんだぜ、ありすゆっくりするんだぜ!!」
「ゆ゛・・・・・ゆ゛・・・・・もっど・・・・・」
「ゆ?ありす!?ありす!!えいえんにゆっくりしちゃだめなんだぜ!!おうちにかえって、これからずっとまりさといっしょにゆっくりするんだぜ!!」
「もっど・・・・・ゆっぐり・・・・・・・・」
「ありす!!!おうちにかえったらゆっくりできるおちびちゃんをつくるんだぜ!!みんなでいっぱい、いっぱい、ゆっくりするんだぜ!!ありす!!!!」
「36、37、38・・・」
「ゆっぐりじだがっだよ・・・・・」
「ありすぅうううううううう」
「46、47・・・・・・53、54。54秒か、案外長かったな」
「ゆあああああああああどぼぢでぇええええええええええ」
「ありす!?ありす!!」
「これで無事に生きていれば、そこのありすとやらは解放だ」
「ゆ、そうだったんだぜ、ありすゆっくりするんだぜ!!」
「ゆ゛・・・・・ゆ゛・・・・・もっど・・・・・」
「ゆ?ありす!?ありす!!えいえんにゆっくりしちゃだめなんだぜ!!おうちにかえって、これからずっとまりさといっしょにゆっくりするんだぜ!!」
「もっど・・・・・ゆっぐり・・・・・・・・」
「ありす!!!おうちにかえったらゆっくりできるおちびちゃんをつくるんだぜ!!みんなでいっぱい、いっぱい、ゆっくりするんだぜ!!ありす!!!!」
「36、37、38・・・」
「ゆっぐりじだがっだよ・・・・・」
「ありすぅうううううううう」
「46、47・・・・・・53、54。54秒か、案外長かったな」
「ゆあああああああああどぼぢでぇええええええええええ」
まりさはロープの食い込む痛みも忘れて号泣する。しかし、落下したありすはもう動かない。
どんなに叫んでも、どんなにもがいても、ありすが二度と動くことはない。
お家に帰ってありすといっしょにゆっくりしたい、というまりさの夢は、希望は、永遠に叶わなくなってしまった。
途方に暮れたまりさは、ありすの頭のお飾りをじっと見下ろしたまま泣き続けた。
ところが他のゆっくりたちは、仲間のゆっくりが永遠にゆっくりするところを見ていながら、顔をニヤニヤとさせている。
先程までの状況からは想像もできない、何とも異様な光景である。
どんなに叫んでも、どんなにもがいても、ありすが二度と動くことはない。
お家に帰ってありすといっしょにゆっくりしたい、というまりさの夢は、希望は、永遠に叶わなくなってしまった。
途方に暮れたまりさは、ありすの頭のお飾りをじっと見下ろしたまま泣き続けた。
ところが他のゆっくりたちは、仲間のゆっくりが永遠にゆっくりするところを見ていながら、顔をニヤニヤとさせている。
先程までの状況からは想像もできない、何とも異様な光景である。
「ゆぷぷ、ゆぷぷ」
「ゆひひひ、ゆっくちーーー!!」
「なるほどな。今、お前らが考えていることをずばり言いあててやろう。
『他のゆっくりは死ぬかもしれないけど、自分だけは何とか助かるはず』どうだ?」
「ゆっ、さいっきょうのれいむはぜったいにたすかるんだよ!!」
「れいみゅもだいじょうぶだよ!!れいみゅもしゃいきょうだよ!!」
「ありすはゆっくりしてなかったからえいっえんにゆっくりしちゃったんだね、わかるよー」
「ゆひひひ、ゆっくちーーー!!」
「なるほどな。今、お前らが考えていることをずばり言いあててやろう。
『他のゆっくりは死ぬかもしれないけど、自分だけは何とか助かるはず』どうだ?」
「ゆっ、さいっきょうのれいむはぜったいにたすかるんだよ!!」
「れいみゅもだいじょうぶだよ!!れいみゅもしゃいきょうだよ!!」
「ありすはゆっくりしてなかったからえいっえんにゆっくりしちゃったんだね、わかるよー」
ゆっくりたちは思い思いのことを口にする。
男はそれを無視して、独り言のように話を続ける。
男はそれを無視して、独り言のように話を続ける。
「自分はきっと最後の1匹に残れるだろう、もしくは、自分ならこの高さから落ちても大丈夫だろう、そんなことを考えてるんじゃないか?」
「ゆ?なにいってるの??れいむはさいっきょうだから、べつにじめんにおちたってへいきだよ!!」
「むきゅー、ぱちぇもうんがよかったらきっとたすかるわ!!ぱちぇのうんうんもゆっくりしてるだけにね!!」
「ゆ?なにいってるの??れいむはさいっきょうだから、べつにじめんにおちたってへいきだよ!!」
「むきゅー、ぱちぇもうんがよかったらきっとたすかるわ!!ぱちぇのうんうんもゆっくりしてるだけにね!!」
男はすーっと息を吸い込み、自分の腹部に手を当てて腹筋に力が入ることを確かめる。
それから、体の内部に溜まっていた感情を一気に爆発させた。
それから、体の内部に溜まっていた感情を一気に爆発させた。
「ばーーーーーか、お前らは死ぬんだよ!!!」
「ゆ!?」
「ゆ!?」
比較的温厚そうだった男の顔が、急に鬼のような表情に変わった。
その気迫に圧倒されたゆっくりたちは一斉に黙り、辺りはしんと静まり返ってしまった。
その気迫に圧倒されたゆっくりたちは一斉に黙り、辺りはしんと静まり返ってしまった。
「ぬるいんだよてめぇら、5mっていう高さは想像以上に恐ろしい。
お前らよりはるかに頑丈な人間でさえ、5mもの高さから地面に落ちたら怪我をするし、打ち所が悪ければ命を落とすこともある。
それなのに、お前らみたいな柔な糞饅頭が落ちて助かるわけないだろ。自信過剰も甚だしいわ」
「ゆ、れいむはくそにんげんよりつよくてさいっきょうだからぜんぜんへいきだよ!!」
「れいみゅもしゃいきょうだよ!!れいみゅもくしょにんげんよりちゅよいかりゃへいきだよ!!」
「どんな境地が待っているかは、お前らが実際に体験してみればいい、落下すれば本当のことが分かるだろう。とりあえずせいっさいを続ける」
お前らよりはるかに頑丈な人間でさえ、5mもの高さから地面に落ちたら怪我をするし、打ち所が悪ければ命を落とすこともある。
それなのに、お前らみたいな柔な糞饅頭が落ちて助かるわけないだろ。自信過剰も甚だしいわ」
「ゆ、れいむはくそにんげんよりつよくてさいっきょうだからぜんぜんへいきだよ!!」
「れいみゅもしゃいきょうだよ!!れいみゅもくしょにんげんよりちゅよいかりゃへいきだよ!!」
「どんな境地が待っているかは、お前らが実際に体験してみればいい、落下すれば本当のことが分かるだろう。とりあえずせいっさいを続ける」
一本のロープが放たれ、一匹のゆっくりが間抜けな表情で落下していく。
次の瞬間に何が起こるのか全然分かってないようなゆっくりの表情が、その状況に不釣り合いでとてもシュールに見える。
次の瞬間に何が起こるのか全然分かってないようなゆっくりの表情が、その状況に不釣り合いでとてもシュールに見える。
「ゆ?・・・ゆぎぃっ・・・・・ゆぐ・・ゆ゛っぐり・・・・・ゆ゛っ・・・・・・ゆ゛ゆ゛っ・・・・・」
地面に叩き付けられて半分潰れたゆっくりの顔は、やがて苦しみに満ちた表情へと変わり、
さらに憤り、哀願、哀愁に満ちた表情へと変化していく。
絶望に満ちた表情に行きついたところで、落下したゆっくりはそのまま物言わぬ饅頭になってしまった。
ちなみにこのゆっくりは、最近このあたりに引っ越してきたばかりのゆっくりで、
群れの一員として、これからみんなといっしょにゆっくりする予定だった。
さらに憤り、哀願、哀愁に満ちた表情へと変化していく。
絶望に満ちた表情に行きついたところで、落下したゆっくりはそのまま物言わぬ饅頭になってしまった。
ちなみにこのゆっくりは、最近このあたりに引っ越してきたばかりのゆっくりで、
群れの一員として、これからみんなといっしょにゆっくりする予定だった。
「ほらな、そんな所から落ちて助かる訳がない。落下してしまえばそれはそれは、
この世のすべてがひん曲がるんじゃないかと思えるほどの、地獄のような苦痛が待ってるから、お前ら覚悟しておけ」
「ゆっ・・・れ、れいむはさいっきょうだから、きっとだいじょうぶだよ!!」
「そうか?ならここで一つ、面白い話をしよう」
この世のすべてがひん曲がるんじゃないかと思えるほどの、地獄のような苦痛が待ってるから、お前ら覚悟しておけ」
「ゆっ・・・れ、れいむはさいっきょうだから、きっとだいじょうぶだよ!!」
「そうか?ならここで一つ、面白い話をしよう」
男はその場で強く手を叩く。
ゆっくりたちはその音に反応してビクッとする。
ゆっくりたちはその音に反応してビクッとする。
「俺は今まで、これと同じような制裁を幾度となくしてきた。その中で、最後まで残るやつを予想してきたんだが、
俺が予想したやつは結局、全ゆんが落下の衝撃で死んでいる。今回の予想は……そうだな、お前だ。今回はお前が残ると予想しよう」
「ゆ!?」
「今までの経験上、俺の予想が外れる確率は非常に高い。ということはだ、今回も予想が外れる可能性は非常に高い。
つまりお前は、俺の予想が外れて、これから落下して死ぬことになるだろう」
「ゆ!?どぼぢでぞんな゛ごどいう゛のぉお゛お゛お゛お゛お゛」
「ゆぷぷ、いいきみだよ!!」
俺が予想したやつは結局、全ゆんが落下の衝撃で死んでいる。今回の予想は……そうだな、お前だ。今回はお前が残ると予想しよう」
「ゆ!?」
「今までの経験上、俺の予想が外れる確率は非常に高い。ということはだ、今回も予想が外れる可能性は非常に高い。
つまりお前は、俺の予想が外れて、これから落下して死ぬことになるだろう」
「ゆ!?どぼぢでぞんな゛ごどいう゛のぉお゛お゛お゛お゛お゛」
「ゆぷぷ、いいきみだよ!!」
指名されたゆっくりは悲しそうな顔をする。
その他のゆっくりは、指名されなかったことでほっと一安心したようで、
中には他ゆんの悲しんでいる様子を笑うものもいる。
その他のゆっくりは、指名されなかったことでほっと一安心したようで、
中には他ゆんの悲しんでいる様子を笑うものもいる。
「ゆへへ、さいっきょうのれいむはやっぱりだいじょうぶなんだよ!!」
「すでに笑ってるやつもいるが、本当だよなぁ、笑えるよなぁ。なんでって?それは、こう言えば事情が変わるからだ」
「ゆ?くそじじいはさいっきょうのれいむにかったつもりなの??ばかなの?しぬの??」
「すでに笑ってるやつもいるが、本当だよなぁ、笑えるよなぁ。なんでって?それは、こう言えば事情が変わるからだ」
「ゆ?くそじじいはさいっきょうのれいむにかったつもりなの??ばかなの?しぬの??」
1匹のれいむがへらへらと笑いながら男を見おろす。
その姿に勇気づけられたのか、他のゆっくりたちも顔をニヤニヤとさせる。
男はゆっくりたちを見上げながら、スローテンポで話を始める。
その姿に勇気づけられたのか、他のゆっくりたちも顔をニヤニヤとさせる。
男はゆっくりたちを見上げながら、スローテンポで話を始める。
「今、ここにいる二十数匹のゆっくりそれぞれに、最後まで残るという予想をしよう。
するとどういうことが起こるか。今までの経験上、俺の予想が外れる確率は非常に高い。
つまりそこのれいむも、お前も、そっちのお前も、死ぬことになるだろう。どうだ、おもしろいだろ?」
「ゆ!?どぼぢでぞんなごどいうの!!!れいむは、れ゛いむはさいっきょうだからだいじょうぶだよ!!」
「むきゅっ、そんなのうそにきまってるわ!!ぱちぇはおりこうさんだからわかるわ、みんなだまされないでね!!」
「そもそも俺が予想しようがしまいが、抽選はランダムで、最後まで残るのは一匹だけだ。
それなのにお前らは言葉遊びに釣られて、自分だけは助かるよーみたいに思ってたわけだ。
はは、本当笑えるよな。死ぬ確率なんてみんな一緒なのにな」
「ゆ!れいむはくそじじいよりつよいんだよ!!だかられいむはくそじじいをせいっさいするよ!!」
「むきゅ、ぱちぇはにんげんさんよりおりこうさんだわ!!だからぱちぇのいうことはただしいはずだわ!!」
するとどういうことが起こるか。今までの経験上、俺の予想が外れる確率は非常に高い。
つまりそこのれいむも、お前も、そっちのお前も、死ぬことになるだろう。どうだ、おもしろいだろ?」
「ゆ!?どぼぢでぞんなごどいうの!!!れいむは、れ゛いむはさいっきょうだからだいじょうぶだよ!!」
「むきゅっ、そんなのうそにきまってるわ!!ぱちぇはおりこうさんだからわかるわ、みんなだまされないでね!!」
「そもそも俺が予想しようがしまいが、抽選はランダムで、最後まで残るのは一匹だけだ。
それなのにお前らは言葉遊びに釣られて、自分だけは助かるよーみたいに思ってたわけだ。
はは、本当笑えるよな。死ぬ確率なんてみんな一緒なのにな」
「ゆ!れいむはくそじじいよりつよいんだよ!!だかられいむはくそじじいをせいっさいするよ!!」
「むきゅ、ぱちぇはにんげんさんよりおりこうさんだわ!!だからぱちぇのいうことはただしいはずだわ!!」
ゆっくりたちは、自ゆんたちが男の頭上にいるという理由から、
自ゆんたちの方が優れているのだ、と信じて疑わない。
それもそのはず、この山のゆっくりたちの間では、高い位置にいるゆっくりのほうがより優れているとされるからだ。
その理由は、高い場所の方が何かと攻撃に有利だからとか、高い場所のほうがより遠くを見渡せるからといったもので、
時々ゆっくり同士で、どちらがより高い場所にいられるかを競う、権力争いを始めることさえある。
位置関係でいえば、確かにゆっくりたちは男の上にいる。
しかし立場でいえば、その位置関係はコロッと逆転する。
このゆっくりたちは、物事を客観視する能力が非常に劣っているようである。
自ゆんたちの方が優れているのだ、と信じて疑わない。
それもそのはず、この山のゆっくりたちの間では、高い位置にいるゆっくりのほうがより優れているとされるからだ。
その理由は、高い場所の方が何かと攻撃に有利だからとか、高い場所のほうがより遠くを見渡せるからといったもので、
時々ゆっくり同士で、どちらがより高い場所にいられるかを競う、権力争いを始めることさえある。
位置関係でいえば、確かにゆっくりたちは男の上にいる。
しかし立場でいえば、その位置関係はコロッと逆転する。
このゆっくりたちは、物事を客観視する能力が非常に劣っているようである。
「ふふ、哀れなもんだ。手の平の上でゆん生をもて遊ばれてることに気がつかないとは。そらっ」
「に、にぎゃああゆぐっ・・・わ゛がらな゛い゛・・・・・・わ゛がらないよぉお゛お゛・・・・・・」
「に、にぎゃああゆぐっ・・・わ゛がらな゛い゛・・・・・・わ゛がらないよぉお゛お゛・・・・・・」
このゆっくりちぇんは、お腹を空かしている子ゆっくりにおいしいものを食べさせようと、
はるばる遠く離れた巣穴からやってきたゆっくりだった。
その子ゆっくりたちにはもう、二度と会うことはできないだろう。
はるばる遠く離れた巣穴からやってきたゆっくりだった。
その子ゆっくりたちにはもう、二度と会うことはできないだろう。
「その顔だ、その苦しそうな顔。お前らも見てみろよ、おもしろいぞ。
一度落下したゆっくりはもう助からない。取り返しはつかない。だから、おもしろい」
「に゛んげんざんも゛うやべでぇええええごんなの゛ぜんぜんゆっぐりでぎないよ!!」
「それは、お前がゆっくりできないと思うからゆっくりできないだけだ。お前ら、感覚を研ぎ澄ませ。
今、目にみえるもの、今、聞こえる音、今、考えられること、今ならそのすべてが新鮮なはずだ。
本来はそう、すべてが新鮮なものとして存在する。ただじっとしてるだけでは、それが新鮮に感じられなくなってしまう。
だから今を感じろ、仮に数十秒後には死んでしまうとしてもだ。そうすればおのずとゆっくりできるはずだ」
「ゆっぐ・・・じにだぐない・・・・・じにだぐないよぉおおお」
「そうだ、望め。ひたすら望め。そうすれば最後の1匹に残れるかもしれない」
「ゆっぐりじだい・・・ゆっぐりじだい・・・・ゆっぐりじだいぃいいい!!!」
「そうだ望むんだ。とはいっても、ここにいる大半が落下することに変わりはないがな」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛」
「ゆぴぃいいいいれ゛いみゅぜっちゃいぜっちゃいじにだくにゃい゛よぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」
「はは、せいぜい叫べ。そのほうが見てるこっちも面白い。さて次はこのロープ・・・いや、こっちのロープにしよう」
一度落下したゆっくりはもう助からない。取り返しはつかない。だから、おもしろい」
「に゛んげんざんも゛うやべでぇええええごんなの゛ぜんぜんゆっぐりでぎないよ!!」
「それは、お前がゆっくりできないと思うからゆっくりできないだけだ。お前ら、感覚を研ぎ澄ませ。
今、目にみえるもの、今、聞こえる音、今、考えられること、今ならそのすべてが新鮮なはずだ。
本来はそう、すべてが新鮮なものとして存在する。ただじっとしてるだけでは、それが新鮮に感じられなくなってしまう。
だから今を感じろ、仮に数十秒後には死んでしまうとしてもだ。そうすればおのずとゆっくりできるはずだ」
「ゆっぐ・・・じにだぐない・・・・・じにだぐないよぉおおお」
「そうだ、望め。ひたすら望め。そうすれば最後の1匹に残れるかもしれない」
「ゆっぐりじだい・・・ゆっぐりじだい・・・・ゆっぐりじだいぃいいい!!!」
「そうだ望むんだ。とはいっても、ここにいる大半が落下することに変わりはないがな」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛」
「ゆぴぃいいいいれ゛いみゅぜっちゃいぜっちゃいじにだくにゃい゛よぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」
「はは、せいぜい叫べ。そのほうが見てるこっちも面白い。さて次はこのロープ・・・いや、こっちのロープにしよう」
男にとっては、落下させるロープを変更することにさほど意味はない。
どれを選んでも、似たような姿かたちのゆっくりが落ちてくるだけである。
しかしゆっくりたちにとっては、その選択が大きな意味を持ってくる。
選択を免れたものは命拾いをするし、新たに選ばれたものは否応なくゆん生を奪われる。
それは天と地ほどの差。
ゆっくりたちのゆん生が、男の気まぐれによって左右される。
どれを選んでも、似たような姿かたちのゆっくりが落ちてくるだけである。
しかしゆっくりたちにとっては、その選択が大きな意味を持ってくる。
選択を免れたものは命拾いをするし、新たに選ばれたものは否応なくゆん生を奪われる。
それは天と地ほどの差。
ゆっくりたちのゆん生が、男の気まぐれによって左右される。
「どれが死ぬかな?ほらっ」
「ゆ、おそらをむぎゅっ・・ぐぃ・・・・・・・む・・・っきゅ・・・・・・・・・・」
「ゆ、おそらをむぎゅっ・・ぐぃ・・・・・・・む・・・っきゅ・・・・・・・・・・」
このゆっくりぱちゅりーは、群れの賢者としてみんなから慕われるゆっくりだった。
やがては山のゆっくりの長として、みんなを統率していくつもりだったが、
どうやら、もうダメなようだ。
やがては山のゆっくりの長として、みんなを統率していくつもりだったが、
どうやら、もうダメなようだ。
「落下したらあとは数十秒苦しむゆん生が残ってるだけだ。ゆっくり死んでいってくれ」
「お゛ねがいじばずがらも゛うやべでぐだざい、れ゛いむ゛だぢをだずげでぐだざい、も゛うお゛やざいざん゛をがっでにだべだりじまぜんがら゛」
「なに今更謝ってるんだ。謝るくらいなら、野菜を盗み食いしなければ良かっただけの話だ。そんな当たり前のことも分からないの?馬鹿なの?死ぬの??
それに、最後の1匹になれれば解放してやるんだから、そうなればいいだけの話だ。それ以外のやつは知らん、落ちて勝手に死ねばいい」
「ぞんなぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「ゆぐ、れいむなんだがぎぼぢわるぐなっでぎだよ・・・ゆげっ、ゆげぇ・・・にんげんざんもっどゆっぐりじでね、れいむ゛はぜんぜんゆっぐりでぎないよ゛」
「ん、せいっさいをもっとスローペースでやれってことか?でもまだロープは20本以上残ってる。
それにお前らだって、最後の1匹になれるかどうか早く知りたいだろ?ならなおのこと、もっと早いぺースでせいっさいしてもいいくらいだ」
「どぼぢでぞんなごどいうの゛ぉお゛お゛お゛お゛れ゛いむ゛はまだごごろ゛のじゅんびができでな゛いんだよ゛!!・・・ゆ゛っ、ゆげぇ、ゆ゛げぇえ゛え゛え゛」
「心の準備も何も、残り一本になるまでロープを落下させることに変わりはない。
それならいっそのこと、早くその不安な状況から解放してやろうじゃないか。
次は10本同時に、これとこれと・・・・・・これでちょうど10本だ、そらっ」
「や゛めでやめでやめでゆぐっ・・・・・ゆっぐじ・・・・・・ゆっぐぃ・・・・・」
「いじゃ・・・・・いじゃい・・のぜ・・・・・ゆ゛っ・・ぎ・・・あ゛りす・・」
「ゆ゛ぴっ・・も゛っ・・・ゆ゛っぐじ・・・・・・・・・」
「ゆ゛っぐ・・・・・ゆっぐり・・・じだっが・・・・・」
「ゆ゛っ・・・・・・ゆ゛っ・・・・・・・」
「お゛ねがいじばずがらも゛うやべでぐだざい、れ゛いむ゛だぢをだずげでぐだざい、も゛うお゛やざいざん゛をがっでにだべだりじまぜんがら゛」
「なに今更謝ってるんだ。謝るくらいなら、野菜を盗み食いしなければ良かっただけの話だ。そんな当たり前のことも分からないの?馬鹿なの?死ぬの??
それに、最後の1匹になれれば解放してやるんだから、そうなればいいだけの話だ。それ以外のやつは知らん、落ちて勝手に死ねばいい」
「ぞんなぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「ゆぐ、れいむなんだがぎぼぢわるぐなっでぎだよ・・・ゆげっ、ゆげぇ・・・にんげんざんもっどゆっぐりじでね、れいむ゛はぜんぜんゆっぐりでぎないよ゛」
「ん、せいっさいをもっとスローペースでやれってことか?でもまだロープは20本以上残ってる。
それにお前らだって、最後の1匹になれるかどうか早く知りたいだろ?ならなおのこと、もっと早いぺースでせいっさいしてもいいくらいだ」
「どぼぢでぞんなごどいうの゛ぉお゛お゛お゛お゛れ゛いむ゛はまだごごろ゛のじゅんびができでな゛いんだよ゛!!・・・ゆ゛っ、ゆげぇ、ゆ゛げぇえ゛え゛え゛」
「心の準備も何も、残り一本になるまでロープを落下させることに変わりはない。
それならいっそのこと、早くその不安な状況から解放してやろうじゃないか。
次は10本同時に、これとこれと・・・・・・これでちょうど10本だ、そらっ」
「や゛めでやめでやめでゆぐっ・・・・・ゆっぐじ・・・・・・ゆっぐぃ・・・・・」
「いじゃ・・・・・いじゃい・・のぜ・・・・・ゆ゛っ・・ぎ・・・あ゛りす・・」
「ゆ゛ぴっ・・も゛っ・・・ゆ゛っぐじ・・・・・・・・・」
「ゆ゛っぐ・・・・・ゆっぐり・・・じだっが・・・・・」
「ゆ゛っ・・・・・・ゆ゛っ・・・・・・・」
たった1秒。
男がロープを手放してからたった1秒で、ゆっくりたちは地面に衝突する。
その1秒が終わると、今度は平均で約40秒ほど、ゆっくりたちはその場でもがき続ける。
そしてその40秒が終わると、ゆっくりたちの動きは完全に停止する。
あまりにもあっけないゆん生の終焉、それも一度に10匹分、
それが現に、残されたゆっくりたちの眼下で起こっている。
男がロープを手放してからたった1秒で、ゆっくりたちは地面に衝突する。
その1秒が終わると、今度は平均で約40秒ほど、ゆっくりたちはその場でもがき続ける。
そしてその40秒が終わると、ゆっくりたちの動きは完全に停止する。
あまりにもあっけないゆん生の終焉、それも一度に10匹分、
それが現に、残されたゆっくりたちの眼下で起こっている。
「本当に10匹落ちたな。ちなみに余談だが、子ゆっくりは比較的軽いから、ロープを離しただけでは落下しないことがある。
そこでそうならないよう、子ゆっくりのロープにはいくつか石を取りつけてある。
これで体重の軽い子ゆっくりも地面まで到達することができる。よかったな、最強の子ゆっくりたち、
ロープに縛られた状況ではどうにもならないが、ロープさえ放たれれば、
その屈強な足で地面に着地して、そのまま俺にせいっさいを加えることができるぞ」
「ゆぇえええええんれいみゅさいきょうにゃにょに、ほっぺがいちゃくてゆっくちできにゃいよぉおおお」
「ゆっ、ほらおちびちゃんがないてるよ!!ないてるおちびちゃんはとってもゆっくりしてるでしょ?
だからゆっくりできるおちびちゃんとさいっきょうのれいむをとっととおうちにかえしてね!!」
「何がゆっくりできるおちびちゃんだ、泣き虫で、性悪で、おまけにションベン垂れてて、ただのゲスじゃないか」
「ゆぇえええええんれいみゅげしゅにゃんかじゃにゃいよぉおおおおおお」
「ゆ!おちびちゃんはげすなんかじゃないよ!!げすはくそじじいのほうだよ!!」
「おうおう、口の悪いゆっくりは痛い目にあわせてやりたくなるじゃないか。よし、さらに5匹同時せいっさいだ。これと、これと・・・・・これもだな」
「いやじゃああああああああああ・・ゆ、ぎぼぢわるい゛、ゆげぇええ」
「よし、上から汚い餡子をまき散らしてくるそいつに免じて、さっきと同じく10匹落としてやろう。そらっ」
そこでそうならないよう、子ゆっくりのロープにはいくつか石を取りつけてある。
これで体重の軽い子ゆっくりも地面まで到達することができる。よかったな、最強の子ゆっくりたち、
ロープに縛られた状況ではどうにもならないが、ロープさえ放たれれば、
その屈強な足で地面に着地して、そのまま俺にせいっさいを加えることができるぞ」
「ゆぇえええええんれいみゅさいきょうにゃにょに、ほっぺがいちゃくてゆっくちできにゃいよぉおおお」
「ゆっ、ほらおちびちゃんがないてるよ!!ないてるおちびちゃんはとってもゆっくりしてるでしょ?
だからゆっくりできるおちびちゃんとさいっきょうのれいむをとっととおうちにかえしてね!!」
「何がゆっくりできるおちびちゃんだ、泣き虫で、性悪で、おまけにションベン垂れてて、ただのゲスじゃないか」
「ゆぇえええええんれいみゅげしゅにゃんかじゃにゃいよぉおおおおおお」
「ゆ!おちびちゃんはげすなんかじゃないよ!!げすはくそじじいのほうだよ!!」
「おうおう、口の悪いゆっくりは痛い目にあわせてやりたくなるじゃないか。よし、さらに5匹同時せいっさいだ。これと、これと・・・・・これもだな」
「いやじゃああああああああああ・・ゆ、ぎぼぢわるい゛、ゆげぇええ」
「よし、上から汚い餡子をまき散らしてくるそいつに免じて、さっきと同じく10匹落としてやろう。そらっ」
複数のロープが放たれ、大小さまざまなゆっくりが落下していく。
11匹ものゆっくりが同時に落下していく様子は、
もはや『落下』というより、『破滅』という言葉がしっくりとくる。
11匹ものゆっくりが同時に落下していく様子は、
もはや『落下』というより、『破滅』という言葉がしっくりとくる。
「ゆぺっ・・・・・」
「ゆぐぅううう・・・いじゃいいい・・・ぐじゃいよぉ・・」
「ざいっ・・ぎょうの゛・・・れ゛いむ゛・・・ゆ゛っぐり゛・・・・」
「ゆぴっ・・・ゆっぐじ・・・・・・・・・」
「そういえばお前ら2匹は最強だったよな、最強ならそのくらいどうってことないよな?」
「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・もっどゆっぐり・・じだがっだよ・・・・・・」
「まだ20秒も経ってないじゃないか、これならまだ、ありすってやつのほうが長持ちしてたぞ。
さっき笑ってやったことをゆん獄のありすに……って、もう聞いてないか。最初から最後まで口だけのやつらだったな。
さて残りは1、2、3、4・・・・・おや、おもしろいことになってるな。まあいい、そのまま続けよう」
「ゆげぇえ、ぎぼぢわるい゛、ぜんぜんゆっぐりでぎないよ・・・・」
「おお、神経質なお前、案外運がいいな。もしかしたら最後まで残れるかもしれんぞ、そらっ」
「ゆ・・・・ゆげぇ・・・・・」
「と言ってるそばから落ちるとは、運が良いのか悪いのか。そらよっ」
「ゆぁ?ゆげっ・・・・」
「ゆぐぅううう・・・いじゃいいい・・・ぐじゃいよぉ・・」
「ざいっ・・ぎょうの゛・・・れ゛いむ゛・・・ゆ゛っぐり゛・・・・」
「ゆぴっ・・・ゆっぐじ・・・・・・・・・」
「そういえばお前ら2匹は最強だったよな、最強ならそのくらいどうってことないよな?」
「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・もっどゆっぐり・・じだがっだよ・・・・・・」
「まだ20秒も経ってないじゃないか、これならまだ、ありすってやつのほうが長持ちしてたぞ。
さっき笑ってやったことをゆん獄のありすに……って、もう聞いてないか。最初から最後まで口だけのやつらだったな。
さて残りは1、2、3、4・・・・・おや、おもしろいことになってるな。まあいい、そのまま続けよう」
「ゆげぇえ、ぎぼぢわるい゛、ぜんぜんゆっぐりでぎないよ・・・・」
「おお、神経質なお前、案外運がいいな。もしかしたら最後まで残れるかもしれんぞ、そらっ」
「ゆ・・・・ゆげぇ・・・・・」
「と言ってるそばから落ちるとは、運が良いのか悪いのか。そらよっ」
「ゆぁ?ゆげっ・・・・」
男の手によって、立て続けにせいっさいが行われていく。
何事もないように綽々と、そして一つの作業のように淡々と。
ゆっくりたちは抵抗の甲斐なく、ただ、落ちていく。
お野菜さんさえ食べなければ、こんなことにならなかったのに・・・
苦しみと失意の中、ゆっくりたちはやがてえいえんにゆっくりする。
何事もないように綽々と、そして一つの作業のように淡々と。
ゆっくりたちは抵抗の甲斐なく、ただ、落ちていく。
お野菜さんさえ食べなければ、こんなことにならなかったのに・・・
苦しみと失意の中、ゆっくりたちはやがてえいえんにゆっくりする。
「ゆ゛っぐり・・じだい・・・のに゛・・・・」
「もっど・・・・・・・ゆっぐり・・・」
「もっど・・・・・・・ゆっぐり・・・」
そしてあっという間に、残るゆっくりは1匹だけになってしまった。
「ゆふふ、ほかのゆっくりはいなくなってれいむだけのこったよ!!だかられいむはおうちにかえれるんだよ!!」
「いや、違うな。お前はまだ最後の難関を突破しなければならない」
「ゆ!?はなしがちがうよ!!さいごまでのこったらおうちにかえしてくれるってやくそくだよ!!にんげんさんはそのやくそくをやぶるんだね!!!」
「そうじゃない。覚えてるか?最初の方に落ちた子ゆっくりのことを。暴れ回って勝手に落ちた子ゆっくりだ」
「ゆ、れいむのおちびちゃん・・・れいむのかわいいかわいいおちびちゃん・・・」
「実はな、手元には今2本のロープが残ってるんだ。つまりどういうことか分かるか?」
「ゆ?」
「いや、違うな。お前はまだ最後の難関を突破しなければならない」
「ゆ!?はなしがちがうよ!!さいごまでのこったらおうちにかえしてくれるってやくそくだよ!!にんげんさんはそのやくそくをやぶるんだね!!!」
「そうじゃない。覚えてるか?最初の方に落ちた子ゆっくりのことを。暴れ回って勝手に落ちた子ゆっくりだ」
「ゆ、れいむのおちびちゃん・・・れいむのかわいいかわいいおちびちゃん・・・」
「実はな、手元には今2本のロープが残ってるんだ。つまりどういうことか分かるか?」
「ゆ?」
木に吊るされたゆっくりはれいむ1匹だけ、
しかし、男の手には確かに2本のロープが握られている。
しかし、男の手には確かに2本のロープが握られている。
「一方のロープはお前と繋がっている。しかし一方にはゆっくりが繋がっていない、ただの石が繋がっているだけだ。
そう、手元にある2本のロープのうち一方は、もともとお前の子ゆっくりが繋がっていたロープだ」
「ゆ!?」
「お前はこれから、すでに落下して死んだ子ゆっくりと運試しの勝負をしなければならない。お前が生き残れる確率は50%、2つに1つだ」
「ゆゆ!」
「大吉と出るか大凶と出るか、一瞬ですべてが決まる。いくぞ」
そう、手元にある2本のロープのうち一方は、もともとお前の子ゆっくりが繋がっていたロープだ」
「ゆ!?」
「お前はこれから、すでに落下して死んだ子ゆっくりと運試しの勝負をしなければならない。お前が生き残れる確率は50%、2つに1つだ」
「ゆゆ!」
「大吉と出るか大凶と出るか、一瞬ですべてが決まる。いくぞ」
男の手から1本のロープが放たれた。
それは本当に一瞬、たった1秒の出来事。
1秒後には生か死か、れいむの運命が確定する。
それは本当に一瞬、たった1秒の出来事。
1秒後には生か死か、れいむの運命が確定する。
「ゆっ・・・?ゆげっ・・・・・・」
「惜しかったな」
「惜しかったな」
れいむは、最後の最後で落下してしまった。
「いじゃい・・・・ゆっぐ・・いじゃい・・・・ゆ゛・・・・」
(れいむはさいっきょうだから、じめんにおちてもへいきなはずだよ)
(それなのに、それなのに、からだがいたくて、こえがでなくて、あんよがおもくて、ぜんぜんゆっくりできないよ)
(それなのに、それなのに、からだがいたくて、こえがでなくて、あんよがおもくて、ぜんぜんゆっくりできないよ)
「ゆ・・・・・・ぐじ・・・・ゆっぐ・・・・・れ゛いむ゛・・さい゛きょう゛・・・・・」
(れいむはさいっきょうだから、もうすこししたらゆっくりできるはずだよ)
(それなのに、それなのに、いたいよ、くるしいよ、ぜんぜんゆっくりできないよ)
(それなのに、それなのに、いたいよ、くるしいよ、ぜんぜんゆっくりできないよ)
「ゆ゛っ・・・・・・・ゆ゛っ・・・・・・・・」
(もういやだよ、もうがまんできないよ、ゆっくりしたいよ)
(もうげんかいだよ・・・・・もう・・だめだよ・・・)
(もうげんかいだよ・・・・・もう・・だめだよ・・・)
「ゆ゛っ・・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っゆ゛っぐり・・・もっど・・・・ゆっぐり・・・じだがっ・・だ・・・・・・よ゛・・・・・・」
「38、39、40」
「38、39、40」
地面に落下してから40秒後、れいむの体の痙攣が完全に止まった。
「お前らは人間の食べ物を盗み食いしたんだ、まともな償いができないお前らは、死で代価を支払うのが当然だ」
男は、足元のゆっくりの死骸を眺めながらそうつぶやいた。
それからゆっくりのお飾りを全部拾い集め、その場から撤収を始めた。
西の空から灰色の雲が迫ってきている。男のいる辺りの空もやがて雨模様になるだろう。
それからゆっくりのお飾りを全部拾い集め、その場から撤収を始めた。
西の空から灰色の雲が迫ってきている。男のいる辺りの空もやがて雨模様になるだろう。
「こりゃ一雨来るな。雨の降った後にこれを撒いておけば、少しは畑も平和になるってもんだ」
ゆっくりは雨に弱く、雨の降った後しばらくは畑に姿を現さなくなる。
さらに死骸のお飾りには、ゆっくりだけが感じることのできる独特の死臭がこびりついているらしく、
それを畑に撒いておけば、死臭を嫌がるゆっくりたちは畑に寄ってこなくなる。
これは、ゆっくりによる作物被害を極力減らすための農家の知恵として知られている。
それにしても、男には一つ分からないことがあった。
さらに死骸のお飾りには、ゆっくりだけが感じることのできる独特の死臭がこびりついているらしく、
それを畑に撒いておけば、死臭を嫌がるゆっくりたちは畑に寄ってこなくなる。
これは、ゆっくりによる作物被害を極力減らすための農家の知恵として知られている。
それにしても、男には一つ分からないことがあった。
「なんであいつら、懲りもせず畑に来るんだろうな」
男は今まで、1000匹を遥かに超えるゆっくりを吊るしてせいっさいしてきた。
にも関わらず、ゆっくりたちはお構いなしに畑を荒らしに来るのである。
人間の怖さを学習してないからだろうか、いや、
人間の恐ろしさは確かに伝わっているはずである。
今回のせいっさいでは全ゆんが死んでしまったが、
普段は、残った1匹を約束通り解放している。
その生き残った1匹が、自ゆんの体験した恐怖を他のゆっくりに伝えることで、
人間の畑を荒らすのは危険だ、という情報がゆっくりたちの間に広く伝わるだろう、
男はそう考えている。
にも関わらず、ゆっくりたちはお構いなしに畑を荒らしに来るのである。
人間の怖さを学習してないからだろうか、いや、
人間の恐ろしさは確かに伝わっているはずである。
今回のせいっさいでは全ゆんが死んでしまったが、
普段は、残った1匹を約束通り解放している。
その生き残った1匹が、自ゆんの体験した恐怖を他のゆっくりに伝えることで、
人間の畑を荒らすのは危険だ、という情報がゆっくりたちの間に広く伝わるだろう、
男はそう考えている。
しかし、実際はそうではない。
自ゆんの都合のいいように物事を解釈するゆっくりたちは、生きて帰ってきたゆっくりの体験談を聞いて、
「お野菜さんを食べて帰ってきたこのゆっくりは、自ゆんがおいしいお野菜さんを独占するために、都合のいい嘘をついてるに違いない」と考えるのである。
しまいには、生きて帰ってきたゆっくりでさえ、自ゆんが体験した恐怖をすっかり忘れてしまい、
やがて、率先してゆっくりたちを畑に連れてきてしまうのである。
自ゆんの都合のいいように物事を解釈するゆっくりたちは、生きて帰ってきたゆっくりの体験談を聞いて、
「お野菜さんを食べて帰ってきたこのゆっくりは、自ゆんがおいしいお野菜さんを独占するために、都合のいい嘘をついてるに違いない」と考えるのである。
しまいには、生きて帰ってきたゆっくりでさえ、自ゆんが体験した恐怖をすっかり忘れてしまい、
やがて、率先してゆっくりたちを畑に連れてきてしまうのである。
ゆっくりには、人間の常識が分からない
逆に人間には、ゆっくりの常識が分からない
どうやら両者の間には、ある一定の情報を遮断してしまう鉄格子のようなものが存在するようである。
逆に人間には、ゆっくりの常識が分からない
どうやら両者の間には、ある一定の情報を遮断してしまう鉄格子のようなものが存在するようである。
男は自分の畑に戻ってきて、はぁ、と一つため息をついた。
畑では、新たに1匹のゆっくりが野菜を盗み食いしていた。
畑では、新たに1匹のゆっくりが野菜を盗み食いしていた。
「むーしゃむーしゃ、しあわせーー!!・・・ゆ?ゆゆ!!」
男はそのゆっくりを予備のロープで縛り、上下逆さにして近くの木に吊るしておいた。
「にんげんさんはれいむをここからとっととおろしてね!!さかさまでぜんぜんゆっくりできないよ!!」
「どうか連日、雨になりますように」
「どうか連日、雨になりますように」
そういって、男はその場を後にした。
翌日、木に吊るしたゆっくりは溶けていなくなっていた。
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鉄籠あきです。
餡庫に作品を投稿し始めてから、早いものでそろそろ1年が経とうとしています。
最初の方に投稿した作品はすでに、自分が書いたという感覚が薄れていて、
改めて読んでみると、書いた自分でも作品が新鮮に感じられるから不思議なものです。
最近は、書きかけの作品がいくつか溜まっているものの、
なかなか投稿できるレベルにまで仕上げることができず、少々停滞気味の身です。
ですが、これからも餡庫のほうにはお世話になりたいと思っていますので、
今後とも、鉄籠あきの名前を憶えていてくだされば幸いです
餡庫に作品を投稿し始めてから、早いものでそろそろ1年が経とうとしています。
最初の方に投稿した作品はすでに、自分が書いたという感覚が薄れていて、
改めて読んでみると、書いた自分でも作品が新鮮に感じられるから不思議なものです。
最近は、書きかけの作品がいくつか溜まっているものの、
なかなか投稿できるレベルにまで仕上げることができず、少々停滞気味の身です。
ですが、これからも餡庫のほうにはお世話になりたいと思っていますので、
今後とも、鉄籠あきの名前を憶えていてくだされば幸いです
鉄籠あき過去の作品
ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
http://www26.atwiki.jp/ankoss/pages/1213.html
http://www26.atwiki.jp/ankoss/pages/1213.html